(2011年5月10日)株式会社オーティーマシン一行が表敬訪問

株式会社オーティーマシン日本本社の生産購買グループの島村一義氏、島村充利氏、ブラジルオーティーマシンのミノル・モリタ氏が2011年5月10日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長が応対した。

左から平田藤義事務局長/株式会社オーティーマシン日本本社の島村充利氏/生産購買グループの島村一義氏/ブラジルオーティーマシンのミノル・モリタ氏

 

コテミナスがアグロビジネスに参入

寝台、浴室用の布地生産では米国スプリング社を買収して世界トップメーカーになったコテミナス社はアレンカール元副大統領が創設したファミリー企業Encorpar社とAgricola Estreito社並びにGFN Agricola社と共同で、Cantagalo General Grains社を創設して大豆や綿花栽培を行う。

Cantagalo社は9,000万レアルの運転資金と15万1,000ヘクタールの耕作地を擁して事業を開始するが、綿花栽培では国内最大手のマエダグループの耕作面積8万5,000ヘクタールの2倍となっている。

コテミナスの綿花栽培開始で川上から川下までとなる原料生産から最終製品生産まで行うことが可能となり、大きなコスト削減が可能となるために競合社にとっては脅威となる。

綿花や大豆の栽培は主にミナス州、マット・グロッソ州並びに南大河州で栽培され、各農場が1万ヘクタール以上の面積を擁しているために、大型機械化農業で更にコスト削減が可能となる。(2011年5月10日付けエスタード紙)


 

ブラジル銀行は資本強化で電力エネルギー社の株放出か

国内外で果敢に業務拡大のために民営企業などに資本参加を行ってきたブラジル銀行は2012年から適用されるバーゼル3の自己資本規制法に対応するために、民間電力エネルギーの株放出が金融市場でうわさとなっている。

バーゼル3は国際的に業務を展開している銀行の自己資本の質と量の見直しが柱であり、普通株と内部留保などからなる「中核的自己資本(Tier1)」を投資や融資などの損失を被る恐れがある「リスク資産」に対して、一定割合以上持つように義務づけるものである。

ブラジル銀行は22億レアルに相当そるNeoenergia社の株を12%所有、また CPFLの株放出も予想されて電力エネルギー分野から撤退、また今後の資金調達などのためにヴォトランチン銀行の新規株式公開(IPO)の可能性も否定できない。

現在のブラジル銀行の最低所要自己資本比率は14.1%と中銀が定める最低比率11%よりも大きいにも関わらず、イタウー銀行の15.4%、ブラデスコ銀行の14.7%よりも低く、年末には14.6%まで引上げる予定となっている。(2011年5月10日付けエスタード紙)


 

ボンブリウはコスメティック業界に参入

金属たわしのトップメーカーであるボンブリウ社はEcologie社の株式75%を1,500万レアルで買収、コスメティック分野に参入してポートフォーリオ拡大戦略に切り替える。

ボンブリウ社のロベルト・フェレイラ社長は2006年に同社に復帰、社会経済開発銀行(BNDES)が豊富な資金を提供してくれるならば、規模の大きいベルチングループのOx社の買収も希望している。

Ecologie社の昨年の売上は1,800万レアルで整髪料を中心に120品目を販売、同社は9月に若者向け整髪料、来年には中年女性を対象とした製品をリリースする。

フェレイラ社長は年商15億レアルのブラジル国内のコスメティック市場に果敢に参入するために委託生産を拡大、来年のEcologie社の売り上げを5,000万レアルまで引上げる。

知名度の高いボンブリウのブランドマークをコスメティック商品のパッケージに掲載、またボンブリウの売り上げの15%を宣伝費に充てて、一挙にコスメティック市場参入でマーケットシェアの拡大を狙う。(2011年5月10日付けエスタード紙)


 

CIR 051/11 法律関係月例会案内

CIR051/2011
2011

 

各位

ブラジル日本商工会議所

委員長 筒井 隆司

 

 

拝啓

 

時下益々ご清栄のこととお慶び申上げます。

 

さて、当委員会ではの月例会を下記の要領で行ないますので会員各位奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。

 

会合はポルトガル語で行われ、日本語への通訳は付きません。しかし、経営に有用な情報交換が出来ますので、出来るだけ担当者に出席させ、翌日社長などに報告させることをおすすめします。

 

敬具

 

日時:2011年5月12日(木)16時 18時

場所当所会議室

 

議題:

 

1.「労働監察局(SIT)訓令84/2010号制定後の駐在員の状況」

WILLIAM ROBERTO CRESTANI (PINHEIRO NETO ADVOGADOS弁護士)

 

2.「受注製造化:租税管轄間での対立{ISS(サービス税)x ICMS(商品流通サービス税)x IPI(工業製品税)}」

LUÍS CLAUDIO YUKIO VATARI (VEIRANO ADVOGADOS 弁護士)

  

3.「移転価格税制に於ける直近のニュース」

CASSIUS VINICIUS DE CARVALHO (PwC 租税コンサルタント部門パートナー)

 

