トランスペトロの船舶用鋼板は韓国が落札

トランスペトロ社の石油開発船舶用鋼板は韓国が初めて落札、過去6回の入札では中国3回、ブラジル2回、ウクライナが1回落札している。

今回、落札した韓国は23船舶建設用の鋼板68万トンのうち10万トンの鋼板を納入するが、同社とブラジルの製鉄会社との間では鋼板価格で合意に達しなかった。

過去の鋼板入札は1,000トンから1万8,000トンと各ロットによって差があり、Promef1の船舶は21億ドルを投資して2013年の納入が予定されている。

リオのマウア造船は連邦警察のアグアス・プロフンダス捜査で不正疑惑のためにペトロブラスの入札参加が禁止されているが、サントス海盆のメシリャン鉱区のPMX-1プラットフォームをすでに納入、トランスペトロのPromef1向け4船舶の建造の契約を行っている。(2009年9月29日付けエスタード紙)

 

IMFは世界のGDPを上方修正

国際通貨基金(IMF)は来年の世界の平均GDP伸び率を前回の2.5%から3.0%に上方修正、また今年のGDPを前回のマイナス1.4%からマイナス1.0%に上方修正している。

新興国のGDP伸び率が楽観視されて上方修正され、ブラジルの来年のGDP伸び率2.5%が予想されていたが、金融市場関係者は5.0%の伸び率を見込んでいる。

しかし先進諸国の持続的経済回復は失業者の増加や銀行の民間向けクレジットの縮小で疑問視されて、予想よりも大幅に遅れると見込まれている。

先進国の今後7年間の一人当たりのGDPは平均10ポイント減少が予想され、調査対象の25%に相当する国では一人当たりのGDPは低いインフレと力強い経済成長で落込んでいない。

IMFは昨年の発展途上国の平均公共負債はGDP比75%であったが、今年は90%、2014年には118%まで上昇すると予想している。(2009年9月29日付けエスタード紙)

 

 

ブラジル日本研究者協会(SBPN)が3日間に亘り元総務大臣の竹中平蔵慶大教授などが講演した

ブラジル日本研究者協会(SBPN-仁井山進会長)とブラジル日本商工会議所の日伯交流シンポジウム2009が2009年9月26日から28日までブルーツリー・ファリア・リマホテルに100人以上が参加して開催、28日は竹中平蔵慶応義塾大学教授やゼツリオ・ヴァルガス大学の中野慶昭教授などの講演を前にSBPNの仁井山進会長、商工会議所の田中信会頭がそれぞれ開会挨拶を行った後、大部一秋総領事が竹中平蔵慶応大学教授の参加並びに竹中教授のブラジルのサポーター役に感謝の意を述べた。

元総務大臣の竹中平蔵慶大教授は「日本経済の展望」と題して、ブラジルの地上デジタル放送の日本方式採用で総務大臣をしていた2006年に始めてブラジルを訪問、すでに南米4カ国で日伯方式が採用されており、世界標準になる可能性がある。

今日は世界経済の位置、日伯の新たな協力関係や政権交代について話をするが、与党の時は何を話しても批判されたが、今では何を話しても失言にならないとユーモアに笑いを誘った。

世界経済は100年に1度の危機といわれ、グリーンスパンFRB前議長は50年か100年に1度の危機と言っているが、私は正解だと思わない、しかし金融危機の対応を誤れば100年に1度の危機になる。

世銀では今年の米国のGDPをマイナス3.0%から3.5%を見込んでいるが、世界大恐慌後の1932年のGDPはマイナス13.0%、失業率は現在の9.0%から10.0%を大幅に上回る25.0%であった。

私は100年に1度の危機を言い訳として使われることを心配しており、米国発のサブプライムによる金融危機といわれているが、米国のGDPの落ち込みは日本やヨーロッパよりも少なく米国の株価が先進国よりも高いのは説明できない。

ヨーロッパでは不動産バブル、ユーロやポンドが過大評価されていたし、石油価格が140ドルまで高騰して資源バブル、日本では円安バブル、トヨタやパナソニックは円安で膨大な収益を上げていたが、世界のマルチバブルは崩壊した。

新日鉄の三村社長は過去3年間の世界のGDPは大きすぎていたと述べ、私は世界経済の回復はU型ではなくW型を予想、リーマンブラザーズ破綻の2週間後に公的資金介入が議会で否定されたために、米国政府が救済を否定したために信用危機が発生して株価が下落した。

