事務局便りJD-040/17 「インフラシステム輸出促進・日本型都市開発等普及のための専門家派遣・招へい事業に係る提案企業(二次公募)のご案内」

                                                                                                  事務局便りJD-040/17
                                                                                                   2017年6月27日
会員各位

本日ジェトロ・サンパウロ事務所より「インフラシステム輸出促進・日本型都市開発等普及のための専門家派遣・招へい事業に係る提案企業(二次公募)のご案内」を頂きましたのでお知らせいたします。
ご提案をご希望の際は下記、別添の要領に従いご対応願います。
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インフラシステム輸出促進・日本型都市開発等普及のための
専門家派遣・招へい事業に係る提案企業(二次公募)

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会員企業皆様

日頃より、ジェトロ事業へのご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
ジェトロ環境・インフラ課では、インフラシステム輸出促進・日本型都市開発等普及のための専門家派遣・招へい事業に係る提案企業の二次募集を開始しました。

本事業では、日本のインフラ技術者等専門家の海外派遣や海外のインフラビジネス関係者の招へいを通じて、日本企業の海外におけるインフラシステム案件の獲得をサポートします。

実施にあたり、インフラビジネスに関わる日本企業から、専門家派遣及び招へいプログラムのアイディア募集を下記の要領にて行います。
受注を目指す案件のキーパーソンに自社技術・システムをアピール出来る絶好の機会です。
皆様のご応募をお待ちしております。

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インフラシステム輸出促進・日本型都市開発普及のための
専門家派遣・招へい事業に係る提案企業(二次公募)

■募集時期:2017年6月26日(月)~8月18日(金)17:00まで
■採択企業数:専門家派遣・招へい事業あわせて9件程度
(専門家派遣事業:2件程度、招へい事業:7件程度を想定)
■実施時期:2017年10月中旬~2018年1月末目途
■公募説明会:2017年7月11日(火)10:30-12:00 ジェトロ本部7G会議室
アクセス⇒https://www.jetro.go.jp/jetro/profile/map.html
■募集詳細については、WEBの公募情報をご参照ください。
http://www.jetro.go.jp/procurement/publicoffer/mic/d5ef3068c029cb83.html
事業内容についてのお問い合わせはメール(mic@jetro.go.jp宛)にてお願いします。
なお、メールでいただいた質問・回答は以下のURLからご覧いただけます(随時更新)。
※ご参照の際にはお手数ですが一旦デスクトップに[保存]してください。

◆FAQ集の格納URL
https://www5.jetro.go.jp/newsletter/mic/2017/Infrasystem_SenmonkaSyouhei/Infrasystem_koubo_FAQ.pdf

◆ファイルアクセス用IDとpassword:
(ID) jetromic
(password) JETROmic

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日本貿易振興機構(ジェトロ)
ものづくり産業部
環境・インフラ課(担当:中西、山川)
E-Mail:mic@jetro.go.jp
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今年のセメント販売は前年比マイナス7.0%予想

今年の国内セメント販売は、前回予想の前年比5.0%~7.0%から前年比5.0%~9.0%に下方修正したと13セメントメーカーが加盟する全国セメント工業組合(SNIC)のパウロ・カミーロ・ペーナ会長は指摘している。

今年の国内セメント販売は前年比平均マイナス7.0%に修正されたが、2018年の国内セメント販売は前年比では最高でも0.5%増加に留まると予想、また現在のセメント工場の設備稼働率は45%に留まっている。

ブラジル国内の年間セメント生産能力は1億トンに達しているにも関わらず、今年初め5か月間のセメント販売は、前年同期比マイナス8.9%を記録して建材販売のマイナス7.0%を上回っている。

2016年のブラジル国内セメント販売は前年比マイナス11.9%、2015年のセメント販売はマイナス9.5%、今年はマイナス7.0%の予想で3年連続で前年を下回ると予想されている。

国内セメント販売が大幅な伸び率を示していた期間のセメント販売は、個人住宅並びに商業施設や工場建設部門が牽引していたが、ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題発覚で公共事業の中止や先送り、汚職問題関連ゼネコンへのクレジット停止の影響を受けて、2015年以降のセメント販売は3年連続で前年割れとなっている。

