ブラジル日本青年会議所(JCI)2012年度就任式に出席

2月6日午後8時、サンパウロ州議会内「パウロ・コバヤシ議員」講堂にて、ブラジル日本青年会議所(Junior Chamber International Brasil-Japão)の2012年度会頭及び常任理事の就任式が行われた。 ファービオ・カワウチ氏からバトンを受けたダニエル・カワチ氏が2012年度の新会頭へ就任。

会議所から参加した平田藤義事務局長は始めの日本語の挨拶の中で、「ちょうど10年前に青年会議所が当会議所へ電話・ファックスを設置し、これまで我々が勇気づけた結果ここまでたくましく育ってくれた。」と祝福の意を表明して前置きを行い、またポルトガル語で近藤正樹会頭のメッセージを読み上げお祝いの言葉とした。日本語の部分はエジソン・コダマ事務局長がポルトガル語への通訳を行った。

また同就任式には、在サンパウロ日本国総領事館から大部一秋総領事(ブラジル日本商工会議所名誉顧問)、ブラジル日本文化福祉協会からは木多喜八郎会長が参加した。

PDF ファイル ⇒ 近藤会頭メッセージ(ポ語)

左から平田藤義会議所事務局長/エジソン・コダマJCI事務局長/ファービオ・カワウチJCI前会頭/ダニエル・カワチJCI新会頭/大部一秋総領事/木多喜八郎文協会長

ブラジル日本青年会議所のメンバーたち

 

 

 

昨年の原油生産は記録更新

ブラジル石油監督庁(ANP)の発表によると、昨年の原油・天然ガスの生産総量は9億1900万バレル(boe)で記録を更新、原油生産は前年比2.5%増加の7億6,800万バレル、天然ガスは4.9%増加の240億立方メートルであった。

昨年12月の原油生産は前月比1.0%増加の1日当たり266万バレル、過去10年間では原油生産が45%、天然ガスは55%とそれぞれ大幅に増加している。

また天然ガスの採掘方法の進歩で採取した92.7%が利用されており、昨年の1日当たりの天然ガスの利用度は27%増加の480万立方メートルに増加している。

ブラジル国内の原油・天然ガスの油田総数は9,043ヵ所、そのうち海洋油田による原油生産は全体の91.9%、天然ガスは76.2%となっており、ペトロブラス石油公社の生産が圧倒的に多い。

昨年12月の岩塩層下(プレソルト)原油の生産は前月比6.3%増加、特にサントス海盆のルーラ油田の増産が寄与、その他ではオストラ油田、アルバコラ・レステ油田となっている。

原油生産の大きいのはカンポス海盆のロンカドール油田、天然ガスはアマゾナス州ソリモンエス流域のウルク油田があり、ブラジル国内の原油生産のうちで石油精製が容易な軽質油は僅かに8.0%、重質油は39%、その中質油が大半の53%を占めているが、プレソルトの原油は軽質油が多いために、今後の開発が急がれている。(2012年2月3日付けエスタード紙)

 

3空港の民営化コンセッション入札に11グループが参加か

2月6日に予定されているグアルーリョス空港、ヴィラコッポス空港並びにブラジリア空港の民営化コンセッション入札に、予想を上回る11グループが参加を表明している。

サンパウロ証券取引所(Bovespa)に入札のために必要な書類などを提出したCCR社は、アンドラーデ・グッチエレ社並びにカマルゴ・コレア社と空港運営企業Zurich Airportとコンセッションを組む。

またTrinfo社はUTC社並びにフランス資本Egis Airport、Previファンドのインフラ企業Inveparは Petro社、 Funcef社 OAS社 並びに南アフリカ資本ACSA社 、ケイロース・ガルヴァン社はBTG社並びにFerrovial社、 Carioca社 はフランス資本ADPとそれぞれコンセッションを組む。

またOHL社とAena社、Ecorodovias社とFraport社、Garvão Engenharia社と Munich社、 Fidelis Engenharia社と ADC&HAS社、 São Gonçalo do Amarante 空港の民営化コンセッションであるCorporación América社と Engevix社がそれぞれコンセッションを構成して、入札に参加すると予想されている。

