【(特別記事)日本のブラジル回帰】Carta Capital 誌掲載

グロバリゼーション - 30年に及ぶ投資の低迷期を経て、日本企業が再びブラジルに目を向けている

サマンタ・マイア(Samantha Maia)記者

平田藤義氏の人生は、日本とブラジルのビジネス関係の歴史と様々な偶然が幾重にも折り重なっている。その端緒は、1967年、平田が22歳だった時、故郷を出てポルト・アレグレ(リオ・グランデ・ド・スル州)の土を踏んだことだ。同氏は、日本企業による対ブラジル投資の大きな波に乗って、ブラジルに移住した。平田青年は1950年代、ブラジル南部地方にあるクラシキの繊維工業で5年にわたって働いた経験を持つ。ブラジルの第1歩を記した土地にすっかり馴染み、同氏は、シマロンを喫茶する習慣を身に付け現在もたしなむ。同氏はその後、日本人の一大移住地になったサンパウロ州内陸部のモジ・ダス・クルーゼス氏に移り、テニスを楽しんだ。平田氏はその後、1997年にブラジルから撤退した日本の半導体メーカーであるロームに、長年にわたって勤め上げた。

平田氏は、1970年代に爆発的なブームになった日本企業による対ブラジル投資の生き証人でもある。70年代末には日本企業215社が、ブラジル国内で、商品を販売し、サービスを提供した。当時、こうした企業の中には、勃興する日本の資本主義の旗手もいた。ホンダとソニー、ヤクルト、三井物産は、ブラジル国民に広く知られるブランドとなり、国際市場にも大きく羽ばたいていった。現在はブラジル日本商工会議所(CCIJB)事務局長を務める平田氏によると、「今現在ブラジルで事業を展開している日本企業のおよそ80%が、この時期に進出してきた企業だ」という。

その後の投資の冷却期を経て、2か国間関係は再び熱気を帯び、日本企業が新たにおこす投資の第3波は、いよいよ堅固なものになりそうだ。CCIJBに加盟する日本企業は現在207社を数え、2004年以降、一貫して増加傾向にある。日本企業による対ブラジル直接投資は過去5年に170億ドルに達しており、これは、1998年から2007年の10年間に計上した投資額の2倍以上にも達する。平田事務局長は、「日本人は、コミュニケーションと取引が容易という理由で、長期にわたってアジアの近隣諸国に目を向けてきた」と話す。

近隣諸国の潜在力に対する依存が高まるにつれて、日本は、再び、多様化を求めて西洋に照準を定めた。ブラジル経済を重視する背景には、消費市場の規模、再び成長に踏み出した経済、そして、豊富な原材料といった判断材料があった。リオ・ブランコ単科大学理事で日本経済の専門家、上原アレシャンドレ氏は、「日本企業がブラジルに再び関心を示すようになった背景には、3つの重要な要素がある」という。それは、「ブラジル経済の成長の見込み、通貨レアルの安定、2003年以降の日本の財政健全化」である。日本企業の注目を大いに集めている分野の1つが、インフラ投資だ。サンパウロ総領事館の佐野浩明首席領事は、「日本は、中国だけに依存するわけにはいかない。港湾、造船、鉄道など、ブラジル政府が推進しようとしているインフラ事業に対し、日本は多大な関心を寄せている」と言う。

話題がことインフラになると、三井物産の実力に勝る企業はない。商社である同社の投資と融資、保証は、国内において総額60億ドルに達し、かつ、2007年以降は平均で年間5億ドルずつ伸長している。同社は2012年、ブラジルを同社の優先的市場8か国の1つに位置付けた。ブラジル以外に同社が優先的市場と位置付けたのは、中国とロシア、インド、インドネシア、メキシコ、モザンビーク、ミャンマーである。ブラジル三井物産業務・人事部長の矢部健太郎取締役は、「弊社は常にブラジルを重視してきたが、今回、初めて公式な形でそれを表明した。ブラジルは、昨年こそ経済成長が減速したが、弊社のビジネスに対し何ら落胆させてものではない。弊社は、ビジネスのさらなる発展を願っている」と言う。

