2017年の建材販売は前年比5.0%減少の1,600億レアルに下方修正

ブラジル建設材料工業協会(Abramat)では、今年上半期の建材販売は前年同期比7.1%と大幅に減少した影響で、今年の建材販売は前年比5.0%減少の1,600億レアルへの下方修正を余儀なくされている。

今年の建材販売は、国内経済リセッションからの回復遅延やラヴァ・ジャット作戦によるゼネコン大手の企業活動停止、インフラ整備並びにロジスティック整備部門向けのクレジット縮小、失業率の増加や家庭収入の減少などの影響で、4年連続での前年割れ予想で2004年の水準まで低下すると予想されている。

今年上半期の建材販売は前年同期比7.1%減少、基本建材販売は7.6%減少、付加価値の高い仕上げ用建材は6.3%減少、セメント販売は8.8%減少の2,600万トンに留まっている。

今年上半期の輸出を含むセメント販売は、前年同期比9.0%減少の2,860万トンまで落ち込んでいると13セメントメーカーが加盟する全国セメント工業組合(SNIC)のパウロ・カミーロ・ペーナ会長は指摘している。

6月のセメント販売は8.6%減少の450万トン、6月の過去12カ月間のセメント販売は9.8%減少の5,490万トン、今年のセメント販売は前回予想の5.0%~9.0%から5.0%~7.0%に上方修正している。

全国建材販売業者協会(Anamaco)では、今年上半期の建材関連の小売販売は前年同期比4.0%増加、今年の小売販売は5.0%増加を予想、しかしブラジル建設材料工業協会(Abramat)では、6月の過去12カ月間の建材販売は8.9%減少、6月の小売販売も5.4%減少している。

ブラジル建設材料工業協会(Abramat)の統計によると、2004年~2013年の建材販売は2009年を除いて前年比増加を記録していたが、2016年の建材販売は前年比11.9%と二桁台の落込みを記録していた。(2017年7月11日付けヴァロール紙)

最終フォーカスレポートでは今年のSelic金利を8.25%に修正

昨日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、経済リセッションからの回復遅延やコントロールされたインフレなどの要因で、今年末の政策誘導金利 (Selic)を前回予想の8.50%から8.25%、2018年は8.25%から8.0%にそれぞれ下方修正している。

先週の金曜日ブラジル地理統計院(IBGE)では、6月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を電力料金やガソリン、食料品価格の値下げの影響で0.23%のデフレを記録したと発表していた。

中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の3.46%から3.38%に下方修正、2018年も4.25%から4.24%に下方修正している。

また今年の国内総生産(GDP)伸び率は、前回予想の0.39%から0.34%増加予想に下方修正、2018年のGDP伸び率は前回同様2.0%増加に据置いた。今年の鉱工業部門のGDP伸び率は0.66%から0.84%に上方修正、2018年は2.30%に据置いている。(2017年7月11日付けエスタード紙)

 

在ブラジル大使館の西川洋祐書記官が訪問

在ブラジル大使館の西川洋祐書記官が2017年7月10日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里秘書とインフラ整備事業おける投資環境整備について意見交換を行った。

Akinori Yoshida, Fujiyoshi Hirata, Chisato Kondo e Yohsuke Nishikawa

Foto: Rubens Ito / CCIJB

ブラジル日本移民史料館運営委員長一行が訪問

ブラジル日本移民史料館の森口イグナシオ運営委員長並びに山下玲子リジア副委員長が2017年7月10日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長並びに日下野成次総務担当に、2018年のブラジル日本移民史料館40周年プロジェクトについて説明、会員企業の支援を要請した。、

Fujiyoshi Hirata, Seidi Kusakano, Lídia Reiko Yamashita e Ignácio Tadayoshi Moriguchi

Foto: Rubens Ito / CCIJB

何故アルゼンチンは投資先として有望か

昨年7月、JETROが変革するアルゼンチンに大型インフラミッションを派遣してから丁度1年が経つ。また同年11月に安倍総理が訪亜、日・亜経済フォーラムを開催、マクリ政権誕生以降、特にアルゼンチンが注目を集めている。昨年11月、石毛博行JETRO理事長は亜国に於けるビジネス機能強化のためJETRO事務所の再開を宣言、既にJETROブエノスアイレスには紀井寿雄所長が就任している。