しかしラヴァ・ジャット作戦汚職問題で建設業界が大きな影響を受けて壊滅的な様相を施しているために、テーメル大統領による経済成長加速プログラム(PAC)の大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし” による大衆住宅60万戸の建設発表や連邦貯蓄金庫の建材購入向けクレジットカード❝Construcard❞向け70億レアルの特別枠設定などでセメント販売の大幅な落ち込みを防いでいる。

2016年の国内のセメント消費は5724万トンであったが、今年のセメント消費は5,300万トンに留まると全国セメント工業組合(SNIC)では前回予想を下方修正している。

2004年~2014年の間には、連邦政府主導による大衆住宅ブームやインフラ整備プロジェクトが目白押しで、ブラジル国内の鉱工業部門が大幅に伸びたために、42カ所のセメント工場が新たに建設され、セメント生産は3,100万トンから7,100万トンと2倍以上に増加していた。

またセメント生産能力も6,300万トンから1億トンに増加、また経済リセッションが始まったにも関わらず、2014年~2016年には新たに13カ所のセメント工場が建設されて生産能力が需要を大幅に上回って更に設備稼働率を下げていた。(2017年6月27日付けヴァロール紙)

 

政治危機の影響で経済回復は更に緩やかな曲線に傾斜

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の分野別GDP伸び率調査によると、農産物生産が記録を更新しているにも関わらず、政治危機悪化の影響を受けて、一般消費者や企業経営者の景況感悪化や内需減衰に繋がっている。

今年の農畜産部門の国内総生産(GDP)伸び率は、穀物生産が記録更新予想で9.4%と二桁台に届くほど増加する一方で、テーメル大統領の進退問題の発端となっているJBS社共同経営者のジョエズレイ・バチスタ氏が盗聴した汚職問題テープ発覚の影響で、今年のGDP伸び率予想は更なる下方修正を余儀なくされている。

Ibre/FGV研究所では、今年のGDP伸び率を前回予想の0.4%増加から0.2%増加に下方修正、また2018年のGDP伸び率も前回予想の2.4%から1.8%に下方修正している。

今年第2四半期の製造業部門のGDP伸び率は、前回予想のマイナス0.1%からマイナス0.4%に下方修正されたが、今年第1四半期の製造業部門のGDP伸び率は0.9%増加を記録していた。

Ibre/FGV研究所による今年の分野別GDP伸び率調査によると、ブラジルのGDP伸び率は0.2%増加、農畜産セクターのGDP伸び率は9.4%増加、鉱工業セクターは0.1%増加、サービス業セクターはマイナス0.4%、一般家庭の消費は0.1%増加、連邦政府支出はマイナス0.3%、宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)はマイナス2.6%、輸出は4.3%増加、輸入は3.2%増加が予想されている。

また前記同様に2018年のブラジルのGDP伸び率は1.8%増加、農畜産セクターのGDP伸び率は4.6%増加、鉱工業セクターは2.4%増加、サービス業セクターは1.2%増加、一般家庭の消費は2.0%増加、連邦政府支出は0.2%増加、宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)は2.4%増加、輸出は1.1%増加、輸入は6.2%増加が予想されている。(2017年6月27日付けヴァロール紙)

 

5月の海外投資家はブラジル国債57億レアル売り越し

今年4月の海外投資家によるブラジル国債は129億レアルの買い越しを記録していたが、5月17日にテーメル大統領がペトロブラス汚職捜査で勾留中の前下院議長エドゥアルド・クーニャ被告への黙秘に対する支払いを承認する様子を密かに録音したテープを大手食肉加工会社JBS社の幹部2人が最高裁判所に提出したとのメディアの報道を受けて、テーメル政権存続の政治危機が発生、5月の海外投資家はブラジル国債の57億レアルの売り越しを記録していた。

5月中に海外投資家は、固定金利国債(LTN)170億レアルを売った一方で、金利が半年ごとに支払われる固定金利国債(NTN-F)130億レアル購入に切り替えている。

