第27回カマラゴルフ大会開催

2013年2月17日(日)、晴天の空のもと、第27回カマラゴルフ大会がサンパウロPLゴルフクラブで盛大に開催されました。今回はカーニバル直後にも関わらず45名の皆さんにご参加を頂きました。また表彰式も大盛況の内に終了いたしました。

優勝は八代さん(MITSUBISHI CORPORATION)がLILY44、PANSY36、グロス80、HC12、ネット68と圧倒的スコアーで優勝されました。
2位には花井さん(SUMITOMO CORPORATION)、3位には大滝さん(CONSTRUTORA HOSS)が入りました。
ベストグロス賞は78(LILY38、PANSY40)で岡野さん(NSK BRASIL)が獲得されました。

技能賞を獲得された方は次の通りです。
ドラコン賞:岡さん (SUMITOMO CORPORATION)
花井さん(SUMITOMO CORPORATION)
二アピン賞:石井さん(TOYO INK)
岡野さん(NSK BRASIL)  
倉嶌さん(FUJIFILM)
原さん (MITSUI SUMITOMO SEGS)

特別企画の第二打ニアピン賞は花井さん(SUMITOMO CORPORATION)が獲得されました。もう一つの特別企画である優勝者同伴賞は岡野さん(NSK BRASIL)、加藤さん(NGK DO BRASIL)、川崎さん(MITSUI SUMITOMO SEGS)が獲得されました。

当日の運営におきましては皆さんのご協力に対し心より厚く御礼申し上げます。

次回は5月12日(日)の開催を予定しております。
皆さんの奮ってのご参加をお待ちしております。

誠にありがとうございました。       

相互啓発委員会一同

左から 相互啓発委員会の遠藤 秀憲委員長(南米安田保険)/2位の花井さん(SUMITOMO CORPORATION)*(優勝者の八代さんは所用があり表彰式を欠席)

左からNGK加藤様/MITSUI SUMITOMO SEGUROS川崎様/ 岡野 隆広副委員長NSK)/遠藤 秀憲委員長(南米安田保険)

 

 

 

「石橋を叩く」ジウマ大統領の貿易政策

大統領補佐官が16日、国家プロジェクトで譲歩することなく2国間条約を進めることが大統領の方針と発言。ブラジルは、中国の手法を踏襲へ

ジウマ政権の貿易政策は、「石橋を叩いて渡る」もので、かつ、地域の統合を図る中国の手法をまねるが、中国ほどのアグレッシブさはなく、南米諸国とのパートナーシップを軸とする。大統領補佐官の1人が、エスタード紙に明らかにした。

この補佐官によると、自由貿易圏の設立に向けた交渉を開始すると米国と欧州連合(EU)が発表したが、ブラジルがこれまで採用してきた貿易政策の方針は、一切変更されない。「枝葉の問題に動揺することなく、自然体で推進する」と言う。

し かし外務省内では、国際舞台の最前線における活動が縮小することに憂慮の色を濃くしている。国際交渉のある専門家によると、ブラジルは、工業政策で取るべ き態度を固める必要があると言う。つまり、国内市場の規模に即したものをすべて国内で生産するのか、それとも、世界に市場を開放するのかだ。

大 統領補佐官によると、ヨーロッパ連合とカナダとの2国間協定の締結に向けた交渉は進めるが、その場合も「現実主義」を貫き、推進中の「国家プロジェクト」 において譲歩することはない。「2国間協定は生産を特化させていくが、それは、多様な産業が育っているブラジルには不適切だ」と言う。

ま たジウマ政権は、「保護貿易主義」との批判に反論する。その論旨とは、ブラジルがWTO協定をすべて履行しており、「外資の投資に対して世界で最も開かれ た国」で、そのため、ブラジル国内に進出したあらゆる企業に対して、社会経済開発銀行(BNDES)からの融資を伴う、国の支援を受けることができること ができると言うものだ。

この政府関係者はさらに、ジウマ政権が中国の手法を「注視している」ことも明らかにした。中国は、仁保と韓国を中 心とした周辺国を通じて、数10年をかけて国際化を進めた。しかしブラジルは、中国のような「積極性」はなく、むしろ、「ソフトパワー」と「生産の統合」 に注力する。

民間アナリストは、ジウマ・ロウセフ大統領のガバナンスは、貿易政策に混乱を来していると指摘する。政府は、ルーラ政権下で 採用された貧困国との融和演説の発起人である一方、先進国との2国間条約も推進しようとしている。たが、同時に、鉄鋼製品あるいは化学製品などの原材料の 輸入関税を引き上げ、輸入車の国内市場参入に対する規制を強化した。

ゼツリオ・バルガス財団(FGV)のリア・ヴァルス教授は、「ブラジ ルの貧弱な2国間協定は、一部の業界に対して慎重で保護の必要がある大国にとって、選択可能なオプションの1つになることを意味する。だが我が国は、アル ゼンチンあるいはベネズエラほど、頑固でもない。この問題に関するオープンな議論は、結論が出ない」と言う。

メルコスル・EU自由貿易協 定について。ブラジル政府にとって関心の高い交渉の1つが、メルコスル・EU自由貿易協定交渉だ。1月にブラジリアで開催されたブラジルとEUとの戦略的 提携に向けた協議に出席した政府関係者によると、ジウマ大統領は、欧州との協議の再開に「並々ならぬ決意」を表明した。

2012年下半期には、市場開放に向けた双方の提案が示される見込み。ある関係者によるとこの交渉の再開が遅れている理由は、パラグアイのメルコスルへの復帰が、大統領選の実施とこれに伴う新大統領の就任後になるため。

開発・産業・貿易省は欧州との自由貿易協定に関して財界から意見招請を実施済み。工業部門が置かれた状況は以前よりも厳しくなっているが、多くの業界が、2004年当時に示した提案を再び提示した。