世界経済は底を打ち、エマージングカントリーが力強く、中国では銀行のクレジットが3倍に増加、第2四半期のGDPは年率換算で14%増加、来年は日本を追い越して世界2位に上昇、韓国も年率11%と大幅に回復、中国はGDP比4.0%の財政拡大をしているが、現在の政策は持続しない。

中国の3倍増加のクレジットは短期的には効果があるが、長期的には不渡りが増加するために政策を変更する必要があり、日本の不良債権処理には10年以上かかり、ガイトナープランのストレステストでは米国の不足額が予想よりも少なく、表面化していない不良債権が残っている可能性があり、金融機関の規制が厳密に行われているのかわからない。

地球環境、南サハラ地域の貧困問題、金融規制などのグローバル・アジェンダに対して、世界金融危機はわれわれに今までの組織以外のグローバル・ガバナンスに空白があることを認識させ、問題意識を共有する専門家のネットワークはフロンガス対策で初めて世界ネットワークができた。

提案1としてSBPNで金融危機に対応する知的貢献としてブラジルのモラトリアム、日本の不良債権処理でそれぞれ失われた10年を経験しており、日本とブラジルの比較研究で持続的経済成長できる解決するための政策採用に対する意見交換会の開催をしてほしい。

提案2として解決は容易ではないが、ラクイナサミット会議での2050年までの地球環境改善のための二酸化炭素の80%削減、日本は2020年までに1990年比25%削減、日本の省エネ技術は世界トップであり大いに活用する必要があり、両国でアイデアを出し合って協力してほしい。

日本のハイブリッド車は世界を席巻しているが、米国や中国はハイブリッドでは日本に勝ち目がないために、電気自動車の開発にしのぎを削っているが、全ての自動車が電気自動車になればCOは20%削減可能、また日本の休耕地全てソーラーパネルを設置すれば発電総量の50%に達する。

今回の自民党から民社党への政権交代は良いことであり、自民党が末期症状に陥ったのは政権交代がなかったからであり、政治の世界では「風が吹く」といわれるように、2005年の小泉チルドレンでの選挙圧勝、今回の民主党の圧勝は麻生政権に対して逆風が吹いた。民主党のマニフェストでは脱官僚、スエーデン型年金などは評価できるが、マクロ経済について明確な方向性が示されていなく、国家戦略局でのマクロプランの立ち上げが遅れているが、外交は無難なデビューとなったと説明した。

元サンパウロ州財務長官でゼツリオ・ヴァルガス大学の中野慶昭教授が「ブラジル経済の見通し」と題して、ブラジルは1930代以降から第一次産品輸出一辺倒から資本財輸入による工業化、第2次大戦による更なる工業化、金融危機をきっかけとして先進国への過渡期に突入、今年の先進国のGDPはマイナス4.0%が予想されているが、中国は8.0%の成長が見込まれている。

ブラジルの昨年の最終四半期のGDPは大幅に減少したが、公立銀行は民間銀行の信用収縮に対してクレジット拡大して国内経済の縮小に歯止めをかけ、今年のGDPは0%、来年は4.0%から5.0%の成長が見込まれ、工業製品税(IPI)の免税や減税で消費は拡大しているが、IPI減税政策中止後の国内経済が注目され、2番底の可能性は残されている。

1994年のレアルプラン以降はブラジル経済が安定してG-20などの国際会合ではルーラ大統領が存在感を示し、日伯デジタル方式ではアルゼンチン、ペルーやチリでの採用決定で南米諸国が追従すると見込まれている。

両国は不毛の地といわれていたセラード開発で大豆の世界輸出は2位として食料基地化に成功、ブラジルの人口は世界5位、熱帯雨林の1/3、真水は1/4を擁し、2億ヘクタールの耕作可能地の増加、輸出の世界トップは砂糖、コーヒー、エタノール、オレンジジュース、大豆、牛肉、鶏肉、葉タバコなど巨大なポテンシャリティーを擁し、鉱物では鉄鉱石が輸出・生産とも世界トップ、ボーキサイト3位、ウラン6位、ニオブは世界の埋蔵量の90%、タンタルは埋蔵量1位で生産は2位、マンガン5位、石油は岩塩層下原油の埋蔵量が確認されれば15位から4位になる可能性がある。

