中国の自動車メーカーGeely 並びにBYDがブラジルで自動車生産予定

2013年のブラジル国内のバスや自動車を含む自動車販売は、前年比0.9%減少の380万台と10年ぶりに前年比を下回ったにも関わらず、ボルボ社を買収した中国資本の自動車メーカーGeely社は、年間2万台のスポーツタイプの自動車もしくは年間15万台のコンパクトカーを含む小型車のブラジル国内での生産を計画している。

Geelyインターナショナル社のLin Zhang社長は、自動車工場建設用地選定のためにすでにミナス州並びにパラナ州、サンタ・カタリーナ州、バイア州、サンパウロ州を訪問、同社は韓国資本のキア モーターズのブラジル代理店であるガンジーニグループと共同出資する可能性が高い。

2014年から2016年までのブラジル国内の自動車工場建設などの投資総額は50億レアルに達すると予想されており、中国資本のBYD社は2億レアルを投資して電気バスの生産を計画している。

Geely 社並びにBYD社のバスや自動車工場建設以外にもAudi社並びに BMW社Chery 社、Foton 社、JAC社、 Land Rover社、 Mercedes-Benz 社、Sino-Truk社が投資を予定、またフィアット社並びにホンダ、日産も新工場のイナグレーションを予定している。

ブラジルの自動車所有は、5.5人当たり1台で長期自動車ローンや中間層の大幅増加などの要因で、今後も大幅な生産増加が見込めるために、海外の自動車メーカーはマーケットシェア確保のために先を争って投資をしている。

アルゼンチンの自動車所有は4.5人当たり1台、ヨーロッパは1.9人、米国は1.6人、2013年の中国の自動車生産台数は前年比13.9%増加の2,200万台、今年の自動車生産は前年比8.0%~10.0%が予想されている。

2013年の米国の自動車生産台数は前年比7.5%増加の1,560万台と2008年の世界金融危機前の水準まで回復、日本は0.13%増加の538万台、ヨーロッパは2.0%減少の1230万台と1995年以来最低となっている。

2013年のブラジル国内のマーケットシェアはフィアット社が21.3%でトップ、ワーゲン社は18.6%、GM社は18.2%、フォード社は9.4%、ルノー社は6.6%、現代自動車は5.9%、トヨタは4.9%、ホンダは3.9%、日産は2.1%、シトロエン社は1.8%、プジョー社は1.6%、その他は5.5%となっている。(2014年1月22日付けエスタード紙)

コラム記事【2014年到来、今後どうすべきか?】

ウンベルト・バルバート

我々は、ここ数年にわたり、永遠に「未来の国」だったブラジルが、いよいよその本領を発揮するのが明 らかになってきたという議論を続けてきた。国際舞台では、ブラジルがプレゼンスを拡大するのと時を同じくして、非常事態への対応を協議する席に新興国が参 加するのを求める声があがり、先進国はこうした声を無視できずに国際会議をG8からG20に増強した。ブラジルで交わされてきた議論は、人類の行く末を担 う協議の場にわが国も参画するという形で結実した。

またこの時期、2008年までとは大いに異なりブラジルは、力強く飛翔して大規模な国際的スポーツ・イベントの招致を実現したことで、為政者と、この国がより良いものになるのを待ち焦がれてきたブラジル国民に大きな期待を与え始めた

2007 年はブラジルがサッカー・ワールドカップの開催国に選ばれ、2009年にはオリンピック開催地にリオデジャネイロ市が選ばれた。すると、インフラのボトル ネック解消に向けた解決策のひとつとして、あるいは、開発を飛躍させる足掛かりになるものとして、多くの人がこれらのイベントを受け止め始めたのだ。こう したムードが為政者の発言の中に蔓延し、さらに生産部門の発言にも、最大限の節度と懸念がにじんだものであったが、波及した。

諸外国に対して素晴らしいイメージを多いに植え付け、単にこの国を訪問する人たちだけがこのイベントの恩恵を実感するのではなく、ブラジル大衆もそれを享受し、さらに、この国の未来に素晴らしい財産を残すことができるというのが、総意だった。