し かし、ブラジルにとっての最大の課題は、クリスチーナ・キルチネル大統領が率いるアルゼンチンに対して、欧州と真剣に交渉するよう納得させることである。 2月末には、メルコスルのパートナーである両国の大統領が、もてビデオで会談を予定しており、事務方はこの問題を取り上げる方向で努力している。 (2013年2月17日付エスタード紙)

「石橋を叩く」ジウマ大統領の貿易政策

大統領補佐官が16日、国家プロジェクトで譲歩することなく2国間条約を進めることが大統領の方針と発言。ブラジルは、中国の手法を踏襲へ

ジウマ政権の貿易政策は、「石橋を叩いて渡る」もので、かつ、地域の統合を図る中国の手法をまねるが、中国ほどのアグレッシブさはなく、南米諸国とのパートナーシップを軸とする。大統領補佐官の1人が、エスタード紙に明らかにした。

この補佐官によると、自由貿易圏の設立に向けた交渉を開始すると米国と欧州連合(EU)が発表したが、ブラジルがこれまで採用してきた貿易政策の方針は、一切変更されない。「枝葉の問題に動揺することなく、自然体で推進する」と言う。

しかし外務省内では、国際舞台の最前線における活動が縮小することに憂慮の色を濃くしている。国際交渉のある専門家によると、ブラジルは、工業政策で取るべき態度を固める必要があると言う。つまり、国内市場の規模に即したものをすべて国内で生産するのか、それとも、世界に市場を開放するのかだ。

大統領補佐官によると、ヨーロッパ連合とカナダとの2国間協定の締結に向けた交渉は進めるが、その場合も「現実主義」を貫き、推進中の「国家プロジェクト」において譲歩することはない。「2国間協定は生産を特化させていくが、それは、多様な産業が育っているブラジルには不適切だ」と言う。

またジウマ政権は、「保護貿易主義」との批判に反論する。その論旨とは、ブラジルがWTO協定をすべて履行しており、「外資の投資に対して世界で最も開かれた国」で、そのため、ブラジル国内に進出したあらゆる企業に対して、社会経済開発銀行(BNDES)からの融資を伴う、国の支援を受けることができることができると言うものだ。

この政府関係者はさらに、ジウマ政権が中国の手法を「注視している」ことも明らかにした。中国は、仁保と韓国を中心とした周辺国を通じて、数10年をかけて国際化を進めた。しかしブラジルは、中国のような「積極性」はなく、むしろ、「ソフトパワー」と「生産の統合」に注力する。

民間アナリストは、ジウマ・ロウセフ大統領のガバナンスは、貿易政策に混乱を来していると指摘する。政府は、ルーラ政権下で採用された貧困国との融和演説の発起人である一方、先進国との2国間条約も推進しようとしている。たが、同時に、鉄鋼製品あるいは化学製品などの原材料の輸入関税を引き上げ、輸入車の国内市場参入に対する規制を強化した。

ゼツリオ・バルガス財団(FGV)のリア・ヴァルス教授は、「ブラジルの貧弱な2国間協定は、一部の業界に対して慎重で保護の必要がある大国にとって、選択可能なオプションの1つになることを意味する。だが我が国は、アルゼンチンあるいはベネズエラほど、頑固でもない。この問題に関するオープンな議論は、結論が出ない」と言う。

メルコスル・EU自由貿易協定について。ブラジル政府にとって関心の高い交渉の1つが、メルコスル・EU自由貿易協定交渉だ。1月にブラジリアで開催されたブラジルとEUとの戦略的提携に向けた協議に出席した政府関係者によると、ジウマ大統領は、欧州との協議の再開に「並々ならぬ決意」を表明した。

2012年下半期には、市場開放に向けた双方の提案が示される見込み。ある関係者によるとこの交渉の再開が遅れている理由は、パラグアイのメルコスルへの復帰が、大統領選の実施とこれに伴う新大統領の就任後になるため。

開発・産業・貿易省は欧州との自由貿易協定に関して財界から意見招請を実施済み。工業部門が置かれた状況は以前よりも厳しくなっているが、多くの業界が、2004年当時に示した提案を再び提示した。

しかし、ブラジルにとっての最大の課題は、クリスチーナ・キルチネル大統領が率いるアルゼンチンに対して、欧州と真剣に交渉するよう納得させることである。2月末には、メルコスルのパートナーである両国の大統領が、もてビデオで会談を予定しており、事務方はこの問題を取り上げる方向で努力している。(2013年2月17日付エスタード紙)

ブラジルが締結した自由貿易協定は過去20年でわずか3件

ドーハ・ラウンドが紛糾したこの期間、ブラジルは、わずかにイスラエルとパレスチナ、エジプトと自由貿易協定を結んだだけであり、アナリストは、ジウマ政権が混乱に陥る可能性があると分析。

イスラエルとパレスチナ、エジプト。これら3か国の内、施行されたのはイスラエルのみである。これが、メルコスル加盟国となった1991年以降、ブラジルがものにした自由貿易協定の成果である。この20年間世界では、爆発的な勢いで2国間協定と地域協定が締結されてきた。通商政策アナリストは、この数字について、ブラジルが後れをとったことを示すものだと指摘する。

先週、米国と欧州連合(EU)が世界最大規模の自由貿易圏の形成に向け多交渉を発表したことで、国内経済の規模と複雑さから慎重な姿勢を示してきたブラジル政府に対し、圧力が強まっている。

全国工業連合(CNI)国債渉外部のソラヤ・ロザル部会長は、「この期間、南米地域を含め、世界のありようが大きく変わった。ブラジルは、巨大な生産チェーンから、締め出されようとしている」と言う。世界貿易機関(WTO)が編纂したデータによると、2013年1月10日までの時点で、2国間あるいは地域間の自由貿易協定は543件ある(財とサービスを個別に計測)。この内、354件が既に発効しており、しかも、少なくとも半数が、2003年以後に締結された。

このような2国間条約の爆発的な拡大は、とりわけ農業分野で世界貿易の障壁を撤廃しようとした、WTOのドーハ・ラウンドが失敗した結果だ。セルジオ・アマラル元開発・産業・貿易大臣は、「我々は、ドーハが地方レベルのプロセスへと置き換えられているのを、ただ眺めているのだ。そして、もし地域化に進むのであれば、ここではブラジルはわずかな協定しか締結していない」と言う。

