2014年の国庫庁の歳入は1兆1,870億レアル

2014年の国庫庁の歳入総額は、国内経済の停滞による法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)の減少や工業製品税(IPI)などの減税政策の継続で前年比1.79%減少の1兆1,870億レアルに留まった。

昨年12月の国庫庁の歳入は、前年同月比8.89%と大幅減少の1,147億4,800万レアルに留まっており、昨年5月から国庫庁の歳入は大幅な減少を継続していた。

しかしジョアキン・レヴィ財務相は、今年の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比1.2%に相当する663億レアルを達成のため一連の増税政策の採用を発表している影響で、今年の国庫庁の歳入は大幅な増加が予想されている。

増税対策の一環として1リットル当たりのガソリンの社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)並びに連邦政府は歳入増加として2012年に免税としたガソリンに対する経済支配介入分担金(Cide)の課税の再開で0.22レアル、ディーゼル燃料は0.15レアル徴収する。

また化粧品の卸売セクターに対する工業製品税(IPI)徴収による歳入増加が予想されており、5月末までの化粧品関連輸入業者に対する社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)は9.25%を維持、6月から11.75%に引き上げる。

2014年の減税政策導入による国庫庁の歳入減少は1,040億4,300万レアルと2013年の785億8,500万レアルから大幅に増加、そのうち家具セクター並びに履物セクター、繊維セクターなどに対して、企業側の社会保障院(INSS)への従業員給与額20.0%の納付率の免税に対して、売上の1.5%の課税、ソフトセクターは2.5%の課税の適用による歳入は215億6,800万レアル減少に結びついていた。

2014年の法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)による歳入総額は前年比4.58%減少の1925億レアル、社会保険融資納付金(Cofins)並びに社会統合基金 (PIS)/公務員厚生年金(Pasep)は3.47%減少の2,537億2,000万レアルであった。

また金融取引税(IOF)による歳入は4.79%減少の305億7,000万レアル、工業製品税(IPI)は5.10%増加の365億9,000万レアル、社会保障院の納付金は1.40%増加の3,670億5,000万レアル、企業側が税金を払えば利息と刑罰が軽減される制度のRefisによる国庫庁の臨時歳入は249億レアルであった。(2015年1月29日付けヴァロール紙)

 

自動車メーカーは販売不振で集団休暇を延長

今年1月27日までのトラックやバスを含む新車販売は、昨年12月の工業製品税(IPI)の減税政策中止を前にした駆け込み需要の影響を受けて前月同期比29.7%減少の21万3,600台、前年同期比17.5%減少している。

また今年1月27日までのトラックやバスを除く新車販売は前月同期比44.8%と大幅に下落、前年同期比22.7%下落して自動車メーカーでは集団休暇の延長や希望退職制度の導入を余儀なくされている。

昨年のトラックやバスを含む新車販売は前年比7.1%減少、新車生産は15.3%減少、ルノー社はパラナ州サン・ジョゼ・ドス・ピニャイス工場の500人の従業員を対象に希望退職制度の導入を検討している。

MAN Latin America社ではリオ州レゼンデ工場でワーゲン社向けにトラックを生産しているが、カーニバル期間中の2月13日~18日、カーニバル終了後の23日から10日~20日間の集団休暇を検討している。

同社では5カ月間のレイオフを終了した100人の従業員を対象に希望退職制度の導入を検討、また労働時間の10%に相当する月間2日間の休暇を延長して生産調整を検討している。

トラックやジープ、トラクターなどを生産しているAgrale社では南大河州のカシアス・ド・スール工場の従業員1,500人に対してカーニバル期間中に1週間の集団休暇を採用、また1週間4日勤務で生産調整を検討している。(2015年1月29日付けエスタード紙)

ペトロブラスは昨年第3四半期の決算発表で時価総額が14億レアル減少

昨日未明にペトロブラス石油公社は外部監査もなく連邦警察のラヴァ・ジャット作戦で判明した汚職による損失計上もない昨年第3四半期の決算を発表した。

ペトロブラス石油公社の昨年第3四半期の純利益は前月比38%減少の30億9,000万レアル、前年同期比では9.0%減少、損失計上もない昨年第3四半期の決算発表で金融市場での信用が大幅に下落して昨日1日で同社の株価は10%減少した影響で時価総額は140億レアル減少している。

ペトロブラスは監査済み決算の報告が2カ月以上にわたって遅れていたが、米国やブラジル国内での石油精製プロジェクトで契約を獲得するために業者が賄賂を支払った疑惑がある契約絡みなどを含む資産総額は最大で886億レアルと見込まれている。

外部監査もなくて連邦警察のラヴァ・ジャット作戦で判明した汚職による損失計上もないペトロブラスの昨年第3四半期の決算を発表はプラナルト宮が決定した。

ペトロブラスが今月末までに昨年第3四半期の決算発表をしなければ8億ドルを債権者に支払う約束をしていたために、外部監査のない決算発表を余儀なくされていた経緯があった。

ペトロブラスの昨年第3四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは前年同期比10.4%減少の117億3,000万レアルとなっている。

