JD-004/16 サンパウロ安全対策情報(空港への移動中等における犯罪事案の発生について)

事務局便りJD-004/16
2016年1月8日

会員各位

在サンパウロ日本国総領事館より以下の安全対策情報をいただきましたのでお知らせいたします。

—–Original Message—–
From: 在サンパウロ総領事館 [mailto:sp@mailmz.emb-japan.go.jp]
Sent: Thursday, January 7, 2016 8:30 PM
To: secretaria@camaradojapao.org.br
Subject: 安全対策情報(空港への移動中等における犯罪事案の発生について)

サンパウロ安全対策情報

11月末から12月末にかけ、空港から自宅までの往復の際や、空港に到着した際に置き引き等の盗難被害に遭う事案が発生しております。
つきましては、以下の点につきまして改めてご注意願います。

1.犯罪被害状況
(1)11月末の午後10時頃、グアルーリョス空港からサンパウロ市内のホテルに向かう途中、借上車がパンクしたため、運転手が路肩に停車しタイヤ交換をしていた(被害者は車外で待機)ところ、犯人がいきなりドアを開けて車内においてあった鞄(パスポート、携帯電話、デジタルカメラ等在中)を奪い去った。
(2)12月末の午後8時頃、グアルーリョス空港に到着した際、鞄とスーツケースをカートに載せ、カートを構内に残したままターミナル入り口の喫煙場所に行き、カートを置いた場所に戻ったところ鞄(パスポート、ノートパソコン、携帯音楽端末、携帯ゲーム機等在中)が無くなっていた。
(3)12月末の午後2時頃、サンパウロ市内のホテルからグアルーリョス空港に向かう途中、借上車がパンクしたため、運転手が最寄りのガソリンスタンドに車を留めてタイヤ交換をしようとした(被害者は車外で待機)ところ、犯人がいきなりドアを開けて車内に置いてあった鞄(パスポート、財布、携帯電話、ノートパソコン、携帯音楽端末、高級腕時計等在中)を奪い去った。

2.防犯対策
●空港から自宅・ホテル等に向かう際
(1)ターンテーブル等から荷物を引き取ったら、なるべく公共スペースに出る前(待合者達の目に触れる前)に貴重品等はスーツケース等に入れ、鞄の中身は自宅やホテル等に向かう間に使う予定のある必要最小限の物のみとする。(鞄とスーツケースの両方がある場合、鞄を奪わずスーツケースのみ盗まれた事例は極めてまれ)
(2)出迎えの人が居る場合、企業名や氏名等を記したプラカードを持って待つことは避ける。(あらかじめ合い言葉を決めておく、出迎えの人の写真を送る(この場合、出迎えの際の服装等がわかるよう、極力直近のものが望ましい)、企業等と関係が無いプラカードやぬいぐるみ等を持つ、バッジを装着する等、身元が第三者に知られること無く合流できるよう気をつける)
(3)タクシーに乗車する際には、到着ゲート付近ではなく、出発ゲート付近から乗車することを検討する。また、ターミナル内を移動する際には不審者の存在、尾行の有無等を確認しながら移動する。
(4)ホテルや自宅への到着直後を狙って犯行に及ぶ事例も発生しているところ、目的地到着の間際には周囲の状況に異常が無いか確認し、建物に入る際には再度付近を手早く確認のうえ速やかに入る。

●自宅・ホテル等から空港に向かう際
(5)タクシー等を利用する場合には信頼のおける会社に手配のうえ、予め車種や車両のナンバー、運転手の氏名を控えておく。
(6)鞄の中身は空港到着までに必要な最小限の物のみとし、貴重品はスーツケース等に入れる。(スーツケース等に入れた貴重品はチェックインカウンターでスーツケースを預け入れる際に取り出すのが理想的であるので、出し入れしやすいよう前もって荷造り等準備する。)