米国の場合、現時点で14の自由貿易協定を締結、施行しており、2つの協定が協商中である。この2つは、EUとの自由貿易協定、もう1つは、中国を除いた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)だ。EUも同じく32件の協定が施行されており、さらには、各国が恐れる中国とも、既に15件の条約に署名済みだ。

近隣諸国では南アメリカでは、このような協定が急激に増加している。CNIによると、ペルーとコロンビアがチリとメキシコが進んだ道を踏襲しており、それぞれ、米国とEUを含め、12件と11件の自由貿易協定を締結している。チリは更に多く21か国に対して市場を開放、メキシコは13か国と協定に署名している。

アナリストらは、アンデス諸国がこうした市場開放の恩恵を受けようとしているという。国際通貨基金(IMF)の試算によると、2012年チリとペルー、コロンビアの経済は、それぞれ、5%、6%、4.3%の成長を記録した。一方、ブラジルの国内総生産(GDP)は、1%と見られる。

政府関係者は、これらアンデス諸国について、経済の規模が大きく複雑なブラジルとは、様相が大きく異なる、と主張する。チリとペルー、コロンビアは、ごく少品目のコモディティー輸出に大きく依存しており、先進的な産業もなく、このため、合意締結への敷居が低い。

この政府関係者は、更に、「2国間協定でブラジルのような特徴を持つ国の問題が全て解決するわけではない。多国間協定という選択権こそより好ましい。というのも、そこが、農業の助成に関して議論できる唯一の場所だからだ」とコメント。2国間条約に対するブラジルの取り組みに熱心さが欠ける理由の1つは、まさに、WTOのドーハ・ラウンドに集中して取り組んできたからだった。

2国間交渉をセカンド・プランと位置付けたブラジルが締結したのは、イスラエルとパレスチナ、エジプトとの協定、インドと南アフリカとの特恵条約のみである。その上、議論が百出した取り組みとして、ベネズエラをメルコスルに加盟させた。ベネズエラの市場の開放は、ブラジルの産業部門にとって関心のあるものだが、それが完全に実現するのは2018年だ。

ルーベンス・リクペロ元財務大臣は、工業部門の競争力が失われているためにブラジルは、国際交渉を推進するだけの条件を備えていないと指摘する。「我が国は、競争力不足という絶望の淵に沈んで、身動きが取れない。回復には数年を要するだろう」と言う。問題は、その間も世界が歩みを止めないことだ。(2013年2月17日付エスタード紙)

2月の懇親昼食会に130人が参加して開催

2月の懇親昼食会は、2013年2月15日正午から午後2時までマクソウドホテルに130人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、講演は西岡信之ブラジル三菱重工社長の紹介によりシウヴィオ・レイミギSUAPE GLOBALディレクターが行った。

初めに特別ゲスト紹介では、シウヴィオ・レイミSUAPE GLOBALディレクター、福嶌教輝在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問、木多喜八郎文協会長、園田明憲 県連会長、アリアンサ(日伯文化連盟)のアンセルモ中谷会長、渡部和夫元サンパウロ州高等判事、文協移民史料館の森口忠義移民史料館運営委員長、吉岡 黎明ISEC(文化教育連帯学会)会長、後藤 隆ブラジル日本商工会議所第8代会頭、貞方 賢彦ブラジル日本商工会議所第13代会頭、田中 信ブラジル日本商工会議所第15代会頭、澤田吉啓ジェトロサンパウロ事務所所長、SUAPE GLOBAL コンサルタント のフェルナンド・ヴァスコンセロス氏SENAI(工業実習、サービス機関)のリカルド・フィゲイレード・テーラ テクニカルディレクター、ラファエル・ジュン・マベ青年会議所(JCI)会頭が紹介された。

連絡事項として、藤井敏晴監事は2012年第4四半期の業務・会計監査が2013年2月5日に開催され、平田藤義事務局長から会計事務所が作成し提出した貸借対照表、損益それに事務局が準備して常任理事会によって承認された月別会計種目別収支明細書、実績対比表、会費滞納現況表並びに2012年第4四半期までの各委員会や部会の 予算と実績について説明、それに対する監事側からの質問など相互間で活発な討議が行なわれて審議された結果、監事会は「2012年の第4四半期の会議所の 業務の遂行と会計処理は適正であった」ために承認されたことを報告した。

2013年度上期部会長シンポジュームについて、上野秀雄総務委員長は、今月22日午後1時から6時までインターコンチネンタルホテルで開催、詳細プログラムは18日に事務局からメールで連絡される予定であり、各業界のプロの話が聞けるので誘い合って参加して下さいと要請した。

LIBERCON BUSINESS CONSULTING LTDAの田中信元会頭は、昨年12月末で同社の代表を退任、1973年3月31日に自身の45歳の誕生日に三和銀行とブラデスコ銀行の提携のためにサンパウロに着任、ちょうど来月でブラジル生活40年、自身のビジネス人生60年のうち40年をブラジルで過ごせたことはかけがいのないものであり、商工会議所では2003年から2009年にかけて会頭を務め、この期間を回顧してみると、2004年の小泉純一郎首相の来伯をきっかけに日本からブラジルへの投資が再開、2005年はルーラ大統領訪日を機に開催された第11回日伯経済合同委員会、その後に開催されたブラジル政府主催のブラジル投資セミナーで『現代ブラジル事典』をルーラ大統領に贈呈、2008年にホテルオークラ東京において、高村外務大臣主催による「日本ブラジル交流年・日本人ブラジル移住100周年記念式典及びレセプション」が開催され、天皇皇后両陛下及び皇太子殿下が御臨席して、海外在住日本人に対して労をねぎらわれたことに感激したと説明した。