今回、JETROはサンパウロ・ブエノスアイレス サービス産業海外進出支援ミッションを7月10日から13日の期間に派遣した。スペイン語、ポル語も堪能な紀井所長が今回の現地でのミッション受け入れの立役者を担った。

同ブエノスミッションには日本から4社が参加、7月12日のブエノスアイレスミッションにはチリ―から日本企業1社、当所会員の日本企業5社に加え、亜国JETROからの特別要請に応えるため又メルコスル共同体を念頭に、会議所から平田藤義事務局長が参加した。
7月12日15時、アルゼンチン投資庁の会議室で結団式を行い、そのまま投資セミナーが行われた。投資庁のRodolfo G. Villalba 副総裁が「何故アルゼンチンは投資先として有望か」と題しアルゼンチン情勢について講演、アルゼンチンのフランチャイズおよびブランド協会メンバーのNelson Perez Alonso氏が同国のフランチャイズ業界について、又Green Eat社の取締役が同社の事業をNTT DATA Everis社のMarcelo Weinbinder CEOがEverisのアルゼンチンでの取り組みについて紹介を行った。(アルゼンチンの岩盤的なブロクラシーを同社で開発中のソフトが解消する日も間近い。)

13日午前中はアルゼンチンで売上1位、2位を争うスーパーマーケットCOTO、ショピングモールAbasto Shoppingを視察後、ミッションの一行を温かく迎えた福嶌教輝在アルゼンチン日本国特命全権大使と市内のレストランで昼食懇談会を行った。
同大使によるアルゼンチンPRを聞いたら誰でも進出してみたい気持ちになる。前向きに弾む話に余韻を残した後に、中南米のE-Commerce市場で売上80億ドル(純利益10億ドル)を誇るMercado Libre社(世界ランクでは日本の楽天を上回る規模)を視察。
中華街を自由見学した後、市内のArgentine Experienceレストランで夕食・解団式を行い、ブエノスミッションは無事成功裏に終了した。

Rodolfo G. Villalba 副総裁によるセミナー概要:
アルゼンチン政府は連邦、州レベルで多岐の分野に及ぶ2,600億ドルの投資機会を設定、金融、エンジニアリング、開発、運営等々での民間部門からの参加を歓迎している。最大規模の投資機会はエネルギーと工業、交通およびインフラ部門である。
交通分野の計画は歴史的に最も意欲的なもので950億ドルに及ぶ。道路、貨物・旅客鉄道、港湾、空港への投資プロジェクトを提案。市内の地域高速鉄道等の都市交通プロジェクトも含んでいる。
合計900億ドルを超えるエネルギーと鉱業の投資機会には広大なバカ・ムエルタ・シェールオイルおよびシェールガス田も含まれ、豊富な未採掘地域があり、さらに火力、水力、再生可能エネルギーの入札も用意されている。
600億ドル超のインフラ投資機会には水道・公衆衛生事業、灌漑システム、保健・教育施設が含まれている。
投資機会は丁度1年前(インフラミッション当時)に比べれば約3倍増に膨れ上がっている。アルゼンチンが如何に人気を集めているのかが一目瞭然だと自信満々にPR。
詳細は下記サイトを参照:

アルゼンチン投資・貿易促進庁のプレゼン資料
http://www.investandtrade.org.ar/docs/pdf/Brochure_Agencia_Digital.pdf

Pdf アルゼンチンOUTLOOK2017 ECOLATINA 社プレゼン資料

 

義務的公共サービス提供のために裁量的支出を387億レアルカット

ブラジル連邦警察は、6月末から移民管理部門と旅行関連文書発行部門の予算不足のため、新規パスポート発行を無期限で延期すると発表したのに続いて、連邦高速道路警察でも予算カットで業務縮小を余儀なくされ、大型貨物を積んだ車両のエスコート、空からの救助活動など国道での治安サービス削減を余儀なくされている。