海外投資家が所有するブラジル国債の90%に相当する4,200億レアルは、固定金利国債であり、5月の海外投資家のブラジル国債比率は13.42%と4月の13.63%から若干減少、2016年5月は16.6%であった。

5月17日のテーメル大統領の汚職疑惑の録音問題発覚後に、金融市場がテーメル政権の先行き不透明感増加で株価や為替などボラティリティ(Volatility)が上昇したものの、6月中旬には元の水準に戻っている。

5月のブラジルの対内公的負債残高は0.22%増加の3兆3,130億レアル、国債発行残高のうちインフレ指数連動国債発行比率は前月の33.45%から31.86%に減少、Selic金利連動国債は31.15%から31.66%に微増している。

5月の今後12カ月間以内に償還期間を迎えるブラジル国債比率は、16.77%から15.42%に減少して1999年以降では最も減少、2016年5月の同比率は20.76%であった。

また5月の今後12カ月間の金利は前月の12.07%から11.78%に減少、Selic金利が高止まりしていた2016年5月の金利は、14.0%から2.0%以上減少してきている。(2017年6月27日付けヴァロール紙)

ASPI協会のMarcelo Antunes Nemer会長が訪問

パウリスタ知的財産権協会(ASPI)会長でBRUNNER ADVOGADOS ASSOCIADOSのMarcelo Antunes Nemerパートナーが2017年6月27日に商工会議所を訪問、平田藤義事務局長並びに日下野成次総務担当が応対。最近入会したBRUNNER ADVOGADOS ASSOCIADOSは、日本企業に当社サービスを提供、様々なディスカッションに参加し、知的財産関連のテーマに協力する事などを説明した。

Seidi Kusakano, Marcelo Antunes Nemer e Fujiyoshi Hirata

Foto: Rubens Ito / CCIJB

電力エネルギー公社は自社資産売却で300億レアル調達か

経済リセッションによる歳入減少並びに石油の国際コモディティ価格下落によるロイヤリティ収入の減少などの要因で、州政府公務員への給与支払いや医療・教育・衛生などの公共サービス提供向け財源確保ができなくなったために、昨年6月にリオ州政府は財政緊急事態宣言を余儀なくされていた。

昨年6月のリオ州政府の財政緊急事態宣言に続いて、南大河州政府並びにミナス州政府も財政緊急事態宣言を余儀なくされたが、パラナ州政府やサンパウロ州政府でも水力発電所並びに送電網、配電網の売却で負債軽減を図ると予想されている。

財政再建政策の一環として負債軽減やコストカットなど早急な構造改革に迫られているのは、ラテンアメリカ最大級の電力エネルギー会社である連邦政府のブラジル中央電力公社(Eletrobras)、ミナス州政府のミナス・ジェライス電力公社(CEMIG)、サンパウロ州政府のサンパウロ電力公社(Cesp)、パラナ州政府のパラナ電力公社(Copel)、南大河州政府の南大河州電力公社(CEEE)が資産売却を予定している。

国内経済停滞や電力エネルギー公社の時価総額下落、ドル高の為替などの要因が重なって、国内外の投資家にとって電力エネルギー公社買収は、千載一遇のチャンスとなっている。

連邦政府や州政府の電力エネルギー公社売却に参加すると見込まれている外資系企業として、カナダ資本Hydro Quebec並びに投資ファンドの CPPIB、 Ontario Teachers 、British Columbia が予想されている。

またヨーロッパ資本としてIberdrola社並びに Enel社、 Terna 社、 中国資本としてState Grid社並びにHuadian社、 China Three Gorges(CTG)社、 China Southern Grid 社、China Investment Corpration(CIC)、China State Power(SPIC)が挙ってブラジルのインフラ部門進出を狙っている。

Pinheiro Neto Advogados社のAlexandre Bertoldiパートナーは、電力エネルギー公社への資本参加や買収は収益性が高くて、取得済みの環境ライセンスなどで投資家にとって、煩雑なブロクラシーの少ない魅力的な投資先となっている。

