【CCCCがブラジルで港湾事業と鉄道事業の統合を計画】

コンクレマット株式の80%を買収した中国の大企業、CCCが物流分野で成長を計画している。

ブラジルではほとんど知られていない中国交通建設集団(CCCC)だが、ブラジル国内市場で意欲的な成長戦略を計画している。同社は、2016年末、建設会社コンクレマット株式の80%を3億5,000万レアルで買収して静かにブラジル市場に進出したが、その手には様々な分野に投資を予定する400億レアルの軍資金を携えている。エスタード紙が関係者から入手した情報によると、想定する投資先は、港湾、高速道路及び鉄道などが含まれる。

カーニバル休暇前の2月第2週、中国のインフラ会社大手CCCC役員の1人がブラジルを訪問し、最終的な対応について確認した。買収検討対象の膨大なリストを作成しており、このような役員のブラジル訪問は次第に頻度を上げている。

世界で年間約600億ドルの売上を計上し中国国内で10万人を雇用するCCCCは、アメリカにおける不動産事業やアジア諸国のインフラ事業など、国外で様々な大規模投資を展開してきた。そして今、港湾と鉄道で好機到来と見て、ブラジルに狙いを定めている。政府調達では汚職捜査を慎重に見極めている部分もあるが、そのことがブラジル国内で事業を展開する同社の足かせになっていることはない。

港湾

中国本社の役員がこの数か月で様々な資産を探し求めており、間もなく、重要な投資について発表する見通しだ。その1つが、マラニョン州サン・ルイス多目的モーダル港。建設会社のWトーレとパートナーを組む。CCCCは、この計画でおよそ17億レアルを負担する予定だ。この問題に関してトーレはコメントを拒否した。

サン・ルイス市の港湾事業は、鉄道事業との統合を目指す同グループにとり最初の案件となる。CCCCは南北縦断鉄道と北東部横断鉄道、穀物輸送鉄道(現時点では計画段階でブラジル中西部の穀物を北部の港湾に輸送するのが狙い)に強い関心を示す。契約はまだ締結されていないものの、既に協議は進んでいる。

ナシオナル製鉄会社(CSN)が事業主の北東部横断鉄道では、ブラジリアで同社幹部が協議を重ねている。CCCC側の狙いは、経営パートナーとして参画すべく連邦政府を説得することだが、現時点で連邦政府とCSNが論争中の未解決の問題がある。ベンジャミン・スタインブルック氏が率いるCSNは、この事業で経営パートナーを探している。

関係者によるとCCCCは、コーザン・グループ傘下のルモALLが展開する南部鉄道網への投資の可能性も捨てていない。ルモは、経営の支援を受けるため、バンクオブアメリカ・メリルリンチ(BofA)と契約した。「CCCCはブラジル国内向けの投資に、400億レアルの資金を確保している。この資金を使い尽くす訳ではないだろうが、明らかに同社は、様々な企業に関心を持っている。南部鉄道網はそのひとつだ」と、この問題に精通するある関係者は言う。

4月初旬にCCCCは、公式に、ブラジル市場への参入をPRする予定だ。2015年の売上が9億3,000万レアルと国内市場では小規模の建設会社、コンクレマット・エンジェニャリアの買収を記念するパーティーを予定する。2016年に同社は、カマルゴ・コレアの株式の一部を買収する方向で協議に入り、蜜月を過ごした。だが、この対話は進捗しなかった。

同グループとブラジルとの関係でいえば、モーダルとオーストラリアのマッコリー銀行とジョイントベンチャーのMDCを立ち上げた2014年の方が、より緊密な状況にあった。この企業は、南アメリカにおけるインフラ事業への投資を目的にしている。

国際化

2016年末、CCCCの不動産投資事業を担う子会社が、アメリカの投資家スティーヴン・ロス氏と、ロサンゼルスで複合不動産を建設するためのジョイントベンチャーを設立した。およそ9億5,000万ドルの投資を見込んでいる。2016年11月には、CCCはマレーシアで鉄道への投資に署名し、アジア大陸でも事業を拡大した。

エスタード紙の取材に対してHin Lin氏は、同社の事業計画についてはコメントしないと回答した。同様にモーダルも、コメントしないと応じた。

(2017年3月19日エスタード紙に掲載)

【アマゾン地域の逆境で中国系企業に想定外の事態】

ベロ・モンテ水力発電所に関連した長距離送電線の建設を受注したSepcoが、工事を早急に完了して納入するため、新たな投資を迫られることになる。

中国の竜がアマゾン熱帯雨林で地団駄を踏んでいる。中国人エンジニアは不向きで不安定な状況の現地での作業に驚くようなことはなかったが、山東電力基本建設(Sepco)は、国内最大の送電事業となるベロ・モンテ水力発電所関連の長距離送電線で780kmの建設工事を受注するに当たって生じる責任を想像すらしなかった。

2016年末以来、同社は、毎年のようにブラジル北部で発生する集中豪雨によって、パラー州内の区間の建設工事の実質的な中断を余儀なくされている。

同じ中国資本の国家電網公司(State Grid)からの受注も含め、Sepcoは、シングー川に建設された水力発電所からサンパウロとの境界に位置するミナスジェライス州内陸部まで、2,100kmに及ぶ送電線の38%の建設を担っている。