現在の完成品輸出は50%を占め、2050年には世界4位の経済大国になる可能性があり、今後はアグロビジネス、輸送や建設部門の成長が見込まれているが日本の技術とブラジルの天然資源の活用で世界を牽引できる。

しかし世界経済は今までのように米国内の消費の減少と同国向け輸出が減少するために依存率を減少させる必要があり、経済成長に伴ってインドと中国はコモディティ商品の消費が拡大するためにブラジルにとってはチャンスであり、またブラジルはコントロールされているインフレ、金利の低下、公共負債の低下、堅調な経済ファンダメンタルズ、60万人の雇用創出、経済成長加速プログラム(PAC)、1億人を突破したCクラス人口による消費拡大など経済成長要因がそろっていると結んだ。

JICA(国際協力機構)ブラジル事務所の芳賀克彦所長は「環境分野における日伯協力関係のインパクトとパノラマ」と題して、JICAの環境分野の協力取り組みとして無償資金、技術協力、二国間や多国間協力、ブラジルへの技術協力は1959年に灌漑施設で開始、2007年までに99億円で世界6位の協力をしている。

円借款では年利1.2%から1.7%で返済期間は25年、ブラジルでの円借款は1981年開始、1992年のリオのエコ会議から環境分野の協力が急増、セラード開発では30万ヘクタールで大豆生産、モザンビークのサバンナ気候と似ているためにセラードで取得した技術を移転する。

環境プロジェクトとしてアマゾン地域での熱帯雨林の違法伐採の監視を行うが、常に85%の地域が雲で覆われていても監視可能な人工衛星を投入、セラードでの生態系保全プロジェクト、北大河州でのひまわり栽培によるバイオジーゼル生産の商業化システム、アマパ州のマングローブの森林保護,サンベルナルド市のビリングス湖の都市環境事業、アマゾンでの森林農業やCO2吸収率の研究や気候変動の予測シュミレーション・プロジェクトなどについて説明した。

JICAの小野誠氏はALOSサテライトでの違法森林伐採監視システムでは雲の影響を受けないシステムであり、4人の専門家を派遣してブラジル側に技術移転プロジェクトとして1年目は教育プログラムや資料の作成、2年目はシステムの改良や問題点の掘り起こし、3年目はブラジル人主導でシステムの稼動並びにサポートする。

同サテライトは2週間でアマゾン全域が監視可能で違法伐採防止に大きく前進、国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)はINDICARシステムを構築、JICAはテクニカルシステムのアドバイス、SARデーターの技術移転やブラジル人技術者の日本でのトレーニングなどについて説明した。

グリーンピースのロベルト・キシナミ元理事は「気候変動」と題して、Earthシステム、ヒューマンシステム、二酸化炭素増加による温暖化、温暖化による海水の上昇、温暖化ガスの種類と影響、京都議定書による各国の削減目標値並びにCO2増加、新興国のインドや中国でのCO2削減の必要性を述べた。

また唯一CO2削減するには経済成長率が低下すれば2020年からCO2は減少に転じ、コペンハーゲンでは2013年から2020年のCO2削減についての話し合いなどを説明した。

サンパウロ州政府のジョゼ・リカ氏は「持続可能な工業開発による恩恵」と題して、ブラジルの鉱工業を牽引するサンパウロ州の人口は4,000万人、州政府は地下鉄やパウリスタ都市圏鉄道公社(CPTM)への投資額は42億レアル、輸送部門50億レアル、都市衛生25億レアル、住宅16億レアル、治安関連に10億レアルを投資して85万人の雇用創出を見込んでいる。

商品流通サービス税(ICMS)は119セクターで減税を実施、サンパウロ州立銀行(ノッサ・カイシャ)をブラジル銀行に譲渡して10億レアルを投資向けファイナンスに活用、技術高校や技術大学の増設、港湾、道路、空港、鉄道、アルコールパイプライン、水路開発投資などについて説明した。

最後にJICAの芳賀克彦所長とサンパウロ州環境公社(CETESB)のフェルナンド・カルドーゾ・レイ代表が第3国への技術協力協定で調印した。

元総務大臣の竹中平蔵慶応大学教授は「日本経済の展望」と題して講演

元サンパウロ州財務長官でゼツリオ・ヴァルガス大学の中野慶昭教授が「ブラジル経済の見通し」と題して講演

100人以上の参加者は熱心に講演会に聞き入っていた

左から大部一秋総領事/SBPNの仁井山進会長/田中信会頭

第3国への技術協力協定で調印したJICAの芳賀克彦所長とサンパウロ州環境公社(CETESB)のフェルナンド・カルドーゾ・レイ代表

 