ドル高の為替高で外資による負債軽減が急務の電力会社として、ミナス・ジェライス電力公社(CEMIG)はサント・アントニオ水力発電所並びにベロ・モンテ水力発電所の放出、グループ傘下のリオ州内のLight 社、電力配電会社 Taesa社の経営権や株式の一部譲渡などを余儀なくされている。

またミナス・ジェライス電力公社(CEMIG)との新規契約更新をしなかったサンシモン水力発電所並びにミランダ水力発電所、ヴォルタ・グランデ水力発電所、ジャグアラ水力発電所は、連邦政府によって9月30日までに再入札にかけられる。

サンパウロ州政府は、9月までにサンパウロ電力公社(Cesp)傘下の総発電能力が1,600メガワットのポルト・プリマヴェーラ水力発電所並びにパライブーナ水力発電所、ジャグアリ水力発電所を入札にかける。

パラナ州政府のパラナ電力公社(Copel)では、ポートフォーリオの見直しでパラナ州内の電力配電公社並びに風力発電所網の資産売却を検討、ブラジリア連邦直轄地のブラジリア電力公社(CEB)は、Lajeado発電所並びに CorumbaIII 発電所、Quimado発電所の株式の売却を検討している。

南大河州政府は、南大河州電力公社(CEEE)傘下の電力配電や電力エネルギー発電所売却を検討しており、連邦政府では、ブラジル中央電力公社(Eletrobras)傘下の北部地域並びに北東部地域の電力配電公社6社の売却や資本参加を予定している。

中国資本中国三峡集団公司(CTG)は、2015年11月にジュピア水力発電所並びにイーリャ・ソルテイラ水力発電所を138億レアルで買収、2016年にも1999年にブラジルの電力エネルギー部門に進出した米国資本Duke Energyのブラジル国内資産を12億ドルで買収して民間4位の電力エネルギー企業となっている。

また中国資本State Grid社は、2016年6月にゼネコン大手カマルゴ・コレア社が擁していたCPFL Energia社の23%に相当する株を58億レアルで取得後、ヨーロッパ連合諸国もブラジルの電力エネルギー部門への資本参加に対して調査開始を始めている。

スペインやイタリア、カナダの投資ファンドは、ブラジル国内での電力エネルギー部門の投資先を模索しており、英国資本の投資ファンドGuy Saxton傘下のBraszil Iron社では、ブラジル中央電力公社(Eletrobras)傘下の電力配電公社に10億ユーロの資本参加を検討している。

またカナダ資本Hydro Quebecはサンパウロ電力公社(Cesp)への資本参加や資産買収を検討、またOdebrecht Ambiental社の株式70%を27億レアルで買収しているカナダ資本Brookfield社は、ブラジル国内の小型水力発電所買収などを検討している。(2017年6月25日付けエスタード紙)

 

6月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数は2006年以来のデフレ予想

中銀の最終フォーカスレポートによると、6月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)予想は、マイナス0.07%と2006年6月に記録したマイナス0.21%に次ぐデフレになると予想、また中銀でも6月のIPCA指数をマイナス0.1%と予想している。

継続する政治危機による経済リセッションからの脱却が困難をきたしている上に二桁台の失業率、記録的な農産物生産による食品価格の減少、ペトロブラス石油公社による石油価格の値下げ、高止まりする為替などの要因がインフレ指数を引き下げている。

LCA Consulotres社エコノミストのフラヴィオ・ロマン氏は、伝統的に6月のインフレ指数は低い傾向にあり、今年の最終4か月間のインフレ指数は上昇に転じて、今年のIPCA指数は3.9%を予想している。

6月までの過去12カ月間の住宅賃貸料調整基準となるインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)は、マイナス0.66%を記録して2010年以降では初めてのデフレを記録している。(2017年6月25日付けエスタード紙)

JCI Brasil-Japão(ブラジル日本青年会議所)が35周年(2017/06/24)