そ の後、世界は、国際的に経済が打撃を受けるという危機に直面した。その影響は、次第にブラジルへ波及し始めた。津波のように押し寄せたのでも、「さざ波」 のように押し寄せたのでもなかったが、2013年には金融機関と市場がブラジルの人為的な厚化粧にうんざりし、その結果、我が国の経済政策が後退した。

現 時点では、政治的に実現可能な改革だけが実施され、他方、我が国の成長加速に対する抜本的な改革は重視されることなく選挙が実施される2014年には着手 されない。同様の検証が、影響力のある英紙「エコノミスト」によってもなされており、同誌は、この反動が国外においてブラジルへの信用低下に繋がっている と指摘している。

結局、サッカー・ワールドカップの開催に向けたブラジルの歩みは余りにも唐突で、2014年6月までに完成するのはスタジ アム以外はごくわずか、あるいは何もないというのが実感だ。歴史的に必要性が明白なケース、それも、この種のスポーツイベントの開催基準において適切とさ れるインフラ水準に向けた投資の拡大はなく、時代遅れでスクラップ同然のものが利用され続ける。

しかもこの問題は、このところ各地で発生し たデモの引き金となった公共交通と併せて、大都市の中心部のモダリティーが抱える問題に、直接的に関係している。こうした情勢は、ブラジルの政治・社会的 問題で新たな火種を形成しており、2014年の選挙で注目されることになるだろう。

この様な状況を考え合わせると、我々はさらにもう1年、 低成長にとどまる道のりを歩んでいる。低空飛行はもはや慢性疾患となっており、経済モデルの死亡診断書には、数年にわたってブラジルで導入されてきたモデ ルが、消費におけるクレジットの垂れ流しと短期的な成果を基準にしてきたという所見が示されるだろう。

もし研究者と政府関係者の間にいくば くかの疑念が残っているとしても、現政権の3年目は、低成長とインフレの加速、工業部門とGDPの活力減退が、これまでの対処に伴う希望を封殺すると確信 する。政策の支持者はいつも、労働市場が引き続き堅調だと主張するだろう。別の者は、「再工業化」と呼ばれる輸出振興に対する工業部門の取り組みに対する 答えが為替のドル高レアル安に現れていると主張するだろう。だが、都合のいい情報をかき集めてきたところで笑顔は戻らないし、むしろ、ため息を重ねるはめ になる。

電気電子業界のケースでは、ブラジル地理統計院(IBGE)のデータによると、2013年9月までの過去12か月間に数量ベースの 生産が0.7%増と、活動の停滞が示された。つまり私たちは、前に進まず脇道に逸れている。増産を記録してもわずかで、売上の大部分は輸入品に支えられて いる。

これは2013年に業界の輸出が70億ドル、輸入が420億ドルを計上して、貿易収支赤字が前年比9%増の約350億ドルに達したと想定されることでも証明されている。

そのため、成長の足かせとなるボトルネックの克服に向けて、最低限の行動計画が必要だ。現在の進路を頑なに守るならば、内外価格差の不均衡を悪化させ「脱工業化プロセス」を加速させ、「国境線」における脅威は拡大するだろう。

需 要喚起を基準にした経済モデルから供給を適切な水準で喚起する経済モデルへの移行作業は、公共支出と租税負担の軽減支援の縮小、現実に即した為替、消費者 への融資の厳格化、インフレの抑制方針を見失わないこと、労働市場の継続といった課題への対応が求められるため、複雑なものになるだろう。

2011年から2013年の3年間で平均で年率2%前後とされる水準を上回る成長率を達成するには、官民による力強い投資と、投資と成長が調和した関係を確立する必要がある。この場合、インフラへの投資は、今なお、採用すべき最善の代替プランだと受け止められている。

こ の点で、このほど実施された岩塩層下のリブラ油田の民営化と、ガレオン空港とコンフィンス空港の民営化は、連邦政府の取り組みとして評価できるものだ。こ の事業認可モデルは、さらに発展、洗練されるはずで、その結果、生産部門と、とりわけ工業にとっては競争力の確保に必要なステップとされる物流コストと対 外コストの削減、そして生産性の向上に繋がる。

