銀行の収益性減少はクレジット拡大で補填

金融危機の影響を受けて民間銀行はクレジットを大幅に縮小、また政策誘導金利(Selic)の切り上げに伴って貸出金利も低下したために、第3四半期の各銀行の収益性は軒並みに低下、来年は更に低下すると見込まれているためにクレジット拡大で収益をカバーする。

来年のブラジルの国内総生産(GDP)は5.0%以上の伸び率が予想されており、GDPが1.0%増加するとクレジットは4%から5%増加するために、来年のクレジットは20%増加が予想されている。

金融危機後の昨年12月の公立銀行のクレジット比率は全体の36.3%であったが、民間銀行が大幅にクレジットを縮小したために連邦政府からの要請を受けて公立銀行はクレジットを拡大したために、今年9月の比率は40.6%まで拡大している。

民間銀行はブラジル国内経済の回復に伴って個人向けや法人向けクレジット期間の延長、特に今後のクレジット拡大が見込まれる住宅部門のクレジットを拡大する。

ブラジル銀行の第2四半期の収益性は24.8%、第3四半期は23.7%、イタウー-ウニバンコは19.4%から18.7%、ブラデスコ銀行は21.6%から20%とそれぞれ大幅に低下している。(2009年11月15日付けエスタード紙)


 

2017年までに58電力エネルギーコンセッション契約終了

2015年から2017年にかけて総電力エネルギー発電の20%に相当する58電力エネルギーコンセッション契約が終了するが、契約延長をするためには2012年までに電力コンセッションに関する規則を変更する必要がある。

また41配電会社とのコンセッション契約が2017年までに終了、送電線の総延長距離は7万3,000キロメートルで電力配給の30%に相当する。

サンフランシスコ水力発電公社(Chesf)は2015年に5.868ギガワット(GW)、
フルナス電力公社(Furnas)は2015年に1.947GW 、2017年に0.911GW、サンパウロ電力公社(Cesp)は2015年に2.894GWの契約が終了する。(2009年11月16日付けエスタード紙)


 

ワーゲン社は2012年に100万台生産のために大型投資

金融危機後では海外投資が初めてとなるブラジル進出50年のワーゲン社はドイツ本社から大型の投資が予定、ブラジルでのマーケットシェア拡大をする。

ワーゲン社では今年の生産は80万台を予想、2012年には100万台まで引上げる計画で年間4%から8%の販売増加を見込んでいる。

今年10ヶ月間のワーゲン社の自動車販売はメーカ平均の7.4%を大幅に上回る13%増加の57万3,500台に達して、ファイアットを追い抜き、来年は新しいモデル2機種を市場に投入する。(2009年11月15日付けエスタード紙)


 

「ブラジルと日本-移住及び査証」 “Brasil & Japão – Imigração e Vistos” ポ・日・英3カ国語版

◆「ブラジルと日本-移住及び査証」 “Brasil & Japão – Imigração e Vistos” ポ・日・英3カ国語版

本書では、実業界、人事スタッフ及び国際労働法の専門家に、ブラジル及び日本両国の各種就労査証について情報を提供し、両国の移住に関する法規の主な特徴を紹介。価格は50レアイス

◆「ブラジルへ渡った百人の女性の物語」
サンパウロ新聞社は、移民100周年記念事業の一環として2007年から2008年にかけて「日系女性100年の歴史―ブラジル100人の女物語」と題して、ブラジル全国の日本人、日系人女性を取材し、本紙社会面に連載、同書はブラジル日系コロニアでは女性の移民史が残っていないことから、サンパウロ新聞社が移民100周年を機会に女性の移民史を残すことを目的にスタート、アマゾンからリオ・グランデ・ド・スール州まで、各地に在住する日本人及び日系女性100人に取材,市井の人たちを取材対象に女性がブラジル社会でどのように生きてきたのかを浮き彫りにした日本語版並びに日本語/ポルトガル語版 がこのほど上梓された。価格は60レアル