JCI Brasil-Japão(略称JCI)のMarcia Mariko Nakano会頭は24日(土)、リベルダーデ界隈のホテルで設立35周年記念イベントを盛大に開催、無事成功裏に終了した。

人間の年齢で言えば35歳は最も体力、気力とも充実した壮年にあたる。1982年に当会議所(略称CAMARÃO) 内で産声を上げた。時は経済危機に見舞われインフレが暴走する中、軍政から民政復帰に向け全国的な広域抗議デモ「Diretas já ! 」が始まろうとする歴史的な転換点であった。

2002年、奇しくもJCI誕生から節目の20周年に平田藤義事務局長が入所。平田事務局長は就任6か月後に、「これからは過去と決別する!可愛い子には旅をさせる!」と当時のJCI会頭等に宣告・説得、「若い青年達が好きな時間に集まり、親CAMARÃOに依存せずに外で、もっと青年らしい活発な活動が出来る自由な空間を造れ!」と引導を渡した。簡単に言えばCAMARÃOから出て行けと言う事であった。

それまでCAMARÃOの所狭い一室で6か月間以上が経っても活動らしき活動もしないJCIに、「もう立派な大人になったのだから、専用の電話/FAXと事務棚を持ち出して親元を離れよ!」と叱咤。(JCIの定款上の現住所はCAMARÃOと同一)

JCI誕生直後からブラジルの歴史は大きく激しく紆余曲折に揺れ動いて来た。軍政に終止符、民政に復帰(85年)、天文学的なハイパーインフレに突入、物価賃金為替凍結のクルザードプラン(86年)、モラトリアム宣言(87年)、インピーチメント寸前に辞任した大統領(92年)、数回に及ぶ通貨単位の変更最終版レアルプラン(95年)、タイ(97年)およびロシア危機(98年)に続くブラジルの通貨危機(99年)、労働党政権誕生(2003年)、メンサロン事件(05~06年)、14年のワールドカップ、16年のリオオリンピック祭典中のラヴァジャット作戦、政治・モラル・経済危機の3重苦に喘ぐ中、大統領のインピーチメント(016年)、今なお現職大統領が前代未聞な収賄告発を受ける等々、これまでの35年間、ありとあらゆる苦難を乗り越え、飛躍・発展を遂げて立派に成長し、壮年期に入ったJCIを高く評価したい。

日伯の懸け橋となっているJCI、明るい豊かな社会の実現を理想とするJCI、そしてリーダー育成のための自己修練を積み重ねるJCI、ボランティア活動で社会奉仕、益々精進するJCI、世界を舞台に交流活動を活発に展開するJCI、今では逆にCAMARÃOの手本となっている。その逞しい成長ぶりに平田事務局長は目を細めながら感慨深く乾杯の音頭を執った。

写真提供 : ブラジル日本青年会議所

開会スピーチを行う関口ひとみ在サンパウロ日本国総領事館首席領事

マルシア・ナカノ2017年ブラジル日本青年会議所会頭(左)と青木智栄子ブルーツリーホテルズ社長(右)

スピーチを行うマルシア会頭

歴代役員らと記念写真

乾杯の音頭をとる平田藤義ブラジル日本商工会議所事務局長

鏡割り

35周年のバースデーケーキをカット

AISIN AUTOMOTIVE LTDAの小久保基裕取締役が帰国挨拶で訪問

AISIN AUTOMOTIVE LTDAの長田健副社長と3年半のブラジル勤務を終えて本社に戻る小久保基裕取締役が2017年6月23日商工会議所を訪問、小久保基裕取締役は応対した平田藤義事務局長に帰国挨拶を行った。小久保基裕取締役は政策対話委員会産業競争力強化・中小企業育成WGのメンバーとして自動車産業のビジネス環境整備活性化に尽力した。

Fujiyoshi Hirata, Takeshi Osada e Motohiro Kokubo

 

 