ノンフィクション作家山根一眞氏の「環業革命~エコ時代の日本のモノづくりと世界貢献」に100人以上が参加して開催

サンパウロ州工業連盟(FIESP)と在サンパウロ総領事館共催のノンフィクション作家山根一眞氏の「環業革命~エコ時代の日本のモノづくりと世界貢献」講演会が2009年9月25日午前9時から午後1時まで100人以上が参加してFIESP講堂で開催した。

山根さんは今から38年前に初めてブラジルに自衛隊の練習艦隊に乗ってきたのはジャーナリストでサンパウロ新聞東京支局の日下野良武さんが押し出してくれ、3ヶ月かけてサントス港に着いた時には数万人の1世が出迎えてくれた。

陸路でアマゾンに1ヶ月かけて行き、トランス・アマゾニカ道路が開通して1週間後に1,200キロメートルを踏破したが、アルタミラはアメリカの西部劇と同じで自己防衛のために皆がピストルを提げていた。

またトランス・アマゾニカ道路はモーゼの十戒と同じ様に高さ40メートルの森林が両方の道路わきに延々と続いていたが、最近では水平線が見えるようになり、来るたびに胸が痛む。

環境に関心を持ったのはアマゾンが原点であり、私は文型のジャーナリストであるが、理系に興味があり、一般の人にわかりやすい話しができると思うと述べ、なぜ温暖化が悪いのか、なぜ発生したのか、世界の人は理解をしていない。

なぜ二酸化炭素排出が悪いのか、見えないものを論じることは非常に難しく、アマゾンの熱帯雨林がCO2を吸収したのは見えないが、日本のすばらしい衛星では目に見えることが可能となる。

今年の1月23日に衛星「いぶき」打ち上げて 宇宙から温室効果ガス濃度を10月から観測開始、結論はわれわれがどういう生き方をするかが重要となる。
飛行機から見たアマゾン上空の雲はアマゾンにしかない独特の雲であり、森林から水蒸気となって雲になって雨を降らして、アマゾンに来てよかったと思うが、私の乗っている飛行機はCO2を排出しているためにCO2を出さない飛行機を開発しなければならない。

石油燃料以外の飛行機の開発が必要で液体酸素と水素燃料の飛行機を製造して宇宙に出れば45分で世界一周が可能、日本からブラジルには28分で来ることが可能で技術の進歩は新しいものを造り、人類の力と工業の力で克服しなければならない。温暖化対策は負担が大きいが、新しい産業が生まれてそれ以上の恩恵を受けることが可能となる。

資源のない日本では日本人が努力と情熱を持って世界2位の経済力を持つ国となったことに私は誇りを持っており、日本の知性とブラジルの資源で緊密に協力して世界のために役に立つことを実行して行ければすばらしい。

私はロシアのサンクトペテルブルグ、モスクワ、アマゾン日本人移民80周年記念でトメアスー、マナウス、リオそして今、サンパウロで講演しているが、今回の世界10ヵ所の講演でロシアでの環境に対する認識が高いこと分かり、経済を牽引している BRICsの一国であるブラジルのFIESPがBRICs諸国に呼びかけて環境フォーラムを開催すればすばらしい。

1996年にパラー州で国際環境フォーラムを開催して18時間の議論をし、坂口陞(のぼる)さんが森林農業について講演、しかし誰も実行を希望する人はいなかったが、今ではトメアスーで日系人200家族、トメアスー周辺のブラジル人の5,000家族が森林農業を採用して今後はアマゾンの森林は回復、また森林を伐採して放牧するよりも収益率が高く、日本人の貢献に誇りを感じている。

ガーナではカカオ栽培に農薬を使って食品の安全性で問題があり、食品の安全性に厳しい日本では大手製菓が無農薬栽培のトメアスーのカカオ購入の契約を行い、日本人が栽培しているものは安全であり、チョコレートが売れれば森林が増えるサイクルとなり、80周年記念では最もすばらしいニュースとなった。

1997年にトメアスーで私が植えた木が残っており、日本と比べればすごい成長が速く、ブラジルは森林も天然資源も恵まれて遠大な可能性があり、神様は不公平であるが、温暖化になれば寒いところでも作物栽培が可能と間違った考えを持っている人もいる。

