業務出張で国内便利用が大幅増加

CクラスやDクラス向け国内旅行は長期分割払いで増加傾向、また国内経済の回復と共に第3四半期のTAM航空並びにGOL航空の業務出張や商用を中心に前年同期比26%と大幅に増加している。

TAM航空のリバノ・バローゾ社長は業務出張による航空機利用は伝統的に国内総生産(GDP)の2.5倍以上の伸び率を維持、来年はGDPが5.0%以上の伸び率で大幅な利用客増加が期待できる。

TAM航空の国内便の75%は業務出張で航空業界平均の68%を上回っているが、GOL航空の商用による利用客は62%と平均を下回っている。

民間航空庁(ANAC)の調査では10月の国内便の平均チケット料金267レアルから312レアルと前月比16.6%増加、しかしマーケットシェア拡大のための航空便増加による搭乗率低下は収益性を減少させている。(2009年11月24日付けエスタード紙)

 

第3四半期の収益性トップは金融業界

エコノマチカ社の314上場企業対象の第3四半期の収益性調査では23銀行の純益が調査対象全社の20.3%に相当する75億7,800万レアルとトップで引き続き収益性が非常に高い結果となっている。

イタウー-ウニバンコ銀行の純益が22億6,800万レアルで銀行業界ではトップ、ブラジル銀行が19億7,800万レアル、ブラデスコ銀行が18億1,100万レアルで続いている。

銀行業界に次いで石油・天然ガス業界も収益性が高く、ペトロブラス石油公社の純益は73億200万レアルで23銀行の純益合計の96.4%に匹敵する。

食品・飲料業界トップはAmbev社の12億3,000万レアル、続いて鉄鋼業界ではナショナル製鉄(CSN)が11億4,900万レアル、また鉄鋼や鉱業などの輸出関連部門はレアル高で輸出による収益性は圧迫されているが、第3四半期は8.9%のレアル高の為替で外貨による企業の負債が減少している。(2009年11月24日付けエスタード紙)

 

サンパウロ証券取引所の個人投資家の比率は30%

昨年9月の世界金融危機で海外投資家はサンパウロ証券取引所(Bovespa)から資金を一斉に引上げて株価が暴落、しかし個人投資家は投資を続行していたことや国内経済の回復などの要因で株価の回復が他の証券取引所よりも早まった。

Bovespaの個人投資家の比率は出来高の30%に達しているが、同証券取引所では今後5年間に個人投資家を500万人まで引上げる計画を立てている。

2007年に上場したパウリスタ電力(CPFL)の個人投資家比率は15%、ペトロブラスは10%、ブラデスコ銀行の個人投資家の比率も上昇してきている。

国内経済の回復に伴って来年の新規株式公開(IPO)は大幅増加が見込まれ、またペトロブラス石油公社の増資に対して勤続期間保障基金(FGTS)からの投資許可で益々個人投資家の増加が見込まれている。

また連邦政府はブラジル銀行への海外投資家の投資比率を12.5%から20%まで引き上げているために、海外投資家は今後予定されている同銀行の増資に注目している。(2009年11月23日付けエスタード紙)

 

今年10ヶ月間の公共投資は21.9%増加

連邦行政関係情報一貫化システム(Siafi)の調査では連邦政府は今年10ヶ月間の公共投資は前年同期比21.9%増加の227億6,300万レアル、しかし2008年同期は前年同期比50.75%増加していた。

昨年の連邦政府の公共投資はGDPの伸び率5%の19%に相当する0.97%であったが、今年も昨年同様にGDP比1.0%前後の公共投資が見込まれている。

今年の運輸省の予算は114億レアル、しかし今年10ヶ月間の支出は予算の56%に相当する64億500万レアル、自治省は予算の11.1%に相当する34億900万レアルの支出にとどまっている。

今年10ヶ月間の保健省の支出は予算の49.3%に相当する13億6,700万レアル、教育省は予算の5.6%に相当する21億400万レアルの支出にとどまっている。(2009年11月23日付けヴァロール紙)

 

 

ブロードバンド網管理で新電話公社設立か

連邦政府は全国にブロードバンド網を網羅して一括管理を行うために新電話公社設立を計画、しかし端末のサービスは電話会社やプロバイダーが提供、連邦政府はCクラスやDクラスの低所得者層の利用拡大を促すために月額は30レアル以下を予定している。