この新しい行動計画には、投資判断を機敏かつ透明性のあるものにすること、また手続きを簡略化することや法的な不安定さを縮小することなど、根本的な前提を整備する必要がある。

こ れに関して業界では、マナウス・フリーゾーン(ZFM)と同じ条件を国内各地の工場に与えるコンピュータ産業法を、国会に提出された条件のまま延長するこ とが最低条件になる。そうすることで、国内各地に立ち上げられた情報通信技術(ICT)産業の競争力のバランスがZFMと等しくなる。

他方 で、ZFM向けに半世紀という度の過ぎた長期の公共政策延長というのは賢明ではないし、それが公共政策のより良い実践にブレーキをかけるものだと警鐘を鳴 らすのを忘れてはならない。換言するなら、ZFMどころかコンピュータ産業法も、常に評価を与えて必要に応じた調整を施し行き過ぎにブレーキをかけ、ある いは拡張すべきものは後押ししつつ、妥当な期間の延長がなされるべきである。

この問題の扱い方次第で、既に投下された投資に対する保証に対する脅威や将来の投資の障害にもなり得るため、単なる法律問題、あるいは過度に煩雑な手続きなど税制戦争と呼ばれるものの抑制のみに止まらない。

こ うして見ると、悲観的観測が醸成され、しかも先行きの不透明感も増す中で、2014年は経済に対する良好な見通しを再び確保して投資家の信頼を回復し、し かも生産性の拡大を図るべく、公共部門の運営に対してショック療法に取りかかる必要がある。なぜなら、それこそ低成長の迷宮から我々が救われる鍵だから だ。

ブラジル電気電子工業協会(Abinee)会報
第74号 2013年12月発行

コラム記事【2014年到来、今後どうすべきか?】

ウンベルト・バルバート

我々は、ここ数年にわたり、永遠に「未来の国」だったブラジルが、いよいよその本領を発揮するのが明らかになってきたという議論を続けてきた。国際舞台では、ブラジルがプレゼンスを拡大するのと時を同じくして、非常事態への対応を協議する席に新興国が参加するのを求める声があがり、先進国はこうした声を無視できずに国際会議をG8からG20に増強した。ブラジルで交わされてきた議論は、人類の行く末を担う協議の場にわが国も参画するという形で結実した。

またこの時期、2008年までとは大いに異なりブラジルは、力強く飛翔して大規模な国際的スポーツ・イベントの招致を実現したことで、為政者と、この国がより良いものになるのを待ち焦がれてきたブラジル国民に大きな期待を与え始めた

2007年はブラジルがサッカー・ワールドカップの開催国に選ばれ、2009年にはオリンピック開催地にリオデジャネイロ市が選ばれた。すると、インフラのボトルネック解消に向けた解決策のひとつとして、あるいは、開発を飛躍させる足掛かりになるものとして、多くの人がこれらのイベントを受け止め始めたのだ。こうしたムードが為政者の発言の中に蔓延し、さらに生産部門の発言にも、最大限の節度と懸念がにじんだものであったが、波及した。

諸外国に対して素晴らしいイメージを多いに植え付け、単にこの国を訪問する人たちだけがこのイベントの恩恵を実感するのではなく、ブラジル大衆もそれを享受し、さらに、この国の未来に素晴らしい財産を残すことができるというのが、総意だった。

その後、世界は、国際的に経済が打撃を受けるという危機に直面した。その影響は、次第にブラジルへ波及し始めた。津波のように押し寄せたのでも、「さざ波」のように押し寄せたのでもなかったが、2013年には金融機関と市場がブラジルの人為的な厚化粧にうんざりし、その結果、我が国の経済政策が後退した。

現時点では、政治的に実現可能な改革だけが実施され、他方、我が国の成長加速に対する抜本的な改革は重視されることなく選挙が実施される2014年には着手されない。同様の検証が、影響力のある英紙「エコノミスト」によってもなされており、同誌は、この反動が国外においてブラジルへの信用低下に繋がっていると指摘している。