●空港往復共通
(7)荷物は常に身の周りに置き、常に目を離さないよう気をつける。
(8)車両に乗車する際、荷物はなるべくトランクに収納するようにし、車内に持ち込む場合には足下に置く等、荷物が車外から目立たないよう気をつける。
(9)移動中は車やオートバイに尾行されていないか留意するとともに、不審な車両がいる場合にはそのまま目的地に直行することを避け、ガソリンスタンドやショッピングセンター等人気のある場所や警察署を経由もしくは待避して様子を見る。
(10)乗車中の車両がパンクした際には、既に犯人に狙われている可能性があるとの想定のもと対応する。(移動中に第3者からパンクしている旨告げられた際には特に注意)
自家用車の場合は、なるべく人気のある場所まで移動のうえ、家族や同僚等への応援要請やタイヤの交換等対応する。
タクシー等がパンクした場合も、なるべく人気のある場所までの移動を指示しつつ、可能であれば当該車両の修理完了を待つことなく他の車両を手配し移動する(パンクした車両が人気のある場所まで移動する間に、到着先に別の車両を待機させ到着と同時に速やかに乗り換えできるのが理想的)。
(11)不幸にして被害にあった場合には、絶対に抵抗したり、逃走したりしない。

                                                         以上
在サンパウロ日本国総領事館
Av Paulista 854,3andar,Sao Paulo SP
TEL 3254-0100

 

 

今年の自動車輸出は前年比8.0%増加予想

全国自動車工業会(Anfavea)では今年の新車販売は前年比7.5%減少を予想、しかし新車生産は昨年並みの240万台前後を予想、レアル通貨に対するドル高の為替並びにコロンビアとの自動車協定締結などの要因で、価格競争力が上昇する新車輸出は8.0%前後増加すると予想している。

2015年のバスやトラックを含む新車生産は、国内経済の停滞並びにクレジット金利の上昇、ラヴァ・ジャット作戦の汚職問題による政治困難などの影響を受けて、前年比22.8%減少の242万9,000台となって2006年の240万3,000台のレベルまで減少したと全国自動車工業会(Anfavea)のルイス・モアン(Luiz Moan)会長は説明している。

また2015年のバスやトラックを含む新車販売は、前年比26.6%減少の256万9,000台と過去8年間では最低の販売台数を記録、今年の新車生産は前年比0.5%増加の244万を予想している。

今年の新車輸出は前年比8.1%増加の45万1,000台を予想、昨年の新車輸出は前年比24.8%増加の41万6,900台、2015年の新車輸出比率は新車販売台数の16.1%と2014年の17.6%から1.5%減少、今年は15.0%まで更に減少すると予想している。

ジウマ政権初年度の2011年の自動車生産は341万7,000台、2012年は340万2,000台、2013年は371万2,000台で記録を更新、2014年は314万6,000台と大幅に減少、2015年は242万9,000台と3年連続で前年割れを記録している。

2015年自動車業界の従業員は全従業員の10%に相当する1万4,700人が解雇され、また5,100人がレイオフで自宅待機、4万700人はジウマ大統領の暫定令680号として創出された雇用保護計画(PPE)の30%の時短勤務の適用を受けている。

昨年末の新車在庫は営業日数換算で36日分に相当する27万1,000台を記録しており、新年早々から各自動車メーカーではプロモーションで在庫整理を図っている。

今月6日に全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のアラリコ・アスンプソン・ジュニオール会長は、連邦政府に対して新車販売促進するための要請書を提出したにも関わらず、連邦政府はすでに産業セクターの19経済団体からの要望書をすでに受け取っているために、要請内容分析に時間を要すると予想されている。(2016年1月8日付けエスタード紙)

11月の鉱工業生産は2008年以降で最大の落ち込みを記録

ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業生産調査によると、2015年11月初めに大手資源開発会社ヴァーレ社とBHPビリトン社の合弁会社サマルコ社の鉱山廃水用ダムの決壊事故並びにペトロブラス石油公社のストライキの影響を受けて、11月の鉱工業生産は前月比マイナス2.4%と2008年以降では最大の落ち込みを記録している。

11月5日にブラジル南東部に位置するミナス・ジェライス州のサマルコ社の鉱山廃水用ダムの決壊事故は過去最悪規模の人身事故となり、有毒物質を含んだ濁流によるリオ・ドーセ川流域一帯の環境破壊、漁業および農業への壊滅的被害が発生、今現在まで年間3,050万トンを生産していた鉄鉱石のペレット生産中止を余儀なくされており、また操業再開の目途が立っていない。

