1日当たりのルーラ油田の原油生産は36万8,000バレル

2010年から原油採掘が開始された岩塩層下(プレソルト)原油開発のサントス海盆にあるルーラ油田の1日当たりの平均原油生産は36万8,000バレルに達し、エスピリット・サント州からサンタ・カタリーナ州沿岸に広がるプレソルト地域の原油生産量の44%を占めている。

8月の1日当たりのブラジル国内の原油生産は317万1,000バレルで記録を更新しており、過去1年間の1日当たりのプレソルト地域の原油生産は64%増加している。

1日当たりのプレソルト地域の原油生産は106万5,000バレルでブラジルの原油生産の33%に相当、ルーラ油田の1日当たりの天然ガス生産は1,660万立方平方メートルと2位の天然ガス生産油田の2倍以上の天然ガスを生産している。

ペトロブラス石油公社はルーラ油田の権益の65%を擁しており、原油採掘を担当しているBGの権益は25%、Petrogal社は残りの10%の権益を擁して共同開発を行っている。

ルーラ油田の原油生産用プラットフォームCidade de Mangaratibaは、1日当たり17万4,000バレルの原油を生産、また7月からプラットフォームCidade de Itaguaiが生産を開始している。

カンポス海盆のロンカドール油田の1日当たりの原油生産は36万3,000バレルに達しているにも関わらず、原油採掘とともに年々産油量が減少する傾向にあり、2011年のカンポス海盆の原油生産は全体の84%であったが、今では66%まで減少している。

8月のペトロブラスの国内外の原油生産は初めて300万バレルを突破、ブラジル国内の8月の原油生産は、前年同月比9.5%増加の254万7,000バレルを記録している。

ブラジルの8月の1日当たりの天然ガス生産は前年同月比9.2%増加9,920万立方メートル、原油並びに天然ガスの生産は原油換算で317万1,000バレル、そのうちペトロブラスは92.7%の生産を占めている。(2015年10月02日付けエスタード紙)

今年初め9か月間の貿易収支は102億ドルの黒字を計上

開発商工省(MDIC)の発表によると、9月の貿易収支は、ドル高の為替の影響で輸入製品輸出が大幅に減少して29億4,400万ドルの黒字を計上、2011年以降で9月の月間貿易収支黒字を更新、また今年初め9か月間の貿易収支は102億ドルの黒字を計上しており、昨年同期の貿易収支赤字7億4,200万ドルから一転して大幅な黒字を計上している。

9月の輸出総額は161億4,800万ドル、輸入総額は132億400万ドルで貿易収支は29億4,400万ドルの黒字を計上、調査対象の23商業銀行の大半は、9月の貿易収支黒字を20億ドル~25億ドルと予想していた。

9月の貿易収支黒字が大幅に上昇した特別要因として、石油の国際コモディティ価格減少並びに国内需要向け石油輸入減少に伴って、石油派生品の貿易収支が大幅に改善、今年9か月間の石油派生品の貿易収支は、前年同期比36億ドル減少の93億ドルの赤字に留まっている。

今年初め9か月間の輸出量は前年同期比7.2%増加したにも関わらず、国際コモディティ価格の減少に伴って輸出金額は21.6%減少、9月の1日当たりの平均輸出額は前年同期比13.8%減少の7億6,900万ドル、輸入は32.7%減少の6億2,800万ドルとなっている。

アルマンド・モンテイロ・ネット商工開発大臣(Armando Menteiro Neto)は、今年の貿易収支黒字を150億ドルと予想、また来年は250億ドルに達すると予想、昨年の貿易収支は45億ドルの赤字を計上していた。(2015年10月02日付けエスタード紙)

 

9月の新車販売は前年同月比30%以上下落

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、9月の新車登録台数は前月比3.46%減少の20万95台、前年同月比では32.47%と大幅に下落、9月の新車販売としては2006年の15万9,000台に次ぐ販売不振となっている。

今年初め9か月間のバスやトラックを含む新車販売は前年同期比22.66%減少、9月のトラック販売は前月比1.88%減少の5,946台、前年同月比では46.97%下落している。