三井物産による投資は、極めて大規模、かつ多岐にわたる。コングロマリットである同社は、資源会社バーレの支配会社であるバーレパルに15%を出資しており、これが同社の主要な収入源になっている。世界第2位のコーヒー焙煎会社の親会社であり、2011年には穀物の生産と輸出を手掛けるマルチグレインを子会社化している。さらに同社は、道路輸送のヴェロセ・ロジスティカの親会社で、サンパウロ州地下鉄4号線(黄色線)の事業認可会社の株主である。その外、同社が重視する分野としてエネルギー分野が挙げられる。同グループは、天然ガス・ディストリビューター7社の経営パートナーであり、ペトロブラスとも提携している。

2013年に三井物産は、岩塩層下(プレソルト)の石油探査鉱区権益入札に参加することを表明しており、これによりエネルギー分野で事業を拡大する意向。同社は、400億レアル規模の高速鉄道事業にもビジネスの照準を合わせている。矢部取締役は、「インタレストグループとしてコンソーシアムの1つに参加しているが、現在も、この事業の新しい条件について評価を進めており、その幾つかに関しては変更を求めている」と話す。

三井物産は、過去10年、世界各地で多角化を展開するとともに、日本経済の成長が緩やかなことで、国際戦略をさらに加速させ、商社という枠から完全に脱皮した。「かつては日本への依存が大きかったが、成長しようとすれば、それとともに、ブラジルも含めた別の市場に打って出て、リスクを負わなければならない」と、矢部取締役は話す。

同様の戦略を展開するのが、世界最大のガラスメーカーであるAGCだ。同社がグァラチンゲタ市(サンパウロ州)に建設中の国内最初の工場は、建設工事も大詰めを迎えている。ダビデ・カペリーノ社長によると、国内市場に対応するため、様々な国の従業員を集めた多国籍部隊の編成に投資する必要があったという。「このプロジェクトに対して弊社が組織した部署の従業員の国籍は、12か国にまたがる」と、自身もイタリア国籍の同社長はコメント。

10億レアルを投じた工場は、自動車業界と建設業界を主な需要家として製品を販売する。同社はまず、自動車業界の生産台数の14%、350万台分のガラスを供給可能な生産能力を確保する。さらに同社は、中期計画として、国際平均と同水準の、25%のシェアをブラジルで確保することを目標に掲げる。カペリーノ社長によると、「国内で消費されるガラスの35%が輸入されているが、これを弊社製品で置き換えようというのが狙いだ」。自動車業界に対して政府が国産化比率の引き上げを求める新制度を導入、この制度に対応した自動車の販売が拡大すると予想しており、同社は、事業のサステナビリティーに明るい見通しを持つ。

前述の上原氏は、「自動車メーカーが新工場に投資を進めることで、自動車部品業界にとっては参入に不可欠な保証を取り付ける格好になる」と指摘する。同氏によると、日本において自動車メーカーとサプライヤーがこれまで構築してきた信頼関係が、部品メーカーのブラジル進出に対して背中を押すことになると言う。

自動車販売台数で世界トップのトヨタは、進出こそ1958年と古参であるが、現在、ブラジル国内市場では9位に甘んじる。だが同社は、今後10年でブラジル国内市場においてもトップの一角を占めるという意欲的な計画を進めており、2012年に立ち上げた国内3拠点目となる工場もその計画の一環だ。

操業を開始したばかりのこの工場はソロカバ市(サンパウロ州)にあり、ここで、国内自動車市場の66%を占めるコンパクトカー・セグメントに参入すべく誕生したエティオスを製造している。同社によると、この判断は「適切な市場で適切な製品を適切な時期に投入する」という哲学によって下された。年間7万台のエティオスを製造するという6億ドルの投資により、同社は、インダイアトゥーバ市(サンパウロ州)の工場が年間7万台のカローラの製造能力を持つことと併せ、車両の製造能力を2倍に引き上げた。この外にも同社は、大サンパウロ圏サン・ベルナルド・ド・カンポ市に、自動車部品工場を保有している。