全国向けブロードバンド網は2014年までに8,000万人の国民がアクセス出来るように計画、現在は2,100万人がアクセスしているに過ぎない。

現在のブラジルのブロードバンドのアクセスの80%は南部地域並びに南東部地域に集中、そのうちサンパウロ州だけで50%を占めている。

連邦政府のブロードバンド拡大計画がなければ2014年のアクセス数は4,800万人にとどまると見込まれているが、政府は2014年までに320億レアルを投資して全国に20万キロメートルのケーブルを敷設する。(2009年11月23日付けエスタード紙)


 

送電コストが10年間で500%増加

国立電力庁(Aneel)の調査では過去10年間の送電網は6万7,048キロメートルから9万3,868キロメートルに増加、送電コストは500%増加の105億レアルに達している。

しかしロンドニア州マデイラ河に建設中の水力発電所と電力消費需要の大きい南東部地域との距離は2,500キロメートル、イタイプー水力発電所とサンパウロは850キロメートルと遠距離であるためにコスト高となる。

2011年までの電力送電計画は2011年に操業開始されるマデイラ河の水力発電所からの送電線2,375キロメートル以外に1万6,000キロメートルの送電線の建設が予定されている。(2009年11月23日付けエスタード紙)

第15回カマラゴルフ大会に58人が参加して開催

11月20日(金・祝)に今年度最後となる第15回カマラゴルフ会がPLゴルフ場で開催されました。当日は好天に恵まれ、第一組が7時15分にスタート。特別ゲストとして大部総領事御夫妻のご参加をいただきました。総勢58名の参加者で競技が行われ、大盛況のうちに終了いたしました。

結果は、大滝さん(ホス建設)が、前半42 後半44グロス86 ハンディ22 ネットスコア64の素晴らしいスコアで優勝。2位には増田さん(三井物産)、3位は米倉さん(南米安田)が入りました。ベストグロス賞は、長谷部さん(トヨタ)が前半37 後半39のトータル76で獲得されました。

その他の成績は次の通りです。
NP 地上さん(CHIGAMI ASSESSORIA)、増田さん(三井物産)、山崎さん(ブラデスコ)、南野さん(兼松)
LD 田邊さん(日清紡)、安達さん(NTT)

                                                                                           以上
                                                                                           相互啓発委員会

              

左から前田一郎相互啓発委員長/優勝者の大滝守氏(ホス建設)

 

 

臨時理事会で2010年度常任理事選挙実施及び結果承認

臨時理事会は2009年11月19日午後4時から商工会議所大会議室に理事会社代表41人が参加して開催、初めに田中信会頭が開会挨拶、選挙管理委員会の山田唯資委員長が2010年度常任理事選挙方法を説明後に選挙を実施並びに結果を発表した。

ブラジル日本商工会議所2010年度常任理事選挙結果では会頭、副会頭並びに専任理事の全ての候補者は満票の41票を獲得、田中会頭は出席者に挙手による承認を求めて全員一致で承認された。その後7年間会頭職を務めた田中会頭は司馬遼太郎さんの有名な小説「峠」の中の「進むときは人任せ、退くときはみずから決せよ」を引用して自らの進退の心情を述べて、丁寧にお礼を述べた。(全文は11月23日に掲載予定)

常任理事選挙開票の立会いには理事選挙管理委員会から山田唯資委員長、中村敏幸委員、藤井敏晴委員、平田藤義事務局長、柴田千鶴子事業班主任、日下野成次総務担当が出席した。

 

2010年度常任理事選出リスト(立候補届出順)

 

(会頭)

 

中山立夫

三井物産

 

(副会頭)

 

近藤正樹

三菱コーポレーション

長谷部省三

トヨタ

杉山俊美

新日鐵

松田雅信

パナソニック

 

(専任理事)

 

佐々木光

ジェトロ

和田亮

日通

米倉立二郎

南米安田保険

鷲巣寛

伊藤忠

西岡勝樹

日立

伊藤友久

住友コーポレーション

林恒清

戸田建設

前田一郎

丸紅

山田唯資選挙管理委員長の挨拶

田中会頭のご指名により本日2010年度常任理事選挙の選挙管理委員長を仰せつかっている山田唯資です。

本日は皆様ご多忙にもかかわりもせずここにご出席下さり感謝を申し上げます。

会議所の常任理事の任期は定款で1年と決められており、その期間は1月1日からその12月31日迄となっております。新常任理事の方々は来年1月1日からその任務につかれる事になります。そういう事情から次ぎの年度の常任理事を選ぶ選挙を毎年この時期に実施してきております。