今回の3空港民営化の入札の最低価格は54億レアル、しかし11コンセッションが参加するために落札価格は大幅に上昇すると見込まれている。

3空港民営化ではコンセッションは1ロッテしか落札できないにも関わらず、OHLコンセッション並びにInveparコンセッションは3空港の入札に参加、またその他のコンセッションは情報を公開していない。

今回の民営化後には連邦政府は175リージョナル空港の整備や拡張が遅れているために、2015年までに24億レアルの投資をする可能性が予想されている。

175リージョナル空港のうち110空港はリージョナル空港だけの機能しかなく、需要増大に伴って大型航空機の離発着が求められており、滑走路の延長が必須となっている。(2012年2月3日付けエスタード紙)

 

消費者を「保護」する者はどこに?

過去数年で国際貿易が大きく成長したことを受け、ブラジル国内の種々の産業で保護貿易主義者たちが勢いづいている。その主張の大部分は、一般に言って、消 費者の利益を無視している。政府が政策として輸入品から国内産業を保護することで国産品の価格が上昇するという見解は、アナリストの間で一致している。そ して、そのコストを負担することになるのがブラジルの消費者、とりわけ低所得の人たちだ。

これこそが、現在進められている保護貿易に関する法令の見直し作業に、消費者の利益を代弁する団体の参加を義務付け、その団体が恒久的に参加するよう、ブラジル貿易会社協会(Abece)が開発商工省(MDIC)に対して提案している最たる理由だ。

国産品の適切な保護はすでに輸入関税を通じて行われており、その税率は、特定の業界に対して国際協定に基づいて最大で35%と定められている。これの意味すると ころは、輸入品はすでに製品が国内市場に入る時点で保護措置のための高いマージンによる関税がかけられているということ。別の税金を「カスケード(連鎖的 に)」して適用する場合、輸入品に対して常に、必要以上に大きな課税が行われているということだ。国際的な海上輸送コストとブラジルの高い港湾コストが相 まって、関税を利用したブラジルの保護政策は、実際のところ、輸入された製品の価格を国際水準と比較して50%かそれ以上も引き上げる。

ところが一部の業界では、これだけでは不十分と主張しており、輸入をさらに難しくするための別の対策を導入するよう要求している。これらの提案の数々は、 輸入許可証の自動発行の停止や価格統制、輸入関税の徴収方式の変更、技術的な障壁の導入など、官僚的な手続きによる統制だ。こうした取り組みの目的が、ビ ジネス環境を悪化させるためだというのは言わずもがなの了解事項。次から次へと持ち上がる難題に輸入業者は、いよいよ、国外のサプライヤーと契約を交わし たオペレーションを断念する。

これらの措置は、ブラジルが署名している国際協定に反している。その上、すでに保護貿易主義的措置の打撃を受けているメルコスルの条約にすら抵触する。そし て、国外においてブラジルのイメージを傷つける。歴史的に根深いものを持っている保護貿易主義のバイアスを取り除くことは、容易ではない。そのバイアスと はつまり、数十年にわたって輸入品を国産品に置き換える努力が払われ、計画は素晴らしい成果を上げたのは皆さんもご存じのところだが、80年代の危機と、 国際市場においてブラジル経済が競争にさらされその成果が四散した、というものだ。
この保護貿易論者の実験台になった最新のケースは、輸入衣類に対する関税の徴収方法の変更だ。ルーラ政権下で、メルコスルに加盟するパートナーの国々を相手に、この品目に対する関税率を35%に引き上げることを認めさせるべく多大な努力が払われた。この税率は、単価が高いものと低いものを保護する。異なる 所得層にある消費者を等しく扱うのだ。