9月のバス販売は前月比2.59%減少の1,539台、前年同月比では40.49%下落、バスやトラックを除く新車販売は前年同月比3.62%減少、前年同月比では31.82%下落している。

9月のバスやトラックを除く新車登録台数は、新車購入向けの減税政策の中止、与信強化、クレジット向け高金利などの要因で前月比3.63%減少の16万6,361台、前年同月比29.07%減少している。

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のアラリコ・アスンプソン・ジュニオール会長は、今年の新車販売は経済リセッションやドル高の為替、高金利政策で前年比23.8%減少すると予想している。(2015年10月02日付けエスタード紙)

 

Wec Agencia de Viagens e Turismo Ltdaの江上耕一郎社長が訪問

Wec Agencia de Viagens e Turismo Ltdaの江上耕一郎社長が2015年10月1日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に斬新なガイド特集版を紹介、年末Wec特集版として「極上を満喫の旅」を発行、2015年の締めはブラジルの日系旅行社を常にリードする充実日程と斬新企画を満載、遥かなる大地パタゴニア周遊、深山幽谷に佇むマチュピチュ、神秘のマヤ文明周遊の満足度が違うグループツアー至高の3選などを掲載している。またペルー、アルゼンチン、グアテマラ街情報の掲載、高山病にならないためなどの情報を満載している。写真やレイアウトをはじめ江上氏自らが構成を手がけ、お客様に最高の旅行を提供したいという気持ちから素晴らしい内容のガイド完全版が完成。きめ細やかな配慮と気配りの詰まった内容に平田事務局長も感激、江上耕一郎社長は「極上を満喫の旅」一冊を平田事務局長に贈呈した。

 

今年8か月間の財政プライマリー収支は110億レアルの赤字を計上

今年初め8か月間の中央政府並びに地方政府(州・市)を合わせた財政プライマリー収支は11億レアルの赤字を計上、また8月の財政プライマリー収支は73億レアルの赤字を計上、そのうち連邦政府の赤字は大半の69億レアルを占めている。

8月の地方政府(州・市)の財政プライマリー収支は、今年初めてとなる1億7400万レアルの赤字を計上したにも関わらず、今年初め8か月間の地方政府の財政プライマリー収支は159億5,000万レアルの黒字を計上している。

しかし今年初め8か月間の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支は148億8,000万レアルの赤字を計上、1997年に統計を取り始めてからでは最大の赤字を計上している。

連邦政府は今年の財政プライマリー収支黒字目標のGDP比1.13%に相当する663億レアル達成は不可能と判断、8月にGDP比0.15%に相当する87億4,000万レアルに下方修正、しかし年末までには100億レアルの黒字を計上しなければGDP比0.15%の黒字達成はできない。

8月のインフレ指数を差引かない名目財政プライマリー収支は570億レアルの赤字を計上、今年初め8か月間ではGDP比8.87%相当の3,394億レアル、過去12か月間ではGDP比9.21%相当の5,283億レアルを記録している。

ブラジル経済リセッションの影響を受けて、ブラジル企業の収益が非常に悪化しており、インフレ指数を差引いた今年初め8か月間の歳入は前年同期比4.0%減少、歳出は2.0%減少していると中銀のツーリオ・マシエル経済班主任は説明している。(2015年10月1日付けエスタード紙)

ガソリン値上げで今年のインフレ指数は二桁台か

9月29日にペトロブラス石油公社のアルデミール・ベンジーニ(Aldemir Bendine)総裁はガソリン並びにディーゼルなどの燃料派生品価格の値上げを発表、石油製油所のガソリン卸売価格は6.0%、ディーゼル卸売価格は4.0%それぞれ値上され、昨日のガソリンポストのガソリン価格は1リットル当たり0.17レアル~0.20レアル上昇している。

今回の燃料派生品価格の値上げの影響で今年のインフレ指数の消費者物価指数(IPCA)は10%を突破して二桁台になると予想、2002年12月に記録した12.53%に接近する二桁台のインフレ指数を記録する可能性があり、クレジットスイス銀行のアナリストは、今年のインフレ指数を前回予想の9.5%から10%に引き上げている。