1992年にリオ市の地球環境サミットで「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」が提起されたのが原点であるが日本は不参加、その後1997年に京都議定書で具体的なスタートを切った。

2034年には世界の人口は100億人を突破、特にインドと中国の化石燃料消費が大幅に増加してCO2排出が急増、講演を行ったサンクトペトロブルグ、モスクワ、ベレンでも車の大渋滞が発生している。

岩塩層下原油発見でルーラ大統領は「舞様のお恵み物」と感激、原油埋蔵量は現在がピークであり、消費は益々拡大して行くためにエネルギーとしての消費を転換する時期にきているためにリサイクルしなければならない。

日本でも最も気に入っている福井県の一乗谷朝倉氏遺跡は自動販売機設置が禁止されており、日本の美しさはこの場所に凝縮されているが、100年間で初めての大水害で大きな被害が発生、温暖化の影響で海水温度が上昇するために世界中で水害が発生、インドネシアでは森林火災、中国では砂嵐発生、スイスではサハラ砂漠の熱風の影響で氷河が減少している。

1970年代の北九州市は7色の煤煙、洞海湾は水質汚染被害が酷くて生物が生存できなかったが、工場排水処理の環境技術で水質が改善、今ではリサイクル団地の北九州エコタウンセンターが誕生して世界中から見学に訪れている。

日本が開発している4メートルの高さの波のある海にも離着陸できる水上飛行艇US-2は12トンの水を積載できるために、無害な消化剤との混入で世界中の森林火災消火に役立つと見込まれ、日本企業は今までの1/30の水量で火災鎮火できる消化剤の開発も行ってコストダウンに結びつく。

日本では金融危機の影響で車販売は大幅に減少しているが、ハイブリッドカーのプリウスは売上げトップ、燃費が分かるパネル表示もあり、1リットル40キロメートル走れるために経済的であり、エコロジーはコスト高と考えられていたが、エコロジーはエコノミーであり、今後の本流は電気自動車になると見込まれている。

山根さんは環境問題を話し合う時に説得力をつけるために自宅をエコハウスにして山根式天然住宅システムとして雨水、ソーラーパネル、蓄電、人工降雨装置、地下水、熱交換器などを利用して、大切なお客を迎える時には虹を発生させる。

また太陽が届かない深海に「深海6400」で潜った時に320度の熱水からメタン、硫化水素を食べている微生物を食べるカニを見た時は生物は環境に合わせて生きている生命の神秘さを確認、人類は多様性の生物の世界を滅ぼしてはいけない重要性に目覚めなければならないと結んで講演を終えた。

講演中のノンフィクション作家山根一眞氏


山根氏の環境問題講演を会場一杯の参加者が熱心に聞き入る


(2009年9月24日)帰国するブラデスコ銀行の小宮英樹部長と後任の吹訳大祐部長が訪問

帰国するブラデスコ銀行アジアデスク部の小宮英樹部長と後任の吹訳大祐部長が2009年9月24日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に小宮部長は帰国挨拶、後任の吹訳部長は着任挨拶を行った。

左から平田藤義事務局長/帰国するブラデスコ銀行アジアデスクの小宮英樹部長/後任の吹訳大祐部長

8月のINSSの赤字は510億9,000万レアル

8月の社会保障院(INSS)の赤字は前年同月比22.4%増加の51億9,000万レアル、前月比では67.42%増加、今年8ヶ月間のインフレ指数である全国消費者物価指数(INPC)を差引いた実質赤字は前年同期比14.84%増加している。

8月のINSSの赤字増加は今年2月に最低サラリーが415レアルから465レアルとインフレを大幅に上回る修正がされたために、年金・恩給受給者の大半を占める最低サラリー年金支給額が大幅に増加、また金融危機による影響で正規雇用減少による納付金の減少が赤字幅を拡大している。

金融危機前の昨年9月までのINSSの納付金はインフレ分を10%上回る勢いで増加していたが、今年8ヶ月間の実質増加率は前年同期比5.0%に留まっている。

また7月のINSSの赤字31億レアルから8月は51億9,000万レアルに増加した要因として、最低サラリーの年金・恩給受給者向け13ヶ月目サラリーの50%先払いが赤字幅を拡大させている。