Sepcoは、契約書に署名した2014年12月の時点で、現在直面しているような問題に対処しなければならないとは想定していなかったことを認める。粘土質の土壌を相手に建設作業は難易度が高く、最初の260kmの区間で大量のタワーを建設したことと相まって、投入された鋼材は当初同社が想定していた規模を64%も上回る7,298トンに達した。

「従って、コンクリートの量も同様に増加した。地域のアマゾン熱帯雨林の生い茂る植物の除去(森林の伐採)は、作業規模では、当初予算に対して2倍に達した」と、声明でSepcoは言う。

高電圧に対応したタワーとケーブルを現地に輸送する作業も当初の予想以上に困難で、ロジスティクスが状況を一層複雑にした。「幹線道路というものが存在せず、小型の車両が通行できるに過ぎない林道しかない」と、会社は指摘した。「12月から翌4月の雨季は、生産における最低限かつ容認できるペースを維持することも事実上不可能だ。雨季が終わると、すべての経路、被害を受けた多くの橋梁を修繕する必要が生じる」と、ブラジルにおけるSepcoのエンジニアで技術担当取締役は言う。

住民の反発

同社は更に、地域住民による抵抗にも直面している。「これほどの逆境だけでは足らず、当社は、設備の盗難や道路の封鎖、現場への従業員の出入りの阻止、建設のためのロジスティクスへの破壊工作など、地域住民の間断ない反発を受けている」。

こうして、市役所と州政府に対する告発にまで発展している。「地元民の利用も認めるために公道と位置付けられ、通常なら州政府の義務となる道路の建設も、Sepcoに義務付けられている」。

この結果、Sepcoには罰金が科された上、送電事業のコンセッショネア、ベロ・モンテ・トランスミッソーラ・デ・エネルジア(BMTE)からクレームを受け、2018年2月の稼働に向けたリスクを賞実勢内容、人員を増強して新規投資の推進を約束することになった。

(2017年3月19日エスタード紙に掲載)

 

【200億ドル規模の投資の波が中国からブラジルに押し寄せる】

2015年以来210億ドル規模でブラジル企業を買収した中国資本が、次第に、とりわけインフラ分野でその貪欲な野望を露にしている。

中国企業は、不況に直面しているブラジルに大きな商機があると受け止め、国内の事業の拡大に乗り出している。リスクに対して支出を恐れず貪欲な、中国企業によるブラジル国内の資産の買収は2017年に前年比68%増の200億ドル以上に達すると、ブラジル中国商工会議所(CCIBC)は推算する。こうした動きは激烈で、ブラジルは中国のインフラ向け対外投資でアメリカに次ぐ第2位に浮上している。

これらブラジルへの進出を計画している多数の企業が狙いを定めている業種は、電力と送電、農業が中心になっており、その企業リストには、中国南方電力網、華能、華電、上海電気、国家電力投資集団公司(SPIC)、国電といったブラジルではまだ知られていない企業がひしめく。「数十社という規模で中国企業がブラジルを有望な投資先と受け止めており、数か月前から、ブラジル市場で機会をうかがっている」とCCIBCのチャールズ・タン会頭は言う。これらの企業がブラジルに進出するまでの間、進出済みの中国企業は事業を拡大できるだけ拡大しておくという方針だ。例えば、国家電網公司は、CPFLの買収で2016年に投資額でトップに立った。中国長江三峡集団公司は、サンパウロ電力会社(Cesp)の水力発電所を買収下だけでなく、デューク・エナジーの資産も買収した。更に、中国交通建設集団公司(CCCC)は建設会社のコンクレマットを買収したし、鵬欣集団公司も農事会社フィアグリルとベラグリコラの株式の一部を買収した。コンサルタント業A.T.カーニーとデアロジックの調査によると、2015年以降、中国企業はブラジル企業21社を買収しており、その金額は総額210億ドルに達する。「ブラジルは現在、政治的要因と経済的要因から、割安になっている。そしてこれを、中国の投資家は、大きな商機と受け止めている」と、A.T.カーニーのクラウジオ・ゴンサルベス・インフラ担当取締役は言う。

ブラジルにおける中国の現在のムーブメントは、中国による対ブラジル投資の第三波と受け止められている。第1波では、上海宝鋼集団公司のように、巨大な多国籍企業が資源業界と鉄鋼業界に参入した。同社はバーレと提携して国内に鉄鋼会社2社を設立までしたものの、その事業は発展しなかった。2011年にはニオブ輸出に目を付け、ブラジル鉄鋼資源会社(CBMM)の少数株を買収した。中国による投資の第2波は、デマレスト弁護士事務所のマリオ・ノゲイラ弁護士によると、国外事業の展開がわずか、あるいはほとんど未経験の企業が中心だった。同弁護士によると、この第2波では、自動車業界を含めた多くの企業が、ブラジル国内市場の仕組みに対する適切なアドバイスを受けらなかったことで、事業に失敗した。「これらのグループは、一部は破産し、生き残った企業も今に至るまで資産の処分に追われている」。現在の投資の波には、国際市場で経験の蓄積がない企業も含まれるが、潤沢な資金を持つ中国国内市場の巨人が中心だ。そして今回は、財務面と法務面で、これらの企業が守られている。

ノゲイラ弁護士は、「駐在員事務所を立ち上げた顧客がいるが、彼らは3年前からブラジル市場を調査してきた。ビジネスチャンスを十分に研究し、私以上にブラジルに詳しいよ」と話す。現状では、中国人投資家は、ラヴァ・ジャット作戦に関係したブラジルの大手ゼネコンを経済的な懸念要素と見做しておらず、政治的不安定さについても同様に懸念していない。それどころか、資産価値を押し下げて進出の後押しをしていると受け止めている。