◆ブラジル日本移民百周年記念写真集「百年目の肖像~邦字紙が追った2008年」
日本移民100周年にブラジル各地で行われた日伯交流年・日本移民百周年の記念事業を網羅した写真集でニッケイ新聞社より出版。全伯で行われた行事・事業をまとめたのは、この1冊のみ。1月にブラジル日本商工会議所と日本経済新聞社などが主催した経済シンポジウムはもちろん、皇太子さまの全ご訪問地密着取材、各地記念式祭典や文化・スポーツイベント、記念モニュメント、慰霊祭などを600枚の写真と記事で詳しく紹介。まさに永久保存版の一冊です。 価格は一冊80レアル。

◆ラジオTV日系=ブラジル日本人移民100周年記念DVD発売
皇太子殿下のブラジルご訪問、サンパウロ、サンボードウロモ祭典と記念式典他2008年1月13日から9月7日までの日伯交流年に行われた主なイヴェント50件の記念特集。ポルトガル語と日本語のバイリンガル。価格は25レアル
 
◆改訂 対訳 ブラジル株式会社法
定評あるTihiro Comunicacoes Ltda刊「ブラジル株式会社法」(原訳者 鈴木信男)に、昨年末までの全ての改定を加えた法律翻訳物です。・ 対訳なので日本語とポルトガル語の内容が一目瞭然 通称「新株式会社法」(法律第11638号)による財務諸表関連条項の変更も包含コピー刊行物(簡易仕上げ)A4サイズ133ページ価格:R$160.00

◆『サンパウロ市生まれの二世達の眼差し』ブラジル社会への同化本書は、サンタ クルース病院理事長、元中銀理事、元国立殖民・農地改革院総裁 等々の経歴を持つ横田パウロ 氏が、サンパウロ市生まれの数人の二世に焦点を絞り、新しい手法で日本移民とその子弟コミュニテイー内部で起こった事を読者に考察して頂く様に綴ったもので日伯両語で一冊に纏められています。 定価60レアル

japandesk.png - 33.45 Kb ブラジル経済デ-タ2008 No.1発刊のご案内 
当社では半期毎にブラジルの経済統計を集大成した“ブラジル経済データ”を発刊致しております。本書は、ブラジルの経済を統計とグラフによって表したものであり、膨大で変動激しいブラジルの経済動向が数字で把握できるようになっております。ブラジルにおけるビジネスレポート作成上、欠かすことのできない基礎資料です。主な掲載内容:13分類、69項目、全141ページ
基礎情報:人口、所得、世帯数、労働人口、社会
政 治 :有権者、行政府の各省/大臣、党別国会議員構成、州知事
経 済 :物価指数、為替、国内総生産、州別・地域別GDP
財 政 :通貨供給、内債と国庫収支、連邦税収の内訳、財政収支
金 融 :金融商品別利率推移、投資ファンド、年金ファンド、保険、カード、制度融資など
国 際 :国際収支、外国貿易、産品別輸出入、外貨準備高、対外債務、対メルコスール貿易
外国投資:国別及び業種別対ブラジル直接投資
工 業 :工業指数、産品別工業生産、自動車、運輸、家電売上、各種業界別デ-タ、M&Aなど
農 業 :農業生産推移、植付け面積、牛乳生産、飲料、タバコ
エネルギー:鉄鉱石、鋼板、アルミ、原油、燃料、電力、エタノール
失業/雇用:失業率、最低賃金、工業雇用、和議/倒産、ストライキ
民営化 :近年の民営化企業
その他 :ブラジルの世界ランキング、国内の企業ランキング
ジャパンデスク社、定価R$150

book-2.jpg - 10.63 Kb「ブラジル工業所有権法」(鈴木信男訳)
法律第9279号は、パリ条約と並び、ブラジルにおける特許、実案、商標及び意匠の各種手続、保護、移転解約や犯罪について定めている基本法。 10年前に弊社Tihiro Comunicacoesが刊行した「ブラジル工業所有権法」(鈴木信男訳)に、昨年末までの全ての改定・変更を加えた最新版。対訳なので日本語とポルトガル語の内容が一目瞭然になっています。コピー刊行物(簡易仕上げ)A4サイズ54ページ,価格は70レアル