連邦政府では基本的な公共サービス提供するために、年金・恩給、公務員に対する給与の支払いなどを継続するために、今年の予算が1,498億レアル確保されている裁量的支出部門の387億レアルのカットを発表している。

今年の連邦政府の国家予算として歳入は1兆1,370億レアル、歳出は1兆2,760億レアルで1,390億レアルの赤字計上を認められているが、経済リセッションからの回復の遅れや13.0%以上の失業率などの要因で、連邦政府の歳入が予想を下回っているため裁量的支出部門の支出カットを余儀なくされている。

退職や年金、提供されたサービス、業務上の事故、会計などの社会保障関連の統計管理、社会保障給付金と請求処理を担当する公的機関DATAPREV社は、大幅な予算カットを余儀なくされている

またブラジルの戦略的な行政分野を現代化して機動的にすることを目的に設立され、ブラジル連邦政府のためにその予算の管理、州と地方自治体の会計統合の支援、ブラジルの輸出入の追跡記録、所得税の電子申告処理などを行うコンピュータシステムを管理するブラジルで最大の公的な情報技術サービスプロバイダーのSerpro社でも大幅な予算カットを余儀なくされている。

インフラ整備部門では、運輸省輸送インフラ局(Dnit)が最低限のインフラ整備事業継続するための予算に留まっており、運輸省直轄の国家陸路輸送庁(ANTT)でも必要最小限の公務員数の僅か60%での事業継続を余儀なくされている。

政府系機関のシッコ・メンデス生物多様性保全院(ICMBio)では、管轄職員への給与支払いに問題が発生していて、国立公園の維持管理が非常に難しくなってきている。

当初の法務省向けの今年の予算は43億レアルであったが、48.0%に相当する予算カットで僅か22億レアルまで削減、運輸省向けの今年の予算は167億レアルであったが、36.5%に相当する予算カットで107億レアルとそれぞれ大幅な削減となっている。

教育省向けの今年の予算は273億レアルであったものの、18.0%に相当する予算カットで223億レアルまで削減された影響で、国立大学の電気代支払いなどに問題が生じており、国立大学の運営が厳しくなってきている。(2017年7月9日付けエスタード紙)

年間350億レアルに達する上下水道インフラ整備投資に海外投資家が注目

年間200億レアル~350億レアルに達するブラジル国内の上下水道インフラ整備投資に海外投資家が注目、今年4月にOdebrecht Ambiental社の株式70%を29億レアルで買収したカナダ資本Brookfield社や投資ファンドVinci Partners社、韓国資本GS Corporation,日本の商社が上下水道公社への民営化コンソーシアム参加を検討している。

各州の上下水道公社では、インフレ整備プロジェクト向け官民合同プロジェクト(PPPs)形式のコンセッション導入を検討しており、すでに10州の上下水道公社では、公社民営化の準備を行っている。

公社民営化の準備を行っている上下水道公社は、アラゴアス州並びにアマパ州、マラニョン州、パラー州、ペルナンブーコ州、セルジッペ州、アクレー州、セアラー州、ロンドニア州、サンタ・カタリーナ州の10州。

またアマゾナス州並びにバイア州、パライーバ州、パラナ州、ピアウイ州、リオ州、トカンチンス州もPPPs形式のコンセッションを導入すると上下水道業界の民間企業2位のAegea社のアミルトン・アマデオ社長は説明している。

ブラジル国民の50%は上下水道設備の恩恵を受けておらず、また一般家庭の20%は水道サービスを受けていないが、水道設備向け投資不足で水道水供給の1/3以上が漏水や盗水で失われている。

連邦政府では2033年までに全国民に上下水道サービス完備を目標に掲げているにも関わらず、最低でも年間200億レアル以上の投資が必要であると見込まれている。

上下水道設備に対する2010年~2015年の年間平均投資は110億レアルに留まっているために、連邦政府の目標達成は20年間遅れるとGO Associados社では指摘している。(2017年7月10日付けエスタード紙)

