フォーカスレポートは今年のGDP伸び率を2.50%に上方修正

中銀の最終フォーカスレポートによると、今年の国内総生産(GDP)伸び率は、前回予想の2.48%から2.50%と上方修正、1か月前の予想は2.40%、2014年のGDP伸び率は2.2%と予想している。

ブラジル地理統計院(IGBE)の国内総生産(GDP)伸び率の発表前に、中銀は先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、8月のIBC-Br指数は、前月比0.08%増加、前年同月比では1.32%増加している。
第2四半期のGDP伸び率は前四半期比1.5%増加、第3四半期のGDP伸び率は、前四半期比では僅かな増加の可能性もあるが、縮小する可能性も指摘されている。

今年の製造業部門のGDP伸び率は、前回予想の1.80%から1.84%に上方修正されたにも関わらず、一か月前の予想2.10%を大幅に下回っており、2014年の製造業部門のGDP伸び率は、前回予想の2.39%から2.50%に上方修正されている。

今年のインフレ指数は、前回予想の5.81%から5.83%に上方修正されたが、昨年のインフレ指数5.84%を僅かに下回っており、2014年のインフレ指数は5.95%から5.94%に下方修正、過去12カ月間のインフレ指数は6.24%から6.25%に上方修正されている。

10月の広範囲消費者物価指数(IPCA-15)は、0.48%が予想、フォーカスレポートの的中率が高いトップ5の金融機関の予想では、10月のインフレ指数IPCA-15を0.57%から0.56%に下方修正、今年のIPCAは5.78%から5.88%に上方修正、2014年は5.76%から5.74%に下方修正している。(2013年10月22日付けエスタード紙)

 

 

国際銀行の第2四半期のブラジルへの融資は410億ドル減少

国際決済銀行(BIS)の報告によると、銀行による第2四半期のブラジルへのノンバンク金融機関や政府、企業などへの海外融資は、前四半期比で410億ドル減少、全世界の銀行による第2四半期の海外融資(対銀行を除く)が2,290億ドル減少して、2011年以来の大幅な落ち込みを記録している。

銀行の第1四半期のブラジルへのノンバンク金融機関や政府、企業などへの融資は、390億ドル増加していたにも関わらず、世界的に第2四半期の融資が縮小したのは、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が記者会見で、米国経済がFRBの予測通り改善するなら年内に量的緩和策の縮小に踏み切ると発言したことがきっかけとなっている。

銀行以外への融資の減少は先進諸国間で広く見られ、米国向けが720億ドル減、ユーロ圏向けが440億ドル減、英国向けが160億ドル減少、日本向けは130億ドル、スイス向けも120億ドルとそれぞれ減少した。

しかし第2四半期の中国並びに台湾、トルコ向け融資は増加しており、中国への融資は540億ドル増加、ブラジル並びにメキシコ、ロシア、インド向け融資は減少している。

第2四半期のラテンアメリカ向け融資は470億ドル減少、メキシコ向けは70億ドル、ロシア向けは80億ドルそれぞれ減少、先進諸国への融資は1,790億ドル減少している。(2013年10月22日付けエスタード紙)

 

 

アンダーソン・毛利・友常 法律事務所の角田太郎弁護士が訪問

アンダーソン・毛利・友常 法律事務所の角田太郎弁護士が201310月21日に商工会議所を訪問、平田藤義事務局長が応対した。日本企業の進出動向や昨今のブラジル情勢などについて意見交換を行った。

左から平田藤義事務局長/アンダーソン・毛利・友常 法律事務所の角田太郎弁護士

第1回プレソルト原油鉱区の入札会場に1,100人の軍隊を投入

第1回岩塩層下(プレソルト)原油開発の入札は、21日午後2時からリオ市バーラ・ダ・チジューカ地区のWindsorホテルで実施されるが、入札に反対するデモ隊を鎮圧するために、連邦政府は1,100人の軍隊を投入して警備にあたらせる。

入札を阻止するために、石油労統一連盟(FUP)は、石油精製所の生産停止並びに燃料配給所、原油掘削プラットフォーム、バイオ燃料製油所、火力発電所などの活動を一部停止しているために、石油生産が減少している。

プレソルト原油開発向けの2025年までの投資総額は、5,000億ドルでリブラ鉱区の1日当たりの原油生産は140万バレルに達すると予想、2020年のブラジル国内の1日当たりの原油生産は420万バレル、天然ガス の生産を含めると520万バレルに達すると予想されている。

中国海洋石油(CNOOC)並びに中国石油天然ガス集団(CNPC)が共同で入札に参加すると予想されており、落札する最有力候補となっているが、落札価格は、最低価格を大幅に上回る可能性がある。