◆ブラジル統一労働法(2008年度版対訳CLT)-(ガイダンス)
定評ある弊社Tihiro Comunicacoes Ltda刊「ブラジル統一労働法」(原訳者 鈴木信男)に、昨年末までの全ての改定・変更を加えた最新版(今世紀分の変更箇所は文中に明記してあります)
対訳なので日本語とポルトガル語の内容が一目瞭然
憲法の労働法関係の各条(第7条~第11条)も付録として収録 発刊から1年間、憲法改正あるいは法令によってCLTに変更が生じた場合、無料でお知らせし、その日本語訳をメール・ファクス等でお届けします(それには、会議所でお求めの際に会社名あるいはご氏名をお知らせ頂く必要があります)価格は190レアル

◆『ブラジル経済の基礎知識』◆
10452.jpg - 34.24 Kb BRICsの一角として注目を浴びるブラジル。日本人ブラジル移住100周年である2008年は日本ブラジル交流年となっており、ますます関心が高まることが予想される。

1冊で、政治、経済、外交、産業・企業動向について、最低限知っておくべきブラジル 経済の基礎を学ぶことができる。さらに、現地会計士等の協力を得て、実際にビジネスに取り組むにあたり必要な税制や労務、企業設立等の実務知識を紹介している。ブラジルでの体験をまとめたコラムやブラジル経済の情報源も掲載。〈定価1,680円 / A4判 / 216ページ / 11月14日発行予定〉

著者はブラキチで元ジェトロサンパウロ事務所に勤務後、海外調査部中南米課の二宮康史氏。 なお、購入方法についてはインターネットでお申し込みの場合、送料を注文者にご負担いただく形でお送りすることができます。
ただし今後、ジェトロサンパウロより販売方法に関してブラジル日本商工会議所にご相談 する可能性もございますので、その際にはよろしくお願いいたします。
◇詳細→
http://books.jetro.go.jp/cgi-bin/bookdata/db.cgi?cmd=dp&num=534&dp

japandesk.png - 33.45 Kbブラジル経済デ-タ2007 No.2発刊のご案内 
当社では半期毎にブラジルの経済統計を集大成した“ブラジル経済データ”を発刊致しております。本書は、ブラジルの経済を統計とグラフによって表したものであり、膨大で変動激しいブラジルの経済動向が数字で把握できるようになっております。ブラジルにおけるビジネスレポート作成上、欠かすことのできない基礎資料です。ジャパンデスク社、定価R$150

suzuki.jpg - 17.20 Kb

◆ 「鈴木悌一 ブラジル日系社会に生きた鬼才」
本書はブラジル日本移民百周年記念「人文研研究叢書」第6号として、同研究所の鈴木正威理事が6年の歳月を掛けて丹念に調査した上で上梓したものです。鈴木悌一と言う人物にスポットを当てているが、「ブラジル日系社会に生きた鬼才」として遺した数々の業績が今日の日系社会の基盤となったことを知る叢書です。来年に迫ったブラジル日本移民百周年祭の意義を垣間見ることの出来るものです。サンパウロ人文科学研究所、07年発行、定価50レアル

◆ ブラジル日系企業年鑑2007年度版
毎年更新しているこのブラジル企業年鑑は、ブラジル日系企業約400社に関する所在地、創立年月日、操業開始年月、代表社名、本社、支社、工場、日本本社、営業種目、製品、輸入品目、輸出品目、役員、従業員数、資本構成、純資産、流動資産、負債、売上高等々の情報を網羅、実業のブラジル社、07年発行、定価R$130 電話11-3287-8716

japandesk.png - 33.45 Kb ブラジル経済デ-タ2007 No.1発刊のご案内 
当社では半期毎にブラジルの経済統計を集大成した“ブラジル経済データ”を発刊致しております。本書は、ブラジルの経済を統計とグラフによって表したものであり、膨大で変動激しいブラジルの経済動向が数字で把握できるようになっております。ブラジルにおけるビジネスレポート作成上、欠かすことのできない基礎資料です。ジャパンデスク社、定価R$150

