Comperj石油コンビナートにアジア企業参加の可能性

2008年からペトロブラス石油公社が建設開始したリオ州のComperj石油コンビナート建設にアジアから中国、韓国、日本やインド並びに米国が資本参加のためにミッションを送り込んでいるが、特に中国は複数回数に亘って視察している。

しかしブラジル大手石油化学会社であるブラスケン社やウルトラ社は石油精製プロジェクトではなくプラスチック樹脂プロジェクトに注目しているが、未だにペトロブラスに資本参加を提示していない。

ペトロブラスは60%の資本参加で経営権を把握、国内外企業は最大40%までの資本参加を予定しているが、投資総額は84億ドルで2012年の操業を予定している。(2009年8月13日付けエスタード紙)

 

日伯法律委員会に33人が参加して開催

日伯法律委員会(松田雅信委員長)は2009年8月13日午後4時から6時まで33人が参加して開催、初めにプライスウオーターハウス社のエヴァニ・オリベイラ・パセ弁護士が「分割払い:共同省令 PGN/RFB-2009年6月」について講演した。

続いてトジーニ・フレイレ弁護士事務所のエリザンジェラ・ゾルゾ弁護士が「サンパウロ州喫煙禁止法」について、公共施設、工場、事務所、レストラン、バー、ホテル、商業センター、ショピングセンター、薬局、学校、博物館、病院、公共輸送機関、タクシー内での喫煙を2009年8月7日から禁止した。

しかし公道や屋根なしの空気の流通が完全な場所では喫煙可能であり、また禁止エリアにはシールやプレートでの警告を義務付け、禁止エリアでの喫煙に対して営業責任者に加算的に罰金が増加、3回目の罰金と共に48時間の営業停止、4回目は30日間の営業停止となると説明した。

フェルスベルグ弁護士事務所のルイス・バルバーザ弁護士が「商品流通サービス税(ICMS)-Substituição Tributária:電子及びIT機器操作への応用」について、青木弁護士事務所のエリカ・アオキ弁護士が「在ブラジル日本企業で評価の高い、知名度がある有名なブランド」について講演した。  

 

日伯法律委員会に33人が参加して開催             

 

 

 

自動車部会に13人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

自動車部会(長谷部省三部会長)が2009年8月12日午後4時から5時過ぎまで13人が参加して開催、今月18日の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成ではドラフト資料を基に意見交換した。

四輪業界では今年上半期の自動車販売推移、工業製品税(IPI)の減税効果、好調なリッタカー販売、世界需要減少で自動車輸出が大幅減少、リース販売減少に対して現金払い増加、クレジットの信用収縮、ハイクラス車販売の日系メーカーへの影響、政策誘導金利(Selic)減少の影響、大手メーカーの強気な投資計画などが話題となった。

二輪業界ではリース販売減少に伴って大幅な販売減少、与信の引締め、コンソルシオ販売、ローン環境の変化、自動車パーツは国内販売増加に伴って好調、アジアメーカー進出によるマーケットシェアへの影響などが話題となったが、金融危機の底を脱出したと考える企業が多かった。

参加者は長谷部部会長(トヨタ)、寺田氏(ホンダ)、関根氏(個人会員)、猪本氏(デンソー)、鈴木氏(MELCO)、大竹氏(タカタ・ペトリ)、大川氏(矢崎インターナショナル)、松本氏(トヨタ)、ロペス氏(トヨタ)、ワタナベ氏(NGK)、佐々木副領事(サンパウロ総領事館)、黒木専門調査員(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

            

          ドラフト資料で業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

            

       左からドラフトプレゼンテーション資料を操作するレアンドロ・ロペス氏/資料を説明するの長谷部省三部会長

 

 

民間銀行のクレジットは1.7%縮小

昨年末の3大民間銀行であるイタウー-ウニバンコ銀行、ブラデスコ銀行並びにサンタンデール銀行のクレジット総額は6,266億レアルであったが、第1四半期末には不渡りを避けるために信用収縮して前年同期比1.7%減少の6,160億レアルに低下している。

第2四半期のイタウー-ウニバンコ銀行のクレジットは2.2%、ブラデスコ銀行1.2%、サンタンデール銀行は1.5%とそれぞれ減少している。

中銀の調査では昨年末の銀行の法人向けクレジットの平均不渡り率は1.8%であったが、今年6月には2倍近い3.4%まで上昇、個人向けクレジットは8.0%から8.6%と僅かに上昇している。

しかし金融危機後のブラジル銀行並びに連邦貯蓄金庫のクレジットは民間銀行の信用収縮を補い、ブラジル銀行の第1四半期のクレジットは前四半期比7.6%増加の2,419億レアルを記録している。

年頭にブラデスコ銀行は今年のクレジット部門の13.0%から17.0%の増加を予想していたが、今では8.0%から12.0%に下方修正、イタウー-ウニバンコ銀行は10.0%から15.0%の増加を見込んでいる。

民間銀行は手数料改正規制や政策誘導金利(Selic)の低下に伴い収益性が圧迫してきているために、クレジット部門拡大で収益性をカバーしなければならず、個人向けや中小企業向けクレジット拡大を余儀なくされるが、大企業は金利の安い海外での資金調達が見込まれている。

イタウー-ウニバンコ銀行では来年の国内総生産(GDP)の伸び率を4.0%と見込んでクレジット部門は20.0%から25.0%の拡大を見込んでいるが、今年のGDPはマイナス0.7%でクレジット部門の大幅な拡大は期待できない。{2009年8月12日付けエスタード紙}

