EAS造船は2019年に倒産の可能性

ブラジル最大級の造船会社アトランチコスル造船所(EAS)は、ペトロブラス石油公社を巡る汚職事件の影響で、工事代金が回収できずに負債増加で特別損失を計上して企業更生法申請を余儀なくされた。

EAS造船所は、ペトロブラス石油公社傘下の輸送ロジスティック会社Transpetro社向け原油輸送船舶の建造を請け負っているが、新たな船舶建造の発注がなければ2019年下半期にはEAS造船所は閉鎖に追い込まれる。

同造船所は、最大の債権者である社会経済開発銀行(BNDES)に対して13億レアルの負債を抱えており、また今年末までにBNDES並びにブラジル銀行、民間銀行のブラデスコ銀行、サンタンデール銀行に3億5,200万レアルの負債返済をしなければならない。

EAS造船所はSouth American Tanker Company(Satco)との間で総額が16億7,000万ドルに達する13隻の原油輸送船建造で交渉中であり、建造が成約すれば再生の可能性が出てくる。

同造船所は、ブラジル造船業再生のシンボルとして2008年に設立され、日系造船企業3社も資本参加、大型の船舶や海洋構造物を建造できるブラジル最大の設備能力を有する造船所として、ペトロブラスグループ向けに石油資源開発用ドリルシップやタンカー等を受注・建造していた。(2017年6月13日付けヴァロール紙)

 

サッカー関連実業家のマルセロ・ブリット氏が訪問

サッカー関連実業家のマルセロ・ブリット氏が2017年6月13日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長と会員にとって非常に興味深いブラジル国内の有力なサッカーチーム監督の昼食会での講演や直近のブラジルの政治経済について意見交換を行った。

Marcelo Brito e Fujiyoshi Hirata

Marcelo Brito e Fujiyoshi Hirata

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

Nippon Koei Lac do Brasil Ltda営業担当のロベルト・クロカワ取締役が訪問

Nippon Koei Lac do Brasil Ltda営業担当のロベルト・クロカワ取締役が2017年6月12日に商工会議所を訪問、ロベルト・クロカワ取締役は、応対した平田藤義事務局長にトカンチンス州政府では、9月第1週に東京でトカンチンス州農業セミナー開催を計画、特に州内で生産される鶏肉や豚肉部門への日本企業の投資誘致を目的に開催、商工会議所の協力を依頼した。O Tocantins Agroは経済特区(ZEN)プログラムの一環で南北鉄道などを通して穀物、飼料、食肉、養殖魚や加工食品などを輸出拡大を狙っていると説明した。

Roberto Kurokawa e Fujiyoshi Hirata

Foto: Rubens Ito / CCIJB

ブラジル全国工業連合(CNI)との意見交換会

8月28日並びに29日にパラナ州クリチーバ市で開催予定の第20回日本ブラジル経済合同委員会(飯島彰己・日本ブラジル経済委員長)に向けたブラジル全国工業連合(CNI)と政策対話委員会との事前意見交換会は、2017年6月12日午前10時から正午まで21人が参加して開催された。

政策対話委員会の吉田章則調査員がポルトガル語で進行役を務め、日本語への同時通訳は神戸保氏が務め会合が進められた。初めに政策対話委員会の粟屋聡委員長は、開催挨拶で政策対話委員会の活動内容を説明、続いてCNI商業政策担当のconstanza negriマネージャー並びに企業交渉担当SILVIA MENICUCCIスペシャリストは、日本ブラジル経済合同委員会で発表するブラジル側委員会の行動計画を準備する中で、カマラと年に1回は意見交換会を開催することが重要とした上で、プレゼン発表を行なった。

ブラジル側委員会を構成する関連企業団体や連合体リストを紹介した。日本とメルコスール間EPA協定に関しては、2015年のCNI連合と経団連と共同で日伯EPAレポートを発表、2017年2月には、ブラジル商工サービス省(MDIC)日本とメルコスール間EPA協定に関するパブリックヒアリングを行ない協定に前向きな答えが得られた。また2017年5月のアルゼンチンのブエノスアイレスに於けるメルコスールと日本政府の会合においては、ブラジル側への良い返答が得られていないと説明した。投資協定に関して、ブラジルは、投資協力・円滑化協定(ACORDOS DE COOPERAÇÃO E FACILITAÇÃO DE INVESTIMENTOS – ACFI)ではすでに2016年にチリやメキシコ、モザンビーク、アンゴラ、マラウイ、コロンビアと署名、インド並びにモロッコ、エチオピア、ヨルダンとの間で締結交渉中との説明があった。日伯租税条約に関しては、二重課税防止交渉を進めており、二重課税の実態調査についてカマラの協力を求めた。ビザフリー協定やオープンスカイ協定、またOEA制度の日伯相互承認協定の締結に向けたワーキング活動を要請するとした。そして、二国間協定に関して、今年3月にブラジルと日本は特許審査ハイウェイ(Patent Prosecution Highway)の合意書署名したと説明した。その他、二国間貿易投資促進(二国間対話のフォロー)、インフラ分野への投資促進、ビジネス環境改善要請、市場アクセス、産業協力など多岐にわたって意見交換を行った。