100nennosuiryuu.jpg - 11.44 Kb◆ 「百年の水流」外山 修氏著
日本国外に日本人とその子孫の歴史を創った先人達の奇跡を克明に追及したフリーライター外山修氏の力作、2006年発行、60レアル

 

◆ ブラジル経済データー2006 No2
ブラジル経済を統計とグラフによって表わしたもので、膨大で変動激しいブラジルの経済動向が数字で把握できるようになっています。ブラジルにおけるビジネスリポート作成上、欠かすことができない資料。ジャパンデスク社、2006年9月発行、定価R$150

◆ ブラジル経済データー2006 No1
ブラジルの経済を統計とグラフによって表したものであり、膨大で変動激しいブラジルの経済動向が数字で把握できるようになっております。ブラジルにおけるビジネスレポート作成上、欠かすことのできない基礎資料です。ジャパンデスク社。2006年発行。定価R$130

◆ Doing Business in Brazil-ブラジルでのビジネスの進め方‐英語版(ガイダンス)
最近の注目の市場、巨大で重要なブラジル市場でのビジネスのエッセンスが詰まったビジネスマン必読の一冊、英国ブラジル商工会議所、05年発行、定価R$70

◆『サンパウロなんでも便利帳』2005年/2006年 Vol.10
知りたい電話番号が一目に――。ショーエイ出版社が「サンパウロなんでも便利帳」を刊行した。住所・電話番号の部では、大使館や総領事館など日本からの出先機関を始め、文協や県連、援協などのコロニア公共団体などの連絡先が一目で分かる。
また、聖市内を中心に各職業別に分類して、調べることもできる。ブラジルの歴史や歴代大統領などの各種データはもちろん、新たに市内の観光情報や聖市近郊の観光案内、ブラジル各地の料理紹介を掲載した。110レアル ショーエイ出版社(11・3399・5090)。

◆ ブラジル経済データ-2005
ブラジル経済データ――(ガイダンス)2004年度のブラジル経済を統計とグラフで表し、ブラジル経済の動向が把握できる-ジャパンデスク社、05年発行、定価R$13

dicionario.jpg - 92.49 Kb◆ 現代ブラジル事典-(ガイダンス)
好評発売中、ブラジルの政治・経済・地理・歴史などこれ1冊でブラジル通ーブラジル商工会議所<編>、定価R$200 新評論社 e-mail:shrn@shinhyoron.co.jp

絵をクリックすると拡大

◆ 手紙の書き方-(ガイダンス)
ビジネス文書作成上の慣用句や簡略表現を、日ポ対訳で紹介、これ一冊でビジネス上の手紙作成はバッチリ-ジャパンデスク社、04年発行、定価R$75

◆ ブラジル日系企業年鑑-(ガイダンス)
ブラジル進出企業や地場企業を業種別に掲載し、一目で日系企業情報を入手-実業のブラジル社、04年発行、定価R$100 電話11-3287-8716

◆ ブラジル新民法-(ガイダンス)
ブラジル新民法第II巻-企業法の日本語訳で、関係者必読の翻訳書-鈴木信男訳、03年発行、定価R$130

◆ ブラジルの税制体系-(ガイダンス)
複雑で解りにくいブラジル税法も、これ一冊で素人でも安心-ジャパンデスク社、都築慎一著、02年発行、定価R$150

◆ ブラジル略語集-(ガイダンス)
これでブラジルの新しい略語や外来略語もバッチリ-ブラジル日本商工会議所、02年発行、定価R$50

◆ ブラジル統一労働法-(ガイダンス)
複雑なブラジルの労働法を、解りやすく翻訳-鈴木信男訳、99年発行、定価R$190

◆ ブラジル商業手形法-(ガイダンス)
有価証券法の商業手形に関する法律を明確に翻訳-鈴木信男訳、99年発行、R$40

◆ ブラジル株式会社法―(ガイダンス)
97年改正の株式会社法を解りやすく翻訳-鈴木信男訳、97年発行、R$160

◆ 葡日会計用語集-(ガイダンス)
会計用語が網羅されているポケットブック--ブラジル日本商工会議所、82年発行、R$15

(2009年11月13日)パルケ・ド・ジャパンへのご協力お願い

パラナ州マリンガ市のシルビオ・マガリャエス・バーロス市長が「パルケ・ド・ジャパンへのご協力お願い」として、敷地面積が10万平方メートルの日本公園の完成のために免税口座団体(OSCIP)でレシーボ発行が可能であるリッファ(くじ引き)協力券販売で資金を調達するために、会員企業の協力券購入を訴えた。また平田事務局長は商工会議所の財政強化のためにも、出版物委託販売同様に会議所からのリッファ購入を会員企業にお願いした。