ブラジル人の嗜好をキャッチアップしようという試みには、ソニーも照準を合わせている。同社は1972年に進出しながら、ようやく最近になって、大きな成長を達成し始めたところだ。消費者により近づこうとする努力が実り、国別の売上ランキングで見たブラジル子会社の順位は、2009年から2011年にかけて、17位から4位に上昇。ブラジルは、米国と中国、日本に次ぐ市場に成長した。カルロス・パスコアル・マーケティング担当部長は、「この2年でブラジル国内の成長を2倍に加速させたが、短期的にこの数字をさらに2倍に引き上げるという、極めて意欲的な見通しを持っている」と言う。

ソニーは、昨年完了したマナウスの工場拡張も含め、サッカー・ワールドカップが開催される2014年までに、5億ドルの投資を予定する。役員らは2,000戸以上のブラジル人の家庭を訪問し、ブラジル人の習慣をつぶさに観察してきた。データベースをもとに同社は製品ラインナップを強化し、カメラとビデオ、その他の製品で、マーケットシェアを大きく伸ばした。

上原氏は、携帯電話に関して言えば、日系企業は遅参組だと指摘する。ソニーの場合、スマートフォン市場におけるシェアは4.5%で、韓国のサムスン(29%)と米アップル(22%)、さらに中国ファーウェイ(4.9%)の後塵を拝している。「市場が固まってきた際により良いポジションを確保することは、市場の成長期に合わせて事業を拡大する以上に困難を伴う。また、確保したポジションをこれ以上失わないようにすることは、大規模な投資を再開する以上に重要だ」。

日本企業による対ブラジル投資の新たな波は、従来とは異なる様相を呈している。国内企業の買収による進出が、これまで一般的だったグリーンフィールドによる進出と肩を並べるようになったのだ。日本の飲料メーカー最大手のキリン・ホールディングスによるスキンカリオルの買収事例が、それに当たる。63億レアル規模のこの買収は、日本企業が2011年にブラジルへ投下した投資総額の40%に相当する。だがブラジル・キリンは、キリン・ホールディングスにとって4番目の規模、かつ、短期的には極めて良好な成長が期待できる事業になった。しかも、買収前の会社組織において役員だった人材の大部分をつなぎとめるという、これまでの経営の流れを継続することにも努めている。

CCIJBが2012年に実施した調査によると、ブラジル子会社の成長に向けたプロジェクトを支援するため、日本の本社からブラジルに駐在した社員は、1,200人を数える。2006年当時、その人数は776人だった。駐在生活のハードルは、幾つかの法改正によっても低くなっている。2012年、両国で働いた就労期間を統合して年金受給のために加算できるよう社会保障協定が締結された。さらに商用マルチビサの有効期間が90日から3年に拡張された。

平田事務局長によると、両国間の物理的な距離も、ブラジルへの投資再開に日本の腰が重かった要因だ。だが、今後の2か国間関係の発展にとって障害になるようなものは、もはや、前途に見られない。同事務局長は、「官僚的な煩雑な手続きや、重い税負担、インフラの不備といった多くの問題をブラジルは抱えているが、一方で、豊富な天然資源、テロとは無縁な政治情勢、政策の一貫性、変動為替相場、抑制されたインフレという利点がある」と指摘する。(CARTA CAPITAL 744号インタビュー記事)

 

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CARTA CAPITAL 誌に掲載された平田事務局長の写真 (Foto: Pedro Pressoto / Carta Capital)

第11回サンパウロ国際自動車部品見本市(AUTOMEC)に参加

第11回サンパウロ国際自動車部品見本市(AUTOMEC)に、アイシン・ド・ブラジルブースへの招待を受け、平田藤義事務局長が参加した。アイシン・グループのブースではアイシン・ド・ブラジルの川村秀樹社長およびアイシン・オートモチーブの長田 健社長に加え、同社の日比野 桂一副社長や アイシン・エーアイ(株)グローバル事業推進部の田中裕亮氏やアイシン精機の方々から展示品の中でも最も注意を引くトランスミッションやエンジンについて 丁寧な説明を受け、また川村社長とは諸地域とのEPA協定に関しても意見交換を行った。

《平田事務局長談話》

Anhembi会場で開催中のAUTOMECは自動車工業を支えている見本市、会場入り口左端には他の国際見本市同様、外国勢の部品メーカーのブースが並ぶ。虎視眈々とブラジル市場攻略の熱気を感じるレイアウトだ。平田事務局長は日本の自動車部品メーカーの展示数や脱系列化の動向、部品の内製化率の状況調査を目的に視察見学した。特に技術移転とも密接に関係する心臓部分の輸入依存度に関心を向けている。