6月の懇親昼食会でEmbrapaのLadislauエグゼクティブディレクターが講演

6月の懇親昼食会は、2017年6月23日正午から午後2時までブッフェ・コロニアルに150人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務めた。初めに特別参加者として、Embrapa研究開発局のLadislau Martin Netoエグゼクティブディレクター、中前 隆博 在サンパウロ日本国総領事/会議所名誉顧問、日伯セラード農業開発協力事業(PRODECER5)の立役者CAMPOS社のEmiliano Botelho社長が紹介された。

会頭挨拶で松永 愛一郎会頭は、今日の懇親昼食会は中前 隆博 在サンパウロ日本国総領事の送別会を兼ねていると述べ、初めに5月24日、食品部会(藤江太郎部会長)は7月開催予定の第3回日伯農業・食料対話セミナー開催、議題としてブラジルにおける穀物輸送インフラ並びにブラジルの農産物輸出に関するビジネス環境、ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)との産学交流促進やEMBRAPAの業務内容紹介の機会設定、最近の日伯政府間の農業・食料関係動向、第3回日伯農業・食料対話セミナーに向けてのスケジュール調整などについて意見交換した。

続いて政策対話委員会の活動として、6月7日に第2回及び6月21日には第3回目の労働法改正に関する勉強会が政策対話委員会労働ワーキンググループの主催で開催。いずれも約20人が参加して、会議所会員であるジルセウ佐藤氏とダクラス・マイア氏による労働改革案の相違点や解釈の違いについての説明が行われた。6月9日には、2017年の活動計画について、13人が参加して課税ワーキンググループ会議が開催。6月12日、政策対話委員会と全国工業連合(CNI)が参加して2国間協定などに関する意見交換会開催。また6月12日、インフラワーキンググループは、FVG大学のクラウジオ・フルタド教授を招聘して、インフラ投資における為替リスクに対する新しい為替保険モデルに関する勉強会に22人が参加して開催。

6月13日には、産業競争力強化・中小企業支援ワーキンググループが、ABDIとの技術協力合意書や2017年の活動計画について、13人が参加して意見交換会を開催した。5月20日には、食品部会(藤江太郎部会長)主催でモジダスクルーゼス市のMNグループの見学会が40人以上参加のもと開催。MN社社長の松田氏による発表の他、CETAL食品分析センター、プロポリス工場と焼酎工場見学、見学会の後にMNラーメン店にて試食が行われ、非常に有意義な見学会となった。

また6月6日(火)~8日(木)、ジェトロ並びに商工会議所の相互啓発委員会と企画戦略委員会が共同でビジネス・投資環境調査を目的とした約20社の日本企業のミッションをパラグアイに派遣、工場、港湾インフラ、大型小売店舗等の視察を実施。  4月には会議所大会議室でレイテ パラグアイ商工大臣参加のもと会議所大会議室でビジネスセミナーが開催されていた経緯があった。

6月14日午後、日伯法律委員会(藏掛忠明委員長)並びにコンサルタント部会(西口阿弥部会長)共催による2017年上期税制変更に関するセミナーがマクスルドプラザホテルで開催、110人が参加。 会員企業であるコンサルタント会社や弁護士事務所の専門家が直近の税制に関する変更や改定について説明した。

連絡事項では、政策対話委員会課税WGの古本尋海グループ長は、課税に関するアンケート調査への協力要請として、世界でもっとも複雑なブラジルの税制について、ブラジル政府にいろいろ要請しているが、6月13日から月末までアンケートを実施しているので協力を要請。金融部会の田中 泉副部会長は、講演会「ブラジル金融マーケットの歴史と仕組み」の案内について、6月14日に回章で案内しているが、ブラジルに新たに赴任する駐在員やブラジル金融マーケットに関する知識を深めたい人向けのセミナーで複利計算やデリバティブ商品など欧米と違うマーケットで勉強になる。まだ若干席があるので参加を要請した。