未来
 今後数か月以内に、現在進行中の様々な交渉がまとまってくる見込みだ。例えば上海電気の場合、総額33億レアルの投資が求められるエレトロスルの送電事業計画を引き受ける方向で検討中だ。SPICも、サント・アントニオ水力発電所の買収に名乗りを上げる見込み。更にCCCCは鉄道建設事業など様々な資産に注目している。この外にも、2016年に複数の企業を買収した鵬欣集団公司が、その手綱を緩めることはないと見られている。エスタード紙が入手した情報によると同社は、インドゥスヴァル銀行株式の一部を買収する方向で交渉を進めている。関係者によると鵬欣集団公司は更に、アグリビジネスへの投資を目的とした10億ドルのファンドを立ち上げる計画だ。取材に対してインドゥスヴァル銀行及び鵬欣集団公司は、コメントを避けた。

(2017年3月19日エスタード紙に掲載)

 

 

【ラヴァ・ジャット作戦によりインフラ事業への参入障壁が低下】

中国企業にとって有利な点は、事業の一部に融資する官営銀行の支援を計算に入れておくことができるという点である。ブラジルの複数の大手ゼネコンがラヴァ・ジャット作戦の対象になっていることが、国内の主だったインフラ事業への中国資本参入の地ならしになっている。だが、A.T.カーニー・ブラジルのインフラ担当コンサルタント、クラウジオ・ゴンサルベス氏によると、それは中国の投資家が大胆な挑戦意欲に満ちており行く先に落とし穴があろうと意に介さず参入すると、意味するものではない。

応札する前に中国企業は、オペレーションの詳細について子細に検討していると同氏は指摘する。ただし、この視点は、即時的な提案至上主義という枠に収まるものではない。「中国人たちは、長期的観点からロジックを組み立てており、それはすなわち、基本的かつ戦略的業種、すなわち、インフラ、物流、エネルギーといった分野にフォーカスしているのだ」とゴンサルベス氏は言う。

ヨーロッパ諸国で投資に逆風が吹いていることも、ブラジルに有利に働いている。「ヨーロッパは全体として見ると、依然として様々な経済的な障害が残っている。世界の多くの地域で、大きなチャンスが到来していない。そのため中国は、インフラの整備にまだ長い道のりを要するブラジルのような国に目を向け始めたのだ」。

ゴンサルベス氏が注目しているのは、多くの中国企業が電力業界などのような特定の業界で地ならしをするためにブラジル企業と提携して投資を進めていることに注目している。それは、業界がどのように機能しているのかを理解するためのアンテナとして機能している。そして次のステップで、単独で事業を展開するのだ。「彼らは第1段階を学びの期間と位置付けている。それから、独自の事業構造を構築する」。

融資

同コンサルタントの分析によると、ブラジルは、ポルトガルやアンゴラ、モザンビークなど、中国資本が電力会社と銀行、保険会社、送電会社などを買いあさった他の国々と同様の道を歩むことになる。中国人にとって有利なのは、官営銀行による融資だ。ある国に狙いを定めると、中国は常に、官営銀行をそのプロジェクトの一部に融資させ、国立経済社会開発銀行(BNDES)のような影響力を強める現地の開発銀行から独立性を確保する。

「こうした中国の侵略方式は、ブラジルで強まる傾向にある。投資だけでなく、全ての金の卵を同じバスケットに集めてリスクを分析することが国の責任になるからだ」と、ゴンサルベス氏は言う。「その裏には、戦略上の懸念が存在していると受け止めるべきだ。我々は国家の根幹をなすセクションについて話しているのだ」。

(2017年3月19日エスタード紙に掲載)

【国内企業の86%が少なくとも何らかの違法状態で経営】

ブラジル認証監視機関(Ibracem)とゼツリオ・バルガス財団サンパウロ(FGV-SP)が実施した調査によると、書類数、手数料、許可証などの不備に加えて売上の落ち込みも違法状態での経営の原因になっている。

リンドルフォ・パイヴァ氏は、77店舗を展開するフランチャイズを経営している。必要な書類と税金を処理するために、3つの会計事務所と契約して法務部を立ち上げた。ところが先週、エスタード紙の報道で、自身の会社がサンパウロ市役所財務局のサイトで違法状態で経営していると指摘されているのを知った。

「まったくもって、どこに、どのように瑕疵があるのか想像もつかない」という。「税金(の未納)は考えられない。何らかの書類を会計事務所が提出し忘れたのだろう」と同氏は説明する。また常に入札に参加しており、問題を回避するために少なくとも年に2回は、納税義務履行証明書を取得するようにしていると説明する。「こうした状況にもかかわらず、時々、不履行を指摘され、今回のように何が問題なのか分からずに期限を逸することがある」という。

FGV-SPの調査によると、リンドルフォ・パイヴァ氏のケースは例外どころか支配的なのだ。必要書類、許可証、手数料、さらに不況による売上減に伴う納税の履行遅滞などで、およそ1,800万社ある営業中のブラジル企業の86%が、市財務局あるいは連邦収税局、勤続期間保障基金(FGTS)などの機関から履行義務違反があると指摘されている。今回の調査では、州財務局を含めなかった。

