ブラジルの自動車販売は世界5位

 今年上半期の中国の自動車生産は前年同期比15.2%増加して45.2%減少の日本や52.1%減少の米国を追越してトップに上昇したが、ブラジルは自動車輸出が40%と大幅に減少したのにも関わらず、国内販売が好調に推移して昨年の8位から5位にランクを上げている。

 ブラジル国内の自動車販売は工業製品税(IPI)の免税や減税措置やクレジット拡大で好調に推移しているが、自動車生産は中国やインドなど限られた国でしか増加していない。

 ブラジルの自動車生産能力は400万台、昨年は320万台を生産したが、全国自動車工業会(Anfavea)では今年は305万台の生産を予想している。

 世界の自動車メーカーの生産能力は8,700万台、今年の生産は生産能力を2,100万台下回る6,600万台が見込まれているが、ブラジルの上半期の自動車生産は11自動車メーカーが170万台を生産している。

 今年上半期のブラジルの自動車国内販売は145万台でフランスの134万8,000台、イタリア123万2,000台並びに英国の103万9,000台を追越して5位にランク付けされている。(2009年8月23日付けエスタード紙)


 

会議所70周年記念委員会に8人が参加して開催

会議所70周年記念委員会(佐々木光委員長)は2009年8月21日午後1時30分から8人が参加して開催、会議所70周年記録集の業務委託、今後のスケジュール、予算、経費、見積、資料や写真の整理などについて意見の交換が活発に行なわれた。

参加者は佐々木光委員長(ジェトロ)、和田亮副委員長(日通)、壇上誠副委員長(日本経済新聞)、田中信会頭(リベルコン)、原宏氏(ジェトロ)、山田唯資監事会議長(個人会員)、平田藤義事務局長、柴田千鶴子事業班主任

左から田中信会頭/和田亮副委員長/佐々木光委員長

0周年記録集作成で盛んに意見の交換が行なわれた

 

 

7月の税収は9.38%減の586億レアル

 ブラジル国内の景気回復の遅れに伴って企業の売上減少の影響で、7月の国庫庁の税収は前年同月比9.38%減少の586億7,200万レアルに留まって、9ヶ月連続で前年同月比を下回った。

 しかし7月はVisaNet社の新規株式公開(IPO)で国庫庁に法人所得税(IRPJ)が7億6,000万レアル、純益に対する社会納付金(CSLL)が3億9,000万レアルでトータル11億5,000万レアルの税収増加をもたらしたために、前月比では8.32%増加している。

 今年3月からの税収減は前年同月比6.0%前後で安定してきているが、6月の鉱工業部門の伸び率は前年同月比マイナス10.9%と大幅に落込んでいるために、今後数ヶ月間の大幅な税収増加は見込めない。

 今年7ヶ月間の輸入税(II)は前年同期比3.09%減少の91億2,100万レアル、工業製品税(IPI)は29.0%減の164億2,800万レアルとなっているが、IPI免税や減税措置が採用された自動車業界のIPIは76.41%減の8億6,000万レアルと大幅に減少している。

 所得税(IR)は5.86%減の1,132億5,400万レアル、金融取引税(IOF)は13.73%減の103億7,400万レアル、社会保険融資納付金(Cofins)は13.06%減の629億6,700万レアルであった。

 また一般的に燃料税と呼ばれる経済支配介入納付金(Cide)は58.82%の17億3,400万レアルと軒並み減少しているが、唯一、社会保障院(INSS)の納付金が5.42%増加の1,089億3,500万レアルで総税収は7.39%減の3,841億4,800万レアルであった。(2009年8月21日付けエスタード紙)


 

7月の六大都市圏の失業率は8.0%に減少

 7月の六大都市圏の雇用は前月比18万5,000人増加して失業率は今年で最も低い8.0%まで低下、民間企業の正規雇用は14万2,000人、サンパウロ州が大半の10万6,000人の正規雇用増加を記録した。

 7月の平均実質賃金は前月比0.5%増加の1,323.30レアルで、過去6ヶ月間では初めて前月を上回り、また過去6年間では最高記録を更新した。

 7月の商業部門の雇用は7万700人で最も多く、サンパウロ市が4万1,000人増加、鉱工業部門の雇用は前年比4.7%減少したが、減少幅は縮小してきている。

 7月のサルバドール市の失業率は11.4%で最も高く、レシーフェ10.2%、リオ6.3%、ベロ・オリゾンテ6.1%、ポルト・アレグレ市が5.8%と最も低かった。

1998年から2008年までの正規雇用は1,494万9,931人増加、1998年のサンパウロ市の不正規雇用は24%であったが、2008年には21.5%に減少、サルバドールは25.3%から19.4%、レシーフェ23.8%から18.1%、ベロ・オリゾンテ19.8%から13.4%とそれぞれ減少したが、唯一、ポルト・アレグレ市は13.2%から14%に増加している。(2009年8月21に付けエスタード紙)
 