4.「ブランド名対企業名:特別上訴1.204.488号判決を下した連邦高等裁判所の合議へのコメント」

EDUARDO DIETRICH E TRIGUEIROS (CRUZEIRO/NEWMARC PATENTES E MARCAS LTDA訴訟部門マネージャー)

 

各講演後に参加者間での討論が行なわれます。

 

参加者リスト作成のため、下記の通り出席のご確認をお願い致します。

 

·         ALICE

·         Tel.: 3287-6233 または

·         E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br

 

ブラジル日本商工会議所

BISは新興国のインフレ抑制政策強化を強調

国際決済銀行(BIS)の中銀総裁会議では食料や原油価格の高騰によりインフレの脅威は一段と深刻になっているとの声が各中銀から相次ぎ、特に新興国のインフレ抑制政策採用を経済成長政策よりも優先しなければならないと発表している。

中銀総裁会議では新興国は経済成長路線からインフレ抑制するために、金利の引上げや公共支出を大幅に削減して、持続的経済成長への政策転換を奨励している。

BIS銀行では石油や農産物の国際コモディティ価格の上昇は先進国のみならず、新興国のインフレ圧力増加に結びついており、ヨーロッパ連合国、英国、トルコ、チリやニュージーランドでは中銀のインフレ目標値をすでに突破、スイス並びにノルウエ-が辛うじて目標値を下回っている。

経済回復が遅れているヨーロッパや米国ではコモディティ価格の上昇に対して、金利を引上げる余地がないために、予想を大幅に上回る経済回復の遅れが憂慮されている。

先週、石油の国際コモディティ価格が僅か1日で12ドル下落、1週間で30%下落して過去30年間で最大の下落幅を記録、銅や綿花のコモディティ価格も大幅に変動している。

2009年のリーマンショック後のラテンアメリカ経済はコモディティ価格の上昇が牽引して経済成長がいち早く回復、同地域の輸出の50%はコモディティ製品が占めており、特にチリでは銅価格に大きく依存している。

石油のコモディティ価格の上昇はインドや中国の二桁近い経済成長率の需要増加以外にも投機的な動きに左右されており、バブルが弾ける可能性を石油輸出国の関係者は憂慮している。

インドの経済成長率は能力を上回るスピードに達しており、またインフレ圧力が増加しているために、一時的には経済成長が低下するにも関わらず、インフレ抑制政策を採用して、持続的経済成長率に低下させる必要がある。

韓国政府は農産物や石油のコモディティ価格の上昇で、今年4カ月間連続してインフレが上昇、4月の過去12カ月間のインフレは4.7%に達したために、経済成長路線からインフレ抑制を優先する路線に切り替える。

中国ではユニリバーが「超インフレがやってくる」とデマを流したために30万ドルの罰金適用を受け、また中国の3月の過去12カ月間のインフレ指数は食料品価格が11%増加したために、5.4%と過去32カ月間で最高を記録、昨年10月から金利を4回切り上げてインフレ抑制に躍起となっている。(2011年5月9日付けエスタード紙)


 

ブラジルの自動車メーカーの価格競争力がさらに低下

全国自動車工業会(Anfavea)では自動車に関する課税で価格競争力を失ってきているために、ジウマ・ロウセフ大統領に対して業界の減税に関する陳情書提出を予定している。

ルノーはレアル高の為替などの要因で韓国から自動車用鋼板を輸入して、国産の鋼板購入から輸入鋼板比率を引上げる予定、同社の新モデルSandero車の国産化率は87%となっているが、今後は65%から70%まで引き下げる。

ブラジル国内での自動車生産コストはアルゼンチンよりも55%高く、ルノーはブラジル国内でピックアップ車のFrontier車を生産しているにも関わらず、アルゼンチンにはタイで生産したFrontier車を輸出している。

Volvo社ではパナマ向けバスをブラジル国内で生産しているにも関わらず、価格競争力を失っているために、スエーデン本社からのバス輸出を余儀なくされている。

また同社のパナマ向けトラック輸出契約はブラジルVolvo社が獲得したにも拘らず、価格の安いコロンビアのジョイントベンチャー企業のSuperpolo社から輸出している。(2011年5月9日付けヴァロール紙)



 

ブラジル製品輸出に対して更なるセーフガード

ブラジルからの輸出増加に伴って、アルゼンチンは輸出枠の設定、輸入ライセンス申請制度や輸入関税アップなどセーフガード措置の適用を拡大して輸入減少を図っている。

今年のブラジルからの輸出製品の23.9%はセーフガードの対象となっているが、昨年の13.5%から大幅に増加して、ブラジルとの貿易均衡のための常套手段を打ち出した。

今年4カ月間の2国間の貿易はブラジルの13億3,000万ドルの黒字、今年は65億ドルの黒字を予想、しかしアルゼンチンの4月の自動車生産は7万2,432台、そのうち輸出は58.3%、輸出の82%はブラジル向けで大いに恩恵を受けている。

過去12カ月間にアルゼンチンはブラジル製の電気製品、チョコレート、農業機械にセーフガードを発令、トイレ関連製品にアンチダンピング措置を適用、自動車部品、輸送機械、履物や繊維製品などには輸入ライセンス申請書類の煩雑な手続きを課して、実質的なセーフガードを強化している。(2011年5月9日付けエスタード紙)