               

左からパラナ州マリンガ市のシルビオ・マガリャエス・バーロス市長/田中信会頭

(2009年11月13日)ブルーツリーホテルの新事業「スポットライトホテル紹介

ブルーツリーホテルの広瀬純子ディレクターがエコノミークラスのスポットライトホテルは安らぎのコンセプトに食事はコンベニエンス・スタイル、マネージャーは日本の旅館の女将さんのように感謝をこめて接待するので同ホテルの利用を呼びかけた。

          

右はブルーツリーホテルの新事業を紹介する広瀬純子取締役

前財務相のアントニオ・パロッシ下議並びに日本大使館政務班の澤田洋典参事官をスピーカーに迎えて懇親昼食会開催

11月の懇親昼食会はアントニオ・パロッシ下議並びに日本大使館政務班の澤田洋典参事官をスピーカーに迎えて、2009年11月13日正午過ぎから2時過ぎまでインターコンチネンタル・ホテルに120人が参加して開催した。

初めにアントニオ・パロッシ下議は「金融危機後のブラジルの展望」と題して、昨年の日本移民100周年記念祭では日本から皇太子殿下を初め多くの実業家のトップが訪伯して、日伯間の交流が更に緊密化してきており、金融危機後のブラジル経済の回復は世界から注目、日本企業も大いに注目しだして多くの企業がファンダメンタルズの堅固なブラジル進出を検討しだした。

慢性インフレや対外債務で常に問題を抱えていたブラジルは15年前からインフレコントロールや対外債務の減少、今では対外債務を上回る外貨準備高を擁し、国際通貨基金(IMF)からの借入れから今では金融危機の対応策として融資能力増強を急ぐIMFに対して、拠出金を借出すまで好転している。

金融危機から最も早く脱出したブラジルはワールドカップやオリンピック開催などインフレ整備の大型投資が目白押し、今後は10年以上に亘って持続的経済成長が約束されている。

またブラジルは地上デジタル放送の日本方式採用を世界に先駆けて採用、日本の最先端技術移転された日伯方式採用は南米各国で採用が決定している。

ブラジルには3つの大きなリザーブ(貯蓄)があり、対外債務を上回る2,000億ドル以上の外貨準備高、計り競れない埋蔵量を誇る岩塩層下原油、世界の肺と呼ばれて酸素を供給する広大なアマゾンの熱帯森林、環境にやさしい大半が水力発電所によるクリーンな電力エネルギー、エタノールを初めとする代替燃料など世界的に恵まれた条件化での今後の持続的経済成長が見込まれている。

また政治的にはラテンアメリカで盛んに行われている憲法改正による大統領の長期政権維持に対して、ルーラ大統領はブラジルの憲法に定められた2期連続で大統領の席から潔く去ることで、ラテンアメリカ諸国の権力者と一線を引くことで、ブラジルの政治の安定性を世界に知らしめていることも海外投資家にとってブラジルへの投資促進の呼び水にもなっている。

また世界金融危機で企業の収益が圧迫されて国庫庁の税収が落込んでいる上に、経済刺激策採用で減税や免税政策を採用して国内消費を刺激したために雇用が増加、今年は100万人の雇用創出が見込まれている。

今後は教育レベルのアップ、司法、破産法、保険法、クレジット法などの改革を図って行くことがブラジルの発展にとって重要であると強調した。

また日本や外資系企業からブラジルへの投資促進のためには煩雑な税制改革や移転価格税制を解決することが重要であり、財務省では率先して問題解決に当たっていると説明、最後に昨年の日本移民100周年で更に日伯関係は緊密化してきており、日本人とブラジル人は実の兄弟であると結んで大きな拍手が送られて講演を終了した。