従いまして会議所では常任理事選挙規則の第4条に従って立候補者の届出を去る10月19日より11月12日の午後6時迄受け付けておりました処先達を16日に皆様にお送り致しました立候補者リストにございます通り、会頭1名、副会頭4名と専任理事8名合計13名の方々の立候補者の届出を受けつけました。

夫々の役職の定数に対しましてはそれぞれに合致した候補者の数ですので「信任投票」の形式で投票していただく事になります。

従いましてそれぞれの役職毎の投票紙に記載されている方々のお名前の横に丸印などの印をつけていただき、この前にあります色で分けてあります箱に該当する投票紙をお入れ下さい。

私共選挙管理委員会は約15分位で箱の中の投票紙を集計致し、結果が出次第それを又ここでお知らせ致しますので事務局が準備致してありますコーヒーをお飲み頂いてお待ち下さるようお願い致します。


山田唯資

2009年11月19日



田中信会頭の引退挨拶、理事会2009年11月19日

簡単に挨拶させて頂きます。

只今発表されたように、私は今期限りで会頭職を退くことにしました。80歳を過ぎ肉体や精神の限界を感ずるようになったからです。特に後者即ち精神的限界に対する危機感を強く感じ、日伯経済交流が益々強化されつつある今日、新しい酒には新しい皮袋が必要とされています。

司馬遼太郎の「峠」と言う作品によれば、幕末の越後長岡藩家老、河合継之助は「進む時は人任せ、退く時は自ら決せよ」と述べて、退任を自分の取巻きに相談しても引きとめるに決まっているので「やめなさい」と言ってくれる人は居ません。かくして本人が意識しないうちに老醜、老害を社会に曝すことになるために会議所の仕事を隠居仕事にしてはいけません。

私が自分の意思で退任を決意した最大の理由は以上の通りで、ただもっと早く実行する予定だったが、事情あり今日に至りました。

7年間、会頭を勤めさせてもらいましたが、私のブラジル着任は1973年で在伯36年になるが、過ぎてしまえば一炊の夢の如しであります。しかし思い起こせば、数え切れないほど多数の方々にお世話になったことが次々と浮かんできます。この間、絶えず前方を向いて走り続けてきたので左右を顧みる余裕が無く、ご迷惑を掛けた点も多かったと思います。深い感謝と共に今後もサンパウロに居住し会議所会員でもあるので、引き続き変わらぬご厚誼をお願いする次第です。

中国の詩人陶淵明の有名な詩に「帰りなんいざ、田園まさに荒れなんとす」というのがあり、私の田園は小さな書斎で引退したらゆっくり読もうとして仕入れた積読(つん読)の書籍が荒れた田園のように散らばっているので、先ず身辺の整理から取り掛かる必要がある状態です。

最後に会議所の益々の発展と皆さんの健勝を祈念してご挨拶と致します。

 

左から選挙管理委員会の藤井敏晴委員/中村敏幸委員/山田唯資委員長/田中信会頭



2010年度の新会頭に選出された中山立夫氏

4回目の70周年記念委員会開催してドラフト資料で意見交換

4回目の70周年記念委員会(佐々木光委員長)は会議所70周年記録集作成委託業務を請け負っているサンパウロ新聞社の鈴木雅夫社長が参加して2009年11月19日正午過ぎから午後2時まで開催した。

記録集編纂の鈴木社長はドラフト資料で編纂方法、スケジュール、実施事項、データー編への挿入、写真の選定などを説明後、参加者が削除や挿入データーなどについて意見の交換を行ったが、予想以上の立派な記録集作成が見込まれて、参加者全員が納得するドラフト案に満足の様子であった。

参加者は70周年記録集担当の鈴木雅夫社長(サンパウロ新聞社)、佐々木光委員長(ジェトロ)、和田亮副委員長(日通)、壇上誠副委員長(日本経済新聞)、田中信会頭(リベルコン)、山田唯資監事会議長(個人会員)、平田藤義事務局長、柴田千鶴子事業班主任

右側手前3人目がドラフト資料で記念集について説明するサンパウロ新聞社の鈴木雅夫社長