 

 

ペトロブラスは軽質油の埋蔵量2億8,000万バレルの油田発見

 ペトロブラス石油公社はカーボ・フリオ市から120キロメートルのカンポス海盆でAPI28度の軽質油で原油埋蔵量が2億8,000万バレルと見込まれる油田を発見した。

 今回の発見はカンポス海盆では3番目の軽質油の2005年の7回目入札でペトロブラスが落札したBM-C-36鉱区油田であるが、同海域は重油の油田が大半を占めている。

 ペトロブラスはカンポス海盆の埋蔵量が3億5,000万バレルのマルリン・スール鉱区のジュララ油田で原油開発を開始したが、同油田のAPIは27度の軽質油である。

 またマルリン・レステ鉱区の埋蔵量が3億4,500万バレルのムスア油田でも原油開発に着手したが、APIは28度とそれぞれ良質の軽質油であり、昨年末のブラジルの総原油埋蔵量は140億9,200万バレルであった。(2009年8月21日付けエスタード紙)

 

 

中国自動車メーカーCheryが本格的に参入

 中国の自動車メーカーChery社がウルグアイで生産しているTiggo車を年内にブラジルでの販売を計画、価格は4万9900レアルでフォード社の価格5万700レアルのEcoSport車と競合する。

 またブラジル国内で5億ドルから7億ドルを投資して年産15万台の自動車生産、操業は2012年を予定しているが、ブラジルは世界で最も成長が見込める市場と見込んで投資する。
 
 またTiggo車に続いてコンパクトカーQQ車を輸入してファイアットの価格2万2100レアルのMille車と競合、その後に3万レアルのFace車、最後にA3車を輸入する。

 Chery社はブラジル国内に11ディーラーあるが、年末までに55ディーラーに増加、今年は4500台、来年は1万台の販売を予定している。(2009年8月21日付けエスタード紙)

 

 

(2009年8月20日)小林雅彦首席領事が表敬訪問

サンパウロ総領事館の丸橋次郎元首席領事の在ポルトガル日本大使館への栄転に伴って、後任として小林雅彦首席領事が着任、2009年8月20日に着任挨拶のために商工会議所を表敬訪問、田中信会頭、平田藤義事務局長が応対した。

小林首席領事は1985年に外務省に入省、1987年から91年までポルト・アレグレ、91年から96年までサンパウロ総領事館で総務担当領事として勤務、2003年から2007年までブラジリア大使館で勤務後に2007年からポルトガル大使館で参事官として勤務後、再びサンパウロに赴任した。

       

       左から平田藤義事務局長/着任した小林雅彦首席領事/田中信会頭

労働問題研究会に47人が参加して開催

企業経営委員会(松田雅信委員長)の労働問題研究会が2009年8月20日午後4時から6時まで47人が参加して開催、プライスウオーターハウス社のフラービア・フェルナンデス・シニアマネージャー並びにタチアナ・カルモーナ・マネージャーが「ブラジルに駐在する外国人に適応出来る労働・福祉・税務法」について講演した。

 2人はプレゼンテーション資料を使いながらアサインメント・レターでは企業と外国人派遣者の契約、本国と派遣先国の法律の相違点、派遣期間、サラリーやベネフィットの明記、Split Payroll,、宿泊先の賃貸契約や支払い、パーマネントヴィザ、テンポラリーヴィザ、入国日や出国日の注意点、ブラジルでの税制の申請、帰国の際の必要ドキュメントなどの注意点や解釈などについて説明した。

会場一杯の47人の参加者が熱心に講演を聞き、色々な質問がされた

左からプライスウオーターハウス社のチアナ・カルモーナ・マネージャー/フラービア・フェルナンデス・シニアマネージャー

 

7月の社会保障院の赤字が35.5%増加

 7月の社会保障院(INSS)の赤字は最低サラリーのインフレ分を大幅に上回る12.0%調整の影響で前年同月比35.5%増加、今年7ヶ月間では13.3%増加の247億レアルに達している。

 INSSの年金・恩給受給者の70%が最低サラリーを受け取っているために、最低サラリーのインフレ分を大幅に上回る調整はINSSの赤字幅増加に直接つながる。

 連邦政府は今年のINSS赤字を407億レアルと予想、7月の納付金は前年同期比3.3%増加したが、支出が8.0%増加したために赤字幅の拡大となった。

 INSSでは8月の赤字幅は年末の13ヵ月目サラリーの50%に相当する79億レアルが月末から9月中旬にかけて、2,300万人の年金・恩給受給者を対象に支給されるために拡大する。

 13ヶ月サラリーの2回目は11月末から12月中旬にかけて支給され、また大統領選挙の2010年は最低サラリー以上の年金・恩給受給者向けのインフレ以上の年金・恩給調整が行なわれる予定であり、INSSの赤字幅は更に拡大する。{2009年8月20日付けエスタード紙}