また昨年11月のペトロブラス石油公社のストライキは20日以上に及んでいる影響で、1日当たりの石油生産は35万5,000バレルの減産を余儀なくされ、昨年11月のサマルコ社並びにペトロブラスの減産による影響は鉱業セクターの生産減少10.9%に結び付いている。

また2015年1月~11月の鉱工業部門26セクターの生産調査で、唯一鉱業セクターの生産は前年同期比4.7%増加しているにも関わらず、今後もサマルコ社のペレット生産中止が予想されてマイナスに転じる可能性がある。

ブラジルの国内経済リセッションの継続、失業率の増加、一般家庭の負債増加、実質収入の減少、クレジット向け金利上昇、企業経営者の景況感悪化による機械・装置向け投資先送りなどの要因で、昨年11月の資本財セクターの生産は前月比マイナス1.6%、前年同月比マイナス31.2%、昨年11月間の累計はマイナス25.1%、昨年11月の過去12か月間の累計はマイナス24.1%とそれぞれ大幅に落ち込んでいる。

前期同様に中間財セクターはマイナス3.8%、マイナス10.8%、マイナス4.9%、マイナス4.6%と資本財セクター同様にすべてマイナスを記録している。

また前期同様に資本財セクターのうち耐久消費財セクターはマイナス3.2%、マイナス29.1%、マイナス18.3%、マイナス17.6%、非耐久消費財セクターは0.4%増加、マイナス4.8%、マイナス6.9%、マイナス6.4%となっている。

GO Associados社エコノミストのファビオ・シルヴェイラ氏は、2015年の鉱工業生産はマイナス8.5%~マイナス9.0%を予想、またParallaxis Consultoria社チーフエコノミストのラファエル・レオン氏は、2016年の鉱工業生産はドル高の為替並びに下半期からの輸入製品の減少でマイナス5.0%に留まると予想している。(2016年1月8日付けエスタード紙)

2016年の農畜産輸出は5.0%~6.0%増加予想

レアル通貨に対するドル高の為替の追い風を受けて、2016年のブラジルの農畜産製品輸出は前年比5.0%~6.0%増加が予想、2015年の農畜産製品輸出は、農畜産の国際コモディティ価格減少が牽引して前年比8.0%~10.0%減少が予想されている。

昨年の農畜産製品の国際コモディティ価格は、輸出が大きな比重を占める大豆や砂糖、食肉では牛肉を中心に10%前後減少、今年は中国がブラジル産牛肉輸入再開するために好調に推移すると予想されている。

今年のブラジルの農畜産製品輸出は大豆や砂糖、食肉が牽引して前年比6.0%増加の806億ドルまで上昇するとGO Associados社エコノミストのファビオ・シルヴェイラ氏は予想している。

また今年の農畜産輸入は、レアル通貨に対するドルの平均為替がR$4.04並びに中国のGDP伸び率が6.0%と仮定すると前年の91億ドルから88億ドルに減少、貿易収支黒字は718億ドルを記録すると予想している。

今年の大豆派生品(大豆かす、大豆、大豆油)輸出は昨年の286億ドルから302億ドルに上昇、大豆のみの輸出は前年比10億ドル増加の225億ドルを予想している。

今年の食物油輸出は昨年の5,300万トンから5,700万トンに増加するとファビオ・シルヴェイラ氏は予想、コンサルタント会社FCStone社では5,450万トンを予想、ブラジル植物油工業会(Abiove)では5,500万トンを予想している。

しかし今年の食物油の輸出量は増加予想である一方で、国際コモディティ価格が低調に推移すると予想、またアルゼンチンの穀物輸出関税の引下げなどの要因で、GO Associados社では輸出額を252億ドルと昨年の273億8,100万ドル予想よりも低く見積もっている。

ブラジルの主な農畜産輸出比較では2014年の大豆派生品輸出は314億ドル、2015年は286億ドル、2016年は302億ドル予想、前記同様に食肉は154億ドル、130億ドル、137億ドル、砂糖は95億ドル、75億ドル、83億ドル、コーヒーは65億ドル、60億ドル、62億ドル、トウモロコシは41億ドル、36億ドル、39億ドルとなっている。