続いて在ブラジル日本国大使館政務班の澤田洋典参事官は「2010年大統領選を巡るブラジル政治情勢」と題して2010年に行われる選挙として大統領、512議席の下院議員、2/3に相当する54議席の上院議員、州知事並びに州議会議員があると説明した。

有力大統領候補として与党の労働者党(PT)候補のジウマ・ローセフ官房長官、ブラジル社会民主党(PSDB)の元保健相のジョゼ・セーラSP州知事、元国家統合相のブラジル社会党(PSB)のシロ・ゴメス下院議員、元環境相で緑の党(PV)のマリーナ・シルバ上院議員を挙げた。

また10月の世論調査ではセーラ候補が40%の支持率、ジウマ15%、シロ候補12%、マリーナ候補5%で11月はジウマ候補が19%に上昇してセーラ候補は36%に減少、セーラ候補の替わりにアエシオ・ネーベス候補が立候補したシナリオではジウマ、シロ並びにアエシオ候補が20%前後で拮抗すると予想している。

現在の選挙戦情勢では政治経験、知名度や現役のSP州知事であるセーラ候補がリードしているが、ルーラ大統領と常に多岐に亘る式典に出席して知名度アップを狙っているジウマ候補が追い上げてきており、北東伯では知名度の高いシロ候補が健闘、環境問題が世界的に話題となっているシナリオはマリーナ候補の参入は時流に乗って好感を持たれているが、本格的な選挙合戦は来年にずれ込む。

大統領選の注目点としてカーニバルが終了しないと経済活動が始まらないブラジルの慣例、また南アフリカで開催されるワールドカップではブラジル人はサッカー辺倒の状態に陥るために7月以降に本格化、また80%の支持率を集めるルーラ大統領の影響力、セーラ候補とアエシオ候補のPSDB党の動向、シロ候補とマリーナ候補の動向などが大きく左右する。

高支持を維持するルーラ大統領は強力な選挙マシーンであり、ジウマ候補を常にルーラ大統領と行動を共にしてメディアに登場、また来年3月に放映が予定されているルーラ大統領物語「ブラジルの子供」の影響、文盲でも投票が可能な電子投票の影響やブラジル民主運動党(PMDB)との協力など大きく選挙戦に影響する。

PSDB党の動向としては高支持率を維持しているルーラ大統領との直接対決イメージを回避するために、大統領立候補を来年3月に先送りを予定しているが、全国的に知名度の低いアエシオ・ネーヴェス・ミナス州知事は同党の大統領候補の年内決定を主張、前回の大統領選では北東地域の票の取組みに完敗したために、副大統領候補として北東地域から選出する可能性がある。

セーラ候補の政策は与党に近いが、1994年以降の国民投票的選挙では与党が勝利を収めているために来年の大統領選挙はPT党有利、しかしネーヴェス候補は大統領就任前に死亡したタンクレード・ネーヴェス氏の孫でカリスマ性がありPT党に警戒感を与えている。

PSB党のシロ候補はPT党との連立与党であり、ジウマ候補との票の奪い合いを懸念しているために、ルーラ大統領はシロ候補のサンパウロ州知事選を支持、しかし党内のマルタ・スプリシー女史などが抵抗、シロ候補の支持率が20%を超えれば大統領選の可能性もでてくる。

マリーナ候補は元環境相で各党が環境をテーマにしている時点での立候補は非常にタイムリーであり、またマンネリ化していたPT党対PSDB党の二極構造に待ったをかけ、ルーラ大統領との似た生い立ち、著名人の幅広い支持、副大統領候補にNatura社の社長を選んで他の候補の票を奪う可能性が大きい。

大統領選は5回連続でPT党とPSDB党の対決が続いており、カルドーゾ大統領とルーラ大統領で16年とブラジルの政治は安定、国際舞台でも大きく活躍しているが、有権者にとっては選択の幅がなく、中傷合戦になりがちであり、第3勢力の出現で政治の質の向上が期待されている。