また地上デジタル放送の日伯方式の採用並びにラテン地域での採用、2008年の甘利経済産業大臣の来伯をきっかけに貿易投資委員会の設立などが印象に残っており、また福嶌総領事は赴任早々に、日伯経済連携強化のためにサンパウロ州工業連盟(FIESP)に積極的に働きかけていることに非常に感激していると述べた。

続いて平田事務局長は、田中元会頭の就任6カ月前の2002年6月、事務局長として入所、田中元会頭とは1997年のアジア通貨危機から99年のブラジル通貨危機に掛け日本政府から「日本企業と欧米企業の投資戦略の違い」と題する調査の委託を受け、140ページに亘るレポートを協働作成したことなど、田中元会頭との思い出は心から涙がでるほどたくさんあるが、個人会員1号として今後も会議所との縁を続けてほしいと感謝の意を述べた。

G-KT DO BRASIL LTDAの秋田龍一前社長は、この会社は旧KIKUCHI DO BRASIL社であり、私は駐在4年半で帰国するが、赴任した日はリーマンブラザーズ銀行が破綻した日であり、その後はタイの洪水、東日本大震災などの影響でサプライ分野では厳しかったが、気候が良くてすごし易いブラジルを離れるのはつらいが、機会があればブラジルに戻ってきたいと述べた。

後任の内山雅保新社長は、以前に5年間のブラジルでの勤務をしたことがあり、戻れたために非常にうれしいと述べ、着任挨拶ではみずほコーポレート銀行の加藤清己氏は、ドイツの銀行ウェストエルビー・アーゲーとの間で同社が保有する在ブラジル銀行子会社ウェストエルビー・ブラジルを完全買収して、今年上半期からの営業開始を予定しており、皆様の企業活動をサポートしてゆきたいと述べた。

新入会員紹介ではJCB INTERNATIONAL DO BRASIL REPRESENTAÇÃO COMERCIAL LTDAの矢沢直崇氏は、9歳から18歳まで生活したブラジルに戻ってこられて非常にやる気になっており、今後はクレジットカードが使える環境整備を強化するので大いに利用して下さいと述べ、MIURA BOILER DO BRASIL LTDAの高橋祐二氏は、ブラジルがメキシコに次いで16番目の海外支店であり、昨年7月にジュンジャイ市に事務所を設立、自社の製品が環境に優しい省エネボイラーであることを強調、NAGASE DO BRASIL REPRESENTAÇÃO COMERCIAL LTDAの 辻 則宏氏は3年半、ニューヨークに勤務後、昨年7月にブラジルで開業、グループ企業の長瀬テック並びに買収したバイオメーカー林原社の製品販売をおこなうと説明した。

3分間スピーチではブラジル日本移民史料館の森口イグナシオ運営委員長は、4月に開催するサンパウロ州政府との共催による着物アート展示会について説明、同資料館には400着の着物が保管されているにも関わらず、保存状態が非常に悪いために資金調達を必要としており、サンパウロ州知事のバンデイランテス宮で100着に及ぶ着物の展示、着物の歴史、種類、 たたみ方、保存方法、着付け、着物ショーなど広く一般のブラジル人に日本の伝統工芸などを披露するが、企業による文化支援を振興するRouanet法を活用するために、企業の所得税の控除ができるので資金協力をお願いした。

100年史編纂刊行の栗原猛副委員長(産業編コーディネ-タ-担当)は、日本移民の貢献としては、農業分野ばかりがクローズアップされるが、基幹産業に多いに貢献した工業移民の実績検証が100周年記念の使命と思っており、工業移民はブラジルの国家プロジェクトに大いに貢献したことを強調、商工会議所で100レアルで委託販売しているために、会員企業の方に買っていただきたいと強調、平田事務局長は、1995年の日伯修好100周年で会議所が日系代表団体に寄付、余剰金から社会貢献事業に対して寄付した事などを説明して、各社に1冊の購入を依頼、また日伯友好交流促進協会の田中信元代表者委員長と栗原さんは一緒に記念撮影した。

吉岡黎明ISEC(文化教育連帯学会)会長はNIATRE(労働者情報支援センター)について、2008年のリーマンブラザーズ銀行破綻をきっかけとした世界金融危機のあおりを受けて日本のみならず、世界からブラジル人の帰国が相次ぎ、多くのブラジル帰国子弟を支援するために、連邦政府は2010年に労働雇用省を通じて、サンパウロ市リべルダーデ区にISEC事務所を開設、同年12月に契約を締結、2011年1月から文協地下の事務所で支援を開始、契約は1年間であったが、労働省は更に2年間の契約延長を約束したにも関わらず、官僚制度の影響で延長実施開始は2012年12月となり、その間の従業員の削減やオフィス賃貸料の減額要請したものの7万レアルの債務が生じたために、債務返済のために寄付金並びに雇用の協力を説明した。

平田藤義事務局長が近藤正樹会頭の代理として、歓迎の辞を読み上げ、特別講演では、レイミギSUAPE GLOBALディレクターは、「スアペ港のプロジェクト並びに投資機会」と題して講演、ペルナンブーコ州スアペ港は、地理的に欧米やアジアとの貿易ではサントス港よりも非常に近く、東北地域の主要な工業地帯にも近いために、世界的なハブ港になる要素を備えており、スアペ港は日本の臨海工業地帯などを参考に、プロジェクトが建設されていると説明した。

スアペ港から米国の東海岸まで5日間、ロッテルダム港まで1週間で到着、来年のスアペ港の貨物取扱量は3,000万トン、コンテナは70万TEUs、2015年には5,000万トン、100万TEUs、2020年には6,000万トン、150万TEUsまで拡大、鉄鉱石ターミナルや農産物ターミナルなどが別々に建設されている。

またスアペ港は北東地域やセアラ州サン・ルイス港などを結ぶ鉄道とつながっており、ブラジルで最も評価されている港湾にランク付けされており、石油コンビナート、食糧・飲料コンビナート、造船業、石油化学、製粉工業、自動車配送センター、電力エネルギー供給企業などが進出している。