「第20回日本祭り」開催式に安田篤副会頭が出席

ブラジル日本都道府県人会連合会主催の「第20回日本祭り」の開催式が2017年7月8日午前11時からサンパウロ・エクスポ・エキシビジョン&コンベンションセンターで開催、商工会議所から安田篤副会頭が出席。今年も県人会を中心に53もの団体が各県人会自慢の郷土食を販売、「郷土食広場」のどの県人会ブースにも長蛇の列ができていた。今年7月7日から9日まで開催された「第20回日本祭り」の入場者数は18万2000人で昨年の16万8000人を上回った。

「第3回日伯農業・食料対話」開催

ブライロ・マッジ農務大臣並びに細田健一農林水産大臣政務官を迎えて「第3回日伯農業・食料対話」は、2017年7月7日午前9時からチボリホテルで100人以上の関係者が参加して開催された。

ブライロ・マッジ農務大臣は、100年以上から日本移民がブラジルに来て、農業部門で多大な貢献をした。また日本進出企業もブラジル工業の近代化に貢献して貿易拡大にもつながっている。今後はイノベーション技術や食の安全、害虫駆除、競争力強化で日本の協力に期待している。またブラジルもフルーツ輸出拡大の余地があり、特にアドガボやメロン、付加価値の高い加工食品など日本企業の協力で輸出が期待できる。穀物輸出では道路や鉄道のインフラ整備向け投資が不足して輸送コストが非常に高く競争力が低い。ブラジルにとってインフラ整備で競争力がつき、また日本企業にとっても投資チャンスである。またメルコスールと日本のFTA合意で農業向けテクノロジーによる生産性拡大。ブラジル農産物の輸送コスト削減や輸出拡大のために、日本企業によるブラジル国内の輸送インフラ投資を要請した。

細田健一農林水産大臣政務官は、ブラジルは日本の食糧安定供給では非常に重要であると前置きして、1970年代の日本の農業移住者によるセラード開発で両国関係は非常に深い絆で結はれている。輸送インフラ向け投資は、輸送コスト削減で両国にとっては非常に関心が高く、日伯のビジネス強化、Embrapaとの連携、マトピバ地域を含むインフラ整備が不可欠である。インフラ投資は結婚のように双方が合意しなければならない。今回の第3回日伯農業・食料対話では、よいカップルができることを期待したいと結んだ。

西森ルイス下院議員は、ブライロ・マッジ農務大臣は大規模な農場を経営しているビジネスマンでブラジルの現状をよく理解している。いつも日伯は良いパ―トナーである。 ブラジルは並外れたポテンシャルの天然資源を擁してGDPは世界9位。日伯貿易は66億ドル、そのうち農業関係は32%に相当する20億ドルに達している。日本企業からのインフラ設備投資を歓迎したい。日本からブラジルには和牛やノリ、魚介類の輸出拡大。ブラジルからマンゴーやメロン、アテモーヤ、パパイヤ、柿を輸出したい。ブラジルから日本へのオレンジジュース輸出は60%のシェアを確保しており、豚肉に次いで牛肉輸出に期待したい。一方ブラジルは、ウジミナス製鉄所やカラジャス鉱山の国家プロジェクト、草の根プロジェクトで恩恵を受けている。ブラジルの190万人の日系人のうち18万人が日本在住。インフラ投資は、日本企業にとってチャンスでブラジル国内の雇用創出に結び付くと強調した。

ブラジルにおける穀物輸送インフラの改善セッションでは、ブラジルPPI局のマルコ・シルヴァ特別補佐官は、2016年5月に設立された投資パートナーシップ・プログラム(PPI)は、目標の経済成長率達成のための民間コンセッション並びに民営化を通したインフラ整備部門投資の活性化を目的に設立、12カ月間でPPIの52%を入札、港湾11件や道路6件、鉄道8件、石油・天然ガス2件、電力エネルギー11件、鉱山開発4件の43プロジェクト、南北鉄道、Ferrograo 、Ferrovia de Integração Oeste-Lesteなどの投資計画について説明した。