繊維・衣類の大手小売りチェーンを代表するブラジル繊維製品小売業協会(Abvtex)はこのほど、もし従量税(衣類の重量に対して課税するシステム)が 導入されれば、最大の打撃を受けるのは低所得の消費者だとの声明を発表した。輸入衣類の購入にあたって、低所得層の消費者は、ブティックで衣類を購入する ような消費者よりも相対的に大きな比重の税金を負担する。購買力の大きな消費者が支払う税金は、より小さなものになるだろう。より購買力のある人たち向け のブランド衣類の輸入に、拍車がかかることになる。

ブラジルの産業界、とりわけこうした高い課税率がすでに導入されている業界には、これほど大規模な追加的な保護を導入する必要はない。保護貿易主義的な対策を拡大させることは、現状に充足する空気を醸成し、技術革新と効率化を追求する新規投資への挑戦を無きものにしてしまう。(2012年1月27日付エスター ド紙)

イバン・ラマーリョ エコノミスト、ABECE会長、元MDIC事務次官。

消費者を「保護」する者はどこに?

過去数年で国際貿易が大きく成長したことを受け、ブラジル国内の種々の産業で保護貿易主義者たちが勢いづいている。その主張の大部分は、一般に言って、消 費者の利益を無視している。政府が政策として輸入品から国内産業を保護することで国産品の価格が上昇するという見解は、アナリストの間で一致している。そ して、そのコストを負担することになるのがブラジルの消費者、とりわけ低所得の人たちだ。

これこそが、現在進められている保護貿易に関する法令の見直し作業に、消費者の利益を代弁する団体の参加を義務付け、その団体が恒久的に参加するよう、ブラジル貿易会社協会(Abece)が開発商工省(MDIC)に対して提案している最たる理由だ。

国産品の適切な保護はすでに輸入関税を通じて行われており、その税率は、特定の業界に対して国際協定に基づいて最大で35%と定められている。これの意味すると ころは、輸入品はすでに製品が国内市場に入る時点で保護措置のための高いマージンによる関税がかけられているということ。別の税金を「カスケード(連鎖的 に)」して適用する場合、輸入品に対して常に、必要以上に大きな課税が行われているということだ。国際的な海上輸送コストとブラジルの高い港湾コストが相 まって、関税を利用したブラジルの保護政策は、実際のところ、輸入された製品の価格を国際水準と比較して50%かそれ以上も引き上げる。

ところが一部の業界では、これだけでは不十分と主張しており、輸入をさらに難しくするための別の対策を導入するよう要求している。これらの提案の数々は、 輸入許可証の自動発行の停止や価格統制、輸入関税の徴収方式の変更、技術的な障壁の導入など、官僚的な手続きによる統制だ。こうした取り組みの目的が、ビ ジネス環境を悪化させるためだというのは言わずもがなの了解事項。次から次へと持ち上がる難題に輸入業者は、いよいよ、国外のサプライヤーと契約を交わし たオペレーションを断念する。

これらの措置は、ブラジルが署名している国際協定に反している。その上、すでに保護貿易主義的措置の打撃を受けているメルコスルの条約にすら抵触する。そし て、国外においてブラジルのイメージを傷つける。歴史的に根深いものを持っている保護貿易主義のバイアスを取り除くことは、容易ではない。そのバイアスと はつまり、数十年にわたって輸入品を国産品に置き換える努力が払われ、計画は素晴らしい成果を上げたのは皆さんもご存じのところだが、80年代の危機と、 国際市場においてブラジル経済が競争にさらされその成果が四散した、というものだ。
この保護貿易論者の実験台になった最新のケースは、輸入衣類に対する関税の徴収方法の変更だ。ルーラ政権下で、メルコスルに加盟するパートナーの国々を相手に、この品目に対する関税率を35%に引き上げることを認めさせるべく多大な努力が払われた。この税率は、単価が高いものと低いものを保護する。異なる 所得層にある消費者を等しく扱うのだ。

繊維・衣類の大手小売りチェーンを代表するブラジル繊維製品小売業協会(Abvtex)はこのほど、もし従量税(衣類の重量に対して課税するシステム)が 導入されれば、最大の打撃を受けるのは低所得の消費者だとの声明を発表した。輸入衣類の購入にあたって、低所得層の消費者は、ブティックで衣類を購入する ような消費者よりも相対的に大きな比重の税金を負担する。購買力の大きな消費者が支払う税金は、より小さなものになるだろう。より購買力のある人たち向け のブランド衣類の輸入に、拍車がかかることになる。