スアペ港の民間投資総額は500億レアルで3万5,000人の直接雇用につながっており、2011年から2014年の公共投資は30億レアル、省エネ都市鉄道、企業オフィスセンタービル、環境保全プログラム、大学や職業訓練校が集中している教育都市、その他のペルナンブーコ州の投資プロジェクトとしてフィアット社の進出、化学関連企業の工業団地への企業誘致や税制恩典、情報テクノロジーや医薬品関連の企業誘致、ペルナンブーコ州にすでに進出している日本企業の紹介などをおこなって講演を終了、会頭代理の中西俊一副会頭からレイミギSUAPE GLOBALディレクターに記念プレートが贈呈された。

シウヴィオ・レイミギSUAPE GLOBALディレクターに対する近藤正樹会頭の歓迎の辞(平田藤義事務局長が代読)

歓迎の辞を述べる平田事務局長

シウヴィオ・レイミSUAPE GLOBALディレクター

左からレイミSUAPE GLOBALディレクター/中西俊一副会頭/福嶌教輝在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問

左から西岡信之専任理事/レイミSUAPE GLOBALディレクター/中西俊一副会頭

130人が参加した懇親昼食会

左から記念プレートを渡す中西俊一副会頭/レイミSUAPE GLOBALディレクター

関係者一同で記念撮影

130人が参加した懇親昼食会

 

CIR 022/13: 2013年上期「業種別部会長シンポジューム」プログラムのご案内

 

CIR-022/13

2013215

会員各位

ブラジル日本商工会議所

総務委員長 上野秀雄

企画戦略委員長 林 正樹

 

2013年上期「業種別部会長シンポジューム」プログラムのご案内

2012年の回顧と2013年の展望」

 

 

過日ご案内致しました2013年上期業種別部会長シンポジュームのプログラムを下記の通りお送りいたします。

 

日 時:201322
会 場インターコンチネンタルホテル Hotel InterContinental São Paulo (Alameda Santos, 1123 – Tel: (11) 3179-2600)

 

 

業種別部会長発表: 13時~18時

懇親会 (カクテルパーティー) 18時~19時 (同ホテル内)

 

参加費:シンポジュームのみ: 無料(コーヒーブレイク含む、日ポ語同時通訳付き)

         懇親会(カクテルパーティー): 1人 60レアイス(※)       

 

発表順序:

 

 

司会: 上野秀雄 (うえの ひでお)総務委員長

 

 

 

13:0013:05

挨拶

近藤正樹(こんどう まさき)

会頭

 

 

 

 

13:0513:35

金融部会

山崎展生(やまざき のぶお)

部会長    

(ブラデスコ銀行)

13:3514:00

コンサルタント部会

澤田吉啓(さわだ よしひろ)

部会長

(ジェトロ)

14:0014:25

自動車部会

武田川雅博(たけだがわ まさひろ)

部会長

(ホンダ)

14:2514:50

機械金属部会

西岡信之(にしおか のぶゆき)

部会長

(三菱重工)

14:5015:15

電気電子部会

篠原一宇(しのはら いちう)

部会長

(パナソニック)

 

xxxxxxxxx   コーヒーブレイク (15分)  xxxxxxxxxxxx

 

司会: 林 正樹 (はやし まさき)企画戦略委員長

 

 

 

 

 

15:3015:55

貿易部会

伊吹洋二(いぶき ようじ)

部会長

(丸紅)

15:5516:20

化学品部会

藤下温雄(ふじした あつお)

部会長

(ハリマ化成)

16:2016:45

運輸サービス部会

森田透(もりた とおる)

部会長

(山九)

16:4517:05

繊維部会

金屋悦二(かなや えつじ)

部会長

(ダイワボウ)

17:0517:25

建設不動産部会

三上悟(みかみ さとし)

部会長

(戸田建設)

17:2517:45

食品部会

天野一郎(あまの いちろう)

部会長

(ヤクルト)

17:4517:50

講評

(在サンパウロ日本国総領事館)

17:5017:55

コメント

(在ブラジル日本国大使館)

17:5518:00

閉会の辞

上野秀雄 総務委員長

 

お申込みがまだの方は、懇親会(カクテル)へのご出欠を含めお早めに事務局 チサト宛( secretaria@camaradojapao.org.br または 電話:31786233 )に2月19日(火)までにお申し込み下さい。皆様奮ってご参加ください。

(※)懇親カクテルにご参加の場合は参加費60レアイスを会議所事務局(Av. Paulista, 475 13階)にてお支払い頂くか、或いは下記口座までお振込み下さい。

締め切り2月19日(火)。締め切り後のご返金は出来ませんので予めご了承下さい。

口座番号

Banco do Brasil
Agência: 1196-7
C.c: 14650-1
CNPJ : 61.009.031/0001-06
Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil

銀行振り込みの場合、E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br 又はファックス: (11) 32840932にて振り込み証明書をお送り願います。

 

お願い:会場の駐車場は有料につき、料金は使用者負担となります。

 

—– Original Message —–

De: Secretaria [mailto:secretaria@camaradojapao.org.br]
Enviada em: Thursday, January 24, 2013 10:32 AM
Para:
secretaria@camaradojapao.org.br
Assunto: CIR 017/13: 2013
年上期業種別部会長シンポジューム開催について

 

CIR-017/13

2013124

部会長各位

(C.C.:会員各位)

ブラジル日本商工会議所

総務委員会 委員長 上野 秀雄

企画戦略委員会 委員長 林 正樹

 

 

2013年上期業種別部会長シンポジューム開催について

 

諸般の事情により部会長シンポの日程は2月22日(金)開催と決定致しました。つきましては下記の要領で開催致しますので万障繰り合わせの上、ご出席賜りますようお願い申し上げます。

 

2013年上期業種別部会長シンポジューム

 

テーマ:「2012年の回顧と2013年の展望」(副題は無し)

 

日時: 2013222() 13時~18時 (途中コーヒーブレイクが入ります)

          今回は基調講演がございませんので各部会が時間に余裕を持ってプレゼンが出来るよう設定致します(従来15分~25分を今回20分~30分位を予定)。

 