これに伴い、ほぼ10社中9社が、事実上、金融市場で会社の信用証書としての価値があり国立経済社会開発銀行(BNDES)のような開発銀行あるいは官営銀行の融資を受ける際に必要なだけでなく、官民の事業入札や競争入札への参加にも必要な、納税義務履行証明書の取得ができない状態にある。

FGV-SPは、ブラジル認証監視機関(Ibracem)の依頼を受けて今回の調査を実施した。様々な規模、業種の2,550社を基準に、財務状況や経理状況などの厳しい状況を浮き彫りにした。データは、2016年2月の2週間をかけて収集され、これを更に2017年2月にアップデートした。推計誤差は、コーディネーターによると±1.94%。

Ibracemのジュリオ・ボテーリョ会計理事は「2016年と2017年の調査結果はそれぞれ86%と85.84%で、事実上、同一だった。事実は恐らく、大多数の経営者は自社の適法状況について、留意していないか理解できていない状態なのだ」と話した。

生き残りをかけて

今回の調査では、違法性の種類については説明しておらず、その性質が税務なのか経理上の義務なのかを指摘することはできない。FGV-SPのエコノミスト、ロブソン・ゴンサルベス氏は、国内で有効な92種類の税金と手数料、賦課金の処理能力を超えているのだという見解を示す。同氏は、「不況によって、企業が生き残りをかけた資金調達手段として税金を未払いにするという可能性は排除できない。だが同時に、補佐役が負担する責任、更に書類、手数料などの規模は充分に大きく、企業にとって無視できないコストになっている」と話す。

ブラジル・エチカ・コンコレンシアル研究所(Etco)の租税専門の弁護士でコンサルタントのハミルトン・ジアス・デ・ソウザ氏は、ブラジル国内で法律を常に100%履行し適業を経営し続けるのは不可能だ、という。「私は、税務当局と納税者の間に深い溝があると受け止めている」と同氏は言い、ブラジルの法律に則って事業を進める企業の比率が少ない理由として、3点を指摘した。

「初めに、税制は解釈において大きな問題が生じている。次に、途方もない数の税金の種類がある。最後に、看過しない会計理念だ。査察は、とりわけ連邦収税局は、とにかく瑕疵を探し出して企業に罰金を科すよう指導している」と同氏はコメントした。(2017年3月12日付けエスタード紙)

不況で企業が税金を滞納

エコノミストのジュアレス・リッツィエーリ氏は、指数の悪化はブラジル企業の社風における法的安定性を破壊していると指摘。

過去数年にわたってマクロ経済状況が悪化したことで、企業は、とりわけ中小を中心に、手持ちの資金を仕入先に支払いに充てるか税金の納付に充てるかの選択を迫られている。エコノミストでサンパウロ大学(USP)の経済経営単科大学シニア講師のジュアレス・リッツィエーリ氏によると、こうした判断を迫られた場合に企業は、往々にして、税金の滞納という判断を下すという。

「通常、企業は市税と州税の支払いを取りやめ、企業側も処罰が迅速かつ厳しい連邦収税局への支払いを最優先する。しかし、このような生き残り策が、社風における法的安定性を破壊している」と同氏は言う。

サンパウロ市内で24年前から鍛造及びプレス加工業を営むウンベルト・ゴンサルベス氏の場合、不況によって税金を完全に滞納することになった。「過去4年間は、危機的状況だった。課徴率18%の商品サービス流通税(ICMS)の支払いもできない月があった。従って翌月には更に滞納し、前月の滞納分には20%以上の金利が付いた。それから先は、状況は雪だるま式に悪化した」という。同氏の計算では、滞納している税金は100万レアル以上に達している。

フランチャイズを展開するナッツ・フルーツ・アイスのマルシオ・モルガノ氏の場合、税務当局への滞納で、仕入先から買掛のクレジットを失うことになった。「私は、フランチャイジーへの商品の卸しとレシピに対するロイヤルティー収入を得ていた。だがフランチャイジーの倒産を回避するためにロイヤルティーの請求を停止、購入はすべて即時決済になった。もし手持ちの現金から税金を支払っていたら、売り物がなくなってしまう」と説明する。

業種で見ると

業種別に見ると、ブラジル認証監視機関(Ibracem)とゼツリオ・バルガス財団サンパウロ(FGV-SP)の調査は、商業で最も違法状態の割合が大きく、履行義務違反が何もないとされた企業はわずか4%だった。工業は91.83%の企業で何らかの問題が指摘されており、サービス業と横並びだ。しかも、この問題は、理屈の上ではこうした手続きを処理して税金を支払うことが主たる事業活動のはずの会計監査会社と会計事務所にまで及んでいる。

現在、これらの企業では米グラント・ソーントンのような多国籍企業を含め、ほぼ90%で何らかの違法性が指摘されている。同社は、2016年11月に有効期間6か月の納税義務履行証明書を取得した。ところが同社は、サンパウロ市役所で、未決問題があると登録、申し立てが行われている。

同社のムリロ・ピーレス税務担当経営パートナーは、「当社は市役所に対して割賦で支払っているものがあり、そのため、オンラインで証明書の発行を受けることができない」と話す。インドとブラジルで事業を展開するピーレス氏によると、「現在有効な証明書を保有し、その有効期限が迫っていることから、新たな証明書の発行を受けるために当社は、当局がすべての情報を保有しているにもかかわらず支払いを証明するすべての書類を提出して確認してもらう必要がある」という。そして、「(ブラジルが)ややこしい国だということには疑問の余地はない」と付け加えた。(2017年3月12日付けエスタード紙)