ブラジルの産業界、とりわけこうした高い課税率がすでに導入されている業界には、これほど大規模な追加的な保護を導入する必要はない。保護貿易主義的な対策を拡大させることは、現状に充足する空気を醸成し、技術革新と効率化を追求する新規投資への挑戦を無きものにしてしまう。(2012年1月27日付エスター ド紙)

イバン・ラマーリョ エコノミスト、ABECE会長、元MDIC事務次官。

GP並びにSam Zellが再びGafisaに投資か

プライベート・エクイティ最大手の米国Sam Zell投資ファンドとブラジルのGPインベスチメント社がGafisa社の資産買収交渉を行っている。

Gafisaの低価格住宅ブランドのTendaの資産買収の可能性はあるが、5年前に立ち上げた高級住宅ブランドAlphavilleの資産売却交渉は行わないと予想されている。

昨年の建設・不動産会社の株価は軒並み大幅に下落して、時価総額が大幅に減少しており、同業界の平均株価は43%下落、同社の株価は66%下落、また業界各社は大型プロジェクトのための負債も抱えている。

しかし同社とSam Zell投資ファンドとブラジルのGPインベスチメント社との資産買収交渉が金融業界に流れたために、昨日の同社の株価は5.74%高騰の5.34レアル、今年はすでに29%高騰、しかし2010年末の株価12レアルからでは半値以下となっている。

またGafisaの昨年1月から9月までの純益は前年同期比67%減少、昨年9月末の総資産に対する負債比率は75%まで達している。昨年第3四半期のTendaによる低価格住宅建設は324軒で4,900万レアルと、前年同期比では90%も減少している。

同社では高級住宅ブランドAlphavilleは今後5年以内に60都市でコンドミニアム建設を計画している。GPは1997年にGafisaに資本参加、2004年に経営権を握ってサンパウロとニューヨークにおいて、新規株式公開(IPO)で20億レアルを調達、しかし2007年には同社から資金を引上げていた。

一方のSam Zell投資ファンドは2005年に32%の資本参加、その後は同社株を少しずつ放出、2010年には完全に資金を引上げていた経緯があり、株下落や資金繰りに困難をきたしている同社に再び、参入する。(2012年2月3日付けエスタード紙)


 

事務局便り JD-008/12: 東北大震災1周年 防災セミナーの開催についての案内

事務局便り JD-008/12
2012年2月3日
会員各位
 
東北大震災1周年 防災セミナーの開催についての案内を下記+別添の通り共催者のJICAより頂きましたので転送致します。
 

また、同セミナーで防災製品、技術を取り扱う日伯両企業・団体の協賛企業を募集しておりますので、
詳しくは下記「6.協賛企業、団体の募集」をご覧になり、ご関心の向きは併せてご検討下さい。

 
尚、応募及び詳細は直接に下記のお問い合わせ先へご連絡くださいませ。

 

ブラジル、日本で発生した大規模災害から一周年

日伯両国の防災知見向上に向けた総合防災セミナー

後援企業の募集について

 

主催:サンパウロ州防災局

(Coodenadoria de Defensa Civil, Casa Militar de Estado de São Paulo)

共催:国際協力機構(JICA)、サンパウロJICA帰国研修員同窓会(ABJICA)

後援:国連防災戦略(ISDR)

 

1.開催の背景

昨年2011年はブラジルでは1月に発生したリオデジャネイロ州で発生し史上最悪の被害をもたらした土砂災害、日本では、3月に発生し東北地方に壊滅的な被害をもたらした東日本大震災と両国が史上稀に見る大規模災害を経験した年でした。両国で発生したこの未曽有の災害を振り返るとともに、その対応について両国の知見を共有し、今後の災害に備えるための防災知見の向上を目指すことを目的としています。