また同社の昨年第3四半期の時価総額は前年同期比0.3%減少の2,297億レアル、前記同様に負債総額は32.3%増加の3,317億レアル、運転資金は21.4%増加の702億レアルであった。(2015年1月29日付けエスタード紙)

 

インフラWGの金融分科会に9人が参加して開催

機能強化委員会(村田 俊典委員長)のインフラWG(室澤智史グループ長)の金融分科会は、2015年1月29日午後1時から3時まで9人が参加して開催、2月中にコンセプトでの改善要望社を作成、租税条約、外為規制、他国との外資ファイナンスとの比較、外資によるインフラ投資の促進、ブラジル産業界との問題意識の共有などについて意見交換を行い、次回のインフラワーキンググループの会合は2月12日午後4時から6時までを決定した。

参加者リスト

ブラジルみずほ銀行          深井泰雄

ブラジル三井住友銀行      甲斐中哲也

ブラジル三菱東京UFJ銀行    青山健太郎

大和証券(イタウ・ウニバンコ)     横路史生

国際協力銀行(JBIC)        安井豊(電話による参加)

伊藤忠ブラジル会社          松井紀雄

ブラジル日本商工会議所      大角総丙

ブラジル日本商工会議所      天谷浩之

ブラジル日本商工会議所      吉田章則

 

今年初めての労働問題研究会に35人が参加して開催

今年初めての企業経営委員会(松永 愛一郎委員長)の労働問題研究会は、2015年1月29日午後4時から5時30分過ぎまで35人が参加して開催、初めにAbe, Guimarães e Rocha Neto Advogadosのプリシーラ・モレイラ弁護士は、「社内におけるソーシャル・ネットワーク使用のもたらす影響」について、会社として従業員のSNS使用について休憩時間中や終業後等でも、会社のパソコン等を利用したSNS利用の禁止が可能であり、会社のパソコンは業務使用に限定、しかし業務のために積極的にSNSを活用している場合は、SNSの業務使用と私的使用の定義を明確にして私的使用については制限が必要となる。

機密情報漏洩や会社の信用の問題からSNSの使用を制限するのであれば、業務に関する事項、業務を通じて知り得た事項について、その記載の制限を検討する必要があり、また問題が生じたときの対応方法は社内の担当窓口を設けることが重要であり、担当窓口に話したことで不利益取扱いをしないことや話した者の秘密を守ること等の会社の遵守事項を明示して、問題が生じた時には発信したSNSを確認して、すぐにプリントアウトして証拠を残しておくことなどを説明した。

Nelson Wilians & Advogados Associados のラファエル・リシニオ法人担当マネージャーは、「審議中における支払保証について - 迅速な手続き」について、法令13.043号/2014のコンセプト、労働法、保険会社並びに再保険会社による支払い保証、コスト、支払い保証と銀行ファイナンスとの比較などについて説明した。

PdfAbe, Guimarães e Rocha Neto Advogadosのプリシーラ・モレイラ弁護士 「社内におけるソーシャル・ネットワーク使用のもたらす影響」

PdfNelson Wilians & Advogados Associados のラファエル・リシニオ法人担当マネージャー 「審議中における支払保証について – 迅速な手続き」

左から司会のマイア・ソアーレス氏/Abe, Guimarães e Rocha Neto Advogadosのプリシーラ・モレイラ弁護士/Nelson Wilians & Advogados Associados のラファエル・リシニオ法人担当マネージャー/司会のジョゼ・アントニオ氏

 

今年初めてのメディカル分科会に19人が参加して開催

今年初めての貿易部会(岡省一郎部会長)のメディカル分科会(藤田誠分科会長)は、2015年1月28日午後4時30分から6時過ぎまで19人が参加して開催、2014年11月のANVISAによるGMP監査の更新は2年から4年に改正、ANVISAワーキンググループ並びにINMETROワーキンググループのメンバー並びにアドバイザーの紹介、ジャイカの6日系病院から医師長や病院長などの日系医学研修メンバーやスケジュール、研修機関の紹介、国際医療展開における日系病院との連携セミナーの紹介、連絡事項として3月24日-26日に開催されるIMDRFの日本での会合、今年8月に日本で開催されるジェトロ主催PMDA厚生労働省-ANVISAによるブラジルセミナーの紹介などを行った。

参加者は藤田分科会長(テルモ)、栗田副分科会長(日本光電)、加藤副分科会長(島津製作所)、板垣氏(パナメジカル)、松下氏(フジフイルム)、平池氏(東レ)、田渕氏(クラシキ)、辻氏(ナガセ)、)、平野氏(テルモ)、大久保氏(三井物産)、大場氏(コニカミノルタ)、土屋氏(パラマウントベッド)、植松氏(パラマウントベッド)、坪井領事(サンパウロ総領事館)、遠藤氏(ジャイカ)、商工会議所から平田事務局長、天谷アドバイザー、吉田調査員、大角編集担当

 

 

今年初めての食品部会に18人が参加して開催

今年初めての食品部会(西井孝明部会長)は、2015年1月28日午前10時から正午まで18人が参加して開催、2月24日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、参加者は2014年の回顧並びに2015年の展望、副題の再生目指すブラジル経済-どうする日伯ビジネス-についてそれぞれ発表した。