会 場 インターコンチネンタル InterContinental São Paulo Alameda Santos, 1123 – Tel: (11) 3179-2600

 

シンポ参加費 無料 プログラム詳細を含むシンポ要領は213日に送付予定

 

出欠確認

219日(火)までにお願いします。  事務局担当 チサト電話3178-6233 または secretaria@camaradojapao.org.br

 

* 懇親会 (カクテルパーティー) * シンポジューム後、懇親会(場所は同ホテル内)の開催を予定しておりますので奮ってご参加下さい。

シンポお申し込みの際カクテルの出欠についてもご連絡いただければ幸甚です。

 

カクテル参加費: 160レアイス (お支払方法等の詳細は上記シンポ要領と併せて後程お知らせ致します)

 

部会長へのお願い

各部会懇談会終了後、パワーポイントにてシンポジューム発表資料をご準備下さい。またワードの発表原稿も任意でご用意下さい。
219日(火)必着で事務局へファイルを送付願います。 (担当:大角 secretaria@camaradojapao.org.br

 

■尚、パワーポイント資料は、当日ペンドライブ(USB)にてバックアップデータをお持ち下さい。また、ワードの発表原稿は、約2千字程度としメールで事前にご提出頂きますようお願い致します。

 

以上

 

—– Original Message —–

From: Secretaria

Sent: Wednesday, January 16, 2013 6:36 PM

Subject: CIR 005/13 2013年上期業種別部会長シンポジュームに向けての部会懇談会開催のお願い

 

CIR-005/13

2013116

部会長各位

ブラジル日本商工会議所

総務委員会 委員長 上野 秀雄

企画戦略委員会 委員長 林 正樹

 

2013年上期業種別部会長シンポジュームに向けての

部会懇談会開催のお願い

 

総務委員会と企画戦略委員会の共催で恒例の業種別部会長シンポジュームを2013222()或いは26日(火)に開催致します。諸般の事情により日程が流動的なので決定次第ご連絡いたします。

 

従いまして同シンポジュームに先立って部会懇談会の開催を下記の要領でお願い致します。

 

既に5部会より予約済みですが、残りの部会は下記のカレンダーに記載されている時間帯が空いていますので疑問等御座いましたらあわせて会議所事務局へ問い合わせの上、会議室をご予約下さい。事務局担当 チサトメールsecretaria@camaradojapao.org.br またはTel: 31786233

 

お願い:各部会懇談会終了後、パワーポイントにてシンポジューム発表資料をご準備下さい。またワードの発表原稿も任意でご用意下さい。
2
19日(火)必着で事務局へファイルを送付願います。

担当大角 secretaria@camaradojapao.org.br


■尚、パワーポイント資料は、当日ペンドライブ(USB)にてバックアップデータをお持ち下さい。また、ワードの発表原稿は、約2千字程度としメールで事前にご提出頂きますようお願い致します。

 

2013年上期業種別部会長シンポジューム

テーマ:「2012年の回顧と2013年の展望」 (副題は無し)

予定日時(現時点): 2013222()或いは26日(火)13時~18(途中コーヒーブレイクが入ります)

会 場:決定次第追ってお知らせします。

 

以上

 

部会長シンポの発表資料作成で化学品部会開催

2月22日に開催される業種別部会長シンポウジウムの発表資料作成のために、2013年2月14日午後4時から6時まで化学品部会(藤下 温雄部会長)が開催され、昨年の回顧では、綿花価格低下による栽培面積の減少、IFRS適用による会計上の利益減少、市況堅調、食品包装市場の拡大、生産効率の改善、競合拡大、日伯年金協定による人件費の削減、ヨーロッパの債務危機の影響、米国経済の回復の遅れ、合理化によるSGA圧縮、ユーロ安によるヨーロッパ企業の価格競争力アップ、業界の寡占化の進行、ANVISAのストによる承認の遅れ、人件費・物流コストアップ、オレンジ価格の下落、大豆栽培面積の増加、Eコマースでの売上拡大、新工場開設で製造能力増加、物価の上昇、ブラジルコストなどが挙げられた。

今年の展望ではドル高による輸入原料の値上がり懸念、人件費のアップ、労働裁判の継続、保護貿易、新製品の上市、遺伝子変換ワタの普及、在庫削減、中南米進出、IPI減税政策停止に伴う自動車産業の成長鈍化、輸入関税の引上げの影響、増資による借入金の解消、輸入規制の強化、円安による収益改善、新規チャンネルの開拓、電力エネルギー不安、ブラジルコスト、保護政策主義などが挙がり、また今年度の部会活動などについて意見交換された。

参加者は藤下部会長(ハリマ化成)、大澤副部会長(ダイカラー)、高橋副部会長(K- I ケミカル)、石成氏(富士フイルム)、滝沢氏(久光製薬)、吉田氏(南米出光)、辻氏(長瀬産業)、岡部氏(三井ケミカル)、町井氏 (日曹ブラジレイラ)、奥村氏(大塚化学)、松下氏(住友化学)、池田氏(住友化学)、早乙女氏(パイロットペン)、海原氏(住友コーポレーション)、 金城氏(Nitto Denko)、坪井領事(在サンパウロ日本国 総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から高橋副部会長(K- I ケミカル)/大澤副部会長(ダイカラー)/藤下部会長(ハリマ化成)

 

機械金属部会が業種別部会長シンポの発表資料作成のために開催

今月22日に開催される業種別部会長シンポウジウムの発表資料作成のため、機械金属部会(西岡信之部会長)が2013年2月14日正午から午後2時まで開催され、昨年の回顧では、世界経済の低迷で粗鋼生産が3480万トン前後に減産、高速鉄道の事業モデルの変更、ガス供給問題、ペトロブラスの業績悪化の影響、トラクター購入の低利子融資政策、レアル安の為替、僅か1.0%前後のGDP伸び率、プレサル案件、低調な設備投資などが挙げられた。