 

サンパウロ州政府は130億レアルの道路網入札を年内に予定

サンパウロ州政府は投資総額130億レアルに達する州内高速道路やサンパウロ市環状線建設向け入札を年内に予定しているが、民間コンセッションや官民合同プロジェクト(PPP)が予定されている。

高速道路網は北部ロットと南部ロットが予定されており、北部ロットにはモジ-ベルチオガ、タモイオス、オズワルド・クルース、リオ-サントス並びにフロリアノ・ロドリゲス・ピニェイロ道路が含まれ、総延長距離は550キロメートル、投資総額は47億レアルでサンパウロ州政府は17億レアルを投資する。

南部ロットは民間コンセッション方式での入札を予定、プライア・グランジとミラカツを結ぶ46キロメートルで投資総額は6億5,000万レアルが見込まれている。

サンパウロ市環状線の南部、東部並びに北部区間建設は民間コンセッション方式採用が予想されているが、南部区間の完成は来年3月、東部並びに北部区間の完成は2014年で投資総額は80億レアルが予想されている。(2009年8月12日付けエスタード紙)

 

上半期のProexのクレジットは46%増加

中銀の統計では今年上半期の中小企業向け輸出ファイナンスプログラム(Proex)のクレジット総額は前年同期比46%増加の2億8,640万レアルであった。

しかし今年のProexのクレジット総額は国内外のクレジット調達が困難なために12億レアルに拡大、また今年初めにクレジット利用拡大のために年商3億レアルから6億レアルの企業向けに拡大している。

更なるProexの活用のために年商が6,000万レアルの小規模企業向けに輸出の180日前までの先払いクレジットを検討しているが、今月26日の貿易会議所(Camex)会議で決定される。(2009年8月12日付けエスタード紙)

 

中国も高速鉄道プロジェクト入札に参加か

中国のCRC社はリオ都市圏鉄道Superviaに総額1億6,500万ドルのワゴン車30台並びに地下鉄に総額1億4,800万ドルのワゴン車114台を納入したが、サンパウロ経由のリオとカンピーナスを結ぶ総額346億レアルの高速鉄道プロジェクト入札に参加する可能性がある。

中国は高速鉄道入札ではファイナンスと高速鉄道建設のテクノロジーを擁しているが、連邦政府の投資次第で入札参加を決定すると見込まれている。

中国政府は昨年末には国内鉄道網の総延長距離を8万キロに拡大、2012年までには1,300キロの高速鉄道を含めて11万キロまで延長するプロジェクトを立てている。

北京と上海を結ぶ高速鉄道は時速350キロとブラジルが導入する高速鉄道と同じ時速で2011年の完成を目指しているが、今年の鉄道網建設には878億ドルを投資する。{2009年8月12日付けヴァロール紙}

 

 

(2009年8月11日)USCS大学の久保エジソン助教授が日本人駐在員研究協力で表敬訪問

国費留学生として神戸大学経営学研究科で修士課程を終了、現在はEAESP-FGV大学経営学研究科の博士課程3年生でUSCS大学並びにクルゼイロ・ド・スール大学の久保エジソン助教授が2009年8月11日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に研究テーマである「ブラジルに於ける日本駐在員のブラジルでの仕事の適応」のために、日本駐在員に対するインタビューへの協力を依頼した。

                     

 左から平田藤義事務局長/USCS大学並びにクルゼイロ・ド・スール大学の久保エジソン助教授

(2009年8月7日)ブラジル豊田通商の坂地吉秀ジェネラルマネージャーが表敬訪問

ブラジル豊田通商の坂地吉秀ジェネラルマネージャーが2009年8月7日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長が応対した。

                  

                  左から平田藤義事務局長/ブラジル豊田通商の坂地吉秀ジェネラルマネージャー

サンパウロ州からの輸出増加を予想

サンパウロ州工業連盟(Fiesp)の州内78業種の輸出調査によると下半期の輸出は上半期比7.6%増加を予想しているが、7月の調査ではマイナス1.1%が予想されていた。

またゼツリオ・バルガス財団の1,115企業対象の調査では第3四半期の輸出は17%の企業が増加すると回答したが、9.0%は落込むと回答、7月の調査では15%が落込むと回答していた。

今年下半期のサンパウロ州内の輸出総額は上半期比7.6%増加の421億1,900万ドルが見込まれているが、前年同期比では33%と大幅に落込むと予想されている。

下半期の輸出は海外の在庫調整が進んでいるために、鉱物関連コモディティ製品や鉄鋼関連製品の輸出増加が予想されており、海外需要の増加でオレンジジュースや食肉価格が上昇してきている。

今年のサンパウロ州内からの輸出は前年比32.2%減少の812億6,000万ドルが予想されているが、昨年は前年比13.3%増加していた。また砂糖の最大消費国であるインドの砂糖生産が大幅に落込んで一転して輸出国から輸入国に転じたために、今年8ヶ月間のブラジルの砂糖輸出は前年同期比26.5%増加している。

また過去2ヶ月間の牛肉価格はドルベースで12.5%増加、食肉輸出大手Bertin社の上半期の輸出量は前年同期比4.0%増加、輸出額は12%から15%増加している。

しかしレアルの為替が上昇に転じてきているために輸出の価格競争力が低下してきているが、チリが4ヶ月前にブラジルの牛肉輸入を再開、ヨーロッパ連合国もブラジルの牛肉輸出可能な指定農場を拡大したために、輸出増加が期待されている。(2009年8月11日付けエスタード紙)