結局、サッカー・ワールドカップの開催に向けたブラジルの歩みは余りにも唐突で、2014年6月までに完成するのはスタジアム以外はごくわずか、あるいは何もないというのが実感だ。歴史的に必要性が明白なケース、それも、この種のスポーツイベントの開催基準において適切とされるインフラ水準に向けた投資の拡大はなく、時代遅れでスクラップ同然のものが利用され続ける。

しかもこの問題は、このところ各地で発生したデモの引き金となった公共交通と併せて、大都市の中心部のモダリティーが抱える問題に、直接的に関係している。こうした情勢は、ブラジルの政治・社会的問題で新たな火種を形成しており、2014年の選挙で注目されることになるだろう。

この様な状況を考え合わせると、我々はさらにもう1年、低成長にとどまる道のりを歩んでいる。低空飛行はもはや慢性疾患となっており、経済モデルの死亡診断書には、数年にわたってブラジルで導入されてきたモデルが、消費におけるクレジットの垂れ流しと短期的な成果を基準にしてきたという所見が示されるだろう。

もし研究者と政府関係者の間にいくばくかの疑念が残っているとしても、現政権の3年目は、低成長とインフレの加速、工業部門とGDPの活力減退が、これまでの対処に伴う希望を封殺すると確信する。政策の支持者はいつも、労働市場が引き続き堅調だと主張するだろう。別の者は、「再工業化」と呼ばれる輸出振興に対する工業部門の取り組みに対する答えが為替のドル高レアル安に現れていると主張するだろう。だが、都合のいい情報をかき集めてきたところで笑顔は戻らないし、むしろ、ため息を重ねるはめになる。

電気電子業界のケースでは、ブラジル地理統計院(IBGE)のデータによると、2013年9月までの過去12か月間に数量ベースの生産が0.7%増と、活動の停滞が示された。つまり私たちは、前に進まず脇道に逸れている。増産を記録してもわずかで、売上の大部分は輸入品に支えられている。

これは2013年に業界の輸出が70億ドル、輸入が420億ドルを計上して、貿易収支赤字が前年比9%増の約350億ドルに達したと想定されることでも証明されている。

そのため、成長の足かせとなるボトルネックの克服に向けて、最低限の行動計画が必要だ。現在の進路を頑なに守るならば、内外価格差の不均衡を悪化させ「脱工業化プロセス」を加速させ、「国境線」における脅威は拡大するだろう。

需要喚起を基準にした経済モデルから供給を適切な水準で喚起する経済モデルへの移行作業は、公共支出と租税負担の軽減支援の縮小、現実に即した為替、消費者への融資の厳格化、インフレの抑制方針を見失わないこと、労働市場の継続といった課題への対応が求められるため、複雑なものになるだろう。

2011年から2013年の3年間で平均で年率2%前後とされる水準を上回る成長率を達成するには、官民による力強い投資と、投資と成長が調和した関係を確立する必要がある。この場合、インフラへの投資は、今なお、採用すべき最善の代替プランだと受け止められている。

この点で、このほど実施された岩塩層下のリブラ油田の民営化と、ガレオン空港とコンフィンス空港の民営化は、連邦政府の取り組みとして評価できるものだ。この事業認可モデルは、さらに発展、洗練されるはずで、その結果、生産部門と、とりわけ工業にとっては競争力の確保に必要なステップとされる物流コストと対外コストの削減、そして生産性の向上に繋がる。

この新しい行動計画には、投資判断を機敏かつ透明性のあるものにすること、また手続きを簡略化することや法的な不安定さを縮小することなど、根本的な前提を整備する必要がある。

これに関して業界では、マナウス・フリーゾーン(ZFM)と同じ条件を国内各地の工場に与えるコンピュータ産業法を、国会に提出された条件のまま延長することが最低条件になる。そうすることで、国内各地に立ち上げられた情報通信技術(ICT)産業の競争力のバランスがZFMと等しくなる。