ブラジルは伝統的に砂糖輸出では世界トップで砂糖輸出シェアの50%を占めており、今年の砂糖輸出は前年比200万トン増加の2,600万トンを予想、輸出額は前年比9.3%増加の83億ドルが予想されている。

また昨年の食肉輸出はロシア並びにベネズエラの輸入減少が響いて10%減少したが、中国の牛肉輸入再開で中国向けだけで月間2万トン~2万5,000トン増加で13億ドルの売り上げ増加に結び付く可能性がある。

ブラジル食肉輸出協会(Abiec)では今年の牛肉輸出は前年比21%増加の170万トン、輸出額は23%増加の75億ドル、また米国はブラジル産生牛肉の輸出許可予想、サウジアラビアの食肉輸入再開を追い風になると予想されている。

ブラジル動物蛋白質協会(ABPA)では、今年の鶏肉輸出は中国向け輸出が牽引して前年の410万トンを3.0%増加して記録更新すると予想、また豚肉の輸出量はブラジルの豚肉輸出の45%を占めるロシア次第であるが、2.0%~3.0%増加が予想されている。

ブラジルのコーヒー輸出は世界のマーケットシェアの38%~40%を占めており、昨年のコーヒー輸出は3640万俵で輸出額は66億ドルを記録していた。(2016年1月8日付けヴァロール紙)

日系人歌手のフェルナンダ・タカイ氏が会議所を訪問

2016年1月8日、日系人歌手のフェルナンダ・タカイ氏が会議所を訪問し、日ブラジル外交関係樹立120周年及び在サンパウロ日本国総領事館100周年を記念しフェルナンダ・タカイ氏、野宮真貴氏、ジョン・ウリョア氏共作で作曲された「LOVE SONG」をベースとしたプロジェクトの紹介を応対した平田事務局長に行った。訪問には在サンパウロ総領事館から会議所を紹介した高元次郎領事、佐藤卓央領事が同行、またプロモトエージェントである「DO BRASIL」社からもPatrícia Tavaresディレクター、Ana Thê Campos営業担当、他数名が同席。

Fujiyoshi Hirata, Fernanda Takai e Jiro Takamoto

Ana Thereza Campos, Pedro Bueno, Amelinha Lobo, Fernanda Takai, Fujiyoshi Hirata, Patrícia Tavares, Jiro Takamoto e Takuo Sato

Fernanda Takai e Fujiyoshi Hirata

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

GS&MDのマルコス・ゴウヴェア・デ・ソウザ氏が訪問

LIDE COMERCIO社長でGS&MD社のマルコス・ゴウヴェア・デ・ソウザ ジェネラルマネージャー並びにワルテル・イホシ連邦議員が2016年1月7日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に3月に開催されるブラジル小売フォーラムを説明、また商工会議所を通して日本の経済団体への紹介を依頼した。

Walter Ihoshi, Marcos Gouvêa de Souza e Fujiyoshi Hirata

Marcos Gouvêa de Souza, Fujiyoshi Hirata e Walter Ihoshi

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

CIR-003/16: 2016年度第1回建設不動産部会開催とアンケート回答のお願い

CIR-003/16
2016年1月7日

建設不動産部会 部会員 各位

建設不動産部会 部会
部会長 藤井 健

2016年度第1回建設不動産部会開催のお知らせ&アンケート回答のお願い

建設不動産部会 部会員 各位

新年あけましておめでとうございます。
2015年の大変な年が終り、少し期待できる新たな年に入りました。
本年の皆様の御活躍を祈念いたします。

例年お願いしておりますアンケートを添付ファイルにて送付致します。
ご多忙の折とは存じますが回答にご協力の程お願い申し上げます。

アンケート回答をご提出の際、下記ご案内の28日部会懇談会(その後懇親会予定)へのご出欠もお知らせ頂ければ幸いです。

提出先/出欠連絡先:商工会議所事務局カリーナ宛て( secretaria@camaradojapao.org.br)