2014年の回顧では旱魃による生産減少、消費の鈍化による売上の減少、競合他社との競争激化、スマートフォンを活用したメニュー提案活動の開始、レアル安の為替、電力エネルギーの高騰、製造コストの上昇、並行輸入の減少、通関トラブル、MVA率アップコストアップによる価格転嫁、ワールドカップ特需の不振、店頭広告規制開始による影響、Radarの取得、新規顧客の開拓、輸出企業への補助金の獲得、未認識税務債務に対する分割制度の適用などが挙げられた。

2015年の展望では公共料金の上昇に伴う消費の落ち込み、継続するインフレ、旱魃の継続、原材料コスト上昇による収益悪化、南米諸国の市場調査の開始、社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)の引上げ、委託販売、マーケティング活動の強化、流通エリアの拡大、付加価値の高い製品の投入、人件費の高騰、旱魃によるサトウキビ不作による価格上昇の見込みなどが予想されている。

副題の再生目指すブラジル経済-どうする日伯ビジネス-並びに会議所へのリクエストでは、食品原料規制や表示規制、物量改善など日伯農業・食糧対話で提起したテーマを継続的に討議してビジネス環境改善の取組、ジャパンハウスにリンクして世界文化遺産「和食」の価値を発信できる体制作り、Bloco-K 並びにeSocialの導入に対する情報交換、日本食品業界のブラジル進出の増加、移転価格税制や煩雑な書類審査のルールの簡素化、「和食の分野」で魅力ある商品とサービスの提供でのビジネスへの貢献などが挙げられた。

2014年12月8日午前9時30分から午後8時30分まで100人が参加してチボリホテルで開催された日伯農業・食糧対話の今後の進め方では、第1回会合の事項の整理リストの配布、ブラジル農務省と大使館との調整状況の説明、食品部会として参画する分科会テーマの選択、分科会のあり方、今後の会合スケジュール、日本側の今後の進め方などについて説明、最後に平田事務局長は昨年8月に設立された日伯外交関係樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会の経緯、会議所内に修好120周年委員会を設立として120周年記念特別事業にかかわる寄付について、寄付金額は問わない目標額200万レアル達成のための協力を要請した。

参加者は西井部会長(味の素)、岡崎副部会長(日清味の素)、森副部会長(キッコーマン)、山口氏(南米不二製油)、大塚氏(JT International)、石嶋氏(ヤクル ト)、山田氏(東山農産)、西裏氏(NH FOODS)、山村氏(三井アリメントス)、辻氏(ナガセ)、遠藤氏(ナガワ)、横山氏(高砂香料)、山上氏(ヤマト商事)、坪井領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、天谷アドバイザー、吉田調査員、大角編集担当

左から岡崎副部会長(日清味の素)/西井部会長(味の素)/森副部会長(キッコーマン)

開発商工省/Apexによる2015年ミラノ国際博覧会説明会に参加

2015年1月28日サンパウロ市内のホテルで開発商工省/Apexによる2015年ミラノ国際博覧会説明会が開催された。「地球に食料を、生命にエネルギーを」をテーマにしたこの博覧会は今年5月1日~10月31日の期間開催、約2千万人の参加者が想定されており、現在まで184か国・地域、国際機関が参加を表明している。主に民間企業のブラジル館の協賛・スポンサーを募るため、本説明会には約30の業種の協会・団体らが招待された。初めにブラジル館の担当となっているイヴァン・ラマーリョ開発商工省事務次官が開会挨拶を行った後、国家輸出振興庁(Apex)のヴィニシウス・エストレーラ マネジャーがブラジル館の特徴や協賛企業への恩典などについて説明、食品全般をはじめオーガニック食品、コーヒー生産業者協会の他、家具やプラスティック業界の代表者らによる多数の質問にも答え、参加者の強い関心が伺えた。商工会議所からは平田藤義事務局長が参加、後日会議所会員へ広く紹介するためMDIC及びApexの代表者にプレゼンテーションに使用された資料の送付を要請した。

開会挨拶をするラマーリョMDIC事務次官 

エストレーラApexマネジャーの説明に耳を傾ける参加者ら

(Fotos: Seidi Kusakano/CCIJB)

 

 

モジ・ダス・クルーゼス市のペドロ・コムラ市会議員が訪問

モジ・ダス・クルーゼス市のペドロ・コムラ市会議員(社会民主党 PSDB)並びに農業技師のウバルジーノ・ダンタス・マチャード氏、オダイ―ル・ロベルト・デ・ソウザ氏が2015年1月27日に商工会議所を訪問、応対 した平田藤義事務局長、日下野成次総務担当にモジ市での日本文化博物館プロジェクトやその他の事業計画について意見交換を行った。

左から平田藤義事務局長/日下野成次総務担当/モジ・ダス・クルーゼス市のペドロ・コムラ市会議員(社会民主党 PSDB)/農業技師のウバルジーノ・ダンタス・マチャード氏/オダイ―ル・ロベルト・デ・ソウザ氏