リオカトリック大学教授でブラジル地理統計院(IBGE)のルイス・ロベルト・クーニャ顧問メンバーは、ディーゼル燃料の値上げはトラック輸送並びに食料品価格上昇につながり、今回のディーゼル卸売価格4.0%の値上げはトラック輸送代の0.46%~1.38%値上げにつながるとコメントしている。

ガソリン価格の値上げはエタノール燃料価格に影響を与えるため今年第4四半期のエタノール燃料価格の値上げは避けられないとブラジルアグロビジネス協会(Abag)のルイス・カルロス・カルヴァーリョ会長は説明している。

今回の石油製油所のガソリン卸売価格6.0%、ディーゼル卸売価格4.0%の値上げで、ペトロブラス石油公社にとって年率換算で60億レアル~80億レアルの収益アップにつながる。

また今回のガソリン卸売価格6.0%、ディーゼル卸売価格4.0%の値上げでブラジル国内の販売価格は、海外での一般消費者向けの最終燃料価格よりも7.0%~13.0%高くなる。

ペトロブラスは連邦政府の要請を受けてインフレ指数を抑えるために、2010年~2014年にかけて国内販売価格よりも高い石油を輸入して国内需要を満たした影響で、累計で800億レアルに相当する損害を被っていた経緯があった。(2015年10月1日付けエスタード紙)

カラジャス鉱山の鉄鉱石は世界トップの収益率

資源大手ヴァーレ社が手掛けるパラー州カラジャス鉱山の1トン当たりの鉄鉱石の輸出港湾ターミナルでの生産コストは僅かに10.7ドルと世界最低のコストを記録している。

世界の鉄鉱石消費の大半を占める中国向け鉄鉱石輸出では、コンペティターの英・豪資本のリオ・ティント社の14.4ドルを大幅に下回っているが、中国と近距離にあるオーストラリア間の輸送費コストは大差をつけられている。

2008年~2014年にかけてリオ・ティント社並びにBHP Billiton社は鉄鉱石増産並びに生産コスト削減で、鉄鉱石メーカーの世界的な寡占化を進めており、ヴァーレ社との鉄鉱石輸出コスト縮小でしのぎをけずっている。

ヴァーレ社のカラジャス鉱山のS11Dプロジェクト並びに Serra Sulプロジェクトが生産開始すれば年間9,000万トンの増産につながり、S11Dプロジェクトは2016年下半期の生産開始が予定されている。

ブラジルパラー州から中国向け鉄鉱石の輸送日数は平均45日を要するが、オーストラリアからでは僅かに15日で輸送が可能であり、ヴァーレ社の輸出港湾の1トン当たりの鉄鉱石引渡し価格は37.1ドルに対して、リオ・ティント社は僅かに30.1ドルとなっている。

鉄鉱石の含有量が非常に高いカラジャス鉱山の1トン当たりの鉄鉱石価格は62ドルに対して、リオ・ティント社のPilbara鉱山の1トン当たりの鉄鉱石価格は53.3ドルとなっている。

ヴァーレ社の1トン当たりの鉄鉱石の輸出港湾ターミナルでの生産コストは10.7ドル、リオ・ティント社は14.4ドル、前記同様にロイヤリティは1.2ドル、3.6ドル、輸送代は16.7ドル、5.8ドル、オペレーションマージンは24.9ドル、23.2ドルとなっている。(2015年10月1日付けエスタード紙)

ブラジル東洋紡一行が訪問

ブラジル東洋紡の山本幸男社長と後任の南村幸彦社長が2015年9月30日に商工会議所を訪問、山本幸男社長は応対した平田藤義事務局長に帰国挨拶を行い、後任の南村幸彦社長は着任挨拶を行った。

左からブラジル東洋紡の山本幸男社長/後任の南村幸彦社長/平田藤義事務局長

ペトロブラスは燃料派生品価格を値上げ

昨日、ペトロブラス石油公社のアルデミール・ベンジーニ(Aldemir Bendine)総裁はガソリン並びにディーゼルなどの燃料派生品価格の値上げを発表、石油製油所のガソリン卸売価格は6.0%、ディーゼル卸売価格は4.0%それぞれ値上げされる。