 

2.開催日、会場

2012年3月7日(水)8:30~18:30(8:00入場受付開始予定)

 

3.会場

EXPO CENTER NORTE (最大収容規模360名)

住所:Rua José Bernardo Pinto, 333 Vila Guilherme
CEP: 02055-000 São Paulo / SP

http://www.centernorte.com.br/expo-center-norte/

 

4.使用言語

日本語、ポルトガル語(同時通訳)

 

5.主要講演者、参加機関(予定)

・サンパウロ州防災局長(Chefe de Casa Militar de Estado de São Paulo) Admir Gervásio 氏

・名古屋大学減災連携研究センター防災教育スーパーバイザー 近藤ひろ子 氏

・国連防災戦略(ISDR)中南米・カリブ地域事務所長 Ricardo Mena氏

・京都大学防災研究所

・伯国家統合省国家防災局(Defesa Civil Nacional)

・ミナスジェライス州防災局(Defesa Civil de Estado de Minas Gerais)

・伯宇宙研究所(Instituto Nacional de Pesquisa Espacial:INPE)

・サンパウロ州技術研究所(Instituto de Pesquisas Tecnológicas :IPT)

・国際協力機構(JICA)ブラジル事務所及びJICA帰国研修員

・防災製品を取り扱う日、伯企業、団体

 

6.協賛企業、団体の募集

当セミナーでは、防災製品、技術を取り扱う日、伯両企業・団体の協賛を以下の通り募集します。

 

(1) 広報ブース出展(協賛一口3000レアル)

募集数:7ブース

1ブース当たりのサイズ:約3m×3m 付属品:机、椅子(2脚)ブース背面にバナーの展示(300cm×359cm)

が可能です。その他御要望ありましたらお気軽に御連絡下さい。

 

(2) セミナーでのご発表(協賛一口2000レアル)

発表時間1社あたり15分、発表時間は3月7日午後の予定。

募集数:4企業・団体

日本語、ポルトガル語同時通訳付、資料配布可(セミナー会場に資料配布ブースを設置予定)

 

(1)、(2)両方に御協賛いただくことも可能です。御協賛をいただける企業・団体につきましては、2月22日までご担当者様のお名前、企業・団体名、ご希望の協賛方法、御連絡先、その他ご要望等記入の上、以下アドレスまでご希望を御連絡下さい。(1)、(2)ともに先着順とさせていただきますので、応募者多数の場合は、上記締切前に募集を締切らせていただく場合がありますこと予めご了承下さい。

本セミナーは公開セミナーですので、ご参加をご希望の場合は、ご参加者のお名前、ご所属、ご連絡先E-mailをご記入の上、2月29日までに以下アドレスに御連絡下さい。ご登録をいただいた方には追って当日のプログラムをお送りいたします。

応募受付アドレス:seminario.drm.2012@gmail.com

 

7.会場写真(別添資料をご覧ください)

 

 

以上

メキシコとの自動車貿易協定、中止の可能性

2国間の自動車分野における貿易収支赤字増加を懸念し、ジルマ大統領令によってブラジル政府はメキシコとの自動車産業に関する協定を廃止する意向にある。この政策はこれから数日後、ジルマ大統領とピメンテル開発商工大臣、パトリオッタ外相が帰国した後、公表される予定。

2002年に調印された2国間協定は、14カ月前の事前告知があれば解除可能であり、従って2013年以降からメキシコで購入された自動車、パーツ、部品に輸入税が課税される事になる。

2009年対メキシコ貿易収支は黒字から赤字へ転換、昨年の輸入制限発表によりブラジル内の自動車メーカーは調達先のシフトを開始した。一例としては、フィアットが輸入元をポーランドからメキシコへ変更した例がある。

昨年のメキシコからの自動車輸入は20億ドル余、前年比約40%の増加で、同国への輸出約3.72億を差し引くと、約17億の赤字計上となる。2010年の赤字6.42億ドルとの比較ではプラス162%もの増加となっている。メキシコ産と比較したブラジル産自動車の競争力低下の影響で、2010年メキシコへの輸出は6億ドル余、前年比約40%減少、更に昨年2011年は4億ドル以下に減少している。