他方で、ZFM向けに半世紀という度の過ぎた長期の公共政策延長というのは賢明ではないし、それが公共政策のより良い実践にブレーキをかけるものだと警鐘を鳴らすのを忘れてはならない。換言するなら、ZFMどころかコンピュータ産業法も、常に評価を与えて必要に応じた調整を施し行き過ぎにブレーキをかけ、あるいは拡張すべきものは後押ししつつ、妥当な期間の延長がなされるべきである。

この問題の扱い方次第で、既に投下された投資に対する保証に対する脅威や将来の投資の障害にもなり得るため、単なる法律問題、あるいは過度に煩雑な手続きなど税制戦争と呼ばれるものの抑制のみに止まらない。

こうして見ると、悲観的観測が醸成され、しかも先行きの不透明感も増す中で、2014年は経済に対する良好な見通しを再び確保して投資家の信頼を回復し、しかも生産性の拡大を図るべく、公共部門の運営に対してショック療法に取りかかる必要がある。なぜなら、それこそ低成長の迷宮から我々が救われる鍵だからだ。

ブラジル電気電子工業協会(Abinee)会報
第74号 2013年12月発行

ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)一行が訪問

ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)の山田康夫副会長、本橋幹久副会長、市川利雄理事が2014年1月23日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に1月17日に開催された商工会議所の新年会での園田昭憲 県連会長による3分間スピーチでの今年7月4日から6日にかけて開催される日系社会最大の第17回フェスティバル・ド・ジャポン(山田康夫実行委員長)の案内に対する礼状を持参した。

左からブラジル日本都道府県人会連合会(県連)の本橋幹久副会長/山田康夫副会長/市川利雄理事/平田藤義事務局長

 

Foto: Rubens Ito / CCIJB

和歌山県農林水産部一行が会議所を訪問

2014年1月22日、和歌山県農林水産部の一行が会議所を訪問し、ブラジル和歌山県人会が今年4月に設立60周年を迎えるにあたり記念事業として、和歌山県知事及び要人の来伯とともに和歌山県の食文化を広く紹介するための和歌山名産品プロモーションを企画、応対した平田藤事務局長にその企画説明を行った。和歌山県はその食材のバリエーションでは日本随一の豊かさを誇り、また食材以外にも、画期的なドライクリーニングGREEN DRYや桝谷精工の鉄板素材の収納棚など技術面でもブラジルでのビジネス展開に大いに期待される。

和歌山県農林水産部農林水産局食糧流通課の谷中一良課長、同商工観光労働部企画振興課の堤大輔企画員、丸新産業株式会社公共事業部の酒匂賛行氏、ジェトロの井上徹哉次長が会議所を訪問した。

左から平田藤事務局長/ジェトロの井上徹哉次長/丸新産業株式会社公共事業部の酒匂賛行氏/和歌山県商工観光労働部企画振興課の堤大輔企画員/和歌山県農林水産部農林水産局食糧流通課の谷中一良課長

 

Foto: Rubens Ito / CCIJB

2013年の新規雇用数は111万7,000人

労使間社会経済調査・統計所(Dieese)の調査によると、2013年の正規に労働手帳に登録された新規雇用数は、前年比18.6%減少の111万7,000人で過去10年間では最低記録となったが、ルーラ大統領の第一政権初めの2003年の82万1,700人を上回っている。

ジウマ政権初年度の新規雇用数は180万人を突破したにも関わらず、ルーラ第2次政権最後の2010年の250万人前後から大幅に減少、また2012年の137万人の新規雇用数から18.6%も下回っているが、連邦政府は、今年の新規雇用数は140万人~150万人とジウマ政権後では初めて前年を上回ると予想している。

2013年の新規雇用数はサービス部門が54万6,917人で牽引、商業部門は30万1,095人、鉱工業部門は12万6,359人、そのうち鉱業セクターは2,680人、建設業部門は10万7,024人、公務員は2万2,841人、農畜産部門は1,872人に留まっている。

昨年のサンパウロ州の新規雇用数は、26万7,812人とブラジルの州別では最高の新規雇用数を記録したが、サンパウロ州の新規雇用数は過去10年間で最低の新規雇用数となっている。