コラム記事【最優先課題は雇用だ】

ロブソン・ブラガ・デ・アンドラーデ*

2016年には毎日5,000人の労働者が、家族に職を失ったという知らせを伝えることになった。現代ブラジル史が直面した最悪の不況の影響で、合計すると1,200万人が全国で失業した。このような事態に、終止符を打たねばならない。連邦政府と民間イニシアティブの絶対的な最優先課題は、可能な限り迅速に、できるだけ多くの雇用を創出する手段を見つけ出すことであるべきだ。

だが、課題に取り組む統一戦線が存在しないのだ。この解決策には、投資に対するリターンが求められる。このため、核心的な2つの課題を解決することが決定的に重要だ。すなわち、経済が成長に復帰する潜在力があるという信頼を取り戻すことと、ビジネス環境の早急な改善だ。この2つの局面に対して、応急措置的な対策の導入と、我が国を成長軌道に再び押し戻すことができる広範囲に及ぶ改革の導入を、並行して推進する必要がある。

信頼を取り戻すには、財政の安定につながる構造改革の導入が不可欠だ。その第一歩が、20年間にわたって公共支出の増加を制限する憲法修正案(PEC)として動き出した。しかも年金制度改革でも、政府が提案しているモデルが承認されることが、長期的に予算のバランスをとる上で不可欠なのだ。持続的な年金制度がなければ、これまでの努力は水泡に帰すだろう。

一方、ビジネス環境を改善するためにブラジルは、企業の事業と雇用に対する障害を排除する必要がある。団体協約に価値を与え、またアウトソーシングを規定するために、労務問題にかかわる法律の近代化が緊急の課題だ。こうして、企業対して法的安定性を与え、税務規定を単純化し、さらには様々な業界基本法を時代に合わせることなど、取り組むべき課題は多岐にわたる。

大規模なインフラ計画は大量の労働者を雇用するのであるが、当然のことながら、景気の先行きに対する信頼感不足の影響を受け、計画が実行に移されてその効果が得られるまでに時間を要する。このような投資は中長期的に失業を主供養させるのに役立つだけだろう。石油及びガス業界の鉱区では、業界法により自由化されたことで、希望が生まれた。上下水道事業と、とりわけ宅地事業を中心とした建築業界も、より迅速に景気の回復に対応する可能性がある。すでに、その方向に向かって動き出している。

依然として非稼働率の高い工業は、雇用の拡大を妨げている。だが、国内需要が低迷する状況下で、一部の業種は、生産の再開及び財務状況の回復、雇用の拡大に向けた企業活動としては自然なことであるが、輸出に活路を見いだしている。輸出を大きく伸ばしている業種には、自動車業界、靴業界、鉄鋼業界のような例がある。製靴業界は、今後数か月の雇用に関して明るい見通しを持っている。それだけに、輸出企業の収益性を確保することが必要なのだ。

家計負債が高い水準にあるものの、消費は、中銀が政策金利を引き下げていることで、若干ながら改善する可能性がある。だが企業が活力を取り戻して税務及び労務における義務を現状に即したものへと回復できるように、銀行と負債の再交渉ができるような条件を企業に付与する必要がある。同じく、国立経済社会開発銀行(BNDES)が工業活動に即したコストで長期融資を再開することも不可欠だ。

各種の指標は、ブラジルの状況が緩やかではあるが改善し始めていることを示している。ここで指摘したような対策を可能な限り早急に推進することが、雇用を創出する力につながるだろう。何千人もの実業家が、逆境の中にもチャンスを見いだしており、投資を再開により公的な状況を待ち受けている。(2017年3月11日付けエスタード紙)

*実業家で全国工業連合会(CNI)の会長。
 

 

 

事務局便り JD-016/17   ”ブラジル日系議員当選祝賀会”

                                           JD-016/17
                                           2017年3月17日
会員各位

添付の通りサンパウロ文協より来る3月24日、19時30分より行われる”ブラジル日系議員当選祝賀会”への招待状を頂きましたので
ご案内申し上げます。

出席希望者は3月17日までに以下ご連絡先まで直接お知らせ下さい。
atendimento@bunkyo.org.br / TEL. (11) 3208-1755  

 

 

3月の懇親昼食会に160人が参加して開催

3月の懇親昼食会は、2017年3月17日正午から午後2時過ぎまで160人が参加して開催、平田藤義事務局長が司会を務め、初めに特別ゲストとして国際公共政策研究センター(CIPPS)の田中 直毅 理事長、サンパウロ総領事館日系社会担当の高元 次郎 領事が紹介された。

4月11日午後3時から4時30分まで商工会議所会議室で開催されるパラグアイセミナーとしてパラグアイのグスタボ・レイテ商工大臣によるセミナー「コスト競争力強化にむけたパラグアイの活用」(仮称)、パラグアイ特命全権大使の植田善久大使による「山椒は小粒でピリリと辛い -パラグアイの魅力」について、ジェトロサンパウロ事務所の大久保敦所長が案内した。

代表者交代では、MITSUBISHI INDÚSTRIAS PESADAS DO BRASIL LTDA.の樹神幸夫社長は2016年1月に赴任、委員長を仰せつかっている環境委員会では、今月25日に補植(植樹)を通じて、環境問題への意識高揚と会員相互の親睦を図る目的で環境委員会 2017年度補植事業としての植樹イベントを案内、後任の植田真五社長は現在出張できているが、4月10日から正式に着任すると説明した。