最低30%の資本参加をするペトロブラスを含めると11社が入札に参加、英国・オラン ダ資本のシェル社、ポルトガル資本のGalp社、中国・スペイン資本の Repsol社- Sinopec社、マレーシア資本の Petoronas社、日本資本の三井、インド資本の ON-GC社、フランス資本の Total社、コロンビア資本の Ecopetrol社、中国資本の CNOOC社、 CNPC社が入札に参加を宣言していた。

連邦政府は、エスピリット・サント州からサンタ・カタリーナ州のプレソルト海域 で巨大な原油埋蔵量を確認してから5年間もプレソルト原油開発向けの規制整備に時間がかかっていたが、ようやく第1回プレソルト原油開発の入札に漕ぎ着け、リブラ鉱区の最低入札価格が150億レアル、連邦政府は最低入札価格の41.65%に相当する歳入に結びつく。(2013年10月21日付けエスタード紙)

 

自動車工場はサンパウロ州に集中

1990年中頃までは、自動車生産工場はサンパウロ市近郊のABC地区に集中していたが、1996年にワーゲン社はサン・カルロス市に自動車エンジン工場を建設、1998年にはホンダはスマレ市、トヨタはインダイアツーバ市にそれぞれ自動車工場を建設して、ABC地区の一極集中から内陸部に拡散する傾向がでてきている。

2011年のサンパウロ州の自動車生産は145万台、そのうちABC地区の自動車生産は88万台、サンパウロ州内陸部の自動車生産は57万4,000台となっている。

トヨタのソロカバ工場、現代自動車のピラシカーバ工場、ホンダのイチラピーナ工場、メルセデス・ベンツのイラセマポリス工場が稼働すれば自動車生産台数は35万6000台に達する。

ワーゲン社のサン・カルロス市のエンジン工場は年間90万9,000台のエンジンを生産、ホンダのイチラピーナ工場は2015年から生産開始を予定しており、年間12万台の自動車を生産、メルセデス・ベンツのイラセマポリス工場は2016年から操業を開始、年間2万台の自動車を生産する。

現代自動車のピラシカーバ工場は2013年に操業を開始、年間15万台の自動車を生産、ホンダのスマレ工場は1997年から操業開始して、年間13万5,000台の自動車を生産、トヨタのインダイアツーバ工場は1998年から操業開始、年間6万6,000台の自動車を生産、トヨタのソロカバ工場は2012年から操業開始、年間7万台の自動車を生産している。(2013年10月21日付けエスタード紙)


 

MMX社のスデステ港は2014年からオペレーション開始

オランダ資本Trafigura社並びにアブダビ政府系ファンドのMubadala Development社は、エイケ・バチスタ氏のホールディング企業EBX社のグループ企業である鉱業関連企業MMX社所有の巨大港湾であるリオ州スドエステ港の65%の株をバチスタ氏から買い取って、経営権を取得することで合意した。

エイケ・バチスタ氏のコントロール下から離れた鉱業関連企業MMX社所有の巨大港湾であるリオ州スドエステ港の投資家向けの新計画説明会は、11月初めに開催されるが、すでに7億ドルが投資されている。

ミナス州のセーラ・アズール鉄鉱山から初年度は700万トン、最終的には2,900万トンの鉄鉱石の生産が予定されていたにも関わらず、1,300万トンに下方修正され、2014年下半期から年間400万トンから500万トンの鉄鉱石が輸出される。

オランダ資本Trafigura社並びにアブダビ政府系ファンドのMubadala Development社は、スドエステ港からCO港と改名された港に4億ドルを投資、また社会経済開発銀行(BNDES)は3億ドルを投資する。

CO港の負債総額は15億レアルに達しているが、そのうちBNDES銀行への負債総額は9億レアルを上回っており、負債返済期間の延長交渉を行っている。(2013年10月19日付けエスタード紙)


 

中村勉氏を偲ぶ会に事務局長が出席

2013年10月19日、故人中村勉氏を偲ぶ会が開催され、会議所を代表し平田藤義事務局長が参列した。挨拶の中で、謹んで親族や友人に対し哀悼の意を表明しながら、一番最初に会議所宛に訃報連絡を行った二宮正人弁護士に深くお礼を述べた。(なお、中村氏の訃報と偲ぶ会の案内は事務局便りで会員企業へ告知された。)

故人勉さんとはサンタクルース病院経営に関する相談案件で、会議所に於いて過去僅か2回しか直接会う機会が無かったと前置き、しかし「その人徳ある優しい人柄には非常に感銘、印象的であった」、今でも昨日の様に脳裏に焼き付いていると語った。