鉄鉱石では410億トンとも言われる埋蔵量を誇るブラジルだが、粗鋼生産量は約3,500万トン弱のうち、国内見かけ消費量が約2,500万トン、輸出は約1,000万トン弱(いずれも2012年実績)で関税による保護政策下でも毎年、鉄鋼製品の形に化けて輸入される量は約500万トンのレベルと言われている。裾野が広い自動車関連部品の鉄の塊の輸入比率は政府のローカルコンテンツそのものだ。

(会議所のホームページ:http://jp.camaradojapao.org.br/camara-em-acao/simposios/

自動車組み立てに変革が起こっている時代、部品メーカーが系列に捕らわれる事無く多くの組み立てメーカーに納入している実績に触れる事が出来た。ボッシュ(独)、デンソー(日本:当所会員)、コンチネンタル(独)、アイシン(日本:当所会員)、マグナ・インターナショナル(加)の5大メーカーの間ではブラジル市場で熾烈な戦いが展開されている。

中央にブースを大きく構え、車の輪郭模型にアイシン・グループが供給する部品やモジュールを見える化(該当部品箇所を点灯)し、50か所以上に及ぶ技術のプレゼンスは見学者の足を止める盛況ぶりだ。何といっても日本本社と北米支社から8社におよぶグループから17名の支援部隊、ブラジル駐在員や現地スタッフを合わせると30名を超える大部隊で、熱の入れ方がひときわ目立った。

Fotos: Jiro Mochizuki/Fatos BJ

左から木多喜八郎ブラジル日本文化福祉協会会長、アイシン・ド・ブラジルの川村秀樹社長、平田藤義事務局長、アイシン・オートモチーブの長田健社長

アイシンの展示ブースを見学する平田事務局長

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2013年上期税制変更に関するセミナーに120人が参加して開催

日伯法律委員会(村上廣高委員長)並びにコンサルタント部会(都築慎一部会長代理)主催の2013年上期税制変更に関するセミナーが2013年4月17日午後1時から6時までマクソウドホテルに120人が参加して開催、初めにコンサルタント部会副部会長の都築慎一部会長代理が1990年代からこの伝統あるセミナーが開催されていると説明、またそれぞれ講師の名前を読み上げて協力への感謝を述べ、日伯法律委員会副委員長の篠原一宇委員長代理は、移転価格税制は変更されて一部は改善されたが、複雑なブラジルの税制は投資環境の障害になっているので、この税制変更セミナーを大いに参考にしてほしいと述べた。

日伯法律委員会の矢野クラウジオ副委員長が進行役を務め、初めにPWC BRASIL税制部門担当のエジニルソン・アポリナリオ取締役は、「サービス税とその論争点 -2012/2013年の主な法決議」について、役務提供を行う法人や個人の受取対価に対して課せられるサービス税は市税であり、サービス税のコンセプト、注文生産、グラフィック並びにレストランのサービス税の義務に関する論争、補足法116号/2003,9609号/1998によるソフトウエアのライセンス論争などについて説明した。

GAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOS – ADVOCACIA E CONSULTORIA JURÍDICA税制部門担当のジェオルジオス・アナスタシアジスは、「社会保障負担金の売上高ベース納付の問題点(給与ベースからの代替)」について、社会保障院(INSS)への売り上げベースの支払いの計算方法の実例、分割支払い方法、累積審査規則、暫定令612号などについて説明、TOZZINIFREIRE ADVOGADOSのジェリー・レヴェルス・デ・アブレウ共営者は、「連邦決議13号の適用における問題点」について、港湾戦争を終結するため連邦決議13号による一律4.0%のICMS税の引き下げ、決議13号で一律化したのは州間取引での移出州側のICMS税率で原則として対象を輸入品に限定、輸入商品内容証明、ノッタ・フィスカルへの情報の義務化に対する問題点や疑問点、国産類似品がない場合のICMS税の税率は地域によって7.0%または12.0%、輸入品内容証明カード記入義務、国産類似品のない製品リストは、貿易協議所でチェックすることなどを説明した。