また大和証券からイタウ・ウニバンコに出向している横路史生氏は、サンパウロに着任して4年4ヵ月が経ち、懇親昼食会にはほぼ毎回参加しており、本日ご来場の皆様のうち約6割の方とは面識があるかと思う。本日は対会議所代表交代のお知らせ。大和証券はブラジルに実体がありませんので、これまでは便宜的にイタウ・ウニバンコの名前を借りて、会議所の会員になっていた。ところが先月、隣のフェルナンド氏より「多国籍企業チームの日本担当で商工会議所活動に興味がある」と連絡があり、話し合った結果、小職より彼の方がイタウ・ウニバンコの対会議所代表として相応しいと交替することになった次第。銀行と取引の件で何か疑問があれば、今後はフェルナンドが担当させて頂きますので、いつでも何なりとご遠慮なくお申し付けください。因みに私はまだサンパウロに引き続きいますので、今後とも宜しくお願いしますと挨拶を行った。

TOKIO MARINE SEGURADORA S.A.の石丸正剛代表は、着任した5年前の2012年のブラジル経済は右肩上がりであったが、その後は沈下、今後はニューヨーク勤務ですが、5年間お世話になりましたと挨拶。後任の東邦彦代表は、4月に着任、ブラジル勤務は初めてですが、カマラ活動に協力したいと述べた。

帰任挨拶として、JICA (Japan International Cooperation Agency)    の那須隆一所長は、ブラジルには2年間勤務、3月26日に帰国、サンパウロには49回出張、人材育成、日本での研修、企業進出調査などを行った。会議所活動では、政策対話委員会( 粟屋聡委員長)インフラワーキンググループ長としてビジネス環境障害除去について学んだのが印象的で、この経済危機だから人材育成の取組として官民一体で育成できると感じた。4月から監査部に勤務。役所的ではなく民間的視点からサポートしていくと説明した。

日本経済新聞の宮本 英威サンパウロ支局長は、サンパウロには5年間勤務、2012年から2016年末まではブラジルの政治経済低迷の記事しか書けなかったが、今年後半から良いニュースが期待できるにも関わらず、帰国は非常に残念ですが、素晴らしい良い経験ができた。出張回数は111回で国内15州に出張。今後は国際アジア部に勤務。帰国後は日本からブラジルが立ち直ってゆく姿をウオッチしてゆくと説明した。

日本商工会議所から出向中の商工会議所機能強化委員会の天谷浩之アドバイザーは、2014年6月から2年10か月間カマラ事務局で勤務。AGIR活動への理解を深めるためにワーキンググループメンバー70人が5分野48項目の提言を行った。補助金制度は継続するのでカマラで引き続きAGIR活動の進展してほしい。日本の中小企業進出に力を添えた3年弱ではあったが、会議所の存在感を示せたと思う。70人のワーキンググループメンバー、また特に平田藤義事務局長の力には感謝しかないと述べた。

国際公共政策研究センター(CIPPS)の田中 直毅理事長は、『ブラジル経済の動向を決めるもの ~時系列モデルによる予測~』と題して、中国の経済指標は、根拠が不明確で中国建国以来統計がなく、在庫変動指数はGDP伸び率よりも不明確であり、2014年の世界の鉄鉱石大手メーカーは、供給が需要を上回っているにも関わらず、中国の鉄鉱石メーカーを市場からカットするために増産して、鉄鉱石の国際コモディティ価格の減少につなげた。

また2008年のリーマンブラザース銀行破綻をきっかけとした世界金融危機の発生にも関わらず、中国は公共事業を拡大しはじめ、中国向けのインデックスを作る必要を感じた。中国をリサーチすると当時にブラジルのリサーチを開始するため、ブラジル経済「写真機」プロジェクトを開始したと説明。

ブラジル経済の今の動きをスキャンして、今後の動きを予測するため景気動向指数DIの作成、2014年4月からアンケート調査を商工会議所会員企業対象に開始。主に「景況感」、「売上高」、「コスト」、「在庫」などの推移をウオッチング。「景況感」の推移では、2015年1月に第2次ロウセフ政権発足で財政緊縮政策への変換及び金融政策引締めで足元の景況感悪化。2015年12月からロウセフ政権開始とラヴァ・ジャット作戦汚職捜査の進展で景況感は改善傾向、2016年5月にロウセフ大統領の停職に追い込まれ、2016年8月にテメル政権発足及びオリンピック開催で一気に景況感の流れが変化したが、売上は変わらず。

CIPPSによるブラジルインデックスの検証、ブラジル景況感では個別のトレンドとその平均、2014年~2016年のブラジルの多変量時系列モデルによる逐次予測の推移、2016年の中国の多変量時系列モデルによる逐次などについて説明、土屋信司副会頭から田中 直毅理事長に記念プレートが贈呈された。

Naoki Tanaka, presidente do CIPPS (Center for International Public Policies Studies)

Naoki Tanaka, presidente do CIPPS e Aiichiro Matsunaga, presidente da Câmara

Jiro Takamoto, cônsul do Japão em São Paulo, Yukio Kodama, vice-presidente da Câmara (de retorno ao Japão) e Yasuo Fukai, diretor-executivo da Câmara

Junsuke Koike, diretor-executivo da Câmara, Ryuichi Nasu, representante-chefe no Brasil da JICA – Agência de Cooperação Internacional do Japão (Japan International Cooperation Agency) (de retorno ao Japão) e Shinji Tsuchiya, vice-presidente da Câmara

O vice-presidente da Câmara, Shinji Tsuchiya (d), faz entrega de placa de agradecimento ao presidente do CIPPS, Naoki Tanaka (e).