運輸省ロディステック開発担当局のエヴェルトン・コレイア・ド・カルモ コーディネーターは、輸送回廊戦略と題して5年までの短期プラン、10年までの中期プラン、25年の長期プラン、プランのコンセプト、ヨーロッパ圏輸送網を参考にした輸送網戦略、2002年に設立されたGEIPOT会社、大豆やトウモロコシ、砂糖、鉄鉱石、自動車、燃料、牛肉の輸送、中西部地域並びにマトピバ地域の穀物輸送、現在の穀物輸送は、南東部地域並びに南部地域の港湾からの輸出が主で輸送コストが非常に高いが、北部回廊整備で大幅な輸送コスト削減の可能性などについて説明した。

ブラジル三井物産の土屋信司社長は、2030年までに世界の人口は2015年比16%増加の85億人に達するが、ブラジルの栽培可能耕地面積は3億9000万ヘクタールで現在は僅かに15%の耕地面積で栽培されており、世界最大の未耕地面積を擁している。2015/2016年の穀物輸出は5100万トンであったが、2020/2021年には45%増加の7400万トンまで拡大して米国を抜いて世界トップ、2015/2026年には8600万トンまで拡大すると予想されている。

今後5年間に大豆並びにトウモロコシの生産は18%増加。マトピバ地域では26%増加。三井物産は資源大手ヴァーレ社の一般貨物輸送事業を行うVLI社に20%出資して主に鉄道輸送に投資しており、三井物産はVLI社を通して穀物輸送に貢献。VLI社は2014年から5年間で90億レアルの投資を予定、5カ所の穀物ターミナル、7000車両の貨車、250台の機関車購入に投資予定。サントス港湾ターミナルでは、年間280万トンの取扱量を年間1450万トンまで拡大、そのうち穀物並びに砂糖派生品は年間900万トン、肥料などは年間550万トンの拡大計画をヴィデオで紹介した。

マトピバ地域を抱えるマラニョン州商工局のグスターヴォ・ラーゴ氏は、イタキ港への日本企業の投資、JICAの協力体制、トカンチンス回廊、マトピバの穀物輸送、イタキ港整備向けの投資計画、トカンチンス州の穀物ターミナル能力、2014年の大豆輸出は350万トン、2015年は500万トン、2019年には1200万トンまで拡大計画、年間1200万頭の牛肉輸出能力などについて説明した。

トカンチンス州経済開発・科学技術・文化観光局のアレクサンドロ・デ・カルモ・カストロ局長は、「ブラジルから世界へ」と題して、トカンチンス州の穀物並びに牛肉、魚類輸出、南北鉄道を通したイタキ港からの輸出、道路インフラ整備向け投資、トカンチンス河やアラグアイ河の水上輸送、トカンチンス州南東部地域開発のProdesteプロジェクト、トカンチンスアグロプロジェクト、今年9月にZen(Zona Especial de Negocios)を日本で紹介することなどを説明した。

バイア州企画開発局のロメウ・テンポラル コーディネーターは、「バイア州の投資チャンス」と題して、南北鉄道、サンフランシスコ河の水上輸送、イリェウス港湾整備、サルバドール市の新都市拡大計画、サルバドール市近郊のアラツ港、東西統合鉄道計画、南港湾プロジェクト、再生可能エネルギー投資計画などについて説明した。

最後に南大河州南部地方開発銀行のオダシール・クレイン総裁は、初めに南大河州政府のイヴォ・サルトリ州知事が日本からの投資を重視していると説明。農産物や電力エネルギーの生産性をあげるためには日本の投資が不可欠。特にインフラ整備部門への投資を期待。また州都ポルト・アレグレ市に隣接するパット湖の水上輸送投資に触れ、連邦政府はPPIプロジェクトを奨励しているにも関わらず、南大河州政府は資金不足に直面しているコットなどを説明した。

細田健一農林水産大臣政務官は、民間企業関係の参加者が多いのはブラジルへの投資の関心の高さのあらわれであるが、投資リスク軽減と利益確保が重要、連邦政府の外貨規制改善やOECD加盟プロセスを高く評価したいとコメントした。