ERNST & YOUNG TERCOのデメトリオ・ゴメス・バルボーザ取締役は、「移転価格税制の変更点」について、法令12715号/2012並びに2012年12月28日に公布された改正移転価格税制施行規則(IN1312)の主要留意点、独立価格比準法、再販価格基準法、原価基準法、原材料、部品等の輸入に関してはマージン60% (PRL60)、完成品の輸入に関してはマージン20%(PRL20)が適用、20%、30%並びに40%のマージン比率などについて説明した。

コーヒーブレークを挟んで、TRENCH, ROSSI E WATANABE ADVOGADOSのルシアナ・シモエス・デ・ソウザ弁護士は「高等裁判所における社会保障に関する議論-判例の経緯」について説明、PINHEIRO NETO ADVOGADOSのジアンカルロ・シャマ・マタラーゾ共営者が「国内及び国外オペレーションにおけるロイヤリティの関税」について、ロイヤリティに関する所得税、経済支配介入負担金(CIDE)、社会統合基金 (PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)、サービス税(ISS)並びに金融取引税(IOF)の税率、フィスカルパラダイス地域へのロイヤリティ送金、ブラジル国内のロイヤリティ送金に関する税率、ソフトウエア・ライセンスの送金、経済協力開発機構 (OECD)モデルとの違い、ノウハウの移転などについて説明した。

KPMG税制部門担当のエリオ・ハナダ取締役は、「Siscoserv -サービス・無形資産ならびに財産に相違を生じさせるその他のオペレーションにまつわる貿易統合処理システム。経常収支の中のサービス収支、所得収支、経常移転収支にあたる取引に関する情報を統合的に処理するシステム」について、法令12.546/2011 の概要、SISCOSERV(国際サービス業に関する統合システム)及び国際サービス業に係る税金並びに税率の計算方法、売買情報の登録、売上/支払情報の登録、SISCOSERVが企業に与えるインパクト、従業員の海外出張に関する経費、貿易オペレーションの輸送代並びに保険に関する疑問点などについて説明、第一部並びに第二部の質疑応答では講演者が参加者の質問に対して適切なアドバイスを行った。

PWC BRASIL税制部門担当のエジニルソン・アポリナリオ取締役 「サービス税とその論争点 -2012/2013年の主な法決議」

GAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOS – ADVOCACIA E CONSULTORIA JURÍDICA税制部門担当のジェオルジオス・アナスタシアジス 「社会保障負担金の売上高ベース納付の問題点」

TOZZINIFREIRE ADVOGADOSのジェリー・レヴェルス・デ・アブレウ共営者 「連邦決議13号の適用における問題点」

ERNST & YOUNG TERCOのデメトリオ・ゴメス・バルボーザ取締役 「移転価格税制の変更点」

DELOITTE TOUCHE TOHMATSU のフェルナンド・アザール共営者派遣契約のリスクについて」

TRENCH, ROSSI E WATANABE ADVOGADOSのルシアナ・シモエス・デ・ソウザ弁護士 「高等裁判所における社会保障に関する議論-判例の経緯」

PINHEIRO NETO ADVOGADOSのジアンカルロ・シャマ・マタラーゾ共営者 「国内及び国外オペレーションにおけるロイヤリティの関税」

KPMG税制部門担当のエリオ・ハナダ取締役 「Siscoserv -サービス・無形資産ならびに財産に相違を生じさせるその他のオペレーションにまつわる貿易統合処理システム」

左からコンサルタント部会副部会長の都築慎一部会長代理/進行役の日伯法律委員会の矢野クラウジオ副委員長/日伯法律委員会副委員長の篠原一宇委員長代理

2013年上期税制変更に関するセミナーの講演者

2013年上期税制変更に関するセミナーの講演者

活発に行われた質疑応答

会場一杯の120人が参加

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IMFは今年のブラジルのGDP伸び率を3.0%に下方修正

国際通貨基金(IMF)では、今年並びに来年の世界各国の国内総生産(GDP)伸び率の見通しを発表、今年のブラジルのGDP伸び率は、国内景気の回復が予想よりも遅れているために1月の前回予想の3.5%から3.0%と下方修正、昨年10月の予想4.0%から1.0%と大幅な下方修正となっている。