Membros da Diretoria e demais autoridades com o presidente do CIPPS, Naoki Tanaka

第67回定期総会開催

懇親昼食会を前に第67回定期総会は2017年3月17日正午過ぎから開催、松永愛一郎会頭は、2016年度事業・収支決算報告書で、2016年はブラジルにとって歴史に残る一年であり、南米初のオリンピック開催でブラジルの底力とポテンシャルを世界へアピール、また一方で前大統領の弾劾、ラバジャット作戦など前代未聞の政治・モラルの大きな揺れも露呈されたと説明。

資源価格上昇の鈍さや国内消費の低迷から、多くの業種では経済回復が実感出来ないことも多く、また一連の汚職捜査の政治への影響という不安要素が残ることも確かである。しかしそのような中でもブラジル新政権の経済再生の打ち手は着実に進み、インフレ進行是正により金利の低減も明確になってきている。こうしたことで政治の安定やペトロブラスの再建、内向きだったメルコスールの変貌等への市場の期待感も高まっており、まさに今が潮の変わり目だと考える。

この様な状況を踏まえ、アナリストや国際金融機関等によるブラジル経済予想もプラスに転じてきているのが現状である。ブラジルのビジネス環境も大きく変わり始めており、当所としても、税制、労働等の所謂「ブラジルコスト」を是正する為に3年間取り組んできた政策対話活動(AGIR)を更に強化し、会員企業の声を束ねて、日本企業また日本ブラジル商工会議所としてもこの潮目の変化に是非柔軟に対応していきたい。

また日本との関係においては、リオ五輪閉会式での“安倍マリオ”登場に続き、ブラジル大統領として11年ぶりとなるテメル大統領の訪日が実現、こうしたトップ外交を通じて、政治・経済における両国の結びつきが更に強固になっていくことを願うと述べた。

主な2016年の会議所行事トピックスとして、リオ・オリンピック2014年のサッカーワールドカップ開催時と同様に、日系主要5団体による邦人サポーター支援委員会が設立され、会議所も1構成員として積極的に支援を実施。

     現代ブラジル事典

     2005年の旧版から満を持して2016年最新版『現代ブラジル事典』が発刊。 編集者が会議所、

     編集委員には日本のブラジル研究に造詣深い重鎮9名が編集委員となり発行された。

     会議所統一選挙

2年ごとに行われる理事・監事選挙が行われ、2017/2018年度の30社の理事会社、3名の監事が選ばれた。また、次期理事会社からの会頭選挙も実施された。

     定例昼食会、セミナー 

今年の定例昼食会では著名な経済コンサルタントや大学教授の他、アマパ、ピアウイ、セアラ、トカンチンスと様々な州から知事が講演し、農業計画や輸出加工区(ZPE)などについてプレゼンを行った。

また、特にセミナーや講演会が数多く行われた年でもあり、コンサルタント部会の「企業における文化差異への対応についてのセミナー」、日伯法律委員会の「ブラジル知財セミナー」、総務企画委員会の「安全対策セミナー」、日伯法律委員会の「ブラジルビジネスロー研究会」、異業種交流委員会の興味深いテーマを取り上げた講演会2回、「ジェトロ中南米セミナー」、政策対話委員会の「E-SOCIAL についての講演会」などが挙げられる。

      ミッション、見学会

他州日系会議所との連携 - 全伯会議所連携強化委員会は、6月8日、9日にアマ ゾナス日系商工会議所と、6月28日には南伯日本商工会議所と意見交換会や現地の工場見学を行ない連携を深めた。

アルゼンチン・インフラミッション - ジェトロサンパウロ、会議所 相互啓発委員会、総務企画委員会共催のミッションが、7月12日~14日にかけて開催、アルゼンチン政府からのインフラ投資計画のプレゼンテーションを中心としたセミナー、アルゼンチン政府要人や同国インフラ関連企業とのネットワーキング、インフラ関連施設の訪問が行われた。 日本商工会議所会頭が副団長となり引率したメンバーは54社・団体に及び、うち当所の会員企業が約半数以上を占めた。日本政府関係者や事務局を含めると90名強の歴史的な超大型ミッションとなった。

エンブラエル工場見学 — 11月25日、運輸サービス部会によるエンブラエル工場見学が行われ、40人が参加した。

     官民連携活動

農業・食糧対話 — カチア・アブレウ ブラジル農務大臣出席のもと、第2回農業・食料対話をトカンチンスで開催。日本の農林水産省審議官が出席。松永会頭が海外投資家に対するインフラ投資環境の改善策として“外貨規制の緩和”についてプレゼンを行った。また、藤江食品部会長が「ブラジルへの投資環境の改善・整備ー農業大国としての更なる発展に向けて」と題し発表。

政策対話 — AGIR活動を提言する政策対話委員会主導で、3回にわたる政策対話会議が開催された。日本の中小企業支援政策などの紹介、ブラジル自動車サプライヤーの競争力強化に向けた提案がなされ、具体的な対話が進んでいる。