本件は、パトリオッタ外相とメキシコ当局間でのダヴォス会議でも議題の一つとなっっている。これに対しメキシコ側は苛立った反応を示しており、僅かな改定は受け入れるとしている。しかし、対メルコスール45%に対しメキシコ現地調達率は35%とメキシコを優遇しているとして、ブラジル経済班は本協定解除を既に決定している模様。

従来ブラジルの自動車産業界でのパートナーであったメキシコは一時、中国車の増加による脅威にあったが、政府の輸入制限の公表により、再度勢いを伸ばした。

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave) によると、昨年の自動車輸入において、メキシコからはアルゼンチン(44%)、韓国(19.2%)に次ぐ第3位13.8%であった。

輸入を利用しブラジル国内自動車販売数の記録達成を継続している背景があるため、この協定の廃止はメキシコを利用してオペレーションを行っている主要メーカ-の他、現在拡大しつつあるメーカーにも影響を与えると見込まれる。ブラジル国内シェアを倍増した日産自動車もMarch、Versa、Sentra並びにTiidaをメキシコから輸入している。
 
自動車業界の専門家であるフランシスコ・トリヴェラット氏は、両国間市場の統合性は強力なものであり、膨大な取引のボリュームからして、協定廃止は非現実的であり、和解交渉が見込まれるのではないかと述べている。

ブラジルで自動車販売の主要メーカーGMはCaptiva、フォルクスワーゲンはJetta、フィアットはFiat 500とFreemont、フォードはNew FiestaとFusionをそれぞれメキシコから輸入している。 (2012年2月2日付ヴァロール紙)

 

化学品部会に16人が参加して業種別部会長シンポの発表資料作成で意見交換

化学品部会(藤下温雄部会長)が2012年2月2日午後3時から5時まで16人が参加して開催され、ドラフト資料を基に業種別部会長シンポの発表資料作成のために、参加者が自社の昨年の回顧と今年の展望をそれぞれ発表した。

昨年の回顧では、自動車保有台数増加によるマーケットの拡大、中国からの安価な輸入製品増加による競争激化、連邦政府による景気抑制策の導入による影響、レアル高の為替、人件費の高騰、税務裁判の長期化によるコストアップ、中国製違法品との競合、ヨーロッパの債務危機の影響、綿作栽培面積拡大による需要増加、東日本大震災やタイの洪水による部品不足、円高の為替などの要因が経営に大きく影響したことが発表された。

今年の展望では、レアルの為替動向、インフレ以上の最低サラリー調整による低所得層の購買力アップ、人件費の高騰、中国経済の鈍化の影響、中国製違法品との競合、インフレ圧力懸念、韓国・中国メーカーのブラジル進出、内需拡大、ジェネリック製品の上市、登録規制、継続する円高現地大手メーカーへの保護政策による影響、景気後退懸念、新規ビジネス開始などが挙げられた。部会活動は昨年同様に積極的に行っていくことで参加者が同意した。

参加者は藤下部会長(ハリマ化成)、大澤副部会長(ダイカラー)、江口副部会長(K-I ケミカル)、白崎氏(ブリジストン)、友納氏(富士フイルム)、滝沢氏(久光製薬)、帆足氏(クララ・サウスアメリカ)、井上氏(クリタ・ブラジル)、岡部氏(三井ケミカル)、町井氏(日曹ブラジレイラ)、松下氏(住友化学)、池田氏(住友化学)、鈴木氏(住友コーポレーション)、石井氏(東洋インク・ブラジル)、黒木調査員(在サンパウロ日本国総領事館)、平田事務局長

左から江口副部会長(K-I ケミカル)/大澤副部会長(ダイカラー)/藤下部会長(ハリマ化成)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

ドラフト資料を基に業種別部会長シンポの発表資料作成のために、参加者が自社の昨年の回顧と今年の展望をそれぞれ発表