ブラジルよりもGDP伸び率が大幅に下方修正をされたのは、旧ソビエト連邦を構成していたアルメニア並びにタジキスタンで、前回予想の4.3%から3.5%と大幅に下方修正され、一方で最も上方修正されたのは日本やドイツであった。

またIMF基金は、2014年のブラジルのGDP伸び率を前回予想の4.0%から3.9%に下方修正しており、今年のラテンアメリカ地域の平均GDP伸び率は、前回予想の3.7%から3.4%に下方修正、2014年は前回予想の3.9%を維持した。

今年並びに来年のメキシコのGDP伸び率は3.4%、今年の世界の平均GDP伸び率は前回予想の3.5%から3.3%に下方修正、新興国のGDP伸び率を牽引しているのは継続して中国となっている。

今年の新興国の平均GDP伸び率は前回予想の5.5%から5.3%に下方修正、中国のGDP伸び率は前回の8.1%から8.0%と僅かに下方修正、先進諸国の平均GDP伸び率は前回予想の1.3%から1.2%に下方修正されている。

今年の米国のGDP伸び率は、公共支出の削減などで前回予想の2.1%から1.9%に下方修正されているにも関わらず、先進諸国の平均GDP伸び率を押し上げている。

今年のヨーロッパ連合国の平均GDP伸び率はイタリア、スペイン並びにギリシャなどのリセッションの影響でマイナス0.3%に下方修正、2014年は1.1%の伸び率が予想されている。

多くのヨーロッパ連合国がマイナス成長になるにも関わらず、今年のドイツのGDP伸び率は0.6%増加を予想、イタリアは前回予想のマイナス1.1%からマイナス1.6%、スペインはマイナス1.6%となっている。

今年の日本のGDP伸び率は、デフレ脱却のための想像以上の金融緩和政策の導入効果予想により、前回予想の1.2%から1.6%と上方修正、2014年は0.7%から2倍の1.4%に上方修正されている。(2013年4月17日付けエスタード紙)

 

3月のサンパウロ州の製造業部門の新規雇用数は1万3,000人増加

サンパウロ州工業連盟(Fiesp)の発表によると、3月のサンパウロ州の製造業部門の新規雇用数は、前月比0.5%増加の1万3,000人に達したにも関わらず、平年のこの時期の新規雇用数を下回っている。

Fiesp工業連盟の統計によると、製造業部門の22セクターのうち11セクターで新規雇用数が増加、9セクターで新規雇用数が減少、2セクターでは新規雇用数の増減がなかった。

昨年12月から今年3月までの新規雇用数は、前年同期比1.29%増加の3万3,500人、今年3月の新規雇用数は、前年同月比マイナス0.93%で製造業部門の生産回復が遅れている。

3月の製造業部門の新規雇用数が大幅に増加したセクターは、石油派生品・バイオ燃料セクターの2,550人増加、食品セクターの9,356人増加、一方で鉄鋼・金属セクターは723人減少、木材セクターは217人減少している。

Fiesp工業連盟では、昨年末から製造業部門の新規雇用数が僅かながら増加傾向を示しているのは、今後の製造業部門の生産回復につながる可能性があると予想している。(2013年4月17日付けヴァロール紙)

 

ジェトロ・サンパウロ事務所の石田靖博所長が訪問

ジェトロ・サンパウロ事務所の澤田吉啓前所長の後任の石田靖博所長、同事務所投資担当の栗原環取締役が2013年4月16日に商工会議所を訪問、石田靖博所長は応対した平田藤義事務局長に着任挨拶を行った。

左から平田藤義事務局長/ジェトロ・サンパウロ事務所の石田靖博所長/同事務所投資担当の栗原環取締役

松尾治 元百周年記念協会実行委員長が移民百年史第四巻・五巻を持参

松尾治 元ブラジル日本移民百周年記念協会実行委員会委員長が2013年4月16日に商工会議所を訪問、応対した平田事務局長にブラジル日本移民百年史第四巻(生活と文化編2)・五巻(総論・社会史編)の編集版の報告を行い、また平田藤義事務局長に3冊を贈呈した。