故人の功績については2010年、会議所が公益民事団体として設立から70年を迎えた機会に発行した70周年記録集からの活動歴を抜粋、1993年~1996年、会議所副会頭を歴任、渉外広報委員長を務め、特に1995年の日伯修好条約締結100周年記念委員会では実行副委員長の重責を負い寄付活動に大きく貢献されたご功績を称えた。

また一連の行事を終えた後の残余金は、日系主要5団体が日伯友好交流促進協会を設置、その残余金を修好基金として、会議所事務局が資金運用管理を任され、その運用益は多くの日系諸団体の福祉事業(23件)に助成して来た経緯を説明。

2003年に日系主要5団体長が会議所に集まり、残余金は資金運用後に日本ブラジル移民100周年(2008年)の事業に全額助成を申し合せ、助成対象プロジェクト中(14件)、最も多額の46万4千レアル相当が慈悲深い故人の関わったサンタクルース病院向けであった事を明らかにした。

1994年以降はサンパウロ南西のイビウナに庵をかまえ、その豊富な知識と経験を活かし、2011年からニッケイ新聞6面で時事随筆「イビウナ庵便り」も執筆、金利などの経済ネタ「日伯経済」から「一般時事」、「フクシマ」問題、ブラジル政権についての「政治ネタ等」、一般購読者へ分かりやすい言葉で解説を行っていたことにも触れる。

その記事の切り抜きはPDFにファイル、会議所のサーバーに収納されているが、全てを抜粋し偲ぶ会の場で披露するのは極めて困難なため、いくつか故人のウイークリー・ノ―トであるブログからピックアップして紹介した。

特に最近では人生哲学や宗教観に関連する「生命観」、「黄昏に」、「死についての断章」、「生死観」、「伝道者の書」、「イビウナ庵主闘病ノ―ト(1)から(17)」、「科学と宗教」、「宗教について」、「人生という名の旅」などの記事が目立っていた事を回顧。一番「黄昏に」の記事に共感した事を披露し参列者に再読を奨めた。

「故人を偲ぶ会」は二宮正人CIATE理事長(サンタクルース評議会会長)が主導開催、イナシオ森口忠義 元日伯援護協会会長(現移民史料館委員長、元ブラジルキリスト教連盟会長)が牧師役を勤め、親族からの挨拶後、特に旧交のあった来賓としてデルフィンネット(元企画/大蔵大臣)時代の池田昭博元大統領府企画庁経済特別補佐官、原 敬一 三井住友保険社長(当会議所監事)、矢部健太郎三井物産取締役(当会議所、日伯経済交流促進副委員長)等が故人を偲び挨拶を行った。

事務局便り JD-064/13: 中村勉氏を偲ぶ会

 

事務局便り JD-064/13

2031018

各位

過日ご逝去されました中村勉(なかむら・つとむ)氏を偲ぶ会が下記の日程で行われるとの

ご報告を頂きましたのでお知らせ申し上げます。

旧交のあった方などはご都合の許す限りご参加頂ければと存じます。

 

日時: 20131019日(土) 午前1030分 から

場所: 文協ビル (Rua São Joaquim, 381- tel: (11) 3208-1755) – 別館3階 小講堂 

prédio anexo 3º. andar, Pequeno Auditório

 

From: [mailto:secretaria@camaradojapao.org.br]
Sent: Thursday, October 03, 2013 10:07 AM
To: secretaria@camaradojapao.org.br
Subject: JD-059/13
中村勉氏御逝去のお知らせ

事務局便り JD-059/13

203103

各位

1993年~1996年に当所副会頭を務められた中村勉(なかむら・つとむ)氏が去る102日に逝去されたとの報を受けました。

衷心より哀悼の意を表しますとともに、謹んで皆様へお知らせ申し上げます。

中村勉氏は近年ではサンタクルス病院副理事を務める等日系社会にも多大な貢献をなされました。

告別式はビラ・マリアナ霊園 (Cemitério Vila Mariana Av. Lacerda Franco 2012 Tel: 5573-3017) で本日103(木)午前9時~12時執り行われ、後にビラ・アルピーナ火葬場(Av. Francisco Falconi, 473 Tel: (11) 2347-3549

喪主はご夫人の中村澄子様です。

ビラ・マリアナ霊園

マップ: https://maps.google.com.br/maps?q=av+lacerda+franco+2012&ie=UTF-8&hq=&hnear=0x94ce597c475ebb4b:0x2315a8de6404af0c,Av.+Lacerda+Franco,+2012+-+Vila+Mariana,+S%C3%A3o+Paulo,+01536-001&gl=br&ei=HGdNUu6uD4_49gTbyoHgAg&ved=0CCwQ8gEwAA )

