8月の失業率は8.7%に上昇

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、今年6月~8月の3か月間の求職活動人口は前年同期比200万人増加、2012年に統計を取り始めて以降では最高の求職活動人口を記録している。

今年6月~8月の3か月間のPnad調査による失業率は8.7%で記録を更新、ブラジル地理統計院では、若年層の求職活動人口は増加した一方で特に年配の女性を中心とした中高年層が求職活動を放棄する傾向となっている。

今年6月~8月の3か月間の労働手帳に登録される民間部門の正規労働者では、前年同期比マイナス3.0%に相当する108万9,000人が失業、前記同様に非正規労働者はマイナス1.1%に相当する11万7,000人が失業している。

前記同様に今年6月~8月の3か月間のハウスキーパーは前年同期比1.4%増加の8万6,000人が雇用確保、公務員は0.3%増加の3,700人、零細企業オーナーは7.3%増加の27万7,000人、自営業者は4.4%増加の92万6,000人、福祉関連・老人介護は2.6%増加の6,900人の雇用が増加している。

自営業者が4.4%増加の92万6,000人に達した要因として、ブラジル経済リセッションによる雇用創出が継続して悪化している影響で固定給が見込める就職活動を中止、営業開始が容易な衣類・玩具販売や軽食関連サービスに従事している。(2015年10月30日付けエスタード紙)

政策対話委員会に7人が参加して開催

政策対話委員会(松永愛一郎委員長)は2015年10月29日午前10時から7人が参加して開催、課税、通関、労働ワーキンググループ長と大使館担当官との懇談会の報告、優先提言5項目に対するMDICからの返答と今後と対応策、今年度下半期、来年度の補助金事業への取り組みに関する意見交換が行なわれた。

参加者は、松永委員長、櫻井副委員長、矢部副委員長、森下委員、平田事務局長、天谷アドバイザー、吉田調査員

10月の労働問題研究会に38人が参加して開催

企業経営委員会(鈴木ワグネル委員長)の労働問題研究会は2015年10月29日午後4時から6時まで38人が参加して開催、進行役は佐々木リカルド副委員長が務め、初めにEY (Ernst & Young)のレオナルド・ブランドン弁護士は、特別広範囲消費者物価指数(IPCA-E)の基準価格」について、労働法に関わるインフレ率の特別計算方法や使用目的などについて説明、Deloitte Touche Tohmatsuのグスターヴォ・アマラウ・デ・ルセーナ共営者は、「外資企業に対するブラジルのコーポレートガバナンス」について本社機能と海外支店機能の相違、文化的相違、価値観の違い、知的財産権(特許・意匠・商標)に関しての対策、労務管理(雇用、就業、教育)についての対策、取引に関わる契約書とその内容、海外展開予定国での輸出入取引、詳細な市場調査と事業計画を策定、中核人材の獲得と育成、日本語の話せるスタッフが複数いるかどうか、信頼の出来る事務所かどうか、会計税務両面からアドバイス出来る体制になっているか、現地基準だけでなく日本基準、場合によっては国際財務報告基準(IFRS)や米国基準にも精通しているかなど海外子会社のサポートする会計事務所の選定などについて説明した。

PdfEY (Ernst & Young)のレオナルド・ブランドン弁護士 「特別広範囲消費者物価指数(IPCA-E)の基準価格」

PdfDeloitte Touche Tohmatsuのグスターヴォ・アマラウ・デ・ルセーナ共営者 「外資企業に対するブラジルのコーポレートガバナンス」

左から鈴木ワグネル委員長/Deloitte Touche Tohmatsuのグスターヴォ・アマラウ・デ・ルセーナ共営者/佐々木リカルド副委員長

EY (Ernst & Young)のレオナルド・ブランドン弁護士

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

秋篠宮親王ご夫妻をジェラルド・アルキミン州知事夫妻等が大歓迎

10月29日(木)午後6時、サンパウロ州知事公邸であるバンデランテス宮で特別招待者約300人の出迎えをお受けになられたご夫妻、皇室の風格を具えた秋篠宮親王、最初から最後まで笑顔を絶やさない親王妃紀子様に特別熱い視線が注がれる中、多少緊張気味のアルキミン知事のご挨拶で歓迎式典が始まった。

先ずアルキミン知事から「日伯外交関係樹立120周年、サンパウロ総領事館開設100周年の意義ある節目の年に秋篠宮両殿下をお迎えできるのは誠に光栄です」とご挨拶。続いて秋篠宮親王は「日本移民を温かく迎え入れたサンパウロ州政府、国民に対しあらためて感謝を申し上げる」とご挨拶、終始会場の参加者と和やかに会話をされた。

約65人の会員企業関係者等が参加する中、白木清司 三菱商事副社長執行役員 中南米統括、村田俊典ブラジル日本商工会議所会頭(東京三菱UFJ参与)、天野一郎副会頭(ヤクルト商工会長)、平田藤義事務局長等が秋篠宮親王とお言葉を交わした。

第1 次ロジスティック投資計画向けの大型クレジットが未だに凍結

2012年の第1次ロジススティック投資計画(PIL-1)で民営化コンセッション入札を開始、社会経済開発銀行(BNDES)は落札したコンソーシアムに対するクレジット総額150億レアル~170億レアルを未だに凍結している。