今年の展望では不透明な製鉄業界案件、トラック販売の増加予想、一連の連邦政府の経済活性化政策の効果、ワールドカップやオリンピック関連インフラ投資の増加予想、新規メーカーの参入による価格競争の激化、洋上ハブの商談、ガソリン/ディーゼルの値上げの影響、トラック販売の増加予想、人件費高騰、ブラジルコスト、天然ガス確保などが話題となった。

また西岡信之部会長の帰国に伴い、三菱重工南米総代表の相原芳彦氏が4月1日から部会長に就任、部会活動ではゴルフコンペ並びに親睦会の開催を予定、平田事務局長は固形物廃棄処理について、ブラジル政府は日本の高い技術力に期待しているために、処理専門メーカーを調査中であることを説明、坪井領事は1月31日にサンパウロ州工業連盟(FIESP)とセミナーなどを実施して、商工会議所の加盟企業の中で、ブラジルコストなどビジネス環境で困っていることがあればFIESP連盟を初めとして、関係機関と協力してビジネス環境改善を進めたいので、連絡してくださいと説明した。

参加者は西岡部会長(三菱重工)、金丸副部会長(メタルワン)、田中副部会長(京セラ)、木村氏(CBC)、吉田氏(南米出光)、佐伯氏(IHI)、元山氏(ブラジルKBK)、中尾氏(コマツ)、山田氏(前川製作所)、西村氏(ミツトヨ)、相原氏(三菱重工)、渡辺氏(カワサキ)、鈴木氏(新日鐵)、杉原氏(OSG)、平井氏 (MARUBENI ITOCHU)、川田氏(トウシバ・ド・ブラジル)、中江氏(TSUBAKI BRASIL EQUIP IND)、岸氏(ユシロ)、北原氏(ヤンマー)、坪井領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から金丸副部会長(メタルワン)/西岡部会長(三菱重工)/田中副部会長(京セラ)


 

部会長シンポの発表資料作成で貿易部会開催

2月22日に開催される業種別部会長シンポウジウムの発表資料作成のために、貿易部会(伊吹洋二部会長)が2013年2月14日午前9時から11時まで開催、ドラフトの発表資料を基に、昨年の輸出並びに輸入は前年比ともに減少、貿易黒字の縮小、輸出では鉄鉱石、自動車鉄鋼半製品が大幅に減少、輸出相手国は中国が1位、日本は5位、バランスのとれた輸出先となっていることを伊吹部会長が説明した。

また輸入は自動車が大幅に減少、輸入先では中国が米国を抜いてトップ、日本は7位、アジアからの輸入がトップ、対日輸出では鉄鉱石並びにトウモロコシが大幅に減少、米国の旱魃被害でブラジルからのトウモロコシ輸入が急増、日本からの輸入では圧延機が急増したが、自動車や工業製品は減少、対内直接投資は米国がトップ、日本は大幅に減少、中国は第三国経由の対内直接投資、鉱業並びに農畜産部門への直接投資は減少したが、サービス部門は増加したことなどを伊吹部会長が説明、参加者は積極的に意見交換をおこなった。

参加者は伊吹部会長(丸紅)、加藤副部会長(島津製作所)、江上氏(双日)、林氏(伊藤忠)、紀井氏(ジェトロサンパウロセンター)、元山氏(KBKブラジル)、池田氏(丸紅)、目黒氏(三井物産)、平栗氏(三菱商事)、矢部氏(三井物産)、辻氏(長瀬産業)、寺本氏(ブラジル住友商事)、坪井領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

右端はドラフト資料で説明する伊吹部会長

 

 

 

 

米国とEUが世界最大規模の自由貿易協定を準備

米国のオバマ大統領と欧州委員会のバローゾ委員長が、交渉に入ることを発表した。この協議は、ブラジルと中国のような新興国にとって圧力になる。

米 国と欧州連合(EU)は、13日、自由貿易協定の締結に向けた交渉に入ると発表した。もしこの交渉が成功すれば、世界の財とサービスの生産の半分、その通 商の30%を占める、地球上で最大規模の自由貿易圏が誕生することになる。 このニュースは、中国とブラジルのような新興経済国にとっては大きな圧力がかかることを意味する。

米国とEUの協議は、6月にスタートする見込みで、現在の欧州委員会の任期が終了する今後2年で結論を下すという意欲的なもの。 交渉に関する共同声明は、米国のバラク・オバマ大統領が国民向けの演説が行われた後に発表された。

「大 西洋をまたいだ公正で自由な貿易は、何百万という素晴らしい雇用を米国民にもたらす」と、オバマ大統領はコメント。ブリュッセルでインタビューに応じた欧 州委員会のジョゼー・マヌエル・ドゥラン・バローゾ委員長は、この協定が世界貿易の「駆け引きの変化」を象徴することになると発言した。

一 連の取り組みは、世界貿易機関(WTO)によるドーハラウンドの「まやかしに対する最後の一撃」も意味する。 国連貿易開発会議(UNCTAD)元専務理事のルーベンス・リクペロ氏は、「米国とEUは、貿易により経済危機を乗り越えることを確信しているというメッ セージを伝えたいし、それは、WTOと新興諸国に対して圧力を加えるということでもある」と指摘する。

米国とEUは、既に、市場が比較的 解放されている。 輸入関税の課徴率の平均は、米国では3.5%、EUでは5.2%である。今回の協定締結に向けた最大の課題は、環境から安全規格、あるいは文化の創生と いった、貿易に直接的に影響しつつも多岐にわたる分野に関して、共通の規定を策定することである。

このため、その取り組みは極めて複雑な ものになる。 こうした交渉の経験を持つ専門家にエスタード紙が意見を求めたところ、米国とEUは、異なる「哲学を持つ」と言う。 例えば遺伝子組み換え作物に対して欧州が疑ってかかりリスクがないと証明されるまで承認しない一方で、米国は、「容認できるリスク」を受け入れ、失うより も得る方が大きな製品を認める。