ビラ・アルピーナ火葬場

マップ: https://maps.google.com.br/maps?q=Av.+Francisco+Falconi,+473&ie=UTF-8&hq=&hnear=0x94ce5c5b2ae2d065:0xecc15a13c18b8730,Av.+Francisco+Falconi,+473+-+Vila+Prudente,+S%C3%A3o+Paulo&gl=br&ei=bmhNUsX2NImy9gSxoIGoBw&ved=0CCwQ8gEwAA

事務局

リブラ鉱区の1日当たりの原油生産は140万バレルを予想

岩塩層下(プレソルト)原油開発のリブラ鉱区の入札は、連邦会計検査院(TCU)の監査を受けて入札承認を得たため予定通り10月21日に入札にかけられるが、入札を阻止するために、石油労統一連盟(FUP)は石油精製所の生産停止並びに燃料配給所、原油掘削プラットフォーム、バイオ燃料製油所、火力発電所などの活動を一部停止してデモに突入している。

プレソルト原油開発向けの2025年までの投資総額は5,000億ドルに達すると予想、リブラ鉱区の1日当たりの原油生産は140万バレルに達すると予想、2020年のブラジル国内の1日当たりの原油生産は420万バレル、天然ガスの生産を含めると520万バレルに達すると予想されている。

連邦政府は、エスピリット・サント州からサンタ・カタリーナ州のプレソルト海域で巨大な原油埋蔵量を確認してから5年間もプレソルト原油開発向けの規制整備に時間がかかっていたが、ようやく第1回プレソルト原油開発の入札に漕ぎ着け、リブラ鉱区の最低入札価格が150億レアル、連邦政府は最低入札価格の41.65%に相当する歳入に結びつく。

最低30%の資本参加をするペトロブラスを含めると11社が入札に参加、英国・オラン ダ資本のシェル社、ポルトガル資本のGalp社、中国・スペイン資本の Repsol社- Sinopec社、マレーシア資本の Petoronas社、日本資本の三井、インド資本の ON-GC社、フランス資本の Total社、コロンビア資本の Ecopetrol社、中国資本の CNOOC社、 CNPC社が入札に参加を宣言していた。

国家原油庁(ANP)石油・天然ガス、バイオ燃料担当のマギダ・チャンブリアルド取締役は、リブラ鉱区の原油生産は現在のブラジルの原油生産総量の2/3に相当する巨大な原油生産になると説明している。

リブラ鉱区向けの船舶やプラットフォーム、パイプなどの鉄鋼使用量は63万トン、パイプ向け鋼材は5万2,000トン、海面下装置向けの鉄鋼は7万5,000トンが必要になるとエネルギー専門のコンサルタント会社HISブラジル社のロドリゴ・ヴァス氏は説明している。

リブラ鉱区向け岩塩層下(プレソルト)原油開発向けのプラットフォーム(FPSO)は40基が必要とされているが、ペトロブラスが初めてFPSOを使用したのは1993年のP-34油田、現在のFPSOは25基となっている。

償還期間が35年のリブラ鉱区向け投資総額は、1,800億ドルから2,500億ドルが予想されており、10年間の初期投資総額は800億ドルが予想されている。(2013年10月18日付けヴァロール紙)

 

 

 

 

 

 

 

中銀の通貨政策委員会の議事録では金利引き上げの可能性

今月9日の中銀の通貨政策委員会(Copom)は、インフレ圧力を軽減させるために政策誘導金利(Selic)を全会一致で0.5%引上げて9.5%に決定、中銀は、今年4月から連続5回に亘ってSelic金利を2.25%引上げている。

昨日、中銀はCopom委員会の議事録を発表、現行の利上げペースについて、インフレの鈍化を確実にする上で引き続き適切だと記載されており、今後も引き続きインフレを政府目標に近づけるために金融引き締めを継続すると予想されている。

中銀は高止まりしているインフレは一般消費並びに企業の投資意欲を削ぐために、11月のCopom委員会でSelic金利は更に0.5%引上げられて10%に達すると予想されている。

イタウー銀行では年末のSelic金利予想9.75%を10.00%に上方修正、2014年のSelic金利予想を10.25%に上方修正、Fibra銀行のチーフエコノミストのクリスチアーノ・オリヴェイラ氏は2014年1月のSelic金利を10.25%と予想している。

中銀ではレアル通貨に対するドルの為替の変動によるボラティリティは減少してきていると予想、年末のレアル通貨に対するドルの為替は前回予想のR$2.40からR$2.20に修正、2015年第3四半期までのインフレは4.5%を上回ると予想している。(2013年10月18日付けエスタード紙)