日伯法律委員会の吉田 高幸副委員長は、日本語による2017年上期税制変更に関するセミナー開催案内では、7月4日(火)13時50分~17時30分までマクスルドプラザホテルで開催、法律委員会から5人の税務専門家が講演、税制改革法案やe-Social、 ICMS税などについて講演を案内。在サンパウロ日本国総領事館の藍原 健副領事は、第3回日伯農業・食料対話について、すでに第3回日伯農業・食料対話に関するアンケート調査を実施。7月7日にサンパウロ市内のホテルで開催予定。ブラジル連邦政府との間で平成26年8月の安倍総理のブラジル訪問の際に、両国農業省間で農業・食料分野における官民合同の対話の開催決定、これまで平成26年12月に第1回日伯農業・食料対話、平成28年2月に第2回日伯農業・食料対話を実施。第3回日伯農業・食料対話を開催し、①穀物輸送インフラ改善、②日系企業とブラジル研究機関(EMBRAPA)との産学連携、③ブラジルの投資環境整備等をテーマに、ブラジルにおけるフードバリューチェーン構築に関する意見交換。ブラジル農務省との間でスケジュールを調整中で参加を案内した。

代表者交代では、国際交流基金サンパウロ日本文化センターの深沢 陽所長は、3年の任期が過ぎで今月帰国予定。着任中はリオオリンピックなどのスポーツの祭典だけでなく、ジャパン・ハウスなどの立ち上げなど文化祭典も多かった。確固とした日系人社会のおかげで受け入れ団体があり、文化交流のしやすさでは世界トップであり、またカマラが日本人会を兼ねている組織には驚いた。平田事務局長の先導に感謝していると述べた。後任の洲崎 勝所長はメキシコに10年勤務。ブラジルでは企業に適した文化交流を推進したいが、スペイン語交じりのポルトニョールで話すので理解を求めた。

帰国するNTT DOCOMO BRASIL SERVIÇOS DE TELECOMUNICAÇÃO LTDA.の大渕 博亮社長は、サンパウロで4年3カ月勤務、一人社長として赴任、マサエさんと二人三脚で基礎を築けた。またゴルフでは理事長杯やホールインワンを達成。皆様には感謝の一言ですと述べた。後任の吉澤 俊明社長は、10年間IoTに携わってきた。国によって事情は違うがサッカーボールやゴルフボール関連のブラジル発のIoTを作っていきたいと意気込みを語った。

YOKOGAWA AMÉRICA DO SUL LTDAの正田 康晴社長は、3年間のブラジル勤務であったが、不況のあおりで案件が少なかった。しかし後任の吉川さんは、マーケット専門で農業など新しい分野でパワーを発揮してくれると期待、新しい分野で事業拡大するので日系社会の支援を要請した。後任の吉川 光社長は、マーケティング専門でIoT技術を使ってマーケットを開拓したいと述べた。

新入会員紹介では、YOKOHAMA RUBBER LATIN AMERICA INDÚSTRIA E COMÉRCIO LTDA.の淺羽 英樹社長は、2008年にブラジルに進出したが、カマラ活動を停止していた。今回カマラに再入会。YOKOHAMAタイヤには隠し味のオレンジオイル使用のために低温や降雨時でもタイヤと道路の接触が良いと説明、松永 愛一郎 会頭から会員証が授与された。

3分間スピーチでは、ブッフェコロニアの吉川 卓志社長は、懐石料理店「RYO」では会員向けに30%の特別割引を行っていると説明。東 直子 ライス氏は“Litro de Luz”ONGの事業紹介で、ペットボトルを用いて太陽光エネルギー発電で世界20カ国の最貧国で無償事業展開を説明。田港 アナパオラ氏は、Interkaikans Beneficenteについて、1994年から憩いの園、子供の園、安らぎホームなどに寄付を行っていると説明。矢野 リカルド氏は、ABEUNI日系人グループについて、30年間に44都市で2,000人の医者や看護婦のボランテアが医療キャラバンを展開していると説明。梶山 秀雄 アンドレイ氏は、Seinen Bunkyo並びにInterkaikans、サンパウロ総領事館支援によるリベルダーデ地区再生の一環として大掃除のミッションなどについて説明した。