国際標準の今後。 EU通商委員のカール・ドゥ・グヒュト氏は、「もし、米国との間で標準規定を策定できれば、それが世界標準になるチャンスがある。それは、我々の産業に とってとても重要なことだ」と指摘する。そしてこれが、ブラジルのような国にとっては最大の懸念になる。

外務省関係者は、米国とEUの戦 略は、中国に対して圧力を加えることにあるという見方を示す。 「米国とEUは、航空機あるいはその他のあらゆるものの製造に対する規格を策定し、中国は、常にその後塵を拝することになるだろう」と、その外交官は言 う。 米国はさらに、中国を除く環太平洋諸国との通商・投資のパートナーシップ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉も進める。

そ の結果、現時点で多国間により議論されている新たな規準が米国=EU基準にシフトすれば、これを単純に受け入れる側になるという点で、ブラジルにとっても 影響は不可避なものになる。ブラジルは過去数年にわたって2か国間条約を締結しておらず、そのため、置かれた状況はよりデリケートなものになる。 セルジオ・アマラル元開発・産業・貿易大臣は、「地域レベルで見ると、ブラジルは、ようやくわずかな協定を締結しているにすぎない」と指摘する。

米 国とEUによる自由貿易協定の締結に向けた試みは、今回が初めてというわけではない。 1949年に北大西洋条約機構 (NATO)が設立されて以来、両者は、貿易面でもこれと同等のものを立ち上げたいと主張してきた。従来と異なるのは、今回は、経済危機がこの交渉を後押 しする可能性がある点だ。(2013年2月14日付エスタード紙)

米国とEUの自由貿易協定に向けた合意がメルコスルとEUの交渉の圧力に

10年以上にわたり協議が続いているメルコスルとEUによる自由貿易協定の交渉の完結に向け、ブラジルが大きな圧力を受けた格好だ。これこそ、米国と欧州連合(EU)が発表した、自由貿易協定に向けた交渉に入りがブラジルに与えた影響の1つである。

ブ ラジル政府関係者によると、米国とEUの大西洋を挟んだ交渉が進展した場合、ブラジルにとってはEUとの合意が、食料と医薬品、その他の製品の安全性に対 する国際標準を決定する場に影響力を行使できる唯一の場になる。「欧州側は、関係国から意見を招請することなく米国側と交渉することができなくなる」と、 こうした分野で交渉の経験を持つこの人物は言う。

現在、技術的な仕様とその他の規定は、世界貿易機関(WTO)あるいは国連食糧農業機関(FAO)において、多国間協議により策定されている。今回の大西洋をまたいだ協定が誕生すれば、米国とEUが策定した規準が、世界の残りの地域でも基準として適用されてしまう。

同様にブラジルが懸念しているのは、牛肉と鶏肉の重要な生産国である米国が、EU市場へのアクセスを拡大しかねないという点だ。

現 時点でメルコスルとEUは、だ2013年第4四半期に交渉を再開し、開放する市場に関する提案を双方が持ち寄ることで合意している。 開発・産業・貿易省はブラジルの工業部門に対して、合意に対して「気後れしている状況を緩和」するよう申し入れた。もっとも、最大の課題は、あらゆる分野 で通商を自由化することをアルゼンチンに認めさせることである。(2013年2月14日付エスタード紙)

(論評)大西洋を挟んだ貿易協定とブラジル

ジエゴ・ボノモ

アメリカのバラク・オバマ大統領が、国民に対する演説の中で、米国と欧州連合(EU)が太平洋を挟んで歴史的な自由貿易協定、環大西洋貿易投資パー トナーシップ(TTIP)の締結に向け交渉を開始すると発表した。この発表は、政治的であると同時に実利的なものである。貿易量に関して言えば、TTIP は史上最大の貿易協定になるだろう。

大統領は共和党の伝統的な主張を踏襲、貿易面では意欲的な取り組みを発表したという側面がある。もう一方で、米国の経済成長への回復と雇用の創出に向けて輸出(と市場の開放)が果たす役割をオバマ大統領が認めたという点で、今回の発表は実利的でもある。

TTIPは、交渉中の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)と併せ、中国こそ除外されているが、北大西洋と北太平洋というグローバル資本主義の2つの枢軸が通商の統合に向かうキーパーツになるだろう。

20年前、冷戦後の世界は3極に分かれると信じられていた。つまり、米国が主導する枢軸と、ドイツが牽引車となって欧州と中東、アフリカが主導する枢軸、そして、日本を中心にした東南アジアの枢軸である。

この「3極」は、現在、アフリカと中央アジア、中東、ラテンアメリカ、更に何よりもBRICsを除外した「商業地帯」(TTIP-TPP)に収斂したと言える。互いに競合していることから、BRICsが、実現可能な代替の枢軸を立ちあげるチャンスは、ほぼ残されていない。

TTIPは、ブラジルに対して即座に2つの打撃を加えるだろう。つまり、米国とEU向けのブラジルの輸出に与える影響という、貿易の潮の流れの変化と、世界貿易機関(WTO)における交渉の力関係に変化をもたらす可能性である。

加えて、既にブラジルが参加しない状況の中で多国間で既に組織化され取り組みが進められているサービスとIT、通信に関して、米国どころかその他の国々による附帯的な貿易協定により補完されることになる。

2008 年以降、ブラジルは、明確な外交と貿易の戦略を描いておらず、ブラジルの貿易は引き続き、3つの迷信に支配されている。その迷信とはつまり、保護すること が成長につながるということと、農業はオフェンシブであるが工業は違うということ、そして、先進国との協定は依存を生じさせむしろ成長も雇用ももたらさな いというものである。当然の帰結としてブラジルは、貿易面で、メルコスル内部ですら、地位を低下させている。

こうした状況を前にして、戦略を持たないことが進むべき道の1つであるはずがない。ブラジルは、貿易政策を見直す必要があるが、あるいは、格言のごとく結末を迎えるだろう。いわく、急いて逃げれば捕らえられ、座して待てば食われる。(2013年2月14日付エスタード紙)

著者は、ワシントン商工会議所ブラジル・アメリカ・ビジネス・カウンシル公共政策部会長。