8月の社会医療福祉制度(RGPS)の年金・恩給受給者への支出は前年同月比8.71%増加の195億9,000万レアルに達して前月比でも12.65%増加している。

8月のINSSへの納付金は前年同月比4.5%、前月比0.7%とそれぞれ僅かに増加の144億レアルに留まったにも関わらず、過去3番目に大きい納付金額となっている。

8月の13ヶ月目サラリー支給額は16億3,000万レアル、9月は最低サラリー年金受給者の残り50%の支給と最低サラリー以上の受給者向け13ヶ月目サラリー50%の支給で63億レアルに達する。

INSSでは今年の赤字幅を407億8,000万レアルから414億8,000万レアルに上方修正、来年は最低サラリー以上の年金受給者向け6.0%の調整が予定されているが、国内経済の回復で雇用増加による納付金増加が赤字幅増加をカバーすると見込んでいる。(2009年9月24日付けエスタード紙)

 

 

高速道路の通行料金値上げの可能性

2007年に高速道路コンセッションを獲得するために熾烈な入札で通行料金の最低価格を下回る価格で落札したOHL社、Acciona社並びにBR-Vias社は国家陸路運輸庁(ANTT)に通行料金の値上げを申請している。

エンリケ・カルドーゾ政権時代に始まった高速道路コンセッション入札ではCCR社やEcorodovias社などが大半を落札していたが、後発組のOHL社は最低価格を下回る価格で落札したために収益が悪化している。

しかしOHL社などは高速料金徴収所建設のための環境ライセンス認可の遅れ、高速道路沿いの土地の接収の遅れなどで収益が圧迫されているためにANTTに通行料金の見直しを迫っている。(2009年9月24日付けエスタード紙)

 

ブラジルの公的債務が1兆5,090億レアルに増加

8月のブラジル連邦政府の国内外公的債務総額は4.0%に相当する528億6,000万レアル増加して1兆5,090億レアル、特に社会経済開発銀行(BNDES)向けの国債発行による360億レアルが債務増加の大半を占めた。

金融危機によるクレジットの信用収縮拡大に対して法人向けクレジットを確保するために、連邦政府はBNDES向けクレジット総額1,000億レアルのための国債発行を続けていたために、公的負債が増加の一途を辿っていた。

また8月は金利支払いのために124億レアルの支出も負債増加につながり、対内負債1兆4,000億レアルの金利は108億レアルで3.63%増加、対外負債の金利は1.65%増加して対外負債総額は1,089億レアルに増加している。

国庫庁は8月に国債を660億6,000万レアル発行、償還期限の国債255億3,000万レアル分を買い戻したが、今後のBNDES向けクレジット用の国債発行は予定されていない。

格付け会社ムーディーズが22日にブラジルを投資適格級に格上げしたために、昨日、中国の政府系ファンド中国投資有限公司(CIC)はブラジルのインフレ指数連動国債を3,000億ドル購入する可能性を示している。(2009年9月24日付けエスタード紙)

 

公立銀行の手数料は9.2%値上げされた

昨年5月から今年7月までに公立銀行の手数料は9.2%値上げ、しかし民間銀行は23.6%値下げ、今後数週間以内にブラジル銀行(BB)並びに連邦貯蓄金庫(Caixa)は手数料を下げると見込まれている。

今年7月の民間銀行の平均手数料は月間14.96レアルであったが、BB銀行は17レアル、Caixa金庫は15レアル、Banrisul銀行は18.50レアルと最も手数料が高い。

基本サービスパーケージには月間の現金引き出し8回、残高確認プリント4回、同じ銀行への送金4回などが含まれているが、BB銀行の手数料は5大銀行の中でサンタンデール銀行に次いで高い。

ブラジル銀行協会連盟(Febraban)の調査ではHSBC銀行の月間手数料が21レアルで最も高く、次いでサンタンデール銀行20レアル、イタウー銀行は15レアル、ブラデスコ銀行は14.5レアルと最も手数料が安い。(2009年9月24日付けエスタード紙)


 

(2009年9月23日)豊田通商保険の今野秀樹氏とイゴール・ヤマムラ氏が訪問

豊田通商保険の今野秀樹氏とイゴール・ヤマムラ氏が2009年9月23日に商工会議所を訪問、平田藤義事務局長、日下野成次総務担当並びにエレーナ・ウエダ経理担当と医療保険プランについて最終打ち合わせで意見交換した。

左から豊田通商保険の今野秀樹氏/イゴール・ヤマムラ氏/エレーナ・ウエダ会計担当/日下野成次総務担当/平田藤義事務局長