最後にペトロブラス石油公社によるガソリン並びにディーゼルなどの燃料派生品価格の値上げは昨年11月、当時のグラッサ・フォスター総裁による燃料派生品価格の値上げは、一般消費者に対して2.0%~2.5%のインパクトにつながっていた。

今回の石油製油所の卸売価格の燃料派生品価格の値上げには、一般的に燃料税と呼ばれる経済支配介入納付金(Cide)並びに社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)が含まれていないために、ガソリンポストの燃料派生品価格に課税されるため一般消費者向けの最終販売価格は更に上昇する。

ペトロブラスの今回の燃料派生品価格の値上げの要因として、レアル通貨に対するドル高の為替で同社の負債急増が主な要因となっているが、ガソリンの国際コモディティ価格の下落、2015年~2019年の5か年投資計画の37%減少の見直し、資産放出による資金調達並びに負債軽減などの燃料派生品価格の値上げを余儀なくされている。

米国の格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルの長期外貨建てソブリン格付けを「BBBマイナス」から1段階下の「BBプラス」のジャンク級に引下げたのに続き、今月10日にペトロブラスの格付けを投資適格級の一番下のBBBマイナスから2段階下のBBに格下げ、見通しもネガティブに下げた。

今回のガソリン卸売価格6.0%、ディーゼル卸売価格4.0%の値上げはインフレ指数を引き上げる要因となっており、中銀発表の最終フォーカスレポートの今年のインフレ指数の消費者物価指数(IPCA)9.46%予想を更に引き上げると予想されている。

ペトロブラスの負債の80%は外貨による負債と予想されており、現在のレアル通貨に対するドルの為替がR$4.00を突破しているために、同社の負債総額は5,000億レアルを上回ると予想されている。

ペトロブラスの負債が急速に上昇した要因として、連邦政府はインフレを抑えるために、ペトロブラスによる石油価格の値上げに歯止めをかけ、また国内の燃料需要を補うために、海外から国内販売価格よりも高い石油を輸入して国内販売したために同社の負債が上昇、ジウマ第一次政権時にぺトロブラスは800億レアルの損害を被ったと見込まれている。(2015年9月30日付けエスタード紙)

 

8月の中央政府の財政プライマリー収支は50億レアルの赤字を計上

今年初め8か月間の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支は、140億レアルの赤字を計上して1997年に統計を取り始めてからでは最大の赤字を計上している。

今年初め8か月間の中央政府の財政プライマリー収支が140億レアルの赤字を計上した要因として、ブラジル経済のリセッションによる企業収支悪化による歳入の大幅な減少並びに昨年からの未納歳出の支払いなどが重なった。

8月の財政プライマリー収支は65億レアル~190億レアルの赤字予想であったにも関わらず、連邦政府は年金・恩給受給者に対する13か月目サラリー支払いの先送りで30億レアルの支払いを節約したために、実際には50億レアルの赤字を計上、前月比では50%と大幅に減少している。

今年の中央政府の財政プライマリー収支は58億レアルの黒字を目標にしているが、8月までの140億レアルの赤字解消と今後4か月間に約60億レアルの黒字を捻出するために200億レアルの経費節減を余儀なくされている。

連邦政府は国庫庁への臨時歳入としてブラジル再保険公社(IRB)並びにCaixa Seguridadeの民営化を10月に予定しているが、世界的な株安傾向で金融市場が荒れているために、11月までに新規株式公開できなければ今年の臨時歳入として計上できなくなる可能性が強い。

今年8か月間の国庫庁から勤続期間保障基金(FGTS)の負債削減のための貸与金は前年同期比813%増加の40億レアル、社会経済開発銀行(BNDES)の低金利の設備投資用機械・装置購入向けの投資持続プログラム(PSI)の補助金は、前年同期の1億1,700万レアルから75億レアルと大幅に増加している。

昨年初め8か月間の中央政府の歳入総額は6,617億レアル、歳出総額は6,570億レアル、赤字は47億レアル、今年初め8か月間の中央政府の歳入総額は6,832億レアル、歳出総額は6,972億レアル、赤字は140億レアルとなっている。(2015年9月30日付けエスタード紙)