質疑応答では、ブラジルの産業競争力強化のための日本の最新テクノロジーの活用、リーンマニュファクチャリング(リーン生産)のノウハウ導入、OECDガイドラインに準拠していないブラジルの移転価格税制の改善、日伯租税条約、「Brasil Mais Produtivo―生産性向上計画」、メルコスールと日本のEPA協定締結などについて意見交換された。

議事概要PDFはこちらから

参加者はCNIコマーシャル政策担当のconstanza negriマネージャー、CNI企業交渉担当SILVIA MENICUCCIスペシャリスト、政策対話委員会の粟屋聡委員長(双日)、佐久間太朗氏(双日)、芦刈宏司氏(ブラジル三井物産)、二宮康史氏(ジェトロ)、山本裕也(ジェトロ)、大塚未涼氏(ブラジル三井物産)、柳本安紀氏(双日)、古本尋海氏(NECラテンアメリカ)、篠原一宇氏(ブラジルパイオニア)、松澤巧氏(ブラジル味の素)、東崇徳氏(ブラジルトヨタ自動車)、斉藤顕生氏(JICAブラジル)、池谷裕一氏(デロイト)、石嶋勇氏(ヤクルト商工)、降旗英樹氏(三井アリメントス)、平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント、大角総丙編集担当

インフラWGではインフラ投資における為替リスク関するに勉強会を開催

政策対話委員会(粟屋聡委員長)インフラWGは、2017年6月12日午後4時から6時過ぎまで、FVG大学のクラウジオ・フルタド教授をお招きして、インフラ投資における為替リスクに対する新しい為替保険モデルに関する勉強会を開催、22人が参加した。この勉強会は神戸保氏による日本語への同時通訳の下行なわれた。

クラウジオ教授は、インフラの投資調達に関する課題のひとつの為替リスクを回避できる保険組織モデルの設置についての説明を行った。長期のインフラ投資へのリスクのひとつとして、WGでも為替リスクに関する議論を行ってきているが、民間や政府が一緒になり、リスク軽減のブラジルでは新しい為替保険組織モデルの設置について述べた。この組織をマネージするのは、国際的に信頼性のある機関が望ましく、政府の介入も様々な段階でできるモデルであると語った。クラウジオ教授のアシスタントであるジオバニ・ベルーゾ氏は、5億ドルを出資したシナリオで、為替予想値、その為替予想値になる確率、また保険額などの数値を様々なデータを下にFVG計算シミュレーションにより打ち出したと説明した。クラウジオ教授によると、このモデルは、PPI空港案件の為替保険制度とは違い、他国でも研究されており、ブラジルでの実証プログラムを積み重ねていきたいと期待した。質疑応答のセッションでは、シミュレーションの数値の根拠、このモデルの今後の導入計画、官民のリスクシェアや政府の介入、価格予想値の設定や保険額、スポンサー企業・組織、そして、為替差損以外の環境保全など大義名分へのアドバイスなど、積極的な議論が交わされた。

出席者は、斉藤顕生ワーキンググループ長(JICAブラジル事務所)、山本健介氏(ブラジルみずほ銀行)、星野聡氏(ブラジル三井住友銀行)、高野哲史氏(戸田建設)、池谷裕一氏(デロイト)、ルイス氏(デロイト)、福井盛一氏(伯国三菱商事)、飯田俊太郎氏(ブラジル住友商事)
政策対話委員会:粟屋聡委員長(双日ブラジル)、佐久間太郎副委員長(双日ブラジル)、二宮康史副委員長(ジェトロサンパウロ)、柳本安紀委員(双日ブラジル)、山本祐也委員(ジェトロサンパウロ)
オブザーバー:藍原健在サンパウロ総領事館副領事、宮崎直美在サンパウロ総領事館経済班担当、チアゴ・モレイラ氏(FINEP)、へナト・ソウザ氏(FINEP)。
事務局:平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント。

講演中のFVG大学のクラウジオ・フルタド教授

 

課税WGは今年の課税WG活動計画について会合

政策対話委員会(粟屋聡委員長)課税WGは、2017年6月9日午後4時から5時過ぎまで、2017年の課税WG活動計画について、13人が参加して開催された。

会合では、課税に関する近況を把握する為のアンケート調査実施について触れ、6月中に会員企業にアンケートを返答してもらい、7月中に調査結果をまとめることで合意された。なるべく多くの会員企業が返答しやすいフォーマットに変更し、月例昼食会でもお願いするなど、返答回収率を強化したいとした。その他、会員企業の課税に関する課題を吸い上げたり、WGメンバー体制を強化する為にも、会員企業向けの日本語による初心者向けのセミナーを課税WGが主催することで合意した。今後セミナーのテーマを決めていくことになるが、アンケート調査やWG会合を活用して、決定していくことで話がまとまった。更に、CNIとの連携や伯政府との政策対話会合についても活発な意見交換が行なわれた会合となった。