メルコスール大使会議 — 4月25日、梅田大使がアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの大使を招集、メルコスール諸国の政治・経済・外交、日メルコスール経済関係強化等について最新情報の報告会を開催した。日本企業がメルコスールで活動を行う上での障害や課題等を把握して今後の外交や日本企業支援の検討に役立てるために、ジェトロ、JICA、JBIC、会議所代表者が出席し、活発な意見交換も行われた。

下院議会での公聴会 — 8月3日、ブラジル下院議会(ブラジリア)において「日伯企業間の新たなビジネスチャンス拡大に向けた提言」と題された、下院経済産業商業開発委員会主催の公聴会が開かれた。

AGIR活動の概要と本年1月からMDICとの間で行なっている政策対話の進捗報告ならびに食品部会が取りまとめた提言の説明を行った。

第19回日伯経済合同委員会開催 — 10月4日、5日の両日、日本経団連と全国工業連盟(CNI)は経団連会館において第19回日伯経済合同委員会を開催、政策対話委員会において、AGIR活動の進捗ならびに今後の活動方針を説明、提言実現に向け両国経済界の引続きの支援を要請。

第10回日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会開催 — 10月6日、経済産業省と産業貿易省(MDIC)は経済産業省において第10回日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会(貿投委)を開催、政策対話委員会において、AGIR活動の進捗報告ならびに今後の活動方針として労働、課税分野におけるブラジルコストの改善に向けた新たな政策対話への取り組みを提案、ブラジル産業界全体の国際競争力強化と日系企業の進出支援に向けたMDICの協力を要請した。

続いて深井泰雄財務委員長が2016年度収支決算報告として、P/Lベースの収入、支出、収支プラス、収入サイドとして通常会費の対予算、資金運用益は政策金利(SELIC)が予想以上に高く推移、支出サイドとして、対予算の人件費、職員の人件費調整や休暇節減効果、家賃交渉による低減効果。2017年度収支予算計画(案)では、P/Lベースの収入、支出、収支プラス、収入サイドでは会費収入のインフレ調整、退会があり得る事を見込みコンサーブ、資金運用益はSELICを控え目に予測、支出サイドとして、一般支出経費のインフレ調整、特別事業費として部会・委員会の活動費は各々の部会・委員会からの要求額を予算計上などについて配布した資料に沿って説明した。

また坂間カロリーナ監事会議長は2016年度監事意見書として、ブラジル日本商工会議所の2016年度(2016年1月1日より、同年12月31日まで)の事業報告書並びに貸借対照表、収支決算書、財産目録(什器(じゅうき)及び造作)を監査したところ、適性であると認めたことを報告した。

最後に松永愛一郎会頭が挙手による承認を確認、また松永愛一郎会頭は「委員会の体制変更」について、先ず1点目は、統合していた2委員会『総務委員会』、『企画戦略委員会』を改めて本来の別個の委員会として分離。また2点目として、2016年に設置した『全伯会議所連携強化委員会』を一旦休止するが、全伯会議所連携強化委員会の活動を止める訳では無く、いくつかの役割・業務を各々日伯交流委員会および企画戦略委員会に委嘱。会議所の伝統的な委員会体制に差し戻した上、基本の活動方針にのっとり本年もよりよい会議所活動を目指すと説明した。

Pdf2016年度事業・収支決算報告書 / 2017年度事業・収支予算計画書(案)

左から坂間カロリーナ監事会議長/松永愛一郎会頭/深井泰雄財務委員長

RI / CCIJB

 

3月の日伯法律委員会に46人が参加して開催

日 伯 法 律 委 員 会(藏掛 忠明委員長)の月例会は、2017年3月16日午後4時から6時まで46人が参加して開催、初めにPinheiro Neto Advogados労働法担当のFELIPE CERRUTTI BALSIMELLIシニアパートナーが  『移転価格税制について -再販売価格基準法 - 訓令243/02号の合法性』について、KPMG税法担当のJÚLIO ASSISパートナーが. 『税金清算プログラム – 一般規定と論点について』、Trench, Rossi, Watanabe AdvogadosのBRUNO ALVES DUARTEシニアパートナーが 『インフラ事業コンセッションと民営化について』、escritório Machado Meyer (Machado Meyer Sendacz e Opice Advogados)のCELSO COSTA共同パートナー及びCAMILA GALVÃO CEOが『PIS/COFINSのクレジットについて -直近の動きと今後』についてそれぞれ講演した。

PdfPinheiro Neto Advogados労働法担当のFELIPE CERRUTTI BALSIMELLIシニアパートナー   『移転価格税制について -再販売価格基準法 - 訓令243/02号の合法性』

PdfKPMG税法担当のJÚLIO ASSISパートナー  『税金清算プログラム – 一般規定と論点について』

PdfTrench, Rossi, Watanabe AdvogadosのBRUNO ALVES DUARTEシニアパートナー   『インフラ事業コンセッションと民営化について』

Pdfescritório Machado Meyer (Machado Meyer Sendacz e Opice Advogados)のCELSO COSTA共同パートナー及びCAMILA GALVÃO CEO  『PIS/COFINSのクレジットについて -直近の動きと今後』

Camila Galvão (Machado Meyer Sendacz e Opice Advogados), Bruno Alves Duarte (Trench, Rossi, Watanabe Advogados), Felipe Cerrutti Balsimelli (Pinheiro Neto Advogados), Aya Nishiguchi (EY), Júlio Assis (KPMG) e Cláudio Yukio Yano (PwC) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

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