ブラジル日本移民百周年記念事業の一環である同百年史の編纂・出版プロジェクトは会議所が管理していた日伯修好百周年記念基金より2009年に17万5千レアイスの助成を受けている。同基金の管財人である平田事務局長へ費用明細表この日あわせて提出された

左から3冊のブラジル日本移民百年史第四巻(生活と文化編(2)・五巻(総論・社会史編)を受取る平田藤義事務局長/贈呈する松尾治 元ブラジル日本移民百周年記念協会実行委員会委員長

ブラジル豊田通商の鈴木敏社長と後任の荒木良文社長が訪問

帰国するブラジル豊田通商の鈴木敏社長と後任の荒木良文社長、同人事部の中尾陽介エグゼクティブコーディネーターが2013年4月16日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に、帰国する豊田通商の鈴木敏社長は帰国挨拶、後任の荒木良文社長は着任挨拶を行った。

左からブラジル豊田通商人事部の中尾陽介エグゼクティブコーディネーター/後任の荒木良文社長/帰国する鈴木敏社長/平田藤義事務局長

IDEC株式会社のヨーロッパ・ラテンアメリカ担当の船木崇雄ビジネスマネージャー一行が訪問

IDEC株式会社のヨーロッパ・ラテンアメリカ担当の木崇雄ビジネスマネージャー、同マーケティング本部の竹中英道特命担当部長並びに同グローバルセールスプラニングセンターのルイス・シダ氏が2013年4月16日に商工会議所を訪問、平田藤義事務局長が応対した。

Idec社はオートメーション、工作機械、安全装置関連など手広く事業を展開、欧米、アジア・パシフィック地域でも事業を展開している。http://www.idec.com

左からIDEC株式会社のグローバルセールスプラニングセンターのルイス・シダ氏/同ヨーロッパ・ラテンアメリカ担当の木崇雄ビジネスマネージャー/同マーケティング本部の竹中英道特命担当部長/平田藤義事務局長

左からヨーロッパ・ラテンアメリカ担当の木崇雄ビジネスマネージャー/平田藤義事務局長

 

 

 

 

第1四半期のBNDES銀行の融資総額は371億7,300万レアル

第1四半期の社会経済開発銀行(BNDES)のインフレ指数を含む名目融資総額は,前年同期比52%増加の371億7,300万レアルに達し、同銀行のルシアノ・コウチーニョ総裁は、製造業部門の投資が回復傾向になってきているとコメントしている。

しかし多くのエコノミストは、BNDES銀行の融資が大幅に増加したにも関わらず、製造業部門の投資ブームには程遠いと予想、またインフレ圧力の上昇に伴って中銀による政策誘導金利(Selic)の引上げが実施されれば投資の回復が遅れる可能性が指摘されている。

第1四半期のBNDES銀行が承認したプロジェクトの融資総額は、前年同期比51%増加の407億500万レアル、今年は昨年の1,560億レアル以上の融資を行うと予想されている。

中銀の4月の通貨政策委員会(Copom)によるSelic金利は、据え置かれる可能性が大きいが、多くのエコノミストは5月のCopom委員会ではSelic金利7.25%を7.75%に引き上げると予想している。

第1四半期のBNDES銀行による製造業部門の融資総額は、前年同期比109%増加の134億9,200万レアル、今後数年間の住宅投資、設備投資並びに公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)の伸び率は、5.0%前後で推移するとルシアノ・コウチーニョ総裁は予想している。

第1四半期の製造業部門で特に好調だったのは、トラックやバスの製造部門であるが、厳しい排気ガス規制実施の影響を避けるために、2011年末のトラック販売の駆け込み需要で昨年第1四半期のトラックやバスの生産や販売が大幅に減少したために今回前年同期比で大幅増加となっている。

テンデンシアス・コンサルタント社のエコノミストのアレサンドラ・リベイロ氏は、第1四半期のFBCFの伸び率を1.1%、今年のFBCFの伸び率を中銀予想の5.0%を大幅に下回る3.8%と予想している。

全国工業連合(CNI)では、今年の製造業部門の投資は前回予想の前年比7.0%増加から4.0%増加に下方修正、また今年の国内総生産(GDP)伸び率を3.0%と予想している。(2013年4月16日付けエスタード紙)