昨年のサンパウロ州の新規雇用数ではサービス業部門は15万9,052人で牽引、商業部門は7万4,671人、建設業部門は1万5,958人、鉱工業部門は1万3,738人、農畜産部門は7,192人であった。

昨年のサンパウロ州の新規雇用数ではサンパウロ首都圏は12万9,401人、首都圏を除く地域は13万8,411人とサンパウロ首都圏の新規雇用数を上回り、昨年12月のサンパウロ州の解雇数は農産物の端境期、夏休み、クリスマス商戦の終了などの要因で17万3,821人に達している。

2013年のサンパウロ州の平均月収は前年比2.2%増加の1,254.26レアルで昨年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)5.91%を下回っており、女性の平均月収は前年比2.14%増加の1,127.12レアル、男性の平均月収は前年比2.28%増加も1,343.54レアルであった。

昨年のリオ州の新規雇用数は10万8,080人、パラナ州は9万349人、南大河州は9万164人、ミナス州は8万8,484人、ロンドニア州はマイナス3,221人、アラゴアス州は1,484人、ブラジルの正規雇用の平均月収は前年比2.59%増加の1,104.12レアルであった。(2014年1月22日付けエスタード紙)

 

中国の不透明な景気動向でブラジルの鉄鋼メーカーの株価が下落

中国並びにブラジルの国内総生産(GDP)伸び率の先行き不透明感の増加に伴って、ブラジルの鉄鋼メーカーの株価が大幅に下落してきており、昨日のナショナル製鉄所(CSN)の株価は7.5%、ウジミナスの株価は6.5%とそれぞれ大幅に下落した。

また昨日のゲルダウ社の株価も1.7%、ヴァーレ社の株価も2.4%それぞれ減少して、一連のブラジル鉄鋼メーカーの株価下落の影響で、昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は0.34%減少している。

中国の予想よりも低いGDP伸び率や今後の中国の国内経済の停滞予想で、現在の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、昨年6月初め以来では最低となる1トン当たり123.2ドルまで減少している。

2013年12月末の鉄鉱石の国際コモディティ価格は1トン当たり134ドル、8銀行では2014年の平均鉄鉱石価格を114.6ドルと予想、2015年は106ドルと2013年平均の135ドルを大幅に下回ると予想している。

中国は国内経済の停滞で中国内の鉄鋼製品の供給が需要を大幅に上回っているために、価格を下げて輸出攻勢をかけている影響で世界的な鉄鋼製品の供給過剰となってきている。

2013年のCSNの株価は34%上昇、昨年12月だけで20.7%上昇、またウジミナスの株価は11%、昨年12月だけで14%上昇しており、投資関連企業のガブリエル・リベイロ氏は、CSN並びにウジミナスの株価は海外からの安価な鉄鋼製品輸入増加の影響を受けると予想している。

しかしメリルリンチ証券アナリストのチアゴ・ロフィエゴ氏は、今年3月から4月にかけて鉄鋼製品価格が上昇すると予想して、ウジミナス社株の購入を勧めている。(2013年1月22日付けヴァロール紙)

CIR 013/14: コンサルタント部会開催のご案内

CIR 013/14

2014年1月22日

コンサルタント部会会員の皆様

コンサルタント部会長 

関根 実

 

コンサルタント部会開催のご案内

 

2014年を迎え、上期業種別部会長シンポジュームでの発表テーマに関するご議論をいただきたく、ご多忙のところ恐縮ですが、以下の通りご参集いただきますようお願いいたします。

 

部会開催日時:2014年1月29日(水)15:00-17:00

開催場所:ブラジル日本商工会議所 大会議室

議題:

1)2014年上期業種別部会長シンポジュームでの発表テーマについて

  テーマ:「2013年の回顧と2014年上期の展望」

  副題: 「どうしたブラジル経済 ~W杯と総選挙のインパクト~」

2)その他

申込み: 部会の出欠を事務局ヨウスケ(secretaria@camaradojapao.org.br又は tel.: 3178-6233) 127()までに連絡頂くようお願い致します。