PMDBは閣僚6人、州知事は1/3に相当する9人、下院議員は92人、上院議員は17人でそれぞれ議長席を維持、1,201市長で党員が200万人を抱える最大政党となっているが、大統領選挙では惨敗、1995年以降は常に政権側に付いている。

また上院の汚職、腐敗問題が続出しており、上院は政治ボスの集まりであり、来年の上院選では2/3が改選されるために大物政治家の落選危機が見込まれているが、改革は有権者の手に委ねられていると結んで講演を終えた直後に平田事務局長はプログラムには予定されていないが、パロッシ元財務相のテーブルへ行き、澤田参事官の講演のコメントや感想を求めると快諾、パロッシ元財務相は澤田洋典参事官の「2010年大統領選を巡るブラジル政治情勢」はよく分析されていて素晴らしい講演であったと最大級の称賛の言葉を贈った。

平田事務局長は去る6月19日にアメリカ商工会議所で行われたGIE(主要14カ国で構成する外国投資家グループ)会合でパロッシ元財務相にお逢いの際、GIEとしてお願いした移転価格税制改善要請に対する前向きなスピーチについて非常に感謝の意を表明。

8月以降の定例昼食会にご招待して来たが、今回は三度目の正直、ご多忙な日程を特別調整され、たまたま13日の金曜日又PT党の選挙番号13に偶然ながら一致する日にご講演下さった事に何らかの縁起があると悦んだ。

かつては定例昼食会に現職のルーラ大統領が大統領候補者に選ばれる以前、本日のパロッシ元財務相同様ご講演された事を想起、ブラジル日本商工会議所でご講演される方は決まって大統領に選出されると言うジンクスがあると会場の笑いを誘いながら、来年ジルマ大統領候補への講演依頼がもし実現されない場合は、替ってもう一度パロッシさんに又是非お願いしたいと会場を沸かした。

山田唯資監事会議長は「2009年第3四半期の会議所の業務、会計監査結果」として、10月21日に監事3名が出席して開催、山田監事会議長は事前に会計の動きを記帳した書類や銀行からの照合票及び伝票を1枚1枚チェック並びに金庫内有り高の精査を実施した。

監事会は初めに平田事務局長から最初にこの期間中の業務の推移について説明、次いで会計事務所が作成、提出した貸借対照表、損益計算書、それに事務所が準備して米倉財務委員長並びに10月9日の常任理事会によって承認された月別会計種目別収支明細書、予算、実績対比表、財産目録、会費滞納現況表並びに2009年度第2四半期の各委員会や部会の予算と実績について逐一会計担当職員も加えての事務局サイドからの報告があり、それに対する監事側からの質問など等相互間で活発な討議が行われて審議、その結果、監事会は「2009年度第3四半期の会議所の業務遂行とその会計処理は適切であった」事を認めた。

3分間スピーチではパラナ州マリンガ市のシルビオ・マガリャエス・バーロス市長が「パルケ・ド・ジャパンへのご協力お願い」として、敷地面積が10万平方メートルの日本公園の完成のために免税口座団体(OSCIP)でレシーボ発行が可能であるリッファ(くじ引き)協力券販売で資金を調達するために、会員企業の協力券購入を訴えた。また平田事務局長は商工会議所の財政強化のためにも、出版物委託販売同様に会議所からのリッファ購入を会員企業にお願いした。

EMDOCサービス社のレネー・ラモス氏は「ブラジルと日本-移住及び査証」出版について、ポルトガル語/英語/日本語3カ国版の本を商工会議所で委託販売すると説明した。同書は実業界、人事スタッフ及び国際労働法の専門家に、ブラジル及び日本両国の各種就労査証について情報を提供し、両国の移住に関する法規の主な特徴を紹介することを目指しているという。

ブルーツリーホテルの広瀬純子ディレクターがエコノミークラスのスポットライトホテルは安らぎのコンセプトに食事はコンベニエンス・スタイル、マネージャーは日本の旅館の女将さんのように感謝をこめて接待するので同ホテルの利用を呼びかけた。

新入会員紹介ではブラジル・アステラス製薬のデヴァネイ・バカリン氏が山之内製薬と藤沢薬品が合併して誕生し、日本では2位で世界の売上げが100億ドル以上と自社を紹介して田中信会頭から会員証が授与された。