ペトロブラス石油公社関連のラヴァ・ジャット作戦での汚職問題などで大手ゼネコン企業幹部の逮捕や議会調査委員会(CPI)で問題になっているゼネコン企業は、軒並みプロジェクト推進するための資金調達に苦慮している。

今年初めに発表された第2次ロジススティック投資計画(PIL-2)では道路、空港、港湾並びに鉄道向けに総額1,984億レアルを投資、鉄道向け投資総額は864億レアル、 鉄道向け投資総額は661億レアル、港湾向け投資総額は374億レアル、空港向け投資総額は85億レアルが予定されている。

しかし大手ゼネコン企業の大半は、ラヴァ・ジャット作戦での汚職問題に絡んでいるためにPIL-2案件の入札参加の先送りを余儀なくされているが、大型プロジェクトを手掛けたことがない中小ゼネコンの事業請負も不安視されている。

第1次ロジススティック投資計画(PIL-1)の道路並びに鉄道建設向け投資総額は1330億レアル、9道路コンセッションが入札にかけられたが、そのうち6件が落札されていた。

また第1次ロジススティック投資計画(PIL-1)での鉄道建設の民営化コンセッション入札は12件、港湾ターミナル入札は160件に達していたにも関わらず、未だに1件も民営化コンセッションが完成していない。

唯一、空港民営化コンセッション入札にかけられたグアルーリョス空港並びにヴィラコッポス空港、ブラジリア空港など5空港の民営化が社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット提供を受けている。

Odebrecht TransPort社はリオ市のガレオン空港並びにマット・グロッソ州の国道163号線の民営化コンセッションを落札したにも関わらず、社会経済開発銀行(BNDES)から50億レアルのクレジットが未だに承認されていない。(2015年10月29日付けエスタード紙)

10月の製造業の景況感指数は前月比で僅かに好転

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)ブラジル経済研究所(Ibre)の発表によると、10月の鉱工業部門の企業の景況感を示す業況判断指数(ICI)は、67.5ポイントと前月の66ポイントよりも1.5ポイント上昇、9月まで8か月連続で前月比を下回っていた状況から一転してプラスに転じている。

10月の鉱工業部門の企業の景況感を示す業況判断指数(ICI)は、調査対象の鉱工業部門の14セクターのうち10セクターで好転したにも関わらず、業況判断指数(ICI)水準は1995年から統計取り始めて2番目に悪い指数となっている。

過去5年間の平均業況判断指数(ICI)は96.2ポイント、10月のICI指数は前年9月のICI指数よりも18.1%悪化、また今後6か月間のICI指数は65.5ポイントと過去最低のICI指数が予想されている。

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)ブラジル経済研究所(Ibre)のアロイジオ・カンペロ・ジュニオール氏は、今年の鉱工業部門のGDP伸び率は最終四半期には僅かに回復するにも関わらず、マイナス8.5%~9.0%を予想している。

10月の鉱工業部門の過剰在庫比率は前月の22%から24.5%に増加、そのうち耐久消費財セクターは62%、資本財セクターは56.1%とそれぞれ大幅に上回っている影響を受けて、各セクターの設備稼働率は大幅に減少している。

しかしレアル通貨に対するドル高の為替の影響で、輸入品価格が高騰して国内消費の減少につながっているが、輸入品の代替製品として国産品需要が増加数傾向となってきている。(2015年10月29日付けヴァロール紙)

 

石油価格下落で原油開発コストの大幅削減を余儀なくされている

現在のロンドン国際石油取引所(International Petroleum Exchange、IPE)での1バレルあたりのブレント原油価格は、1年前の50%に相当する50ドルで取引されている。

ペトロブラス石油公社ではプレソルトのリブラ油田の原油開発では1バレル当たり45ドルで採算が取れるようにコスト削減を図ってきたにも関わらず、最終的には国際石油コモディティ価格が30ドルでも採算が取れるようにコスト削減を図る。

ペトロブラス石油公社ではプレソルト原油開発向けの機械・装置購入費用や保守サービスなどのコストを13%削減、20%迄コスト削減できたセクターもあると生産開発部門のソランジ・ゲデス取締役は説明している。

2013年から今年上半期の生産開発部門の投資ではコスト削減のために17億7,000万ドル削減、今年上半期は5億6,000万ドル削減、2010年から今年9月までの油田建設時間は57%短縮しているとソランジ・ゲデス取締役は説明している。(2015年10月29日付けエスタード紙)

秋篠宮同妃両殿下ご来伯歓迎式典に村田会頭と江上副会頭が出席 

日本ブラジル外交関係樹立120周年を記念して秋篠宮同妃両殿下が28日午前最初のブラジル訪問地
であるサンパウロにご到着。
同日ブラジル日本文化福祉協会にて催された日系各団体との懇談会(出席者約70名)とその後、同
協会大講堂で開催された両殿下歓迎式典(日系5団体共催)に当会議所より村田会頭と江上副会頭
が出席しました。懇談会では現在の会員数など当会議所の状況を会頭より言上致しました。
両殿下は28日にサンパウロご到着後イビラプエラ公園内の日本移民開拓先亡者慰霊碑に献花の後隣接する
日本館を、その後サンタクルス病院も訪問されました。サンパウロの後、パラナ、南マットグロッソ、パラー、ブラジリア、リオ各州をご訪問、ご帰国は11月10日のご予定。