ブラジルにおける投資・ビジネス環境の改善セッションでは、ブラジル日本商工会議所食品部会の秋元壮介副部会長は、日伯連携強化の提言として、2014年並びに2016年の提言として競争力強化、通関手続きの簡素化、付加価値の向上、ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)との産学交流促進、環境負荷の低減、バリューチェーンの価値向上などについて説明した。

三井アリメントスの降旗英樹氏は、「ブラジルにおける持続的成長のコーヒー事業」について、三井アリメントスの世界事業展開として、グループ企業の従業員は65か国で4万3600人、462子会社を擁している。ブラジルからのコーヒー輸出は主にアジア地域。国内マーケット向け製品紹介、ブラジルは世界トップのコーヒー生産国で消費は2位、2012年からのコーヒー輸出推移、日本向けコーヒー輸出推移、ブラジル国内のコーヒー生産はミナス州が53%でトップ、エスピリット・サント州は25%で2位、バイア州やロンドニア州、サンパウロ州、パラナ州、マット・グロッソ州でも僅かに生産、コーヒー栽培面積は、減少しているものの収穫高は上昇して生産性が上昇。持続的コーヒー栽培についての提案を紹介した。

ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)と日系企業の連携体制の構築セッションでは、島津製作所の的場俊英社長は、「ブラジル農産品品質に関する食料安全の分析テクノロジー」と題して、ノーベル化学賞受賞した社員の田中耕一氏の研究内容や科学技術で世界に貢献する自社を紹介、ブラジルには1988年に進出、カストマーソリューションセンター設立、自社の分析機器紹介、残留農薬問題、EMBRAPAや国立農業研究所、大学機関などにおける自社機器の利用、2014年から宮崎県と食品安全でパートナーを組んで残留農薬分析のための安全分析センター開設、島津製作所の提案として、カストマーソリューションセンターの分析機器の提供、技術者支援、技術者養成などについて説明した。

NEC社の髙田 正純社長は、NEC社の紹介ではグループ企業数は217社で従業員総数は10万人、160か国に進出、ブラジルには50年前に進出、社会に貢献するNECソリューション事業、ICTを通してブラジルに貢献、E-Voucher Solutionの説明、センサーで集積したデーターを分析してブラジル農業の生産システム向上への貢献を提案した。

最後に、ブラジル日本商工会議所とブラジル農牧研究公社との連携体制の構築について共同発表が為された。

Pdf「ブラジル日本商工会議所(CCIJB)とブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)の産学連携に関する共同発表」

佐藤 悟大使よりブラジルに進出している日本企業に対して実施したアンケート等に基づく「日本側からブラジル側への提案書」について説明を行い、細田政務官より伯側に手交した。

Pdf日本側からブラジル側への提案書

Pdf日本側からブラジル側への提案書(ポルトガル語)

APEXのエドアルド・カルダス氏は、ブラジル輸出投資振興庁(APEX)の輸出プロモーション、ミッション、対日輸出品目、農業のイノベーション技術や持続可能農業、付加価値向上開発などについて説明。日伯相互のビジネスの強化セッションでは、農林水産省退陣官房の柱本修参事官は、「南米の日系農業従事者との協力や交流プロジェクト」について、プロジェクトのバックグラウンドとして、100年以上の日本移民によるブラジル農業への貢献、190万人に達するブラジル国内の日系人口、1970年代から開始した国家プロジェクト、ブラジルは世界トップの穀物生産国で日本への安定食料供給の重要性。ブラジル並びにアルゼンチン、パラグアイ、ボリビアの農業リーダーの育成、サンパウロや日本での研修、日本とラテンアメリカの棒業ビジネス開発などについて説明した。

東キリン社の尾崎英之社長は、83年前の東キリン社の設立は日本移民のための日本酒造りから開始、三菱グループの三綱領、東山農場のロケーション、米や味噌、ミリンなど製品類の紹介、日本酒生産のオートメーション化、日本酒の生産量推移、2008年のISO 9001取得、2004年のISO 14001取得などを説明した。

Foram discutidos potenciais investimentos no país e abertura de mercado do Japão a produtos brasileiros. 
(Foto: Divulgação/MAPA)

(写真提供 ニッケイ新聞 國分雪月記者)