左は澤田参事官の講演内容についてコメントをするパロッシ元財務相/田中信会頭

 

マイクを持つパロッシ元財務相は澤田洋典参事官の「2010年大統領選を巡るブラジル政治情勢」の講演は素晴らしく分析されていると最大級の称賛の言葉を贈った。

                       

在ブラジル日本国大使館政務班の澤田洋典参事官は「2010年大統領選を巡るブラジル政治情勢」と題して講演

     

パラナ州マリンガ市のシルビオ・マガリャエス・バーロス市長が「パルケ・ド・ジャパンへのご協力お願い」について3分間スピーチ

120人が参加した11月の懇親昼食会の様子

 


 

ホンダのブラジルにおける事業展開 鍋島直裕(ホンダ技研)

ビジネスリサーチ誌の2008年11月号掲載-本田技研工業株式会社 鍋島直裕氏

 

平田事務局長の談話

昨年、Honda South America Ltda.に8年間勤務の後、昨年帰国した鍋島直裕氏(本田技研)が、同年社外の企業団体から「ブラジル駐在経験を踏まえた話を」という要請に応え講演された。この講演内容を創造と革新を支える経営専門誌 ビジネスリサーチが採り上げ、特集グローバル戦略の最新動向の一つに選び「ホンダのブラジルにおける事業展開」として掲載された

 最近、特集号を目にした平田事務局長は、ブラジル事情をかくも適確に判り易くグラフ入りで纏め紹介した同論文に感激、ビジネスリサーチ誌から会議所サイトへの掲載許可を得、さらにブラジルホンダからも承認を貰い、ようやくホームページ掲載に漕ぎ付けた。

今、世界の目が又日本の目もブラジルに向かっている時、これ程よく纏まった実践に基づく事業展開のハウ・ツーを解説、これからビジネスを展開する方々への参考になればと高く評価した。

 鍋島氏はブラジル在任中、超多忙な時間を割譲し会議所活動にも大尽力、主要14カ国の会議所で構成するGIE(外国投資家グループ)に於いては移転価格税制改善要請を強くアピールし主導的な役割を果たした。

一方、会議所の安全対策チームリーダーも兼任、在サンパウロ総領事館の警備担当領事をチームメンバーに加え、事務局と三位一体になって当所ホームページ掲載の安全対策・生活情報を立ち上げた功労者でもある。

 

 

日伯法律委員会に45人が参加して開催

日伯法律委員会(松田雅信委員長)は2009年11月12日午後4時から6まで45人が参加して開催、クラウジオ・ヤノ副委員長が進行役を務めた。

初めにKPMG Auditores Independentes 税務課シニア課長のリカルド・パスコアル弁護士が「SPED(税務及び会計デジタル簿記の公共システム)FCONT:暫定税務会計コントロール」について法律11638号/07、減価償却、登録などについて説明、Deloitte Touche Tohmatsu 移転価格部シニア課長のエジネイ・コチ弁護士が「移転価格:利率の変更」で各移転価格の利率変更と推移、計算方法などについて説明した。

Gaia, Silva, Gaede & Associados Advocacia e Consultoria Jurídicaのリヴィア・ナオミ・ヤマモト・シニア・コンサルタント弁護士が.「サービス課税伝票の電子化プロジェクト」としてチリのシステムを参考、電子ノッタ発行はすでに5億枚に達しているなどと説明、Pinheiro Neto Advogados のレナト・カオモ弁護士が.「金融危機における税務回復プログラム(REFIS)」ではプログラムの概要などについて説明した。

左からGaia, Silva, Gaede & Associados Advocacia e Consultoria Jurídicaのリヴィア・ナオミ・ヤマモト・シニア・コンサルタント弁護士/Pinheiro Neto Advogados のレナト・カオモ弁護士/クラウジオ・ヤノ副委員長/ロベルト・コウチヤマ副委員長/Deloitte Touche Tohmatsu 移転価格部シニア課長のエジネイ・コチ弁護士

45人が参加して開催された法律委員会

熱心に講師の話に聞き入る参加者