Embrapa研究開発局のLadislau Martin Netoエグゼクティブディレクターは、「農牧業の未来、研究とイノベーションの重要性」と題して、今後50年間の人類の10大挑戦として、2050年までにアフリカやアジアを中心に23億人の人口増加に対応する食料増産、2015年に2億トンを突破したブラジルの穀物生産並びに農産物の貿易収支の推移、今年の穀物生産は2億3,000万トン予想、食肉2,620万トン、フルーツ3,890万トン、酪農製品3,520万トン、2050年までに世界の食糧生産は70%増産が必須であるが、そのうちブラジルは40%増産を余儀なくされている。

ブラジルの熱帯農業開発、世界平均の再生可能エネルギー元は僅かに14%であるがブラジルは45%で二酸化炭素ガス排出は非常に低い。ブラジル国内の耕作可能面積は8億5,000万ヘクタール、そのうちアマゾン保護地域は5億ヘクタール、現在の穀物や農産物の栽培面積は7,000万ヘクタール、そのうち再生林は600万ヘクタール、サトウキビ栽培は800万ヘクタール、放牧地は1億9,000万ヘクタール。2050年の世界の経済大国は中国、インド、米国、インドネシア、ブラジルは5位、ロシア、メキシコ、日本は現在の4位から8位に後退、世界の灌漑地域地図、2,080年までの気候変動による影響、ブラジル農業に対するテクノロジーの比重の推移、ブラジル国内の農村部と都市部の人口推移、農業部門へのビッグデーター並びにIoTの活用、17州に点在するEmbrapaリサーチネットワーク網、70農業大学との提携、46カ所に及ぶEmbrapa開発センター、8,860人の従業員、2,500人に及ぶ科学博士、2,500人のアナリスト、今年の予算10億ドル、米国並びに日本、中国、ドイツ、英国、フランスとの科学技術提携、アフリカ諸国との技術提携、2014年―2034年のターゲットにしたインテリジェンシーフラットフォームEmbrapa“AGROPENSA”戦略、EmbrapaProjects -IT Toolsのマネージメント及びモニタリング、R & D Topics、セラード農業におけるメインテクノロジー、2010年―2020年の低二酸化炭素排出農業計画、ブラジル新興農業開発地域のマラニョン州(MA)南部、トカンチンス州(TO)東部、ピアウイ州(PI)南部、バイア州(BA)西部の4地区に跨る「マトピバ地域」の土壌分析並びにインフラ整備、ロディステック、バイオ生物多様性の研究開発、70万サンプルを擁するGeneticBankなどについて説明した。

最後にお別れの挨拶で中前 隆博 在サンパウロ日本国総領事は、「ジャパン・ハウス」並びに有識者懇談会、青年会議所活動に期待。日本政府の文化広報施設「ジャパン・ハウス」の第1 号館は、2017年4月30日に350人が参加して開館。オープン時は4,300人、月末には5,000人、1カ月間で10万人突破、年間目標入場者を15万人としていたが、すでに目標達成。竹細工展示は7月9日で終了。その後はデザイン監修で建築家の隈研 吾氏の作品を展示予定。ジャパン・ハウスは企業とのコラボレーションを考えているので参加を要請。若い日系リーダーの青年会議所ではリベルダーデ地区の清掃を下半期から開始。2年前の6月9日に着任。2年1か月の勤務。若いリーダーが育っている日系社会には楽観視している。雨男の私がカンタレーラ貯水池を一杯にしたがサンパウロ州政府は認めてくれない。2年間でブラキチになったと思う。もう1年勤務すると抜け出せなくなるので潮時ですと笑わせ、松永会頭から記念品が贈呈された。

PdfEmbrapa研究開発局のLadislau Martin Netoエグゼクティブディレクター 「農牧業の未来、研究とイノベーションの重要性」

講演中のEmbrapa研究開発局のLadislau Martin Netoエグゼクティブディレクター

左からEmbrapa研究開発局のLadislau Martin Netoエグゼクティブディレクター/松永愛一郎会頭

Ladislau エグゼクティブディレクターにプレートを贈呈する松永愛一郎

お別れのスピーチを行う中前総領事

中前総領事に感謝プレートを贈呈する松永会頭

Fotos: Rubens Ito / CCIJB