出席者は、古本尋海ワーキンググループ長(NECラテンアメリカ)、篠原一宇副グループ長(パイオニアブラジル)、浅川哲氏(ブラジル日清紡)、永井孝明氏(ブラジル日清紡)、大渕彰規氏(丸紅ブラジル)、加藤治永氏(ブラジル住友商事)、竹島仁志氏(ブラジル住友商事)、二宮康史政策対話委員会副委員長氏(ジェトロサンパウロ)、柳本安紀政策対話委員会委員(双日ブラジル)、平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント。

事務局便り JD-037/17    平成29 年度日本政府「春の叙勲祝賀会」案内 

                                            事務局便り JD-037/17
                                            2017年6月9日
会員各位
                                            ブラジル日本商工会議所
                                            事務局

文協(ブラジル日本福祉協会)より2017年6月14日(水)に行われる平成29 年度日本政府「春の叙勲祝賀会」へのご案内を以下の通り頂きました。

ご参加ご希望の方は直接文協あてにお問い合わせ下さいます様お願い申し上げます。(TEL.: 11 3208-1755 E-mail:site@bunkyo.org.br  / contato@bunkyo.org.br ‐サユリ又はミチエまで)
 

 

事務局便り JD-036/17 6月~7月にかけて行われるブラジル日本移民109周年記念行事案内

                                                                                        事務局便り JD-036/17
                                                                                         2017年6月9日
会員各位
                                                                                        ブラジル日本商工会議所
                                                                                        事務局

文協(ブラジル日本福祉協会)より6月~7月にかけて行われるブラジル日本移民109周年記念行事へのご案内を以下の通り頂きました。

ご参加ご希望の方は直接文協あてにお問い合わせ下さいます様お願い申し上げます。(TEL.: 11 3208-1755 E-mail:eventos@bunkyo.org.brまで)

事務局便り JD-038/17 事務局休暇のお知らせ

                                                                              事務局便り JD-038/17
                                                                              2017年6月9日
会員各位
 
                                         事務局休暇のお知らせ

会員の皆様には、常日頃多大なるご支援・ご協力を賜り、心より御礼申上げます。

6月15日(木曜日)は祝日(コーパスクリスティー)のため事務局が休暇となります。

また、事務局のより効率的な運営を図るため、翌日の6月16日(金曜日)を休暇とさせて頂きます。
予めご了承の程お願い申上げますとともに、ご理解ご協力の程お願い申上げます。

宜しくお願い致します。
                                                                                                                            以上

 

6月の日伯法律委員会に52人が参加して開催

日伯法律委員会(藏掛 忠明委員長)は、2017年6月8日午後4時から6時過ぎまで52人が参加して開催、初めにMotta Fernandes 税制担当のRUBENS CARLOS DE PROENÇA FILHO パートナーは『補足法156号/2016に於けるサービス税(ISS)変更について』、Abe Advogados (Abe, Guimarães e Rocha Neto AdvogadosのROGÉRIO CÉSAR MARQUES弁護士は、『グループ企業間の資金貸借‐移転価格税制並びに過少資本税制について』、Licks AdvogadosのEDUARDO HALLAK パートナーは、技術移転契約及びブラジル産業財産庁(INPI)について』、Pinheiro Neto AdvogadosのLEONARDO BATTILANA シニアパートナーは、『電力エネルギーに関する商品流通サービス税(ICMS)の議論テーマについて』それぞれ講演した。

1. Motta Fernandes 税制担当のRUBENS CARLOS DE PROENÇA FILHO パートナー 『補足法156号/2016に於けるサービス税(ISS)変更について』"
2.
Abe Advogados (Abe, Guimarães e Rocha Neto AdvogadosのROGÉRIO CÉSAR MARQUES弁護士 『グループ企業間の資金貸借‐移転価格税制並びに過少資本税制について』
3. Licks AdvogadosのEDUARDO HALLAK パートナー 『技術移転契約及びブラジル産業財産庁(INPI)について』
4. LEONARDO BATTILANA シニアパートナー 『電力エネルギーに関する商品流通サービス税(ICMS)の議論テーマについて』

Rubens Carlos de Proença Filho (Motta Fernandes Advogados), Rogério César Marques (Abe Advogados), Leonardo Battilana (Pinheiro Neto Advogados), Eduardo Hallak (Licks Advogados) e Luiz Fujio Sato (Marubeni Brasil) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

RI / CCIJB