どうぞよろしくご協力下さい。

< 記 >

2016年度建設不動産部会 第1回部会

日時:2016年1月28日(木) 17時 ~ 19時程度(※部会後に懇親会の開催も検討しています。アンケート内で併せてご出欠確認をお願いします。)

場所:ブラジル日本商工会議所 図書室(Av. Paulista 475、13階)

何卒宜しくお願い致します。

 

ブラジル中銀は為替変動抑制のため為替市場介入で897億レアル損失

昨年のブラジルは継続する国内景気リセッション並びに更なる財政悪化、投資不適格級への格下げ、高止まりするインフレなどの要因で、ブラジル中銀はレアル通貨の変動を抑えるため為替市場への介入再開を余儀なくされていた。

昨年ブラジル中銀はレアル通貨の変動を抑えるため為替スワップなど為替市場に積極的に介入してレアルの下落に対処したが、為替スワップによる損害は897億レアルを計上している。

中銀は為替スワップ介入を2002年から開始、2014年の為替スワップによる損害は173億レアルを記録していたが、2015年の損害897億レアルを大幅に下回っていた。

中銀のアレシャンドレ・トンビーニ総裁は、為替スワップ介入はレアル通貨の急激な変動を最大限に抑えるためであり、ドル安の為替への誘導目的ではないと強調している。

しかしブラジル中銀がレアル変動を抑制する動きに出た背景には、レアル通貨の安定以外にも、レアル安によるインフレ率抑制困難の排除、景気後退が深刻なために通貨防衛のための政策金利の引き上げには困難が伴うにも関わらず、インフレ率を引き下げるため政策金利は現行水準の継続を余儀なくされている。

2015年のレアル通貨に対するドルの為替は48.5%上昇して過去13年間で最大の上昇率を記録、中銀にとってレアル安になるほど為替スワップ介入による損害が拡大する。

ブラジルの外貨準備高は約3,700億ドルで世界でも有数の保有国である一方で、外貨準備高減少は外貨建て債務の多いブラジルのような国では特に、対外ポジション悪化懸念を生じる可能性が強いために、長期的な外貨準備高使用による為替介入は難しい。(2016年1月7日付けエスタード紙)

中国経済停滞でブラジルの鉄鋼メーカーの株価は軒並み下落

中国経済の停滞による一次産品の国際コモディティ価格の下落、世界的な鉄鋼製品供給過剰にも関わらず、中国の鉄鋼メーカーは増産を継続して鉄鋼製品の国際コモディティ価格下落を誘発、ブラジルの鉄鋼メーカーの株価は軒並み下落している。

昨年12月の中国のサービス業活動の指標となるサービス業購買担当者指数(PMI)は、50.2ポイントと前月の51.2ポイントから大幅に低下して1年5カ月ぶりの低水準を記録、サービス業活動拡大と縮小の境目である50ポイントに接近して危険的な水準まで低下してきている。

また昨日、北朝鮮が「水爆実験」を発表したことも世界の株式市場に大きな影響を与え、昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は1.52%減少の4万1,773.14ポイントと2009年3月31日以来の安値を記録している。

昨日のブラジルの各大手鉄鋼メーカーの株価は、過去数年間の長期販売不振や在庫増加の影響で軒並み下落、ゲルダウ・メタルルジカ優先株は12.93%、ゲルダウ優先株は8.08%、ウジミナス優先株は8.96%、CSN普通株は7.90%、ヴァーレ優先株は7.58%、普通株は7.35%それぞれ下落している。

現在の世界の鉄鋼製品生産は、主に中国鉄鋼メーカーが増産を継続して過剰在庫となっており、2015年の世界鉄鋼メーカーの生産は23億トンで需要を50%上回って需給関係が完全に崩れている。

中国の鉄鋼生産は需要を4億トン上回る過剰生産、また米国の国内需要を50%上回る鉄鋼製品を不当に安い価格で輸出しているため世界の鉄鋼生産国が打撃を受けている。

中国の鉄鋼メーカーは世界の鉄鋼メーカーの生産に歩調を合わさないために、中国鉄鋼製品輸入に対する輸入関税の引き上げをゲルダウグループのジョルジ・ゲルダウ会長は連邦政府に要請している。(2016年1月7日付けエスタード紙)